東方 編史帖~上白沢慧音の過去へと迫る旅   作:マジカル赤褐色

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十五夜なので臨時茶番

 

青「きれいな月~落ち着くね~」

 

豊「はい、今宵は十五夜。地上から見上げる故郷と言うのも、風情があって良いですね…………」

 

青「あー、そうだった。今日は十五夜だったのか。どうりで月が大きく眩しく、赤みを帯びた黄金色に染まっているわけだよ」

 

豊「青葉さんは、こんなところに居てて良いのですか?他の皆様もいらっしゃいますのに」

 

青「俺はトヨさんと一緒に居たいからここに座っているんだ。慧音さんは仕事があるみたいだし、妹紅は慧音さんにつきっきり。永琳さんとウドンゲさんはなんか準備があるみたいなことで顔を出してくれないし、テーはあんなだし。だとすると、俺はもう依ねぇに隠れながらここでトヨさんと一緒に居るしかないんだ」

 

豊「なるほど、そうだったのですね」

 

青「まぁでもワイワイ宴会するわけでも無し、こうやって静かに過ごす日は慧音さんや妹紅が暇してようとトヨさんの所に行っていたと思うよ、俺は」

 

豊「青葉さん……………」

 

青「俺はきっと、こういう暮らしの方が好きなのかもしれない。隠居している感じがするのがちょっとだけアレだけど、トヨさんみたいな…………素敵な女性とこうして気ままに居られたら幸せなんだろうなぁって、時々考えるんだよね」

 

豊「えぇ。私も、青葉さんのように私のだらしなさを受け入れてくれるというか…………むしろそれに乗ってくれるような方が大好きです」

 

青「俺が月人だったらな…………どれだけ良かったのか」

 

豊「いいえ、いいえ。貴方はそのままで居るからこそ、貴方の良さがある。月人に生まれれば、貴方の死生観や倫理観は全く異なっていたでしょう。刹那的な人間の生きざまだからこそ、今の貴方が作られているのです。「もしも私が~だったら」という物は、今のその人とはまったく別者なのです。私は、今のままであることが、一番美しいと感じるのです」

 

青「慧音さんみたいな事言うんだね。ただ、言っていることはなんとなくわかる。俺も、今のトヨさんが一番好きだ。地上に時々遊びにきてくれたらこうして地上のものも楽しんでくれるのが、俺は凄く楽しい」

 

依(背後から無言の圧)

 

青「ん?」

 

依「お二人とも、覚悟は宜しいでしょうね?(怒」

 

豊「あら、依姫じゃない~。貴女も恋バナしますか?」

 

依「そのくだり、本編含めて二回目ですよ!?しませんから!!」

 

青「と言いつつ、実際の所は神話体系辿るとトヨさんの息子と結婚していることになっている依ねぇであった」

 

依「ぶちますよ」

 

青「勘弁してください」

(甥っ子と結婚する叔母さんとか終わってんだろ…………!!人間視点で見てるから変に見えるのかな…………?)

 

豊「あら、久しぶりに依姫と青葉さんのお手合わせ、見てみたいわ~」

 

青(全然助ける気ないぞ、このひと!)

 

 

 

 

 

永「まぁまぁ、今日ぐらいは静かにしましょうよ」

 

 

 

依「いつもうるさいみたいな言い方しないでください!」

青「いつもうるさいみたいな言い方しないでください!」

 

豊「あら、息ぴったり」

 

ウ「お月見団子をいっぱい作りましたよー!皆さんで食べましょうね!」

 

 

 

青「(゚∀゚)キター!! ウドンゲさんと永琳さんの手料理に勝るものはないぜ!」

 

 

 

慧「すまないな、歴史編纂の仕事で出遅れてしまった」

 

青「慧音さん、妹紅!」

 

妹「なんだ、鈴仙ちゃんも団子作っていたのか。なら、こんなにたくさん持ってくる必要もなかったな」

 

青「妹紅、その黒いのなに?」

 

妹「何って、月見団子に決まってるだろう?」

 

青「あ、へぇ~そうなんだ」

 

妹「私がイチから作ってきたんだ。たまにはこういう良いところも見せないとな」

 

青(かえって幻滅するよ…………!!)

 

妹「おい、心の声が漏れてるぞ?(怒」

 

青(だって、それの何処が団子なんだよ!)

 

慧(いくら妹紅と言えど、頑張りではここが限界なんだ…………大目に見てやってくれ)

 

青「いや、凄く美味しそう」

 

妹「そうかな~?えへへ、少し焼き加減間違えちゃったけど、食えれば問題ないよな!」

 

慧(食い意地悪い男みたいなこと言ってるぞ!?)

 

青「ちょっとのミスじゃないでしょ!真っ黒じゃん!てゆーか、団子作るときに焼く過程はないよ…………!」

 

妹「え?だって、オオバが「食べ物は全部焼いてから食べろ」って言ってたから」

 

青「それは君が拾い食いするからでしょ!?」

 

慧「拾い食いだと!?妹紅、どういう事だ!?」

 

妹「あー、もう!何余計なこと言ってくれたんだよ!」

 

青「お団子作るなら料理の基本というか、衛生整備から学び直してくれ…………」

 

妹「うぉぉぉぉぉぉ、離してくれ慧音ぇ!私あそこの超美味しそうな、こしあんの饅頭が食べたいんだ!」

 

慧「その前にじっくり話をしようじゃないか(笑顔」

 

青「悪いね妹紅、これは俺が作ったお饅頭なんだ(グー」

 

妹「クソォォォォォ、お前1個ぐらいできないこと持っとけよこの万能主人公補正野郎がー!!!」

 

ウ「なんかメタい発言残して消えていきましたよ!?」

 

輝「ちょっとー!!!妹紅ー!!!どこ行くのよ待ちなさーい!!!」

 

青「なんか出てきたぁ!?」

 

 

 

慧「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!落とし穴!?」

妹「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!落とし穴!?」

輝「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!落とし穴!?」

 

 

て「や~い!引っ掛かった~!!」

 

 

 

 

 

青「なんか、向こうややこしい事になってないかな」

 

永「無視しましょう」

 

 

 

て「わーいわーい!人が苦しむのを見るのは実に楽しいもんだZO……………うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

 

 

ウ「あ、シメられた……………」

 

青「永遠亭組で一番めんどくさ……………怒らせない方が身のためな人物ランキングぶっちぎりのベストスリーだからねあの3人」

 

豊「あら?竹林が燃え始めていませんか?」

 

依「なっ、あの蓬莱人の炎が燃え移ったというのですか!?」

 

青「ちょ、なんそれ!?」

 

ウ「これじゃあお月見どころじゃなくなって…………あー!!永遠亭に火が!!」

 

永「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ウ「お師匠様が聞いたことの無い悲鳴上げながら中に入っていきました!?」

 

青「トヨさん、俺んち行こ~」

 

豊「はい、お月見は青葉さんのお店でもできますからね」

 

依「私も同行します、お二人を野放しにできないので」

 

ウ「ちょ!?3人とも!?あー!!永遠亭が全焼してきて……………」

 

永「あっ、灯油倒しちゃった!」

 

ウ「え?お師匠様、何を四天王─────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その次の日から、永遠亭はマジで見えなくなってしまったらしい。

 

 

 

 

 

青「今宵も綺麗な月だねぇ……………」

 

豊「たまにはスマホの画面から目を離して、綺麗な夜空を楽しんでくださいね?」

 

依「言うのが遅いですよ……………もう何時だと思ってるんですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

て「(ちーん)」

 

 

妹「…………………(賢者タイム)」

 

輝「(燃える永遠亭を見ながら涙目)」

 

慧「あー、なんというか、ドンマイ……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END

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