東方 編史帖~上白沢慧音の過去へと迫る旅 作:マジカル赤褐色
アリス編 道中の小話パーティチャット
【そして伝説へ……】
アリス「そういえば世直しのために悪者に立ち向かう私たち、なんだか勇者みたいでいいわね」
妹紅「勇者か。へへっ、なんか面白そうだな」
慧音「そういえば香霖堂で外の世界の書物を借りたんだがそこには勇者となって冒険する少年の旅路の未来が記されていたんだ。少年に個性あふれる仲間ができること、道中にある宝箱の位置や、敵の使う魔法まで細かく記されていた」
青葉「慧音さん………それゲームの攻略本じゃないかな………しかし勇者の冒険か…………慧音さんは僧侶とかが一番向いているんじゃないかな?」
慧音「僧侶か。たしかに、私は最前線で剣を振ったりするような真似は向いていないから、後方支援は適任だろう」
アリス(たぶん身体を見て言ったんだと思う………僧侶ってナイスバディなイメージあるから………)
妹紅「私は!?私は!?」
アリス「妹紅は戦士しかないわね。突進的な子だし、赤いし。私は普通に魔法使いかしら?」
妹紅「なんで赤だと戦士なんだ?」
青葉「えーっと…………慧音さんが青いから僧侶に向いてるのと大体同じイメージだよ、たぶん」
妹紅「ふーん。オオバはなんだろ?盗賊か?」
慧音「いやいや…………青葉はそれこそ勇者適性しかないだろう。聖人で、剣を振るい、誰よりも率先して前に出るところがな」
アリス「青葉が伝説の剣を抜くシーンがどうにも想像できないわ………」
青葉「勇者かー…………うーん。勇者になるなら、伝説の剣とか鎧を身にまとうよりも、杖を持って戦う勇者のほうがいいかもなぁ〜」
妹紅「……………………お前、一番こだわり強いなオオバ」
アリス「しかもそれ、勇者って言わないわよね………僧侶と勇者の間ってやつよね。ドラゴンの杖とか持って…………」
慧音「…………花嫁には困っていなさそうだな」
妹紅「同感だ。女ったらしのオオバにはお似合いだ」
青葉「え?俺なんで今怒られてるの?」
アリス「とっ、ところで青葉………!冒険が終わったら、誰とけっ………その、お姫様にするの?」
慧音「お姫様?」
アリス「ほっ、ほら………!別に深い意味はないんだけど、勇者ってお姫様を助けた後に、むっ、結ばれる………とか………あるじゃない!」
青葉「あー。なるほど、」
アリス「この中だったら………青葉は誰をお姫様に選ぶかなって………」
妹紅(オオバの……………結婚相手!?)
慧音(青葉の…………………結婚相手!?)
青葉「うーん………………」
アリス「ごくり、」
妹紅「ごくり、」
慧音「ごくり、」
青葉「………………………梓ちゃんかな?」
アリス「えっ……………?」
妹紅「オオバ…………ロリコンだったのか…………」
慧音「青葉、本日付けで、お前と縁を切る。二度と子供たちと寺子屋に近寄るな」
青葉「………………?だって、俺たち今から梓ちゃんを助けに行くんでしょ?もう三人とも職業持ってるんだから消去法で梓ちゃんじゃない?」
アリス「…………………………………………」
妹紅「やれやれ。見事にかわされちったよ………」
青葉「…………………………?」
慧音「……………ブレないなぁ………お前、」
【毒剤提供者】
青葉「メディスンってたしか、永琳さんに毒を提供してるんだっけ?それって、どういう感じでやってるの?」
メディスン「そうね〜、えーりんさんに毒を渡す時はだいたいえーりんさんが容器を持ってくるわ。その中に乳液を注いだり袋の中にガスを吹き込んだりするの」
青葉「永琳さんとは思えないぐらい原始的なやり方だな…………」
メディスン「えーりんさんが会いに来ることもあれば、私から永遠亭に向かうこともあるから妹紅とも実は知り合いなのよ」
青葉「そうなんだ。メディスンも永遠亭に来ることがあるんだね」
メディスン「まぁ、にんげんの為に薬を作る人は気に食わないけど、閻魔様に今はにんげんの事を観察してろと言われたからしょうがなくだけどね」
青葉「きっとメディスンのおかげで救われた命もあると思うよ、ありがとうね」
メディスン「うふふっ、褒められて悪い気はしないわ。そうだ!アオハさんも体験してみる?アオハさんなら特別にいいわよ!」
青葉「いや、遠慮しときます…………」
メディスン「そうなの?」
青葉「もう君の毒はこりごりだよ……………」
【推し】
青葉「プリズムリバーの演奏はいつ聴いても最高だよ。俺も完全にファンになっちゃった、」
メルラン「うふふ、ありがとう!」
ルナサ「ライブをやる事もあるからその時はぜひ来てね、」
青葉「うん、必ず行くよ!」
リリカ「ところで、青葉さんは私たちの中で誰が一番好きだと感じた?」
ルナサ「ちょっ、リリカ!?」
青葉「ふむ…………誰かな、」
メルラン「あら、たしかに私も気になるわ!青葉さんどういうのが好きなのかなーって!」
ルナサ「メルランも………青葉さんを困らせないで、」
リリカ「えー、いいじゃーん。青葉さん必死に考えてるよ?」
ルナサ「うっ………でも………その、そんなの、」
青葉「ルナサのおとなしく静かで、でもどこかに芯の強さがある所は俺好きだよ、」
ルナサ「えぇぇっ!?私…………?」
リリカ「ひゅーひゅー、ルナ姉愛されてますねー!」
ルナサ「ちょっと………!恥ずかしい事言わないでよ………!どっ………どうしよう………私、ファンの人にもそんな風に褒められた事………ないのに………」
青葉「もちろん、メルランの周囲に元気を与える明るさも、リリカの妹っぽい快活さも捨てられないね…………」
ルナサ「わ、私だけ特別に選ばれてる………!」
青葉「うーん、やっぱり選びきれないね三位一体のプリズムリバーだし…………」
ルナサ「あっ、あの………青葉さんさえ良ければ………」
青葉「ま、結論づけるなら「プリズムリバーの演奏は全部好き」だよ、」
メルラン「さっすがー!青葉さんわかってるわね!」
青葉「ふふっ。そりゃあ「誰の演奏が一番好きか」って訊かれたら全部以外に答えはないさ」
リリカ「うんうん!…………で、ルナ姉なんで顔赤いの?大丈夫?具合悪い?」
ルナサ「あ、暑いだけよ…………」
【太鼓の付喪神】
慧音「しかし太鼓の付喪神とは驚いた………」
青葉「俺はあんまり付喪神がどういうものなのか分かってないんだよね。雷鼓さんなら説明できるかな?」
雷鼓「付喪神はモノの妖怪ね。長く使われた道具に魂が宿って自我や意思を持ったものが付喪神。付喪という言葉は九十九から来ているのよ。それだけ長い時を生きた道具ってこと、」
青葉「じゃあ雷鼓さんも元々普通の太鼓だったの?」
雷鼓「えぇ。そうよ。付喪神になるまでの私は、叩かれる事を喜びとしていた」
慧音「太鼓だものな、叩いて音を鳴らされれば喜ぶだろう」
雷鼓「里のお祭りの時が懐かしいわ〜。さんざん物置の中で焦らされて、ようやく男たちに担ぎ上げられて祭りのど真ん中に立たされるのよ!私が主役なんだ、みんな見てるんだ、って!焦らされたぶんだけ興奮してくるの!」
慧音「そ、そうか……………」
雷鼓「私の事を叩いてくるのはいつも同じお兄さんだったわね。早く叩いて欲しい〜ってウズウズしていたら、たくさん練習したその太い腕で勢いよく叩いてくれるのよ!いい音が鳴った時は最高に気持ちよかったわ!だから私はお祭りでみんなの前に立つのが好きになったの!」
青葉「ぐすっ、凄くいい話だよ雷鼓さん………」
慧音「いやいやいやいやおかしいだろ!?」
雷鼓「ど、どうしたの?」
慧音「どうしたも何もあるまい!なんだ、「焦らされて、皆の眼前に出されて、いつものお兄さんに激しく叩かれて興奮する」って!!!そして青葉は今の話のどこにお涙要素を見出した!?」
雷鼓「ど、どういう事?わかんない、」
青葉「俺もよくわかんないよ、」
雷鼓「ねー」
青葉「ねー」
慧音「…………………………………………」
青葉「冗談半分だけど、雷鼓さんって今でも太鼓みたいに音鳴るの?」
雷鼓「おっ、いい質問だね!実は鳴るんだよ、それが!」
青葉「えぇぇぇぇっ!?凄い!!!」
雷鼓「はい、バチよ。これで私を叩いてみて!」
慧音「もはやただの暴力だろ!!!」
青葉「うーん、そんな風に言われても…………」
慧音「ほら、青葉も困ってるじゃないか………」
青葉「どこを叩けばいいか分からない…………」
慧音「そうじゃないだろ!?そうじゃないだろ!?」
雷鼓「叩く場所…………ほっほら………例えばその………お尻の方とか叩くと………イイ音………出ちゃうよ………?」
青葉「よしやってみよう!やるからには気合入れて、盛り上げて行くぞ!!!」
慧音「オイやめろ何してんだ早く進むぞ!!!」
【罰ゲーム】
御衣黄「なぁなぁ青葉、そんなにゆうかりんが怖ぇのか?」
青葉「まぁ…………出会い頭に襲われたらそりゃね…………」
幽香「あら。もう一度勝負したい?」
青葉「嫌だよ……………」
御衣黄「大丈夫だって!俺でも背後から襲えば倒せたんだ。お前になら楽勝だろ!」
幽香「ふっ、何度やっても負ける気がしないわね。もし負けたらどんな罰ゲームでも飲むわ」
青葉「罰ゲーム……………」
幽香「まぁ貴方のことだから私を縛っていたぶるような事は考えつかないでしょう」
御衣黄「おい待て!!!俺のゆうかりんに手ぇ出すのは俺が許さねぇぞ!」
幽香「まだ何も言ってないわよ、あと勝手にお前のものにするな」
青葉「とりあえずまずは永遠亭に攫う、」
幽香「永遠亭に?」
青葉「それで仕事してもらう。ナース服でね。深夜であろうとお構い無しだよ、患者から呼び出しがあったらすぐに部屋に駆けつける。赤ん坊やご老人のオムツも替える、もちろん三色分のご飯も作る」
幽香「…………………………」
青葉「なにより大事なのは笑顔だよ。狂気貼り付けたような笑顔じゃなくてきれいなスマイル!」
幽香「悪質極まりないわね」
青葉「……………………いちおう
御衣黄「自由気ままで笑顔が怖いゆうかりんには無理だろう…………他にないのか?」
青葉「最後に縛っていたぶる」
幽香「私の予想を裏切りやがった」
青葉「敵を仕留める時は最大限まで尊厳を踏みにじれって永琳さんに言われてるんだ(ぺかー)」
幽香「あんたの師匠クソすぎる」
青葉「綺麗な人がクソとか言っちゃダメだよ幽香さん」
御衣黄「縛っていたぶるのは俺の専売特許だぞ!ゆうかりんの同意でもNTRは俺が許さねぇ!」
幽香「お前は黙ってろ同意しねーよあと勝手にお前のものにしてんじゃねーよ」
【恋愛相談】
御衣黄「なあ青葉、どうすりゃ女の子にモテると思うよ?」
青葉「なんで俺に訊いたんだい?女の子に訊いたほうがいい回答が返ってくると思うけど………」
御衣黄「分かってねぇなぁ。男友達の世話会話つったら女の口説き方とか勝負の店とかだろ?女に訊いたらシケちまうだろ」
青葉「そうだね…………女の子がありがたいと思うのはさりげない優しさだと思うよ」
御衣黄「ほう?詳しく聞かせろよ、」
青葉「御衣黄は料理しないから分からないと思うんだけどお皿を洗うのってすごく大変なんだよね。料理は色々と知識や経験が求められるけど、お皿を洗うのは誰でもできる。そういうところで皿洗いを代わりにやってあげるとかね」
御衣黄「ほうほうそうか…………って、もうすでに同居してんじゃねぇか!!!」
青葉「おっと………永琳さん所に住んでた時の感覚で話していたよ………でも、手伝ってあげられる事は探せば無限に見つかる。その時その時で、それをやってあげることが優しさになるんだよ」
御衣黄「まぁ、確かに。んで?さりげなさってなんだ?」
青葉「困ってる人に『手伝うよ』と言ってあげることも大切なんだけど、何よりそれを当たり前にすることが大事なんだ。いちばん大事なのは感謝されることではなくて、相手を思いやること。感謝されなくても、優しくあることが当たり前になれるような人は、女の人にも男の人にも好かれると思うよ」
御衣黄「へへっ。あんたが言うと説得力が違うぜ。俺を助けてくれた時に、俺がお礼を言った時にありがとうって言ってきたのはそういう事なんだな」
青葉「ふふっ。そうだね」
御衣黄「んで?結局一番大事なのはなんだ?」
青葉「顔、だよね」
御衣黄「…………なんだったんだ、さっきまでの」
【アレ】
紫苑「慧音先生ぇ…………アレの名前ってなんていうのか教えてよぉ…………わからなくてウズウズするよぉ…………」
慧音「どうした紫苑、名前がわからないのか?」
女苑「姉さんがアレの名前がわからないらしいの。ま、私もわからないんだけどね」
慧音「そういう時はまず特徴を教えてみてくれ。どんな形をしているんだ?」
紫苑「う…………うーん…………アレの形でしか見たことない形…………」
慧音「ふむ。それは生き物か?」
紫苑「うぅん。道具…………」
女苑「アレって道具なの?そもそもアレのジャンルがわからないわ」
慧音「まったくわからんな。色は何色だ?」
紫苑「えっと………すごく小さくて。水色のやつもあれば白のやつもある…………」
慧音「それはどんな時に使うんだ?」
紫苑「食パンの袋締めるときのやつ」
女苑「久しぶりのごちそうなのに気がついたら姉さん、パンの袋だけ握っててアレだけなくしちゃったのよ」
慧音「……………………なるほど、アレだな」
女苑「アレってなんなの?」
慧音「アレはなんだろう」
紫苑「うぅー、モヤモヤするー。姿も形も分かるのに、名前がわからないなんて。まるで床屋さんの前においてある赤と青の筒みたいなやつだよ………」
慧音「…………………ソレも名前わからないな」
【恋愛相談2】
アリス「ねぇ、青葉………もし、私に彼氏がいたらどう思う?」
青葉「あーいないんだ」
アリス「ほっといてよ!いたらどう思うかって聞いてるんだから!」
青葉「………彼氏さんの将来が不安だなって思う」
アリス「ぶつわよ」
青葉「さーせん」
アリス「もう。それで………なんだけどさ。いい人探しているんだけど………なかなか見つからなくて………」
青葉「そっか」
アリス「うん…………」
青葉「………………………」
アリス「……………何か言いなさいよ!!私だけ恥ずかしくなってくるじゃない!!」
青葉「…………え?いやぁ………まぁ。君も含めて、なんでみんな揃いも揃って俺に恋愛相談してくるんだ?」
アリス「……………………………」
青葉「彼氏が欲しいならそうだね………婚活パーティーに行ってみたらどうかな。今度、近場の会場を探してきてあげるよ」
アリス「……………ばか!もう知らない!!!」
青葉「えっ………えぇぇぇ!?なんでそんな怒ってるのアリス!?」
【恋愛相談3】
慧音「青葉。お前にしかできない相談がある」
青葉「…………………まさかとは思うけど…………」
慧音「どうした?」
青葉「もしかして慧音さん独り身で悩んでるの?」
慧音「おぉ………!分かってくれているのか!」
青葉「なんでみんな俺に恋愛相談してくるんだ………」
慧音「寺子屋ではときどき授業参観を実施していてな。生徒の親御さんがいらっしゃるんだが、いい人いないのか、とよく訊かれるんだ」
青葉「そっか。まぁ慧音さんは美人だし、食いつく男の人はいるよ。慧音さんを狙ってる親御さんもいるかもよ?」
慧音「あのなぁ。親というのはな子供を持ってるものだ。そんなの完全に不倫じゃないか」
青葉「たしかに。なら、こーりんはどうかな?こーりんも独身だし、美男子だし慧音さんとは気が合いそうだけど…………」
慧音「…………………………………………」
青葉「それが嫌ならそうだなぁ……………里で開かれる婚活パーティーに行くのはどうかな。慧音さんみたいな知識人で先生のお仕事をしている頼れる優しい美人さん、ステータス最高だからきっといい人が見つかるよ。それまで俺が慧音さんの婚活コンサルタントになってあげるから任せて!」
慧音「…………………もういい、この朴念仁が」
青葉「ちょっ…………なんでそんな見放したような顔するの!?ちょっと、慧音さん!?」
【快眠方法】
幽香「ふぁ………ぁぁ……………」
青葉「幽香さん、寝不足?少し横になる?」
幽香「あら、気遣ってくれるの。ありがとう。そうね………最近は季節の変わり目で少し寝付けなくて………」
青葉「そっか、幽香さんは花の妖怪だもんね。咲く花々が丸ごと生え変わるこの時期は大変そうだ」
幽香「そうなのよねぇ………貴方なら、寝付けない夜はどのようにして眠りにつくのかしら?良ければ私に伝授して欲しいのだけれど」
青葉「なるほど、なら良いものがあるよ。これ」
幽香「ずいぶんと分厚い書物じゃない。確かに、本を読んでいると眠たくなるとは言うわね」
青葉「この本には量子力学について、細かい事がびっしりと書かれてあるんだ俺には全く理解できない内容だけどね」
幽香「貴方のような秀才にもわからないものはあるのね」
青葉「いや、わかろうとすれば分かるのかもしれないけど、なにせ読みきれないんだ。いつも最初の3ページほどで寝てしまうよ。あまりにも退屈すぎるからね。別に俺は学者ではないから、難しい本には弱いんだ」
幽香「なるほど…………あえて退屈な本を読むということね。参考になったわ」
青葉「ただ、この本ほんと分厚いんだよね………持ち歩くのは向いてないからあんまり効果的じゃないかも。全部で800ページもあるからね、この本」
幽香「……………3ページで寝れるなら、最初の6ページだけあれば十分じゃないかしら…………」
【激怒】
慧音「しかし青葉、お前は本当に怒らないな。つねに冷静に物事を見ている」
青葉「あははっ。笑う門にはなんとやら、じゃないけど、笑っていたほうが良い事あるからね。逆に怒っても良いことはないさ、」
慧音「一回でいいからお前が本気で怒ってる姿見てみたいよ…………なぁんて、冗談だよ」
青葉「何?俺をおちょくってんの?教師ならもっと上手い冗談言えないの?ただでさえ外ヅラだっせぇ服着てるくせに頭まで沸いてんの?つまんねぇのは授業だけにしろよ」
慧音「……………………………………………………」
青葉「……………っと、こんな感じでどうかな?」
慧音「……………………………………………………」
青葉「あれっ?……………慧音さん?」
慧音「……………………………………………………」
青葉「あ、えっ!?ご、ごめん!そんな本気で傷心するとは思ってなかった………!!ご、ごめん慧音さん、ほんとはそんな事思ってないからそんな泣かないで!!!」
慧音「うっ…………ぐすっ…………後半本音混じってたもん…………ひっく、」
青葉「怒ってもやっぱ良い事ないや……………」
【えんがちょマスター】
雛「慧音先生、『えんがちょ』って可愛く言ってみてよ!」
慧音「こ、こうか………?え………えんがちょ♡」
雛「あら素敵〜、すごく可愛かったわ!」
慧音「そ、そうか…………?それはなんだか照れるな………はは、」
雛「ねぇねぇ、『えんがちょ』って可愛く10回言ってみてよ、」
慧音「えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡えんがちょ♡」
雛「──────お正月に食べるのは?」
慧音「ねんがじょ♡」
雛「……………………………」
慧音「────────」
雛「ぷぷっ……………」
慧音「私これ二度とやらない」
【男性会合】
錦「と、いうわけで。女性陣が席を外されているうちに、俺たち3人男衆で歓談でもしようじゃないか」
御衣黄「おっ、いいねぇ錦、ノリがいいじゃん」
青葉「ふふっ。慧音さんとか妹紅とか、女友達が多いからこういうのは新鮮だね」
御衣黄「おいおいチョーシ乗ってんじゃねーぞ色男」
錦「そうだぞ。モテ自慢より場を凍らせる会話はこの世にないぜ」
青葉「…………?でも二人ともいい人だし、顔も整ってるからてっきり女の子に人気あるのかと」
御衣黄「そうだったらこんな寂しそうな顔しないよ俺…………」
錦「安心して御衣黄。あんたには幽香という友人がいるじゃないか。俺は幻想郷に出ることも滅多になければ、家では監禁生活しているんだ。毎日顔を合わせてくれるお世話係の女の子以外には知り合いすらいないのさ」
御衣黄「テメー!裏切りやがったなこんちくしょぉ!さすがの青葉も同居まではしてねぇぞ!」
青葉「同居してると何か問題あるの?永遠亭にいた俺にとってはむしろ身近というか当たり前というか………」
御衣黄「なんだ、なんだぁ!?二面楚歌かよ!」
青葉「四面、楚歌ね…………半分味方ならそんなにピンチじゃないでしょ」
錦「ちなみにちなみに、一緒に旅してるメンバーの中だったら誰が一番アリだと思う?なぁなぁ?」
御衣黄「へへっ、俺は女の子だったら誰でもいけるぜ!相手が誰でも愛せる、それが俺の凄さだ」
青葉「御衣黄…………良い事言ってるようにしてるけどすごい最低なこと言ってるよ…………」
御衣黄「なぁっ、はぁっ!?」
錦「そーいう青葉はどうなのさ。俺の予想では慧音か妹紅と見た」
御衣黄「最初から選択肢にないアリスとドロシーに俺は涙目」
青葉「いやいや。俺は未来永劫トヨさん一筋だよ。浮気の言質取ろうたってそうはいかないよ」
錦「オイオイ、シケるやつだぜ…………」
御衣黄「ここまで来るときよきよしいまでに一途だぜ………」
青葉「すがすが、しいね。踊り字読めるのになんで清は読めないの」
【和菓子屋の少年】
紫苑「そういえば、御衣黄の実家は和菓子屋さんなんだよね」
御衣黄「あぁそうさ。自家製の小麦粉と小豆で練り上げたおいしい和菓子が箱売りでたくさん置いてあるのさ」
紫苑「す、すごい………!いつでもお菓子が食べ放題なんてうらやましいなぁ…………」
御衣黄「へへっ。まぁ、店のモン勝手につまみ食いしたら親父にこっぴどく叱られるけどな」
紫苑「お前も、お菓子は作れるの?」
御衣黄「あぁ。店を継ぐのは兄貴だがな。俺は店の手伝いをしていたが、今じゃ俺の生きる目的は変わった。でも俺だって和菓子屋の息子だ簡単なものは作れるぜ。和菓子細工まではできねぇがな」
紫苑「私、いつかお前の作ったお菓子を食べてみたいよ〜」
御衣黄「おうそうか。なら、この後材料を買いに行こう。材料さえあればいつでも作ってやるぜ」
紫苑「ほんと!?ありがとう!」
御衣黄「ま、まぁ…………俺はこの通り、無一文だから買い出しは困難を極めるがな…………」
紫苑「うっ………そうか…………私は知っての通り貧乏神だし…………」
御衣黄「無理そうだな…………」
【低レベルな争い】
ドロシー「青葉〜、お腹すいたわ〜」
アリス「何か作ってよ〜」
青葉「いやいや…………そんな事言われたって仕方ないよ…………」
慧音「とはいえ、歩き回って少し小腹が空いたな。すぐそこにストリートキッチンがあるようだ。何か作ってみてはどうだろう」
アリス「なにそのストリートピアノみたいなの………」
青葉「俺がやるより慧音さんのほうが料理上手だと思うんだけど…………」
慧音「そんなことはない。幼いころから永遠亭の炊事を手伝ってきたお前のほうが良いさ。それに、私が作るとしたらこの2人が納得するまい」
アリス「私青葉の手料理がいい〜」
ドロシー「青葉の目玉焼きの味、堪能してみたいの。おねが〜い、」
青葉「目玉焼きって…………新婚夫婦じゃないんだから、」
アリス「新婚夫婦っっっっ!?」
ドロシー「新婚夫婦っっっっ!?」
慧音「…………………夫婦には子育てや家賃など様々な課題が待ち受けているが、真っ先に直面するのが目玉焼きの味付けだということを聞いたことがある」
アリス「私はソースね、」
ドロシー「目玉焼きにはマヨネーズでしょ、」
アリス「ナニソレ論外よ!せめてしょうゆで争いなさいよ!」
ドロシー「そういうあんただってソースはないわよ!せめて、塩コショウにしなさいよ!」
慧音「なんか思ってたのと違ぇところで争い始まったァァァ!?」
青葉「ふ、2人とも!!!落ち着いて!!!まだ俺何も作ってないし目玉焼き作るとは一言も言ってないよ!?」
アリス「青葉!ソースでお願い!」
ドロシー「いいや!マヨネーズよ!」
青葉「やれやれ…………困った2人だ…………」
慧音「……………………私は青葉の手料理ならば、味付けは問わないぞ。お前の一番美味しいと思うもので頼む」
青葉「おっ!了解!やっぱ慧音さんは気が合うね!」
アリス「…………………………………………」
ドロシー「………………………………………………」
慧音(な、なんか………後ろから猛烈な殺気が………)
【袋】
慧音「というわけでお前たち2人がいずれ青葉と結ばれるとして、お前たちには覚えていてもらわなければならないことがある」
アリス「あら、何かしら」
ドロシー「他でもない慧音先生からの享受よ、ありがたく聞かせてもらうわ」
慧音「お前たちはハッキリ言って青葉からトラブルメーカー扱いされている。具体的に言っても伝わらないと思うが、青葉を困らなせないことを考えてほしいのだ」
アリス「別に私たち青葉のこと困らせたことなんてないもの、」
ドロシー「そうよそうよ。そんな事言われなくても分かってるわよ、」
アリス「ねー、」
ドロシー「ねー、」
慧音「……………………結婚式でよく挙げられるのが「夫婦が大切にすべき3つの袋」の心得だ」
アリス「袋?」
慧音「あぁ。まず一つは、お袋だ。これは相手の親御さん………いわゆるお義父さんお義母さんと良好な関係を築くことだ。青葉の両親がどんな人なのかは私にはわからないが、青葉に見合った女性である所を見せなければならない。相手を愛することだけが結婚に必要な事ではない。愛する相手もまた、親が愛情をこめて育てた宝だ。親御さんの感情もまた重要なんだよ」
アリス「そうね。青葉の親御さんの前ではクールビューティーな乙女を演じないと!」
慧音「いやもう手遅れなんだよお前ら…………まぁいいや、2つ目は巾着袋。これは給料袋の事だな。お前たちは魔法使いだから2人以上いる家庭を支えるほどの収入は持たないだろう。だからこそ、大黒柱である青葉とお金については要相談だ」
ドロシー「えぇ。問題ないわよ、青葉は貧乏だからそれなりな覚悟はできているわ!」
慧音「………お前ほんとに青葉を愛せてるのか?」
ドロシー「あとひとつは?」
慧音「それがお前たちに最も足りてないものだ。相手を受け入れる姿勢、人生を共に往くにあたって互いのすべてを受け入れ愛せる姿勢、堪忍…」
アリス「青葉の…………ぜんぶを受け止める…………ぜんぶ…………」
ドロシー「は、はわわわわわ…………」
アリス「夫婦になるにあたって青葉のすべてを許し、受け止める場所…………わかったわ、子袋ね!!!」
慧音「違ぇよバカかお前は」
ドロシー「よく考えなさいアリス。私たちに最も足りてないものよ。女である私たちに備わっていない生体機能に決まってるじゃない」
慧音「お前は何を言ってるんだ?」
ドロシー「私たち女にはなくて青葉にはあるもの。そんなもの、人体の構造的にきん………」
慧音「頭突きしなきゃ!!!!!!!」
ドロシー「うぎゃぁぁぁぁぁぁん!!!!」
アリス「なんで私までぇぇぇぇぇぇ!?」
【理由】
女苑「結局格闘大会の話どうなったのかしらね………あのまま行ってたら私が優勝で颯爽と豪華賞品をいただけたのに」
青葉「そういえばドロシーはなんでワンダーランドに来ていたの?」
ドロシー「私はある組織の任務で用事があったの。そのターゲットが椰子飼梓だったの」
青葉「えっ。俺たちや五輪華以外にも梓ちゃんを狙ってる人がいたの?」
ドロシー「ふふっ。まぁそこは極秘情報って事で青葉にも教えられないわ」
女苑「なんかクサいのよねぇ…………なんか良からぬこと企んでるんじゃないでしょうね?」
ドロシー「大丈夫よ。私【たち】はむしろ人間を守るための組織だから。青葉は今後獣人の山賊と戦うことはあるの?」
青葉「いや…………別に戦争する予定はないよ。俺の今回のミッションは梓ちゃんを保護することだからね。邪魔は退けるけど、自分から敵には突っ込む予定はないね」
ドロシー「そう…………ま、今回のようなことがあったらいずれまた会えるかもしれないわね」
青葉「ドロシーは獣人の山賊たちと戦ってるの?」
ドロシー「ま、そんなところね。私の仲間がそのうちあなたに会うことがあるかもしれないから楽しみにしていてね」
女苑「どう考えてもお楽しみ要素ではないでしょ…………」
青葉「てことは女苑もドロシーの仲間ってこと?」
女苑「私は姉さんがそこの女に食べ物で買収されたから付き合ってるだけよ。協力者が欲しいからって…………ナメてるわよね私らのこと」
ドロシー「さぁ?何のことかしら?」
青葉「…………人形師って、人の使い方も凄いね………」
女苑「全くもってその通りよ……………」
アリス編 主要キャラ総選挙
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上白沢慧音
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アリス・マーガトロイド
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藤原妹紅
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神門青葉
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ドロシー・アンドロメダ
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青葉錦・神羅
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メディスン・メランコリー
-
風見幽香
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鍵山雛
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プリズムリバー三姉妹
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堀川雷鼓
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衣黄御
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依神紫苑
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依神女苑
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椰子飼梓