幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
この空を駆ける感覚…堪らなく気分が良い。やっぱり俺はこっちの移動が性に合っている気がする。疲れるけど。
犬ッコロ「お、お前は!」
牡丹「
挨拶を済ませたら後は素通り。正直戦闘にすらならないだろう。だが…少しだけ強くなってたか?適当にあしらえなくなる前に、俺も強くならんとな。
牡丹「もーりや守矢でアルバイト~!」
???「残念ながら、守矢神社でアルバイトの募集はやってないんですよ」
牡丹「そっちから接触してくるとは…事態は深刻なのかな?東風谷早苗さん」
早苗「はて。何の事でしょうか。私はただ、ある程度の力を持った飛行物体を確認しに来ただけですが」
牡丹「ある程度…ね。まぁいっか。また守矢なんだろ?」
早苗「また守矢って…私達貴方に何かしましたか?」
牡丹「達…?ッ!」バッ
???「おー。鋭いね」
牡丹「いきなりあんたが出張ってくるのは笑えねぇな…ミシャクジサマ?」
ミシャクジ様「そっち!?君分かっててそう呼んでるでしょ!」
牡丹「2柱もこっちに寄越すとは…勘弁してくれよ!」
ミシャクジ様「…やる気だね。早苗、いくよ」
早苗「やりましょう諏訪子様!」
お空「おりゃああああああ!!!!!」
空「全方位攻撃か…いよいよ伝説のスーパーサイヤ人みたいになってきたなぁ?ま、この
お空「もっと…もっと外して良いんだ…!」
空「!」
お空「核熱 核反応制御放棄!」
空「…俺じゃなかったら死んでるな、これ」
魂だけの身体は温度を感知する機能が備わっていない。勿論必要無いからだ。そんな鈍い状態でも分かる圧倒的熱量。生身の人間どころか、肉体を持つ妖怪ですら蒸発してしまうのではないかと思わせる程の危険性を、あの鶏肉から感じた。確かにこれが相手では、人間組が作戦に参加できなかった理由も頷ける。博麗霊夢を除いてだが。何だあの巫女。
お空「まだ、足りない…!」
空「良いぞお空。出し惜しみするな!お前の全力を見せてみろ!」
お空「力を貸して神様!」
空「ん?ちょっと待てそれは違
カッ!
はぁーっ……どうしたもんかね」
お空さん。そんな主人公みたいな格好いい進化はしなくて良かったんですよえぇ。あーあーあーお目々発光しちゃってるよ。それは違うじゃん新聞にも載ってなかった形態出さないでもろて。
お空?『フーッ!フーッ!フーッ!フーッ!』
空「自我あるかー?お空さんよ~い!」
お空?『ヴバァッ!』
空「ねぇな」
最早破壊生物になってしまったが、ここからが本番だ。今の俺に現役博麗の巫女並の霊力は無い。だが少ない力でやりくりするみみっちい努力だけは積んできたらしい。これは俺の勘だが…お空の体力を今の半分まで削れば、俺1人でもお空を霊力で封じ込められる。……不謹慎かもしれないが、今が楽しくて仕方がない。
空「なァお空!お前もそうなんだよな?楽しくて仕方がないんだろ?目一杯力を振るえる事が!」
お空?『グガァァァァァァ!!!』
空「怪獣かな?自我トぶのは想定外だったからなぁ…下手したらもう一回やるなんて事も…流石に許可してくれないだろうし。頼むからその感覚、しっかり身体に刻み付けてくれよ!」