幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
空「お邪魔しまーす」
弾幕ごっこルールじゃないからか、道中が嫌に静かだな。妖精メイドさんはどこかな~?
咲夜「随分と挙動不審な動きをするのね」
空「そりゃこんな珍しい館に歓迎されたんですもの。良く見ておかなきゃ」
咲夜「そ。排除はしないけど、試させて貰うわ。私の時間は私のもの。貴方の時間も私のもの」
空「ジャイアンムーブやめろ」
弾幕格闘…始めッ!
シュッ
空「ッ!」 ダッ
咲夜「へぇ、避けれるのね。意外だわ」
空「知識こそ力なり!」
咲夜「じゃあ…こんなのどう?」
ナイフに囲まれた光景ってこんな感じなのか…先端恐怖症だったら危なかったね。
空「キャッチ&リリース」
咲夜「腕が疲れそうね」
空「実際、はぁ…疲れ、てる…」
咲夜「燃費の悪い技ね。持たないわよ?」
空「スタミナはギリギリまで削っても大丈夫さ。温存したいのはそっちじゃない」
咲夜「ふーん?意地でも使わせてやるわよ」
また時間止められた…時の止まった世界になんとかして入'門'出来ない'もん'か?なんつって。あーしょーもな。
時を止められてる感覚の掴み方のイメージが湧かない…どうすれば良い?そうだ。思考を放棄してみよう。止まった世界に思考は持ち込めない。出来るだけ止まった世界に自分を近付けないと。
ポタッ
咲夜「え、何?涎?」
空「…」
咲夜「あれっ?ちょっと、ねぇ?あぁどんどん垂れてく…」
空「うっし!回復完了!」
咲夜「え?あっ!」
空「わかんねぇから無理矢理押し通す。霊射 スピリッツショット」ビッ!
咲夜「うっ!一発貰っちゃったわ」
空「時間停止能力者はやっぱゴリ押し出来ないな。悪いけどアンタと闘うのは止めだ。とんずらするぜ」
咲夜「速っ…待ちなさい!」
空「アンタなら目の前に来てくれると思ったよ。霊光+霊音 スピリッツフラッシュ&ノイズ」
ピカッッッ!!!
パァァァァァァァァァァン!!!!!
キーーーーーーーンーーー…
咲夜「あがっ…うぐっ…」
空「俺も喰らってんだからおあいこだ。って聞こえてないか。俺も聞こえないし」
さっき向こうにドアが見えたからそこに避難しよう。目はギリギリ。耳は一応塞いだが結構キテる。咲夜さんは人間とはいえほぼ人外みたいな身体能力だしさっさと隠れよう。あと少し、あと少しだ。身体にもダメージがデカイから一休みしないと不味いな。
バタン
ふー…ここは、図書館か。ってことは…マジか。ついてねぇな。幸い…まだ気付かれてない…か?防音の結界でも張ってあんのかな。這って移動しよ。ちょうど良い隠れ蓑がある。霊力8割。さっきよりマシか。目は良いとして耳を休めないと…