幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
牡丹「どーもー!呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」
パチュリー「図書館ではお静かに。生きてたようで何より。じゃあ早速実験を「待った」何?」
牡丹「パチュリーさんが目をつけていたのは俺の魔力吸収についてでしたよね?」
パチュリー「そうね。でもあの時の出来事でそれは無くなっちゃったんでしょ?フランから聞いたわ」
牡丹「最早俺の実験価値は無いのでは…?」
パチュリー「魔法使いを舐めたらダメよ。私達の知的好奇心に終わりは無いの。そっちの貴方にも、手伝って貰うわよ」
空「バレてーら」
牡丹「何するんだ?」
パチュリー「前回貴方と闘った時にまた痛感したのよ。自分の身体の弱さを。だから今度は魔法だけじゃなくて、自分の身体にも向き合ってみたの」
牡丹「ほう。それでそれで?」
パチュリー「そして開発したのよ…強制的に身体能力を人並みに引き上げる飲み薬を!」
空「人並みに?それ以上は身体が持たないのか?」
パチュリー「安全性も考慮するとね。取り敢えずそれを目安に作ったつもりよ」
牡丹「それを飲め、と。自慢じゃ無いが、俺の身体は既に人並み以上だと思うんだが…」
パチュリー「微調整が面倒臭…難しかったから後は実験して調べようと思ったの。だからまだ人並みに調整できてるとは限らないわ」
空「なるほどね。で、俺は何をすれば良いんだ?」
パチュリー「貴方の身体が可笑しくなった時の鎮静を」
牡丹「なんてもん飲まそうとしとるんだ」
パチュリー「ほら、人並みって言っても個体差が大きいでしょ?それにもし肉欲が外れ値の人並みになったら…どうなってしまうのかしら?」
牡丹「獣に責任は取れませんよ」
パチュリー「だから人に取って貰うんじゃない」
空「責任重大過ぎワロタ」
牡丹「なにわろてんねん」
空「抜け駆けは許さん!」
牡丹「足を引っ張り合う日本人が!」
パチュリー「はいじゃあまずはこれ飲んで」
牡丹「…色どうにかならなかったっすかね」
パチュリー「面倒」
牡丹「くそくらえ!」 ゴクン
ゴクン
ゴクン
ゴクン
牡丹「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ」
空「全弾媚薬のハッピーセットかよ」
パチュリー「あ、あれー…?」
牡丹「ちょっとこれ以上は我慢出来ないんで辞退します…」
パチュリー「そうね。次回はもうちょっと真面目に作るわ」
牡丹&空「「最初からそうしろ!」」
ジャー…ゴロゴロゴロゴロ…
牡丹「ふぅ…」
空「一応言っておくけどここ人の家だからな」
牡丹「神社も居候ならそう変わらんやろ」
空「まぁそうだけどさ。そうだけどさ」
牡丹「…メイドの視線が痛ぇ」
空「あの顔は見たな。間違いない」
牡丹「自警団に突き出してやろうかな?」
空「完全犯罪には敵わねぇよ。捕まるのは俺達だ」