少年少女が抱える闇で殴りあいをさせたかった 作:よくメガネを無くす海月のーれん
全体の改稿と加筆が終わりました。一番変わってるのは前話ですね…タイトルも変えたし…。
なんかこう…こうしてほしい!とかこんなキャラ入れろぉ!とかそういうのドンドンほしいです。モチベになります!
今のところ…ちょっと言ってくださる方がちらほらいる纏ちゃんヒロインフラグかな?どういう病みにするかは今後次第…
間違えた。
端的に言えばそうなのだろう。
自宅、自室、椅子に座ってスマホを握りしめる手がゆるむ。
カチカチと、時計が針を進める音だけが鳴り響く。
ゆるんだ力が手から腕へ、背中へ伝っていき、しまいには椅子にだらんと身を預けるようにして天井を見つめる体勢になった。
返された言葉は何でもない、ただの無機質な言葉だ。人に直接会わずかつ声も使わないコミュニケーションアプリでは、どうしても言葉に人の心というものが見えなくて困る。でも、だからこそ、そこからはみ出るほどのむき出しの感情は、実際に会うよりも、声で聴くよりも鮮明に見えてしまう。わかってしまう。
『普通の女の子』どうやら彼にはそう見えているらしい。どうにも私にはこの言葉が皮肉に聞こえて仕方がない。なにをどうしたら、私の現状を見て、普通といえるのか?…私の内情なんて彼は知らないのにどうしてこんなことを。
私の心が覚めていく。冷えていく。先日まで舞い上がっていたはずなのに嘘みたいだ。
また、明日から苦しい日々が再開される。希望を見た分、耐えられないかもしれない。
私は何も知らないふりをして、助けを乞うべきだった。助けられる身でありながら、助けを求めた人に対して、助ける理由を問うてしまった。
助ける理由なんてなんでもよかったはずだ。この状況から抜け出さしてくれるなら。この病みから引っ張り上げてくれるなら。
傲慢にも助ける理由を吟味してしまったからだ。これがただの哀れみなのか、それとも別の意図があるのか。
視界が霞む。涙が出てきた。自分で差し伸ばされた手を叩いたくせに、随分と身勝手だ。
「救われたかった」
ようやく吐いて出た言葉は、いつもの諦念と不安、絶望と混濁が入り混じったか細い言葉だった。
いつだって後悔する。やらないで後悔するよりやって後悔した方がいいなんてどこかの誰かが言っていたが、随分無責任な言葉だ。こんな目に遭うくらいなら、何も行動なんて起こさなかったのに。
八つ当たりをしても時間はまき戻らないし、一度入ってしまったヒビは二度と戻らない。
「たすけてよ…」
あぁ、ダメだ
「たすけてよたすけてよたすけてよたすけてよたすけてよたすけてよたすけてよたすけてよ!!!!!!!!!!」
頭を押さえて必死に、必死に脳から追い出そうとする。
「どうして私がこんな目に遭わなくちゃいけないんだ!私がなにをしたって言うんだ!」
栓が抜かれた感情が、溢れる泉のごとく口から漏れ出てくる。
「私も自由に生きたかった!
涙で視界がぐちゃぐちゃになる。
「私の人生を奪うな!私の今を奪うな!私の今までをかえせ!私のこれからを奪わないで…!!」
行き場のない怒りだけが私の心に渦を巻く。
「なんで……私なの……」
机に縋って涙を垂らす。抑えきれない。抑えられない。もうムリだ。
「救ってよ。お願い」
「いっぱい苦しんだじゃん」
「私以外もこんな苦しい思いをしているの?」
「だったらお願い、見せてよ。安心したいの」
「誰か一人でも同じ気持ちの人がいるなら」
「私は…」
「ちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがう!!!!!!!」
「そうじゃない。そんなのちがう」
「そんなのもとめてない」
「いや」
「もうくるしいのはいや」
「ねぇ、だれか」
「おねがい」
「わたしのすべてをあげるから」
「このくるしみからかいほうして」
「
こんなにも求める叫んで、嘆いて、縋って、吐き出されるたった四文字の言葉を
未だ、誰にも言えずにいる。
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熱い。熱い熱い熱い熱い熱い。
「あっ……がっ……」
漏れ出た言葉になり切れない音が二人だけの空き教室にかすかに伝わる。
なんだ、なんだこれ。どういうことだ?どうしたんだ?
喉が焼かれる痛みで、思考が纏まらずただ痛みと苦しみが脳をかき乱す。
必死になって喉を掻いても激しい喉の痛みは留まることを知らない。
あぁ…これ、
「おっ…おま……え……っが……」
前を見据える。目の前にはひょっとこのお面を被った男。あぁこれはきっと…
原作の記憶だ。
これが現実なのか、夢なのか判別できない。でもこれが現実のものだとしたら詰んでいる。だから現実と思うよりも、夢と思って現実に活かそうと考えた方が幾分かマシだ。
必死になってもがいて周囲を見渡す。
後ろを振り向く。きっとこの場所がどこかわかるヒントがあるはずだ。後ろにはほこりにまみれた黒板に書かれた"YOU DEAD"の文字。時刻はちょうど17時を指していた。ビンゴ、間違いなく3階空き教室だが…俺が干渉した世界…?
横を見る。窓側にはカーテンが閉め切られている。扉側はなんの施錠もされてないように見える。随分とガバガバな現場で俺を燃やしたらしい。活路はそちらにある。
必死になって、扉に向かう。距離は後数歩。すぐにでも廊下に出ることが出来る。そうすれば、アイツは俺を焼き殺すをやめるか、やめなければ、俺を焼いていたということがバレるだろう。そうすりゃ、俺が死んでも勝ちだ。俺が死んで、そのことをきっかけに白鷺燐火が覚醒したら、原作収束したということになる。
こんな最低な人間、さっさとくたばった方がよかったんだ。だったら少しでも白鷺燐火に得のある行動したっていいだろu
「あぐっ……」
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!!!!!
脚が灼ける。灼けている。ちかちかする目で下を見れば、足がどんどん黒くなっていく。はは、炭になっていっているのか?わからない。ただ灼けて足が使い物にならないことはわかる。
「あぁっがっっっっっ!!!!!!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!
クソッ、足を踏みやがったコイツ!!!首だけ後ろを振り返ってヤツの顔を確認する。クソッ、ふざけたひょっとこのお面で顔が見えないが、確実にヤツは笑っている。
もがく腕も黒く変色している。動かすと内側を突っ張るような引っ張るような感触と針を無数に刺されてそのまま横に引き裂かれたみたいな痛みを感じる。
もがいてもがいてもがいて、どうにか扉に手を伸ばす。アレさえ開ければ、きっとどうにかなるはずだ。
いやだ、無駄死にしたくない。原作通りに進むんじゃないのかよ。見ているんじゃないのか。どこいったんだよ白鷺燐火。
いやだいやだ。死にたくない。クソッ。死にたくないんだよ!次につなげるとか言ってるけど!ほんとは!俺は!
「しに…た…くな……い………」
なぁ、天罰が下ったっていうのかよ。俺が利用しようとしたから、俺が原作を捻じ曲げようとしたから。
こんな苦しい思いしなくちゃいけないのかよ!
なぁ頼む。
誰か
「
焼けた喉から吐き出された声にもならなかったたった四文字の言葉はもう誰にも届かなかった。
作者はダブルミーニングだったり、別々のシーンで同じ感情を抱えていたりする場面がとても好き侍。つまりタイトルはそういうことです。同意してくれる方は感想評価何卒…!
クールな女の子がみっともなく泣いて叫んで諦めきれない!と感情を爆発している時にしか得られない栄養はあるし、誰かの為とか言いながら、本音は情けなくて脆い自分の為に行動していて、その行動が実を結ばず、子供みたいにわめいて最後の瞬間に、胸に抱えていた本音を言えなかった男の子からしか得られない栄養もあると思います。(どちらも男女が違く手も同じ栄養素が得られると思ってる)
1.5章のシチュエーション
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嘘つき少女と人の痛みに共感できる男子()
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幸せをかみしめている少年と愛されたい少女
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幸福の価値が分からない女と不幸体質の男
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天才と天才女になり切れなかった凡才男
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自分に価値を見出せない男とまぶしすぎる女
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忘れた少年、忘れたかった少女