幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
こんな姿になっちまったら、小手先の勝負を仕掛ける必要もねぇな。解放した能力と解放して貰ったこの力…試してやる。
空『穢れに塗れた我が力に染まれ!穢火 燃え滾る穢れの
お空(暴走)『燃えて燃えて燃え尽きろ!地獄の神工太陽』
このフロアが溶け始めている…ような幻覚が見える。
神の太陽に俺の穢れが拮抗している事実に歓喜する。
もういっその事、殺してしまおうかと思えるほどに気分が高まっている。違う、暴れる為に来た訳じゃない。先手を打つために来たんだ。忘れるな、忘れもしない。隻腕の巫女を作らぬためにも。
霊夢「冬なのに遠くの場所が歪んで見える…?」
さとり「暖冬でしょうか?」
お燐「お空だぁ…絶対お空だぁ…」
霊夢「こんな時に冬眠してる場合じゃないでしょ…」
紫「冬眠から叩き起こされたのよ」
霊夢「やっと来た。現状は?」
紫「私の能力を以てしても、近寄りがたいと言わざるを得ないわ。この子の看病でもしてあげてなさい」
霊夢「えぇ?あーまた…これ腕折れてない?」
紫「勇儀と力比べしてたから腕位折れるわよ」
霊夢「何やってんだか…」
さとり「これが彼のですか」
お燐「死に急ぎの臭いがプンプンしまっせ」
霊夢「紫はどうするの?」
紫「何も出来ないわ」
霊夢「へ?」
紫「彼が勝つことを祈っておきましょうか」
空『ッ…し掴んだ!』
お空(暴走)『!』
空『さっきよか元気が無いってこたぁ…そういうことだよなァ!全霊 妖魔抑留!』
お空(暴走)『あ、あぁ…』
空『相手の力を抑え込む技はあんまり好きじゃないんだが、今回は特別だ。ゆっくり眠れ』
取り敢えず、一段落か。疲れた疲れた。この形態にも慣れてきたし、まだ上がありそうだ。帰ってゆっくり研究を
お空?『グ、グ、グ』
空『そりゃねぇだろ…あ』
霊夢「まずは霊力がどういうものかを何となくで良いから分かって貰わないとね。霊力についてはどんな印象を持ってるの?」
空「何種類かある属性の1つであり、妖怪に対して有利な属性であると同時に、神力を行使する相手には効果が薄い力って印象かな」
霊夢「なるほどね。つまり空が霊力を鍛えるとそういう方向に強くなるのよ」
空『もうコイツは妖怪じゃねぇって事か…?』
神に有効な属性なんて考えちゃいなかった!どうする、いよいよ手詰まり感が否めねぇ。
神奈子「ふむ。どうやら良い頃合いだったようだな」
空『神奈子様ァ!?あ、なるほど。力を与えるきっかけはあんただったな。それで明らかに可笑しなパワーアップを果たしたお空を見に来たと』
神奈子「そうだ。この熱量を、良く被害をここまで抑えたものだ。引き上げた元凶に言う言葉では無かったか?」
空『違いない。今のお空はもう妖怪じゃない。俺の霊力がほぼ通じなかったからな。恐らく神に近い存在に成りつつある。俺は神に対する有効打を知らないんだが、何か共通の弱点は無いのか?』
神奈子「神に弱点があるとでも?」
空『え』
神奈子「冗談だ。神にも弱点はある、が。共通と言われるとそれはない。基本的に人間の上位互換みたいな立ち位置にされるからな。1柱ずつ違う弱点を持っている。試しにカラスの弱点でも考えたらどうだ?」
空『なるほどな…助かった。前線は一度任せても良いか?少し考えさせてくれ』
神奈子「任せろ。しかし良いのか?その考えは無駄になるかもしれんぞ」
空『出来るもんならやってくれ』
神奈子「ふっ。私の偉大さを見せてやろう 御柱 ライジングオンバシラ」
空『飛ばすねぇ!』