幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
霊夢「ここが博麗神社。アンタら外界人の大抵は知ってるけどね」
空「小綺麗ですな」
霊夢「建て直したからね。参拝客もこないってのに出費だけがかさむのよ…」
空「妖怪神社は伊達じゃないね」
霊夢「不名誉ねぇ…」
このどんな人物にも分け隔てなく、同じ立場から接してくれる物腰が人気者の秘訣だよなぁ。妖怪に振り切ってるけども。
霊夢「さ。居候として暮らすんであれば家事全般は任せたわ。ちゃんと修行はつけてあげるから安心して絶望しなさい」
空「家事については最初だけ説明してくれよん」
霊夢「ロクに情報与えないと、勝手になんかやりそうだからそれも教えておかないとね」
空「霊夢さん分かってる~」
???「お、なんだなんだ。また霊夢が外界人を連れてきたぞ」
空「Suicaさん…」
萃香「何だか発音が違うように聞こえるが正解だ。そしてお前はこれからどうするつもりだ?外界へ帰るのか、それとも人里で引きこもるのか」
空「俺はこの博麗神社に居候として住まわせて貰いながら強くなります」
萃香「…ふむ。なるほど。珍しいタイプだね。言葉で霊夢に勝つなんて」
空「レアモンですね」
萃香「レアモンだな」
霊夢「…早速だけどまずはそのボロボロな身体どうにかしないと家事も押し付けづらいし、修行も耐えられないでしょ」
空「あ…そうでした。うっかりうっかり。取り敢えず、お水貰えます?」
萃香「ほれ、これでも飲め飲め」
空「それ酒じゃないすか…」
萃香「何ィ?鬼の誘いを断るのか?」
空「ハッハッハ。丁重にお断りします」
萃香「酔わせてお前の本音を聞きたかったんだがなぁ」
霊夢「はいこれ。熱々のお茶。ありがたく飲みなさい」
空「なんてやつだ…霊夢さんの鬼!悪魔!巫女!」
霊夢「恨みはしっかり精算しないとね」
萃香「やっぱりこっちを飲むかい?」
空「お茶を…飲みます…」
霊夢「うふふふふふ…」
空「旧作かよ。熱ッッッイ!」
2日ぶりの水分は90℃越えのお茶。
ここまでの激動の道を思い返しながらお茶を飲み干す。
山へサイクリング
↓
熱中症で倒れる
↓
車に轢かれかける
↓
山奥で転げ落ちる
↓
何処からか幻想郷に侵入
↓
幻想郷の森で迷う
↓
ナズーリン発見
↓
1日目終了
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人里を案内して貰う
↓
出待ち妖怪に喧嘩売る
↓
人里に転がり込む
↓
霊夢さんに助けて貰う
↓
博麗神社へ
↓
Suicaと遭遇
↓
お茶を要求←今ココ!
空「あぁ…染み渡りますね…」
霊夢「家事、の前に修行っぽいことををやっておきましょうか」
空「待ってました!」
霊夢「良~く見てなさい。霊力は、こうしてこう!纏って身体強くする事も出来るし、弾幕として放つことも可能よ」
空「全く分からないので威力を極限まで抑えた弾幕を喰らって感覚を掴みたいですね」
霊夢「その方法が一番手っ取り早いかもね。それじゃ、はい」
空「わぁ…ピリピリする。ふんっ!」
パンッ!
空「あっ物理的な力でも相殺出来るんだ」
霊夢「肉体にダメージを与えるものだから触れるものじゃないと意味が無いの」
空「なるほどねぇ…」
霊夢「じゃあ修行は終わり。残りの時間で家事を全部覚えて貰うからそのつもりで」
空「早っ。まぁ良いか」
萃香「霊夢。コイツそこそこ弱ってるみたいだが、誰もがお前の様に頑丈な身体ではないぞ」
霊夢「そうかしら。意外と頑丈よ?」
空「気合いと根性で生きてます!」
萃香「嫌いじゃないよ。その空元気」