東方 編史帖~上白沢慧音の過去へと迫る旅   作:マジカル赤褐色

21 / 161
人形解放戦線・序

 

「はぁ……………はぁ……………」

 

逃げきった。

少女はそう安心した。

自分は何をやっていたのだろう。

 

「はぁ……………はぁ……………」

 

あの女を殴り殺すために金槌を振ったら、自分を見逃してくれた男のほうに命中してしまった。

手が滑ったわけじゃない。男が、庇ったからだ。自業自得だ。余計なことをするから巻き込まれるんだ。

なのに……………なぜ私はその場から逃げてしまったのだろう。

男を殴り倒してしまったところで、もう一度女に襲いかかればよかったのに。

少女は、そのまま一目散に逃亡してしまった。

何が怖かったのだ。自分は、なぜ逃げなければならなかったのか。

 

「…………………うぅぅぅぅ……………」

 

きっと、怒られるから。せっかく、見逃してくれたのに、自分は叩き殺してしまった。

自分の目の前には、間違いなくあの男の幽霊が出てくる。

そして、私の首を絞めて殺してくるに違いない。

 

「いやだ…………死にたくない……………!!」

 

私は、なんにも悪くなんかない。

そう自分に言い聞かせる椰子飼梓。

 

「怖い……………死にたくない……………」

 

自分は絶対に、間違いを犯した。

自分でその場から逃げたことがそれを示している。

私は、何か取り返しのつかないことをやってしまった。

そうすれば、裏切った卑怯者を、あの青年は許してはくれない筈だ。

見つかったら、どんな目に遭わされるかわからない。

もしかしたら、自分が呪い殺すよりも、もっともっと惨たらしい方法で殺してくるかもしれない。

 

「死にたくない、死にたくない、死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!!!!!!」

 

少女は木の幹に藁人形を押さえつけると、釘を突き刺して、何度もそれを金槌で叩く。

 

「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない!!!!!!」

 

死にたくない、と言う度に釘を叩く。

藁人形は何度も殴打の衝撃を受けてバラバラになる。

それに気付かず、梓は狂ったように金槌を振り続ける。

木が轟音を立てて倒れる。気がつけば、木に大穴が空いていた。

 

「………………ひぃ………!!!」

 

こんな大きな音を立ててしまえば、アイツがやってくる!!

 

 

 

「いやゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

梓は大声で発狂しながら金槌を投げ捨て、そのまま頭を押さえながら走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──────!!今、声が聞こえなかったか?」

 

カンだが、俺は女性の叫び声を聞いたような気がしたので、立ち止まってアリスに呼び掛けた。

 

「何言ってるの、気のせいよ気のせい。こんなところで人が叫ぶわけがないじゃない」

 

「木が倒れるような大きな音がしたような気がするんだけど…………」

 

「さぁ?関係のないことなんだから、無視していいわよ。文字通り何が起きてもおかしくない森なんだから、ここは」

 

アリスは止まることなく、俺の先をせっせと歩いていく。

 

「あ、あぁ……………うん」

 

仕方なく、アリスについていく。アリスとはぐれてしまったら俺はなにもできなくなる。今は、アリスの後ろを歩くことだけ考えよう。

 

「──────────」

 

川の流れの音がする。

アリスはそこら辺で歩くのをやめた。

 

「あ~、アリス?」

 

「あの、申し訳ないけど。汚れたから、少し水浴びしていきたいのだけど」

 

それは止まるんだ。さっきはこっち向いてもくれなかったのに。

─────まぁ、いいや。

 

「わかったよ。じゃあ俺はそこらへんうろうろしてるから、困ったことがあったら大声で呼んで」

 

「えぇ、ありがとう」

 

アリスに背中を向けて、俺はもう少し向こうのほうを歩いてみる。

とりあえず、食べられそうな茸や果物があったら回収するとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ、食べれるかな…………?」

 

美味しそうな色の果実が木になっていた。

けど、綺麗なものほど危ないって言うしなぁ。

でも何か食べ物欲しいからなぁ。

とりあえずこれも籠に入れておこう。あとでアリスに訊けばいい。

 

「───────ん?」

 

何か、変なものが落ちているような。

────向こうの草むらを掻き分けて、一本道に出る。

そこは木が綺麗に一本道になくなっていて、草の一本道が。

そして、その両脇に人形が並べてあった。

梓の藁人形でも、アリスの西洋人形でもない。

アリスに雰囲気は似ているけど……………

 

「なんだろうこれ」

 

人形を優しく拾い上げてみる。

瞬間、

 

「だめー!!!!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

人形がしゃべったぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

「誰!?なんで人形がしゃべ」

 

「下!下!後ろの下!」

 

俺は後ろを向いて、見下ろす。

そこには、

 

「お人形さんをいじめないで!!」

 

「誰だ君ィ!?」

 

俺の背中をポカポカ叩いてくる小さな女の子がいた。

子供……………がなんでこんなところに?

あと、なにこの人形?

 

「お人形さんを誘拐しないで!お兄さんも、家族が勝手に連れていかれたら悲しいでしょ?」

 

あー、家族はもう一人も居ないなぁ…………

 

「ちょ、誘拐って…………人聞き悪すぎないか!?てゆーか、君は誰!?」

 

わーわーうるさいから人形を元の位置に戻す。

なんだこの金髪ショートボブの女の子は。

青い瞳と赤いロングスカートが特徴。頭の蝶結になっている赤いリボンもトレードマーク。

なんだ、アリスの妹か何か?見かけはそっくりだな。

 

「私、メディスン・メランコリー!!そこのお人形さんたちは私が守っているものなの!」

 

「はぁはぁ、なるほど……………って、ごほっ、ごほっ、」

 

なんだ、眩暈がする……………喉が痛い。頭痛もする。酷い吐き気だ。

 

「─────ど、毒…………?どこで…………」

 

「私、毒を使えるの。お兄さん、悪いことしたから毒を盛ったわ」

 

「なにしてくれて、オェェェ……………」

 

お腹を押さえて地面に倒れる。

ヤバい、死にそう。

なにも考えられない。苦しすぎる。

 

「くっ………………」

 

着物の内から、永琳さん特製の薬を取り出す。

ほぼすべての毒に対する特効薬とかなんとか言っていたから…………これでたぶん…………

 

「ふぅ………………」

 

とりあえず、落ち着いた。さすが永琳さん。こんなにすぐ効果が現れるなんて。

俺もいつかこんな配合ができたらいいのになぁ。

 

「──────あれっ?」

 

メディスンと名乗った女の子は目をまんまるにして驚く。

 

「ちょっ、一旦落ち着きなさい君は。初対面の人にいきなり毒を盛るなんて、どういうつもりだ」

 

「そのお薬、えーりんさんの?」

 

「うん、そうだけど」

 

「うーん」

 

少女は腕組みして考えはじめてしまった。

その隙に俺は腰から提げていた刀の鞘を左手に取って右手で柄を握る。

 

「あーやめて、ストップストップ!!!」

 

少女が猛スピードで抱きついてくる。

 

「人に毒盛っといてどういうことかな!あと毒使いなら抱きつかないでくれるかな!もうお薬ないんだよ」

 

ニコニコ笑いながらも俺はかなりカチンと来ているんだけど。

 

「ごめんね~、えーりんさんには内緒にしてて…………」

 

「いいえ、俺の師匠なんで言いつけます」

 

「やめてー!!!」

 

出ました半泣きモード。

 

「じゃあ訊くけど、メディスン・メランコリー。君は永琳さんの何なの?俺は神門青葉。永琳さんの元弟子だけど」

 

「私はえーりんさんに毒を提供しているの。お薬作るために」

 

ふむ、なるほど。この子は薬剤の材料提供者か。

永琳さんは、どんな薬でも作れるが、さすがに材料無しでは作れない。なら、どこかから材料となるものを受け取っている筈なんだけど、その一角が彼女だったのか。

 

「なるほど、永琳さんの知り合いなんだね。なら、今回は見逃すよ。別に、悪気があったわけじゃないんだろう?勝手に君の人形に触っちゃった俺が悪かった、ごめんね」

 

「私のほうもごめんなさい、えーりんさんの弟子って知らずにキチガイナスビの毒を盛っちゃって」

 

「ちょ待てそれ、アルカロイド系の毒草じゃねーか」

 

キチガイナスビ、別名ハシリドコロ。

食べてしまったら毒によるあまりの苦痛に、気違いのように狂って走り回るほどと言われているからそんな名前がついているんだってさ。

森じゃなくて主に山に自生する野草だし、この時期には生えないはずだけど…………

 

「毒を操るような能力があるのか。すごいね君…………その様子だと、キチガイナスビ以外にも、トリカブトとか、ドクウツギとか、マンチニールとか、鈴蘭の毒とかも使えるんだろう?」

 

「そうそう。よく知ってるね~アオハさん。スーさんの毒はよく使っているわ」

 

「故郷が山奥だからね。鈴蘭をスーさんって呼んでいるの?」

 

「うん!綺麗な花でしょ~?」

 

「そうだね。俺も白い花は好きだよ。小さい花が下に垂れる感じが可愛らしいよね。花言葉は「幸せの再来」や「純粋」など。毒性だけど、贈り物や観賞用にはよく使われる瑞兆っていうこの両面性がまた面白いんだ」

 

「良く解っているのねアオハさんて。人間は大嫌いだけど、貴方とは仲良くできそうだわ」

 

「──────俺は苦手だけどねっ!」

 

さっきのトラウマなんだよ、すごく苦しかったんだからな。

キチガイナスビの毒盛られたら、あの時お薬なかったら普通に死んでいたし。

やっぱアリスと離れて行動するのは危険だ。

人間が大嫌い…………?この子は人間じゃないのか?

 

「それで、メディスンはここに人形をたくさん並べて何をしているの?これ、向こうまでずっと続いているじゃないか。てゆーか、どの人形も見た目に統一感がないってことは、コレクションか何か?」

 

相当大切にしてもらっているようだ。

どの人形も綺麗で可愛いんだけど……………時々薄汚れていたり、ボロボロになっていたりしている。

 

「ここのお人形さんたちはね、そこら辺に捨ててあった人形よ」

 

「え?大丈夫なの、そんなの拾って」

 

「私はこの人形さんたちと一緒に人形解放運動をするの」

 

「なにそれ?」

 

「文字通り、人形さんたちを自由にするの。人形さんたちが、持ち主の意思にとらわれることなく、自分の力であり続けられる世界を望むの」

 

───────なるほどね。つまり彼女は、妖怪の類いだな。

雪女や牛鬼、ガシャドクロといった怪物ではなく、カラカサや提灯といった、古い「物」が魂を持つことで生まれた妖怪。

 

「私はね、昔人間に捨てられた人形が魂を持った妖怪なの。だから、捨てられた人形さんたちと同じ気分になれる。私はね、この人形たちを忘れないように一緒に暮らして、死ぬまで一緒に遊んでくれるような持ち主を探しているの」

 

「──────それを無償で提供しているのが、この辺り一帯なのか…………」

 

「うん」

 

──────────なるほど。

人形と、死ぬまで一緒に遊んでくれるような人が、いつか拾ってくれるまで、彼女は捨てられた人形たちをここに集めているのか。時々、縫った跡のある人形も並んでいるのは、メディスンが直してあげた跡だったのか。綿を詰め直したり、破れた箇所を修復してあげたり。

なんだか、かわいそうだ。

対して、その行動には信念がある。気持ちはわかるし、俺も納得の行く理由だ。

そして…………俺は、メディスンを連れていきたい気持ちもある。

メディスンの毒を使う能力があれば、毒で梓を弱体化させているうちに捕まえることができるかもしれない。

だが、問題は交渉だ。人間に捨てられたメディスンは、人間に対して悪い印象を抱いているに違いない。

そんなメディスンが、人間を守るために協力してくれるとは思えない。

俺の交渉スキルにも限界がある。本人の意志が強ければ、無理に止めることはできない。

 

─────せめて、この人形たちを喜ばせてやれれば。

 

「───────ねぇ、ここの人形、何体か貰っていいかな?」

 

「……………?どうして?」

 

「俺、人間の里で道具屋やっているんだけどさ、そこに寺子屋に通っている子供がよく来るんだ。彼らにここの人形たちと遊んで貰えれば、人形も寂しくないんじゃないかな」

 

「いいの!?」

 

食いついてくれた。よし、上手く行けば手懐けられるかもしれない。

 

「うん。子供たちは人形遊び大好きだろうからさ。理由は説明すると長くなるんだけど、あの子たちは育ちがいいから人形も大事にすると思う。俺は厳密には人間じゃないとはいえ、半分は人間だ。それでも、俺の言うことを、信じてくれるかな?」

 

「アオハさんの言うことなら信じてあげてもいいわ。よかったね、お人形さんたち!!新しい持ち主が見つかったわよ!」

 

メディスンは並べてある人形たちに呼び掛ける。

そんなに嬉しかったなら何よりだ。

 

「子供たちに手渡すまでは店で保管しておくけど、その際は責任持って俺が管理する。こう見えて神経質だからね。人形たちには埃一つ被せないと約束するよ」

 

「ほんと?ありがとう!アオハさんって優しいのね!」

 

「─────だから、一つだけ俺のお願いを聞いて貰ってもいいかな?」

 

「うん!今ならなんでもいいわよ!」

 

やったぜ、買収完了。

 

「今、人間の里の平和を脅かす悪い呪術師がいるんだ。そいつを捕まえるのを、君の毒で手伝ってくれると嬉しいんだ」

 

「ごめん無理」

 

「はぁ!?なんでよ、今なんでも良いって言ったのに!」

 

「お人形さんたちの為にならなんでもするけど、人間の為には動かないわ」

 

くっそぉ、人間を絶対に助けないのは譲れないポリシーなんだな。本人が嫌と言う限りは交渉失敗だ。

ぐぬぬぬぬ…………ならば…………禁断の手を使うか。

 

「そうか…………残念だよ。実は、俺は人形を使う魔法使いのアリスっていう子と一緒にここへ来ていたんだ」

 

「え、あのアリスと…………?」

 

知っているのか、ならば話は早い、助かる。

 

「アリスは人形たちと一緒に、その梓っていう悪い呪術師と闘ったんだけど、アリスの人形たちは、梓に全滅させられてしまって…………それで俺は困っていたんだ。誰か、戦力になってくれる人がいないかって」

 

「────────今、なんて?」

 

よし、食いついた。

 

「あぁ、そう。アリスの人形は、全員梓に壊されてしまってさ。釘で貫かれて」

 

「──────────」

 

メディスンが真顔でブルブル震えている。

 

「えーと、メディスン…………さん?」

 

「人形を壊すなんて…………サイテー、サイアク、ゴ○カス。絶対に許さないわ。その梓ってヤツ、とびっきりの猛毒で二度と歩けないようにしてやるわ。アオハさん、遠慮なく私を連れていって。梓の元へ早く連れていきなさい」

 

「その…………今、そいつ行方不明なんだよ。俺もさっきハンマーでぶん殴られてさ。気絶している間に逃げられたんだ」

 

「わかったわ。じゃあ、私も梓を探すの手伝うわ。アリスもいるなら百人力ね。みんなでお人形さんを壊した悪者を生け捕りにして猛毒の窯でドロドロに溶かしてやるわ!」

 

メディスンの目が燃えている。

これは、いい餌になったみたいだ。

梓がアリスの人形を壊していなかったら、メディスンを仲間にできなかったかもしれない。

 

「それは頼もしい。それじゃあよろしくね、メディスン。人形たちの仇、必ず取ってやろうよ」

 

「えぇ。よろしくね、アオハさん。待ってなさい、絶対に許さないわ、梓ー!!!」

 

メディスンは一目散に走り出していく。

 

「ちょ、どこ行くんだ─────!!!」

 

こうして、神門青葉&アリス一行に、新しい仲間が加わったのであった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。