幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~   作:ソラセカン

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今回もきっとまた守矢だ 6面 ~Are you ready to know a painful future?~

 

「ほーん…って博麗の巫女右腕欠損!?Why!?……マジか…」

 

「本格的に会いにくくなっちゃったなぁ…」

 

「もし、俺が幻想郷にいたら何か変わってたのかな」

 

「過去には戻れない。進むしか無いんだ」

 

「辛いなぁ…」

 

 

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牡丹「こはっ!はぁっ…はぁっ…はぁっ……あ?」

 

永琳「お目覚めね。身体の調子はどう?」

 

牡丹「万全です。ついでに身体の関節の歪みとか、調整してくれたっぽいですね。凄い良い感じだ…あれ、何かこのセリフ凄いデジャヴが…」

 

永琳「異変はまだ続いてるわ。早く向かいなさい」

 

牡丹「あれから何時間経ちました!?」

 

永琳「貴方が運ばれてからたった30分…まだ両腕は折れてるわよ」

 

牡丹「おっ、そうだな。シュートスタイルに替えるとして…?可笑しいな、こんなに早く復帰出来るなんて」

 

永琳「奇跡…かしら?」

 

牡丹「奇跡?…へっ。早苗さんと戦っておいて損は無かったか」

 

永琳「使う?紺珠の薬」

 

牡丹「またハメようとしてるこの天才…」

 

永琳「これが無いと、今の両腕も使えない貴方じゃ戦力外よ」

 

牡丹「ちぇー…」

 

 

そこまで実力差がついてしまったのだろうか。同じ自分自身に引き離されるとは情けねぇ。どうすれば良い…そう言えば『ありとあらゆるモノを破壊する程度の能力』は今も俺が保有している能力だな。これは元々俺が持っていた力じゃない。使えば俺に何かしら影響が出るかもしれないが、使わなければこのままだ。運命を操れる姉を持つ奴の能力だぞ?きっと俺の非力をカバーしてくれるさ。

 

 

牡丹「永琳先生…興味本位で聞くんですけど、元々自分の力じゃない程度の能力を使う場合って、どうなるんですかねぇ?」

 

永琳「そうね…能力は自己申告制だから何とも言えない所はあるけど、その能力を手にするきっかけとなった時の心境に、引っ張られるんじゃないかしら?」

 

牡丹「なるほど。ロクな心境になりそうも無いな。ククッ…!楽しくなってきた」

 

永琳「ここでやらないでよ」

 

牡丹「ハイハイ…」

 

 

 

 

 

 

 

カラスに通用する手段は…光だな。CDとかで目に強い刺激を与えるやり方があった。紅魔のメイドに使った退散方法がそのまま通用する筈だ。

 

 

空『策を思い付いた!目と耳を塞いで離れてくれ!』

 

神奈子「随分と現代的な…!」

 

空『穢閃音 穢れ染みたフラッシュバン』

 

 

そしてこの一瞬のみ、俺の視覚と聴覚を消去する!

 

 

ピカッッッ!!!

 

パァァァァァァァァァァン!!!!!

 

キーーーーーーーンーーー…

 

 

空『お前の力を封印する!』

 

神奈子「目がぁぁぁ」

 

空『どんな威力だったか想像もつかんが早く復帰してくれ!』

 

お空(暴走)『う、ぅぁ』

 

空『見様見真似の封印術…相性属性関係あるか!力で捩じ伏せれば無問題(モーマンタイ)!全力で弱らせて閉じ込めるのはまるでポケモンだなオイ!』

 

 

ありったけの力で封印する! 

 

 

ピシッ

 

 

空『畜生!せめてその熱だけは!完璧に…』 グッ

 

 

ブォンッ!

 

 

神奈子「…逃げられてしまったか」

 

空『ッ!…光速で追いかけます。合流して下さい』 ピッ

 

神奈子「速…何を急いでいるんだ?」

 

 

 

 

 

霊夢「一瞬物凄く暑くなかった?」

 

さとり「さぁ…地底はいつも暑いので」

 

霊夢「さっきからあんた何をはぐらかしてるの?」

 

さとり「そんなつもりは…」

 

紫「確か今地底にいる方の空と、何かこそこそ心を読みながら話してたわよね」

 

さとり「…そうですね」

 

お燐「私にも聞かせて下さいよ。あの男の行動を正当化出来るだけの理由を」

 

さとり「分かったわ。話しておきましょう。未来の記録を」

 

紫「未来の記録…なるほど」

 

霊夢「あの時ね…それで、どんな悲惨なお話なの?」

 

さとり「お空がまた暴走して…今度の暴走は前回の比にならない激しさで、人間はあなたを除いて出向く事すら出来なかった」

 

霊夢「何で私だけ?」

 

紫「咲夜はレミリアの指示でしょうね。早苗は守矢の神々から止められ、魔理沙は自分で判断したと思うわ」

 

霊夢「そ…となると出向くのは私しか居ないわ」

 

さとり「地底は溶け出し対処出来る者が限られている中、霊夢さんだけは…」

 

霊夢「夢想天生って熱も凌げたのね」

 

さとり「しかし何らかのトラブルで片腕を溶かされてしまったそうです」

 

霊夢「…話が見えてきたわ」

 

紫「こういう話は事前に私に通して欲しいものだけど」

 

さとり「上手くいけば、誰の被害も出さない方法だったらしいので…」

 

お燐「地底が溶けたって言ってましたけど、私達は…?」

 

さとり「……もうそんな目には会わせないから、安心して頂戴」

 

お燐「溶けたくはないですねぇ…」

 

霊夢「そうと分かればどうしましょ。何らかのトラブルさえ無ければ、無制限の夢想天生でそのまま封印しちゃうけど」

 

紫「何らかのトラブルって言い方が気になるわね。というか空本人は何をしてたのかしら?」

 

さとり「それは言えません」

 

紫「言えない…幻想郷に黙秘権はありませんわ」

 

さとり「だとしても…彼の心を踏みにじる事は出来ません」

 

霊夢「紫。今はそんなことどうでも良いわ。私は地底に行ってくるから」

 

さとり「今の話を聞いても尚、向かうのですか?」

 

霊夢「えぇ。そんな温度なら温泉もどうにかなっちゃいそうだし、早めに片付ける事に変わりは無いわ」

 

さとり「十分にお気をつけて」

 

 

ドンッ

 

 

牡丹「復活!」

 

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