幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
朝…か。風呂入ろ。
相変わらずクソデカイ露天風呂だよ本当に。
朝…ね。風呂入ろ。
そういえば、空は昨日のあの依頼どうしたのかしら。外界人は殺す行為に過剰に反応するから、ちょっと心配ね。
あ~いい湯だな~煙がえげつない事を除けば。起きたばっかだってのに眠くなってきた…いや、起きたばっかだからこそ眠いのか…まぁ…どうでもいいか…
今日は一段と湯煙が濃いわ…この時間はほぼ誰もいない事が多いし、ゆっくりとした朝を迎えるには最高の時間ね。音は特に聞こえてこないし、久し振りに泳いじゃっても良いかも?
タタタ…タンッ!
ボジャアアン!
空「ファッ!?ヤッベ誰か来ちまった。気配を探られないように逃げなくては!」
霊夢「あ~いい湯ね~本当に」
空「!?!?!??」
命の保証は無いな(絶望)
霊夢「あれ?そっちに誰かいるの?」
やっべぇぇぇ!!!
霊夢「あ…さっきの飛び込み見られちゃった?ごめんなさい、誰かがいるとは思わなくって」
空「き、綺麗な飛び込みでしたね(裏声)」
霊夢「そう?最後に泳いだのが川で何年前だったかな…」
空「ブランクがあっても華麗に飛び込めるなんて、流石ですね!(裏声)」
霊夢「ふふっ。ありがと。って…ブランク…?」
やっべ。
空「それでは私はもう上がりますね。またいつか会いましょう(裏声)」
霊夢「ねぇ。1つ聞いても良い?」
空「なんですか?(裏声)」
霊夢「貴方、空でしょ?」
空「大・正・解。誠にすみませんでした命だけはお助けを(懇願)」
霊夢「はぁ…こっちに来なさい。絞め殺してあげるから」
空「博麗霊夢の一矢纏わぬ姿と己の命を天秤にかけろと言うのか」
霊夢「迷うことは無いわ」
空「湯煙よ!俺に力を分けてくれ!」ガシッ
霊夢「そんなもの、無いに等しい!」ブォン
空「フハハハハハ!同じ手に引っ掛かるとは情けない!グッバァ~イ!」
霊夢「アンタその格好で空に飛び立つ気?」
空「湯煙よ!オラにパワーを、パワーを、くれー!」
霊夢「あ~…滑稽」
空「まだ早朝で良かったぜ。あの格好で神社の屋根の上に着陸したとか、変質者以外の何者でもないからな」
霊夢「変質者なのよ。紛れもなく」
空「やっぱブランクは不味かったか。言った後に気付いたわ」
霊夢「外界人はしょっちゅう外来語を使いたがるから一瞬で分かっちゃった」
空「マジかぁ………あの…ご飯…」
霊夢「なぁに?これくらいはしてやらないと、私の気が済まないのよ」
空「目の前で食うの酷いよぉ」
霊夢「うふふ。今日1日断食しなさい」
霊夢「今日も修行はやるわよ」
空「腹ペコパワーで乗り切っちゃうゾ☆」
霊夢「満腹パワーで叩き潰しちゃうゾ☆」
空「あの。もう動けないんですけど…」
霊夢「あら?私はまだまだ行けるわ。さぁ立ち上がりなさい」
魔理沙「今日は一昨日よりも厳しいな。まるで私怨でもあるかのように」
空「ヘルプ!ヘルプ!アイウィルビーキリィンドバイレイム!」
魔理沙「I'm just a bystander。私はただの傍観者だ 」
空「ギャアアアア!」