幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~   作:ソラセカン

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俺達合体戦士(フュージョン)の違和感

 

紫「お疲れ様」

 

『「……他に言うべき事が会話を成立させる上で、あるんじゃないですかねぇ?」』

 

紫「…ごめんなさ~い」

 

『「ったく…理由位なら聞いてやる」』

 

紫「私の式神がページスキップしたのよ」

 

『「この漫画厚くなってんな…こう、パラパラ~って?」』

 

紫「止めたのよ私?でもバトル漫画に興味は無いって」

 

『「ふむ…興味が無いんじゃ仕方がない。とはいえお前は許さない」』 ガシッ

 

紫「あ~ん」

 

『「色気って知ってる?」』

 

紫「出したら堪えきれないでしょ」

 

『「禁欲の果てにいます」』

 

紫「襲われちゃ~う」

 

『「次はない。あれ、そういえば紫さん少し小さくなりました?」』

 

紫「威厳の事かしら」

 

『「そっちは無くなりました。可笑しいな…身体の成長は止まってる筈なのに」』

 

紫「私から見れば貴方はまだまだ小さな子供…と言いたい所だけど。随分大きくなったものね」

 

『「この力なら今度こそ…!なんてな」』

 

紫「あら、諦め『「そんな訳無いでしょう」』分かってるわよ怖い顔しなくても」

 

『「俺に足りないものを見つけなくちゃならないんだ。ゆっくりするのはその後で良い。さっきから、大木みたいな気を発してる奴がいるな…ちょっと行ってくる」』 ビッ

 

紫「忙しないわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビッ 『「あぁアンタか。家主に合わせて夜行性なんだな」』

 

美鈴「あれ、その姿は…混ざっている?」

 

『「そういやぁあんた、一番あの世界での適正高そうな能力持ってたな…ご名答。フュージョンって合体技で30分限り合体してる」』

 

美鈴「へぇ~そんなに面白そうな技が…というか今一瞬で現れませんでした?」

 

『「瞬間移動ってやつだ。パターンが2つあるんだが…もう一個の方はしっかりと事前に座標を決めておかないと、使えないんでな。今回は力強い美鈴の気を感じて移動した。因みに何してたんだ?」』

 

美鈴「門番が修行するなら夜が丁度良いんですよね。侵入者に威圧感を与えられますし」

 

『「そんだけ分かりやすく強ぇ気を発してたら、低級妖怪はおろか、野生動物だって近寄れやしないよ」』

 

美鈴「それがそうでもないんですよ?今は貴方がいるから寄って来ませんけど」

 

『「俺の気質ってそんなに不味いのか?」』

 

美鈴「不味いというか、怖い部類に入るのではないでしょうか?」

 

『「なるほど。門番としての護りの気質と、探求者としての渇望の気質じゃ前者に寄りたくもなる。これが善の気と悪の気の違いか…?」』

 

美鈴「善悪とか気にしそうにない貴方に、その違いは分からないのでは?」

 

『「他者の利益になるならそれが善で、不利益になるなら悪となる。優しいという言葉からそんな善悪という曖昧な概念は始まってるんだ。辿り着けない答えを求める事に何の意味を求めるか、それこそが…すまん」』

 

美鈴「…元気そうで何よりだよ。これからどうする?」

 

『「月にカチコム為に必要な準備をする。今度は負けない様にな」』

 

美鈴「あれ?結局月には行かなかったんじゃなかったんですか?」

 

『「あーそうだった。話せば長くなるかもしれないし良いや」』

 

美鈴「えー?話して下さいよ。その大幅に強くなった理由も含めて」

 

『「10年別世界に居たんだよ。紫さんの力でな…じゃなきゃ俺もここまで強くなってない」』

 

美鈴「ほぅ…10年でしたか。てっきり20年は修行を積んできていたのかと」

 

『「修行の質が良かったんだろうなぁ。流石修行マニア」』

 

美鈴「良い師に巡り合えた様ですね」

 

『「あぁ。心寂しくも楽しい10年間だった」』

 

美鈴「暇なら、今から一緒に門番しましょうよ。話し相手がいないと私も暇で暇で…」

 

『「良いなぁそれ…と思ったが、肉体の体内時計を幻想郷に合わせたいからそうもいかんな。そろそろフュージョンが解けるし、魂の俺が暇潰し相手になるよ」』

 

美鈴「え!良いんですか!なんなら手合わせも…」

 

『「勿論だ。あの10年を証明してみせよう」』

 

 

 

ザザッ

 

 

『「お、身体がブレてきたな。30分は越えてるのに、やたら離れるまで時間が掛かるのが気になる所だが、同一人物で合体してるからだろうな。あ、そうだった」』

 

美鈴「何か…凄い色味してますよ。カラフルな四角い塊がががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「どうすっかなぁこれ」』

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