幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
空「今の俺はエネルギーの塊なんだよな…だったら物理法則無視出来るんじゃないか?」
ふわっ
空「あっ、ギコギコしない、スゥー…」
デジタル移動だやっほい
しかし速度が出ないな。博麗神社がやけに遠く感じるぜ。速いと言えば光速…いや限度があるだろ。適度に速いモノ速いモノ…小型ロケットとか?遂に人の姿をエネルギー上とはいえ捨てる訳だが、変化を恐れれば衰退するのみ。やるしかねぇ。
ゴオォォォォォォ…
うん、速い。現代兵器様々ですわ。Go-Go! Let's Go!
到着。ちゃんと人の姿に戻れてるかな。気配は…もう寝てるな。今日は一段とお早いお眠りだことで。…申し訳ない。賽銭なんて持ってないしだからって俺を俺として証明する為の確証にはならないし…あ。あるじゃん。とっておきのQ.E.D.が。
エネルギーの塊もとい魂になったからか、妙に霊力とか妖力とか魔力との親和性が高く感じるな。というか能力が無くなっても一度設定したものは解けてないのか?力が逃げてない。もしかしたらフランドールの能力を掴んだままにしてたからアイツ能力使えなくなってるんじゃないの?後で謝ろ。ちょいと近所迷惑かもしれないがやらせてもらうぞ。
霊・妖・魔 花火 トリプルスターマイン
絶・景…霊力が妖力掻き消してるな。これ修正点ね。あれ、つか花火ってどこからの知識だ?見過ごしてたけど、記憶の抜け落ちが結構あるな。というかあまりにも不自然過ぎる。何故会った事もない筈の人達の顔と名前を把握してるんだ?俺二週目でもしてる?の割には不手際多いしな。今はこれで生存報告をしましょうかね。
バンッ
空「お、半日ぶり」
霊夢「…綺麗なもんね」
空「そうだな。夜に映える」
霊夢「霊力と妖力は混ぜるものじゃないわよ」
空「改善します」
霊夢「その姿じゃ、もうあまり持たないんでしょ?」
空「あぁ。3日も持たないってかぐや姫に教えて貰った」
霊夢「輝夜…はっ、アンタまさか…!」
空「身体を保存して貰った。別にまだ不老不死になろうって訳じゃない。抗ってみせるさ」
霊夢「そ…目星はついてるの?」
空「取り敢えず冥界に行きたい。そこで魂の器を修復する手掛かりを掴む。もう、能力は消えちまったけど」
霊夢「能力があろうが無かろうがやる事は同じよ。抵抗するってなら私も手伝ってあげる」
空「サンキュー。正直今はお前だけが頼りだ」
霊夢「今は…ね」
空「ずっとの方が良かったか?」
霊夢「バカ言わないで。ずっとはこっちから願い下げよ」
空「振られちゃった」
霊夢「…着いてきなさい。行くわよ、冥界に」
空「寝間着姿でか?」
霊夢「時間無いんでしょ」
空「そこまで親身になってくれるとはありがたい。なら、ほいどうぞ」
霊夢「なにこれ…霊力の服?」
空「この姿になるとエネルギーの応用力がかなり上がるな。破れたりすると霊力に戻るから、咄嗟の時に破って盾にしても良いぞ」
霊夢「へー。便利ね」
空「これで巫女としての面子も守れるって訳だ。それじゃ行こうぜ」
霊夢「あの時の事まだ覚えて…そうね。行きましょう」
「生きてたんですね。彼」
「そうね。まぁ意志の強いこと強いこと」
「貴女にも匹敵し得る能力は消えたと言っていましたが…」
「疑いたくもなるわ。私も疑ってるもの。注意から要注意に変えておいてね」
「分かりました。彼は…幻想郷の脅威となるのでしょうか」
「彼の夢がどちらに傾くかで結果が大きく変わってしまうでしょうね」
「誘導する必要がありますか?だったら…」
「やめなさい。彼は爆弾なの。下手に触るとそれがどちらのサプライズになるのか、予測がつかないわ」
「そう、ですか」
「見届けましょう。いざというときは全力で始末しなければいけないのが面倒だけれど」
「彼も言っていたギャンブルなのでは?」
「そうね!賭けちゃいましょう。掛け金は用意してあるから」
「…はぁ」