幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~ 作:ソラセカン
酒の勢いで恥を晒してしまった…飲んでないというか飲めないんだが。幻想郷民にだいぶ心を覗かれてしまったというか、なんというか。
牡丹「あーたま痛い」
フラン「ヨシヨシ」
牡丹「…母性愛にでも目覚めたか?」
フラン「
牡丹「ド皮肉かな。構わない」
フラン「恋しくなったら帰ってきなよ」
牡丹「そんなホームシックみたいな…疲れたら甘えに帰るわ」
フラン「甘えん坊さん…」
牡丹「うるせー…で。何で俺はお前と同じ棺桶に入ってんの?」
フラン「居心地良いでしょ」
牡丹「もしかして寝る時人形を手元に置いておくタイプの人?」
フラン「300年位前までは…私もたまには恋しくなるの」
牡丹「そうかい…ちょっと狭苦しいだろ。出るよ」
フラン「嫌。今日はこの中で寝て」
牡丹「身動きも取れないし、生殺しにも程がある」
フラン「心が繋がってさえいれば良いのよ」
牡丹「まだその領域に到達してない人に対してそれはちょっと…」
フラン「むんなたのあさなた」
牡丹「な、何だって?」 あ、これそうだ。あーはいはい。
牡丹「変な夢」
まだ会えちゃいないがドレミーの悪戯だろうか。酔い潰れてるか帰ったか二次会でもやってるのか…定かではないが人は減った。紫さんは明日で良いとか言ってたが、出来る事なら今、軟禁されたい。
牡丹「紫さ~ん?」
空「起きたか。話はつけてあるから着いてこい」
牡丹「サンキュー。さっきは悪かった。急に嫉妬しちゃってさ~…」
空「俺達に限って良くある話だ。…待てよ?」
牡丹「共有」
空「オッケー」
パルスィの能力は?
嫉妬心を操る程度の能力だっけ。
はい確定。
はい探知。
………
……
…
居なくね?
帰ったんだろ。
愉快犯スギィ!
もういいや…行くぞ。
何となく俺達にちょっかいかけた理由が分かるだけあって怒れねぇ…
空「おいっす紫さん」
紫「浮かない顔ね。どうかしたかしら?」
牡丹「さっき俺の情緒が可笑しかったのって、もしかして呼びもしなかったパルスィさんのせいなんじゃないかと…」
空「嫉妬心が0でもない限り嫉妬心を操るって事は、まんまとしてやられた訳だ」
紫「不貞腐れて帰ったのかもしれないわね。嫉妬心を露にしても嫌われる所か、場が盛り上がったんですもの」
牡丹「サンキューフランドール」
紫「さて、さっきはあぁ言ったけれど、貴方達は今このタイミングで軟禁されたがってるみたいだし。手配は済ませたから、心の準備は出来たかしら?」
牡丹「…場所だけ聞かせて貰えないか?」
紫「私も驚いたんだけど、彼が本の中の世界とか言い出したのよ」
牡丹「なん…だと…?」
空「へへへ…そして入る世界は俺達が闘う喜びを学んだ原点、ドラゴンボールだ」
牡丹「っ~~~…!」
空「紫さんの能力ならそれが出来る。で、結構重要な実力差についてだが…面白い辻褄合わせシステムがあるらしい」
紫「入った世界では最初に入った者の実力がその世界での平均値となるの。ドラゴンボールの世界となると惑星破壊も容易に出来るから…細心の注意を払うこと」
牡丹「は~い!」
紫「…入り込む世界だけど、ドラゴンボールの42巻で良いのよね?」
空「あぁ。10年の空白期間があるから取り敢えず3年間。あそこで主要キャラ達にみっちり修行つけて貰うさ」
紫「弾幕ごっこからは更にかけ離れたスタイルになりそうね」
牡丹「言っても覚えてる限り東方も殴りあってた様な…まぁいっか」
空「腹くくれよ。あの世界は多分一度死んでも大丈夫だが、それは俺達みたいに魂が分離してない場合だ。消し炭にされたらどうしようもないから気を引き締めてかかるぞ」
牡丹「なんなら幻想郷より危険とも言えるからな…どちらも一般人には過酷な世界さ」
空「カコクって何だぁ?」
牡丹「おいやめろ」
紫「それじゃ、行ってらっしゃい」 グワンッ
牡丹&空「「バチクソ強くなってみせるから、首を洗って待ってろよ!」」
紫「はいはい…見守っておくわ
グワン
きっかけを作りやすい様、実力に見合わない場面に送ったけど、何とかするでしょう?」