東方 編史帖~上白沢慧音の過去へと迫る旅   作:マジカル赤褐色

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CM後、生放送で青葉選手が汚されるぅ!?

 

「さて、こんなところで負けてる場合じゃないわね、やってやるわ!」

 

青葉は意気揚々とマスクドXに飛びこんでいったぁ!!

青葉の長い髪と高い声と色白な肌が美しいこの女性は、もはや目の前の巨漢に恐れを成すことすら知らぬのか!!

おーっと!先手必勝、青葉選手の強烈な飛び膝蹴りぃ!!おっと、おっと、おっとォ!?Xがロープまで吹っ飛ばされた!

なんだ今のは!?

速すぎて見えなかったぞ!?

てか力つよっ!?

場内には鼓膜が破れてしまいそうなほどの万雷の喝采が響き渡りました!

これはすごい!これは大物だぞ!過去何度も開かれた花都天下一格闘大会の歴史の中でも、たぐいまれなイレギュラーなのは間違いない!

しかし相手は古くからの伝説、マスクドX!そう簡単には倒れてくれない!

 

「へッ、やるじゃねぇか、これは活きの良いヤツだ」

 

「君も、なかなかタフだね………!」

 

青葉選手、一撃を防がれても全く驚きの色を見せません、なんという冷静沈着。

彼女には常識が通用しない!まして幻と歌われたマスクドX伝説も彼女にとってはまさに、釈迦に説法!

 

「本気で殴ってもいいのね?気絶しちゃうかもよ?」

 

「へへへ…………こいよ、」

 

「なら遠慮なく、やぁぁぁぁ!!!」

 

あっ、青葉選手がいきなりXの側頭部に回し蹴りをぶつけてきました!

Xは痛そうな表情をしていますが、いまだに致命的なダメージの入った様子は見せない!

しかしこの女なんという異常者、あのXに僅かながらダメージを与えてしまったー!

 

「おりゃァァァァァァ!!!!」

 

マスクドX、青葉選手の脚を掴んで投げ飛ばす!

彼には常にスーパーアーマーでも張られているのかー!?

青葉選手、空中で一回転してリングに鮮やかな着地!彼はいったい何者なんだ!?

もしや、現代に蘇った鞍馬天狗か!?なんという素晴らしい身のこなし!これは女性の身軽さ由来なのでしょうか!

 

「ふっ、」

 

青葉選手、連続でXに走りよる!もしやこれを繰り返すつもりなのか!

青葉選手の強烈なジャンピングニーキックが炸裂!

あぶない、あぶない!!なんとX!腕で弾き返してしまった!

攻撃を弾かれた反動で交代する青葉選手の身体を捕らえた!あー、これ終わったぁぁ!

Xにホールドされて、彼の意思による解放以外で抜け出せた選手など一人もいない!

青葉選手の大健闘もここまでだ!!

 

「ちょ、うぉぉぉぉぉっ!?」

 

Xの身体が宙に舞う!!

あー!やっちまった!リング上部に設置した照明を破壊しながら空へと飛んでいった!

Xのジャンプ力恐るべし!設営スタッフ、来年の照明もまた例年通り5メートルずつ高めに設置するように!

事故処理の損失額が無駄に増えるからね!

さて、高度10メートル以上の超高度からの────!!

 

 

「くりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ぐぁ…………っ!!!」

 

 

出たぁぁぁぁぁ!!!Xの十八番、「コスモフライングパワーボム」!!

リングに勢いよく打ち付けられる青葉選手の口から胃液が逆流したぁ!

青葉選手の息が弱くなってきたぞ!これは相当なダメージ!

対するXは呼吸のペースがひとつもズレていない!

一気に形勢逆転…………いや、これは遊ばれていただけか!やはり最強のX伝説の幕開けだ!

青葉選手の貞操は絶体絶命だぁぁ!!

 

「が……………は……………」

 

 

 

「青葉!気をしっかり保ちなさい!」

「そうだよ!栗ようかんのようなしつこさで立ち上がるんだ!早く!」

 

 

「ぁ…………っ…………ぐ……………」

 

「へへへ…………もうおしまいだなぁ」

 

あぁぁぁっと!!もう手遅れだ!

残念ながら、この大会にはレフェリーストップとかありません!

逃げたければ本人の力で抜けるしかない!

しかしXは青葉選手を離さない!

そのまま鮮やかな青紫色の袴を剥ぎ取ってしまったぁぁ!!

青葉選手の汚れを知らぬ秘部があらわにな───

 

 

────────あれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………げ………!?」

 

 

 

「─────────────」

 

 

 

 

 

ちょっと待った!これはどういうことだ!?

ちょっ、レフェリーストップとかありますやっぱり!

ちょっと試合中止!試合中止!ただちに試合を中止してください!これはちょっと、いやちょっとというよりかなり聞いてたのと話が違う───!!

 

 

 

「見ぃぃぃぃぃ……………………たぁぁぁぁぁ……………なぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

なんということだぁぁぁぁぁぁぁ!!!

大会運営は100人がかりの大掛かりな管轄ですが、青葉選手の中性的な美はそれすら堂々とすり抜けていってしまったぁぁぁ!

たしかにめっちゃイケメンな男って女の人に見えるって言うもんね!

…………じゃなくて、これ放送事故じゃないかな?

誰かなんとかして?

 

 

 

「う、嘘だ…………オレの青葉ちゃん…………」

 

「誰が青葉ちゃんだオラ…………マジぶっ飛ばすぞ」

 

 

 

「最ッ……………低……………!」

「いいぞー!やっちまえ青葉!ほらゆうかりんも顔抑えてないで応援しろよ!青葉青葉青葉!!」

 

 

 

 

「いいぞやっちまぇぇぇ!!」

「青葉くん、ぶっとばしちまぇぇぇ!!」

「いいぞもっとやれ!!」

 

会場からは青葉コールの嵐!

なんか大変なことになったけど会場が盛り上がるならそれでヨーシ!!

やっちまえ神門青葉!!!

 

 

 

「ひ、ひぃぃ!!」

 

「町中に設営された巨大モニターによくも俺のアレを撮させやがったなァ……………マージで許さんからな、このデカブツ野郎…………!!」

 

「ご、ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁい!!」

 

「キェェェェェェェェェェッッッ!!!」

 

青葉選手、Xにのし掛かられていた状態からすぐさま地獄車でXを弾き飛ばす!

Xは再びロープまで吹っ飛ばされた!

あっと!青葉選手、先程とは比べ物にならない物凄いスピードでXに走りより、勢いよく頭突きを食らわせた!

そのままXの肩を掴んで強引にロープからリング中央へと押し出す!

あっ、あっ!!これは、来る!!

 

「ウォォォォォォォォォ!!!!」

 

やっちまったぁぁぁぁぁぁ!!!

青葉選手のこれまでの比にならないぐらいの強烈な蹴り上げがXの股間を直撃したぁぁぁぁ!!!

なんか見ている我々まで痛くなってくる音がしました!!

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」

 

あれ?X、今なんて言った?

よくわかりませんが変な叫び声を上げ、股間を抑えながらリングの上で踠くぅぅ!!

あ!Xのボクサーパンツから流血を確認しました!

急所を蹴られて出血しました!しかもこの血、かなりの量!!

痛いとかじゃないでしょ、もうこれ!?

血は流れましたが、青葉選手、凶器は使ってないのでオーケーです!

ルール上、金的は認められてます!試合はそのまま続行としましょう!

会場に拍手と歓声が巻き起こる!!

 

 

「まだ終わってねぇぇぇぇぞぉぉぉぉ!!」

 

青葉選手、Xの顔面にジャンピングニープレス!!

今のでXの鼻がつぶれたぁぁ!!

無理やりXを起き上がらせ、両腕をつかむ!

そして股間のガードを無理やりはがして再度そこに蹴り!!

 

……………をしない!

 

何をする気だ!?おっと!真上に投げた!

Xが降ってくるぞ!

あーっと!!!降ってくるXに下から勢いよくジャンプすると共に下から股間に頭突きを食らわせたぁぁぁぁ!!!

 

X!!大丈夫かX!!

泡を吹いて昏倒したぁぁぁ!!!

 

「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!コノヤロォォォォォォォォ!!!!」

 

青葉選手、最後はバックブリーカーからの強烈なジャーマンスープレックス!!

頸椎痛めましたね今の!!

そして最後は巴投げでリングの外に投げ捨てたぁぁぁぁ!!

マスクドX、KO!!!

なんということだ!!!初戦にして優勝候補であるXが半殺しに!!

もう再起は不可能かもしれませんが凶器は使ってないのでオーケーです!

なんという大波乱!初戦を制したのは女だと思っていましたこの絶世の美男子!

今回より初参戦となった期待の新星、空に輝く北斗七星、

 

神門ォォォォ青葉ァァァァ!!!

 

 

 

 

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「──────ゆうかりん、これ…………青葉が今まで模造刀で戦ってきた反動…………ってことなのかな…………?」

 

「たぶんそうでしょうね(適当)」

 

 

 

 

 

 

実況解説は私、ワンダーランド支配人及び本大会主催を勤めさせていただいております椰子飼県でお送りいたしました!

会場の皆様、観衆の皆様、そして読者の皆様、次の試合でまたお会いいたしましょうそれでは、ありがとうございました!!

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