東方 編史帖~上白沢慧音の過去へと迫る旅   作:マジカル赤褐色

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第三幕 儚き人々に信仰を………〜幻想郷封神演義
天才軍師から一言物申す


 

どうもみなさん、こんにちは。

 

申し遅れました。わたくし、政子牙(せいしが)と申す導士にございます。幻想郷封神演義の執行官です。

はっはっは、失礼しましたー、何のことだかさっぱりですものねぇ?

 

わかりやすく言えば幻想郷の神々を滅ぼす役割でございます。

もっとわかりやすく言うなら…………博麗の巫女がちんたらしている間に守矢神社を滅ぼした犯人でーす。

 

お館様の軍師役を務めさせていただいているわたくしですが、まさかわたくし自ら戦地に赴くことになるとは思いもしませんでしたねぇ………?

というのもわたくし、神様以外に戦える相手いないんですよ、ははは。女が乱暴できますかっつーの。

 

───────その代わり、神様なら私の敵じゃないけどな?

 

……………あっ!そーうでした!なんであなたたちと話せるのかでしたね!

気づいてるんです?見えてます?今こっちからは見えないんですがねあはは。

わたくしねぇ、歴史の編纂もやらせていただいているんですよー。だからこうやって語りかける形で今日記書いてます。

いやいや失敬、歴史の編纂をしているのはまた別の女ですが、わたくしは幻想郷で言うところの御阿礼みたいな立ち位置なんですよ。

軍師で御阿礼で神殺し。器用な女はお嫌いで?なんて冗談はさておき。

 

今あなたたちはきっと守矢の神々の身を案じていますか?はははご心配なく。

別に殺したりはしませんよ。バチが当たるじゃないですか〜。その気になれば殺れるが。

幻想郷封神演義………すべての神を封じるだけにすぎませんから。まぁ、このわたくしが一度に封印できるのは84柱までなんですがね。幻想郷に神様何柱いるかは知りませんが、とりあえず片っ端から封印していきます。

一番有名そうな神から封じたんですが順序あってますかね?

 

あっ!守矢神社ですがたぶんもう半壊してます!

別にわたくしが燃やそうとしたわけではないんですが、弾幕勝負ってほらごっこの場合もありますが今回のあれ戦いですから。どさくさ紛れに神門青葉が破壊しました!

おかげさまで八坂神奈子と洩矢諏訪子、ついでに緑髪巫女子さん(仮名)の神性値が落ちきっちゃったせいで封印は失敗です、困ったもんですよ。わたくしが封じれるのって神だけなので神性落ちたら封印できなくなるんですよね〜、何してくれてんだかほんと。

権能だけなら奪い取れたんですが、神社ごと封じたいのに肝心の神社があの様子ではあの女姿を封じれても神格としての存在まで抑えれないんですよねー!

神門青葉くんはもうちょっと破壊活動を抑えてほしいですが…………

 

まぁ!別にそうなったところであの三人にできることはないですから!

奇跡も起こせない緑髪巫女子さんに、価値はありませんから!

 

 

というわけで…………この幻想郷は我々が貰った。

我々は我々の目的を果たす。邪魔することはできない。特に神なんかはね。

止めようというのなら………私が相手してやろう。

我が打神棍(だしんこん)に封じられてきた、365の神々の威光が、お前たちの抵抗を根絶やしにするだろう。

 

ふふふ…………力とは、こうやって使うものなのだよ。

 

 

 

 

 

舞台は引き続き妖怪の山、ただし今度は守矢神社。

天狗の集落で一悶着あってから季節は流れ、雪の降る冬に。

一時は解決したと思われる守矢神社の「原因不明の異変」。しかし、博麗霊夢たちはツメを誤り、異変の解決に失敗しときながら異変が解決したと思い込んでしまいます。

そのまま放置してしまったせいで私の手によって守矢の二柱は神威を封印され、形だけの存在に。

私に立ち向かい無残にも返り討ちにされたボロボロの緑髪巫女子を偶然に拾った神門青葉は守矢神社の異変を察知し、上白沢慧音、藤原妹紅と共に再び守矢神社へ。

雪の積もる守矢神社に残っていた二柱の神、八坂神奈子と洩矢諏訪子。

秋の神、秋姉妹。どっからやってきたのかわからんクソダサい虹色の神。陰陽玉作ったらしい偉そうな人。間欠泉地下センターを管理する霊烏路空たちまで。

妖怪の山と地霊殿をまたぐ戦いの物語が始まる、と。

 

 

さらに、今回はどうやら少々厄介なことに………魔界とやらからも刺客が舞い降りたそうですね。

 

2枚羽の「破壊神」を名乗る男とその「目付役」。

まったく、彼らは何のために現れたんだか。

 

危険度数・歴代最大の神魂をめぐる大戦争。

 

 

 

東方編史帖・早苗編。

どうぞ、ご期待ください。

もちろん、この私、政子牙への注目もお忘れなく〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イイネ、イイわよ!そうそう、そういうカンジ!もっとこう………ヨコガオをさ、うしろのほうに向けてさ!」

 

「こ、こう?」

 

「あーイイっ!チョーイイ!ほんっとあんたってイケてるわー!カッコいいよっ!」

 

「あ、あ………ありがとう………」

 

「モッタイないねー、あんたみたいなイケてるダンシがカオをカクしてすごすなんてさー。ねね、これを機にイメチェンなんて考えない!?どう!?どう!?」

 

「いや、いいです………俺は被り物がないと………ちょっと」

 

「もー!そういうとこ!あんたはカオをイチバンにアピールしなくちゃなんだから!こんなツバの広いカサなんてダメダメ!………そうねぇ、まずトップスはもう思い切ってカーディガンで行っちゃいましょう!ツムギも似合ってるけど、やっぱりそこはヨウフクじゃないと!デザインはそうねぇ、深緑の無地………いや、ブラウンのアーガイルかも?下に着るならベージュのシャツかなー、あっ、これゼンシャの時ね、コウシャのバアイは………うーん、ホワイトの襟シャツかなー!カッターだとスルドすぎるから1個目のボタンまでは開けておく!それからマルベッコーなんかもかけちゃおうよー!」

 

「顔を隠すなとか言ってなかった………?」

 

「気が変わったわ。いい?オシャレもアートも、思いついた時にプロデュースするものよ!作っている途中でなんかチガウな〜、って思ったりしたらすぐにやめてジャストアイディアを新しくトーレスし始める!その代わり、やる気があるうちはタマシイを込めて今自分が向き合っている作品を創り上げる!それがクリエイティブでフリーダムなアーティストってモンよ!ふとした時にナニゲないものから得られるインスピレーションをゾンブンに活かして、ジブンが心の底から作りたいというものをカンセイさせること、それが芸術のイチバン楽しいポイントなのよ!ねぇ!わかる?わかるよね〜!」

 

「うん………たぶん、そんな気がする、」

 

「ナイスー!!やっぱそうよねぇ、やっぱあんたはサイコーよ、サイコー!幻想郷イチ!もう家のユウビン受けにベリーグッド賞を送りつけてやりたいぐらいだわ!ほんとサイコー!神!あんたは世界一ホットなダンシよ!イカしてるぅ!あたし、イケてるダンシは大好きよ!」

 

「ど、どうも…………」

 

 

 

 

 

 

「───────妹紅、」

 

「───────慧音、」

 

 

 

 

 

「私たちは何を見せられているんだぁぁぁ!?」

「私たちは何を見せられているんだぁぁぁ!?」

 

 

 

「あーイイ!ちょっと待って、今のアングルサイコー!そのまま石のように固まってて!今イチから描き直すから!これで8回目の描き直しだけどきっと次はサイコーのイチマイがカンセイするわ!あたしの描き上げるキャンバスの上に、あたしたちの幻想郷が見えてくるわ!イイよあんた!イッケてるぅぅ!!グーっド!!!」

 

「もう俺、嫌なんだけど……………」

 

「もーう、またまたウソばっかり〜。でもそういうニヒルなところもあんたのクールさの一部だからさー、その表情とポーズ、続けててよね!もうすぐできるから!たぶんきっとメイビープロバブリィ。あんたこそが、この芸術の神こと篁慧ノ籠(タケノコ)・ベリーの描き上げる幻想のモチーフになるの!あたしがモデルにアサインしただけあって、あんたってばホントにサイコー以外のワードが出ないわ〜!」

 

 

 

 

 

 

こんなのが…………幻想郷最後の神か…………

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

東方編史帖〜儚き人々に信仰を………

 

幻想郷封神演義

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

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