少年少女が抱える闇で殴りあいをさせたかった   作:よくメガネを無くす海月のーれん

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性癖バトルしようぜ!私は「少女が内に秘めたる想いに振り回されて、誰かを傷つけ、それに対し罪悪感を覚える。その後、たとえ打算ありきだったとしても助けてもらった優しさを忘れず、相手にずぶずぶに依存していく様と、利用しようと優しい言葉かけたら、メンヘラの如く依存されて逃げたくても逃げられなくて、ドンドン追い詰められていくけど、自分が利用しようと考えたせいだから仕方ないって無理やり納得して、胃をキリキリさせながら、半泣きでヤベーやつの相手をする少年とのからみ」が性癖な。


第1章 手に入れよう
ヤンデレはされたりする側よりも傍観者に限る


一体俺はどこで選択を間違えたんだ?

 

「…確かに私は君に救われたんだよ」

 

あれか?主人公に手を出したのが間違いだって言うのか?

 

「たとえ君が打算ありきだったとしても、僕はすごくうれしかったんだ」

 

そりゃあしょうがないだろ。俺だって死にたくねぇし、やれることはなんだってやるつもりだった。

 

「俺自身がおかしい人間だってのはとっくのとうにわかってたからさ」

 

だからこうして、クソめんどい女に関わった。今じゃ後悔しかない。

 

「白鷺 燐火という人間が異常な存在であり、社会に受け入れられない人間であることは理解していた」

 

俺はヤンデレは傍観する方が好きだってのに

 

「だけどそんな私を」「イカれた僕達を」「どうしようもない異常者を」「白鷺 燐火という存在を」

 

 

「「「「君は認めてくれた」」」」

 

 

「うれしかった」「苦しさから解放された」「もう一人はいやなんだよ」「やっと終わったんだ」

 

あぁ、神様、常日頃祈るような人間じゃないから身勝手な願いだってわかってる。

 

「一人にしないで、お願いだから。ずっと私達と一緒に」

「隣にいる温かさがどれほど僕達にとって尊いものなのか、君は知る由はないだろう」

「アンタが俺達を変えたんだ。セキニン、取ってくれよ」

「それがたとえ、利用されているのだとしてもワタシ達は君の為ならなんだってしよう」

 

「もし君が私の」「僕の」「俺の」「白鷺 燐火の」

「「「「そばにいてくれるのなら、君が抱えている問題の解決に協力する」」」」

 

マジで頼む。なんなら入信もするから

 

『だから……離れないでね?』

 

 

 

こんな世界に転生させないでくれ

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

「クソゲーっ!」

 

学校、授業中、居眠り、賢い諸君は俺の未来が確定したことに気づいただろう。

だがよ、開幕叫んだ俺は悪くないはずだ。

 

「おい、柳田。そんなに先生の授業は退屈だったか?」

 

うぉ~…。国語教師の纏ちゃんだ…。生で見ると美人だねぇ…。えっちだねぇ…。キッショ!!!(自己嫌悪)

 

混乱してるからなのか欲が前のめりに出てしまった。

 

「あぁ~、いやそういうわけじゃないんすよね~…へへっ」

 

ここは何とかごまかすしかない。焦って三下みたいな笑い方出たが…しょうがない。動揺が抑えられないのだ。

 

「ならどういうわけか言ってみろ」

 

どういうわけかって?それはまぁ…

 

「ス-ッ、あー、えーっと、昨日悪夢ばっか見て寝付けず、寝不足状態だったんすよ~…許されません?」

 

ホントのことなんて言えねぇから濁すしかないけどさぁ…。

実を言うとぉ…。今さっきまで普通の学生だったはずだっだんだけどねぇ?

 

「ふむ…それが本当なら、許されるな。ただそれを証明できる証拠が一つもない」

 

ついさっき転生者記憶がインストールされまして…

 

「ですよね~…」

 

ここが、とある作品の世界ってことを知っちまって…

 

「ハァ、放課後職員室に来い」

 

かつ、この作品のトンデモ鬱加減を知ってて…

 

「ういっす……」

 

そんでもって俺はこの作品で近い将来に…

 

「それじゃあ、授業を再開する。37ページ、7行目に線を引け。ここでは主人公が相手に対して……」

 

身体を焼かれて死ぬってことが確定してるからかなぁ…

 

「はぁ……どうしろと?」

 

口から漏れた泣き言、涙が出始めた目は寝起きのせいかはたまた記憶のせいか。唯一言えるのは途方もない絶望感が俺を襲ったということだろう。ちくしょう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

えぇっと?インストールされた記憶が言うには、〈テトラアライメンツ〉というある作品が前世にはありまして。異能系の主人公チートものなのだが、一概にそうとは言えないくらい尖った作品だった。

 

これがまぁ…異色も異色。まず、世界観が異能と呼ばれるものが存在する現代モノ。ここまでは普通だ。主人公たちが悪の組織や化け物と戦うのかな?と思うだろう。実際はそうではなく(悪の組織らしきものは存在する)、なんと異能を悪用して犯罪者になった人を男子が正義感から惨殺したり、女子同士で感情をむき出しにして殺しあうんですよ。作者がこの作品の根本を「少年少女達がそれぞれ抱える闇で殴りあいをさせたかった」と語っており、基本異能を手に入れた少年少女の能力の矛先は同級生に向かうことになる。なんで?????(同級生並感想)

 

 

そして、異能の発現方法もまぁおかしい。それは本人が一番望んでいることが歪んだ形で、悪意ある力として発現するというものだ。例えば、きれいになりたいと願う女の子がいるのなら、その子が発現する異能は、捻じ曲がって悪意ある解釈をされて、周りにある物を強制的に腐らせる異能になる。周りが腐る=唯一腐ってない女の子が一番きれい、そういうことらしい。アホか???

 

 

そんでもって主人公も個性が尖ってる。なんと主人公『白鷺 燐火』は多重人格者なのだ。4つの人格があってそれぞれが異能を持っているというチート具合。そしてそれぞれの人格もまぁ濃い。

 

一人目、本体ともいうべき一人称が「私」の白鷺 燐火。ファンからの愛称:本体、最終決戦兵器、数は力の象徴、ミツバチの擬人化、邪悪なガタ〇リバ、常に側にいる女(物理)。ほとんど愛称というかあだ名みたいなもんだ。基本的にこの子が日常生活の大半を担っており、この子がストレス等で気絶したりすると、別人格が出てくる。クール系の女の子。

 

二人目、演劇系王子様な一人称が〈ボク〉の白鷺 燐火。ファンからの愛称:王子、白鷺 燐火の人間関係担当、唯一の良心、いうほど良心か?、カリスマ(異能)、みんなの心のなかにいる()、まだマシ。演技が得意な王子様系女子。ドラマや映画に出演できる女優。人格は四つだけど肉体は一つだから、色々難しくないかって?まぁ…本体ちゃんの異能に関わってくるからあとで話そう。

 

三人目、ストロングヤンキーな一人称が【俺】の白鷺 燐火。ファンからの愛称:エゴイスト、白鷺 燐火の暴力担当、全てにおいて上、神殺し、欲望の権化、誰よりも強い女(直喩)、一番重そう。特技:暴力!なフィジカルゴリラ。自分の好きなことを好きなだけやるを信条に、色々やらかしている問題児。俺様系女子って感じかな。

 

四人目、苦労人だがやべーやつ。一人称[ワタシ?]の白鷺 燐火。ファンからの愛称:苦労人、やべーやつ、白鷺 燐火の知識担当、探求の権化、世が世なら異端審問、現代でも極刑の女、五感フル活用(隠喩)、絶対に周囲から孤立させてくるタイプ、ちゃんとアレ。一人称が定まっていないというか、基本[ワタシ]なのだが、本名フルネームで言ったり、気分次第で変えている描写が多々ある。白鷺 燐火が抱える問題のそのほとんどの後始末をこなす苦労人。だが、本性は知らないものを知りたいという探求心が化け物女。一番関わっちゃいけないやつだと思ってる。

 

 

とまぁ…主人公の特徴を羅列していったが…、主人公の能力?後だ後。大事なことがまだあるんだよ。

 

この主人公、まぁ病む。とにかく病む。というか現在進行形で病んでいっているというのが正しいだろう。

 

多重人格だからというのもある。いろいろと抱えるモンが多いんだろう。作中ではあまり他者とは関わらず、家では一人暮らしで誰も居ない。学校の人間に多重人格者なんですと言っても、腫物染みた扱いを受けることは明白だ。誰にも頼れない状況であり、それがどんどん病みを加速させている。

 

おかげで溜まっていった感情や抑圧された鬱憤が膨れ上がり、異能として発現するに至った、というのが原作のプロローグで語られている。

 

その後、主人公が異能を通して、ずっと抱えてきた行き場のない感情や問題をどうにか解決しようと、周りの異能力者を巻き込んだり巻き込まれたりしながらも、奮闘していくというお話だ。

 

この作品の魅力は主人公たちのリアル過ぎる心情描写にあるんだが…っとオタク語りストップだ。大事なのはそこじゃない。

 

俺こと、柳田 修介は、その作品で序盤も序盤、異能に発現したてで調子乗ってる雑魚異能力者に、手の先や足の先から徐々に炙られていくという悲惨な仕方で焼死させられるからだ。

 

この作品、人の死がノルマ扱いされるぐらいに安い。主人公も平気で人殺すし、なんなら無害そうな図書委員がkillcountトップとかざらなのだ。そんな恐ろしい世界の栄えある第一死亡カウントが俺となるのだ。

 

ちなみに図書委員killcountトップ勢になる原因は、俺が焼死したところを隠れてみてしまい、自己防衛のため発現したての異能力を鍛える。そこから変な方向にエスカレートしていき…というのが真相だったりする。つまり、原因は俺。ソンナー

 

そして、主人公の病みを加速させていくのも俺。ソンナー。といってもこれは俺が焼死していくのを主人公が見ており、同級生が死んだことによるショックで異能で人を傷つけないという誓いを破り、異能で相手を惨殺する。その後、自身が雑魚異能力者と同じことをしたと気づきゲロを吐くまでが第一章の流れだ。いやぁ…ナイアガラのゲロと呼ばれるくらいにネットで話題になった圧巻のゲロシーンは作者の性癖が垣間見えるだろう。すなわち、愉悦部だなと。

 

そういった記憶をなぜか授業中居眠りしているときにインストールされたのだ。居眠りの代償にしては重くありませんかね?

 

はっきり言うと死にたくない。しかも手足の先からじわじわと焼かれていくのはとても嫌だ。死ぬならベットでぬくぬくしながらやすらか~に死にたい。

 

だからこそ、色々と布石を打たねばならない。たとえ変人扱いされようと、命には代えられないのだ。そして、最初の布石が置けるかどうか、それが今から向かう場所にかかっている。

 

猶予はあと2週間、ちょうど前世回想に入ってるあたりで、中間試験が1か月後にあるというのを小耳に挟んだので、俺が死ぬ日程は把握できていたのだ。命関わってるからね。回想しながら周りのことに注意を張り巡らせるくらいのことが出来ないと…。

 

今は放課後、纏ちゃんになんとか俺が死ぬ日にち、殺害現場に居てもらいたいのだ。犯人の雑魚異能力者にバレないようにして。

 

そして、いざというとき、もうどうしようもなくなった時止めてもらうのだ。

 

なにせ、纏ちゃんもとい、笹垣 纏(ささがき まとい)は、中盤で明かされるが、異能を持っていることを秘匿している異能力者で、大半の異能に優位を取れるチート異能持ちだからだ。

 

ノック三回、ガラガラッと職員室の扉を開け、纏ちゃんに用がある事を伝える。

 

呼ばれた、絶対に成功させなきゃいけない命懸けの説得が始まる。きばっていけぇ俺!

 

「先生!頼みがあります!」




感想・評価よろしくお願いします。
2024/06/17 少し加筆修正しました。

1.5章のシチュエーション

  • 嘘つき少女と人の痛みに共感できる男子()
  • 幸せをかみしめている少年と愛されたい少女
  • 幸福の価値が分からない女と不幸体質の男
  • 天才と天才女になり切れなかった凡才男
  • 自分に価値を見出せない男とまぶしすぎる女
  • 忘れた少年、忘れたかった少女
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