東方 編史帖~上白沢慧音の過去へと迫る旅   作:マジカル赤褐色

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クククのクラマチャウダー〜ULT Weapon Collector

 

 

「そぉらっ!!!」

 

「うぐっ…………!!!」

 

 

そして天狗の集落、常盤國では神門青葉と高倉院武蔵の二人による決闘が猛然と繰り広げられていたのだった。

 

武蔵はただでさえ青葉より1.5倍はある身長に、それをも上回る野太刀を担いでそれを力任せに振り回す。

その強靭な腕の太さは青葉の胴ほどはある。

普通の人間なら振り上げることもできないような武器を軽々と持ち上げ、通常の剣かと思う素早さで振り回している。

その刀身の長さもあり、青葉は自身の間合いに武蔵を入れることもできない。

 

 

「あたしの剣を受けれるあんた、大したもんだね!だけど、さすがに防戦一方が限界のようだね!」

 

「うぐ…………腕が…………」

 

 

これほどの重量を誇る刀をあれほどの勢いで振るわれて、防ぐ事は出来ても腕への負担は大きなものである。

自分の刀を振ることに負担を感じない筋金入りの剣士である青葉にも、巨大な武器を受けるのは困難である。

自分が被弾しないので精一杯だ。

 

 

 

 

「たしかにあんたは強い、普通の鞍馬天狗では相手にならないようだ…………もちろん普通の兵も並の妖怪を軽くあしらう精鋭揃いだが、あたしはその中でも飛び抜けて場数を踏んできた」

 

 

武蔵は容赦ない詰めで青葉に駆けて飛び上がり、空中から巨大な太刀で唐竹割りを繰り出してきた。

 

 

「ぐぅぉぁぁぁぁ…………!!!」

 

 

地響きが鳴り、巨大な土埃が舞い上がる。

 

 

「がはっ…………!!!」

 

 

咄嗟に刀を差し出したが根本から受けてしまった。刃に斬り裂かれなくても勢いを殺せず、モロに受けてしまったせいで青葉は地面に打ち付けられて転がる。

武蔵の斬撃は大地をも分かつ。防いだところでその衝撃の重さは鈍器で殴られるとまったく同じ。

斬られるか殴られるかの違いであり、結局のところ触れた時点で攻撃を受けたのと同じである。

 

 

「あんたの太刀筋ならもう見たことがあるんだよ。大した腕だがそれもここまで。あんたもなかなかやるようだが、あたしがこれまでに見てきた強者たちに比べたら足元にも及ばないね」

 

「ぐふっ…………うっ、」

 

 

なんとか立ち上がることに成功しても、青葉は限界を迎えて刀を落としてしまった。

 

 

「なんせ、あたしはあの月面戦争にも出ているからね…………」

 

「月面…………戦争……………」

 

「懐かしい太刀筋だ、勇儀と二人でかかって負けた時を思い出すよ…………これでまだ負けるとは、うちの兵士たちもまだまだ訓練が足りてないようだね」

 

「ど、どういうことだ…………なぜ八霖儚月流を…………!」

 

「へぇ、そういう流派なのかい?なるほどね。あたしらはその剣を打ち破るためにこの1000年間もの間鍛錬を積んできた。その成果が今試させるってわけか!こりゃ面白いね!大剣で手加減なんかしてる場合じゃなかったよ、こりゃマジで行かないといけないやつだね!」

 

 

そう言うと武蔵は巨大な太刀を素早く納刀し、丸腰になる。

その状態で拳を握りしめ、カラになった腕を交差して力を溜め始めたのだ。

 

 

「な、なんだ…………!?」

 

「悪いね、失礼なことしちまって。こっからの私は本気でやらせてもらうよ…………最初に命を捨てに来たのはそっちだ、こっちも全力やらせてもらうよ!」

 

 

武蔵の気合に呼応するように、武蔵が背中に差している数多の武具たちが唸りを上げ、機械音とともにわずかに伸びた。

 

 

「その剣見せられたら、こっちも手加減で遊んでる場合じゃないね、こっから誰にどこまで奥まで攻め込まれようが構わないね!それを迎え撃つために残しておいた体力も使い切ってやるよ!」

 

 

すると驚くべきことに、武蔵の装備していた武具が全て武蔵の背中から離脱し、独立して動き出す。

武蔵が指一本触れていないにも関わらず、その武具たちの刃は青葉のほうへと向けられている。

 

それだけではない。それに加えて数多の太刀が出現してきたのだ。

武蔵の愛刀ほどの大きさではないがそれでも切れ味の鋭そうな刃が空中に浮かぶ。

 

 

「くっ……………まさか、弾幕か…………」

 

「幻想郷の女はこうでなくっちゃあね!覚悟しな!これがあたしの、全力射撃!」

 

 

武蔵蛾手を広げた瞬間に、大量の刀が青葉Ⅱ向けて一斉に放たれていった。

 

 

「剣舞『サウザンドブレイドシャワー』!!!」

 

「ぐっ……………スペルカード・NOW・LOADING!」

 

 

相手がスペルカードを発動した瞬間は、青葉は無償で弾幕を発射することが限定的に可能となる。

 

 

「装備剥奪『アーマースティールグラップラー』!!!」

 

 

青葉の能力は文字の書き換えと保存ができるというもの。

見たことのあるスペルカードであるならば、スペルカードという文字で構成されたものを書き換えるという形でコピーが可能なのだ。

 

 

青葉がスペルカード発動と共に腕を振りかざすと、青葉に向かって飛んできていた剣たちがすべて撃ち落とされる。

刀という武器、実体を持つ装備品を投げつけてくる武蔵の弾幕とは相性が良かった。

 

 

「あぶなっ……………!」

 

「なんだいそれ、『相手がスペルカード使った時だけ弾幕が使える』っていうのかい?面白いじゃないか!なら、こうすれば何もできまいよ!」

 

 

武蔵は太刀を離した素手に新たに大鎌を持ち出し、空中を連続で切り裂く。

 

空を凪いだ鎌は真空を飛ぶ無数の風の刃となって青葉に襲いかかる。

 

 

(くっそぉしまった…………スペルを逃れたのは良いけど、切り札を使わされた上にさらに特性を看破された…………!)

 

 

青葉のスペルカードは相手のスペルカードに合わせるもの。通常の弾幕に対して使用不可能。

こうやって真空波を連発されるだけで遠距離の攻撃手段を失う。

 

 

(いや大丈夫、よく見れば躱せる………!)

 

 

しかし青葉も修羅場は潜ってきている。以前の戦いで青葉の戦闘感覚は研ぎ澄まされている。

飛び道具に対してある程度の耐性を得てきている。

 

 

(これを躱して隙を突き、一気に詰め寄って倒す!)

 

 

青葉は真正面の真空波に意識を集中させる。

チャクラムのように飛んでいく真空波だが、幸いにも、その軌道は一直線だ。

 

 

(見えた!この位置で躱す!!!)

 

 

青葉は回避の体制を整えた。

 

 

 

 

 

 

 

「──────残念だね!あんたが前しか見てないのは丸見えなんだよ!」

 

 

だがしかし、相手は元より青葉とは比べものにならない強者。

青葉の簡単な読みは逆の択によって簡単に破られてしまうし、青葉の思考は完全に見切られてしまう。

 

武蔵が指をパチン、と鳴らした次の瞬間、

 

青葉の背後に薙刀が振り上げられた状態で現れる。

 

 

「なぁにぃっ!?」

 

「スペルカードを撃ち落として油断したね?スペルカードはあの剣だけで、私の七つ道具はスペルカードとはまた別口!スペルカード相殺の判定外なのさ!」

 

 

武蔵の言葉が言い終わると同時か少し早くにその薙刀は容赦なく振り下ろされる。

 

 

「ぐおぉぉぉあぁぁぁっ!!!」

 

 

慌てて薙刀もかわそうとした青葉だったが、反応が遅すぎた。刃の先で背中を斬られてしまった。

 

 

「ぐっ……………!!!」

 

「ひるんでる暇はないよ!」

 

 

武蔵の言葉通り、背中からの攻撃を受けて怯んだ青葉に向かって真空波が遅れて飛びかかる。

 

一発目が青葉の脚を切り裂き、続けて飛んできた五撃が連続で身体中を通り抜ける。

 

 

「うぐっ、ぐぁぁぁぁぁぁっ!!!」

(まずい…………右脚は…………)

 

 

青葉は以前の戦闘で右脚に重傷を負っている。

ここで右脚を取られるのはあまりに痛手だった。

 

 

「ぐはっ…………!!!」

 

 

青葉は右脚を潰されて立てなくなり、受け身も取れずに地面に倒れる。

脚が使えなくなっただけでなく、連続で身体に五発の真空波を受けた。

あの風の刃は衝撃波にすぎないため、武蔵の斬撃ほどの威力はないが、それでも常人が刀を振り下ろす程度の威力はある。竹ぐらいなら難なくへし折る。青葉の身体に傷をつけるには十分すぎたし、それでもまだ大ダメージとなる。

 

 

(ぐぅぅ…………骨と内臓はなんとか外したけど、筋肉までは斬られたか…………)

 

 

「へへっ、まだまだだね。そんなんで百鬼丸様にお見えにかかってもブチギレさせて殺されて終わりだよ」

 

「うぐ……………」

 

「ただの侵入者なら命ぐらいは助けてやったけど、【その剣】抜いちゃあ終わりだ。悪いけど主君の決め事でね、軽く永眠してもらうよ」

 

「お前……………ら、は……………」

 

 

武蔵は青葉の首筋に鎌を突きつけて、そのまま勢いよく振り上げる。

 

 

 

(どうする……………どうやってやり過ごす、できても、あと1回ぐらいしか……………!)

 

 

「ほぉぉぉれっと!!!!」

 

「うおぉぉぉぁぁぁぁッ!!!!」

 

 

青葉は身体を転がしてギリギリで鎌を避けた。

 

 

「ぬぅん、えぇい………めんどくさいなぁ。死ぬときぐらい潔くしないかい、男だろ?」

 

「男…………だからさ…………!!!男なら往生際悪いほうがたくましいだろ!」

 

「頼む勘弁しておくれよ、あたしゃ苦しませてやる気はないんだからさぁ」

 

 

「くっ………………!!!」

 

 

「さぁて、大人しくしな!」

 

 

再び武蔵は鎌を振り上げて走り寄ってくる。

 

 

 

「うぉぉぉぉぁぁぁぁ!!!病符『スチームポイズマティック』!!!」

 

「なぁぁぁんだってぇぇぇぇ!?」

 

 

青葉はスペルカードの力で自爆で毒ガスを爆発させた。

メディスン・メランコリーから貰い受けたスペルカード。

青葉自身にも命の危機が発生するスペルカードだが、毒ガスであればさすがの武蔵も耐性を持たない。

 

 

 

「最後の最後までめんどっちぃねぇ………!!!」

 

 

武蔵は毒ガスを確認した瞬間に慌てて飛び退いて空中に出現させた数本の刀を一斉に鎌で殴り、投げ飛ばす。

 

しかし巨大な煙を上げた毒ガスは暗い紫色に包まれているせいで標的が定まらない。

 

 

「ちっ、手応えなしかい…………」

 

 

鎌を直して新たに先ほど青葉を斬り裂いた薙刀を手に取る。

 

 

「なら、あたしの必殺技でトドメを刺そうかな!」

 

 

薙刀を槍のように構え、四股を踏むように地面を踏みしめ、そのまま翼を生やして高く飛び上がった。

 

 

「我が名は常盤高倉院武蔵!!!常盤百鬼丸繰経様が第一の腹心、この常盤を守る鞍馬哨戒隊長なり!!!我が必殺の一撃、受けてみるがいい!!!」

 

 

すると武蔵の薙刀に鎌、槍、刺股、金槌、金棒、斧、そして太刀が重なる。

 

そしてそれらは機械音を経てて合体し、一つの巨大な槍となる。

 

その先端に光るのは最初に彼女が振り回していた大太刀。

その刃が鮮やかな翠色に発光し始める。

 

 

 

「これぞ我ら鞍馬天狗の秘奥、鬼神(おにがみ)をも穿つ(まこと)の奥義。目にもの見せよう、我ら主が流離譚、ここに極まれり!いざ、受けるが良い、我が咆哮を!!!」

 

 

その武器は今までに見てきたどの武装よりもはるかに巨大。大木のような長さと太さを誇るその刃には、武蔵が持つ千本の刀と七つの宝具を合体させた正真正銘のラストワード。

鞍馬天狗の中でも選ばれし者にしか使うことのできない必殺の一撃、それを出し惜しみなく武蔵は誉れをもってして放つことを決めた。

 

 

 

「とくと味わえ!『宝剣膝切之色識(ほうけんひざきりのいろをしる)』!!!!!」

 

 

 

武蔵本人にも視認できないほどの速度で必殺の兵器が無慈悲に地面に伏せる青葉に向かって放たれる。

着弾までに1秒もなかった。

そして発射したときのあまりの勢いによって周囲の一般兵士たちは吹き飛ばされ、青葉の発した毒ガスも全て吹き飛ばされ、木々は轟音と暴風に耐えきれずに薙ぎ倒される。

青葉が破壊した門の残骸も一斉に吹き飛び、近くを通っただけなのに國柵や建物の壁が倒れた。

 

 

 

青葉のいた場所はとうぜんながらその無慈悲すぎる天からの雷の直撃を受けて、雲を貫く炎の柱となって爆発霧散した。

 

周囲に人影も物体も何もかもなくなった黒い地面を武蔵は見下ろす。

 

 

「あたしながらすごい一撃だよ………これほどの技を百鬼丸様は授けてくださったってのかい………?これがあるなら………月の連中とも張り合える………これが鞍馬天狗最強の秘奥義にして最高の必殺の兵器『宝剣膝切』…………まったく、こりゃすごい、自陣までぶち壊してしまったじゃないか。こりゃあとで百鬼丸様に怒られちまうよ」

 

 

その威力は妖怪の山の景色を一瞬でも木々の緑から炎の紅に染め上げるほどの威力であり、武蔵からしても規格外の代物だった。

天からの雷という表現は的確。まさに天災のような破壊力だった。

 

 

「こりゃ、やりすぎたかな…………」

 

 

煙がやんだあと、真っ黒になった地面に青葉の姿はなかった。跡形もなく霧散したか、あるいは────

 

 

 

 

「青葉さーん!!!!!」

 

 

 

空をものすごい速度で横切る影があった。

 

そのスピードは武蔵が放つ剣よりも速い。

 

 

 

「う……………ぅ………………?」

 

 

終わりを確信していた青葉は、突然の事に目を覚ます。

 

 

「えっ………!?」

 

 

ようやく青葉は自分の状況を理解した。

彼は凄まじい速度で空を飛んでいたのだ。

 

 

「俺死んでる───────!?」

 

 

「いいえ、ちゃっかりご存命ですよ!」

 

 

そして青葉は誰かによって背中から抱きしめられた状態で空を飛んでいたのだ。

空を飛べない青葉が飛ぶには、飛べるものに運んでもらうしかない。

 

青葉は自分の背中を抱きしめる人物の顔に振り向く。

 

そして、青葉はようやく彼女の姿に気づいたのだ。

 

 

 

「文さん!?」

 

「はい!またもや幻想郷最速、射命丸文でございます!」

 

 

 

なんと、青葉のピンチに駆けつけてきたのは遅れてやってきた射命丸文だったのだ。

 

 

「最速って、遅すぎるよ……………」

 

「あやや〜申し訳ございません。でも、助かったんでしたらヨシ!ですね!」

 

「うん、ほんとに助かった。もうだめかと思ったよ」

 

 

 

 

 

(なんだいあれ…………さっきまでいなかったはずじゃないか?まるで瞬間移動しているかのように現れやがったよ。今なら目で追えるのは追えるけど…………長時間見続けるのは大変だし、風の流れを見ないとわからないね…………)

 

 

文の速度は武蔵ですら簡単には捉えられないほどの俊足だった。

 

 

「青葉さん、ここは一旦逃げますよ!」

 

「いいや、待ってくれ。彼女を残してしまったら必ず追撃が来る」

 

 

青葉は命の危機に晒されておきながらとんでもないことを口にした。

 

 

「はい!もちろんでs………って、アヤァッ!?」

 

「彼女は最初は命までは取らない様子だったのに、途中から突然に俺のことを殺しに来たんだ。きっと俺を逃がすつもりはないだろう。俺たちがこのまま逃げ帰ったら今みたいな爆発を烏天狗の領域でも撃たれることになる…………」

 

「青葉さん…………貴方とは関係ない烏天狗のために…………」

 

「だから、百鬼丸をあきらめても、こいつとはケリを付けなくちゃなけない。今、ここで………!」

 

「…………………私もやるんですかぁ…………?」

 

「助けに来てくれたところ本当にすまない文さん。俺はここに残る。文さんは飯綱丸様と慧音さんたちを連れて逃げ帰ってくれ。今なら門を破壊した俺だけが狙われるだけで済む」

 

 

こんなときでも自己犠牲の精神を欠かない青葉。

 

慧音や妹紅やアリスだったら呆れて放っておくのだが、文はそうではなかった。

 

 

「そんな自己犠牲は認めませんよ!青葉貴方は他でもない、文々。新聞の利用者なんですよ!クライアントをお守りし、安心安全なサービスを提供するのが私たち商売人のお勤めですから!」

 

「文さん……………」

 

「ご安心ください!前にも言いました通り、私にだって異変解決の経験ぐらいはあるんですよ?それも何度も。ですから此度も大船に乗った気持ちでお任せください!」

 

 

文の自信たっぷりの微笑みで、絶望の淵に立たされていた青葉はもう一度奮い立つ。

 

 

「ありがとう文さん。すごく頼りになるお姉さんなんだね」

 

 

青葉もつられて文に微笑む。

 

 

「あ…………あややぁ…………」

 

 

文は不思議な反応を見せたあと、おほん、と一つ咳払い。

 

 

「では、いかがいたしましょうか?この調子で勝てる算段はあるんですか?」

 

「あぁ。十分すぎるほどにある。飯綱丸様たちはいつ着くのかな?」

 

「今向かっているところです。まもなく着くと思います」

 

「なら、あの人たちにも協力してもらわないと。それに、【切り札】はもう一つあるらしいしね」

 

「おやおや〜。さすが青葉さん、お気づきでいらっしゃいますか〜?」

 

「うん。これだけの策があればあいつ一人に一泡吹かせるには十分だ。いこう文さん」

 

「はい!参りますよ〜!!!」

 

 

 

 

意味ありげな会話をした後に、青葉は文に背中から抱かれた状態で空を飛びながら動き回る。

 

 

「空中戦ねぇ、なるほどそういうのも面白いかもね。こうなりゃあたしも負けてらんないね!」

 

「武蔵─────!!!!!」

 

「なんだい────!!!」

 

「俺はまだ負けてない!勝負はここからだ!」

 

「そうこなくっちゃね!覚悟しなよ!」

 

 

 

幻想郷最速となった青葉と、最強の天狗が空中で激突した。

 

文と青葉の初となる共闘。

二人は果たして、鬼の強さを誇る無敵の鞍馬天狗、武蔵を倒すことに成功するのか。

 

武士と武士による決闘がいま、さらなる飛躍を魅せつつ再び本番として始まった。

 

 

 

 

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