幻想楽迷郷 ~A hedonist lost in a Gensokyo~   作:ソラセカン

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揺れる夢想の報復劇

 

あの~…夢の中ですよね。何で寝てるんですか?

 

夢の中でも寝てる小学生の英雄ガンマンが存在していてね…意味はない。

 

そうですか…隣失礼しますよ。

 

あーそこATフィールド。

 

夢の中で結界を作らないで下さいよ。管理が大変になるじゃないですか。

 

お前の意思を拒絶すると同時に、自分の意識を夢の中に留めておくには、絶対的なバリアと会話の主導権を握っていないと追い出されるんでね。

 

我流で夢を支配していたとは…暇なんですか?

 

うん暇。んでドレミーさんは俺に何の用?

 

私の事もご存知なんですね。その知識は一体何処から仕入れたんですか?

 

質問を質問で返されたな…いや、ここそんなんばっかか。元居た世界で仕入れただけだ。博麗大結界が破られる日も近いかもな。

 

なるほど。まぁ今は良いでしょう。それで肝心の質問ですが貴方は二重人格

 

 

ピシッ

 

 

…時間切れですか。

 

お迎えが来たな。起きねぇと。それに二重人格じゃねぇぞ。もっと便利で情熱的な(ソウル)だ。

 

 

 

 

 

 

触覚で感じるモフモフ感…視覚で認識する藍の青筋と振り上がった拳…瞬間移動までコンマ2秒。

 

 

ドスッ

 

 

触覚で感じる拳の固さ…痛覚が伝える鈍い痛み…視覚で認識する時間の経過…そら怒るわ。朝か。

 

 

牡丹「ひでぶっ」

 

藍「人が起きろと言ったら起きろ!」

 

牡丹「最後のワンパンで力ぜーんぶ使い果たしちゃったの。眠いんだよ」

 

藍「知るか!折角の休暇が台無しだ」

 

牡丹「休暇ぁ…?んじゃ独断で俺に勝負を挑みに来たって訳か。だから想定よりも弱かった。式としての八雲藍じゃなかったから」

 

藍「勝てると思ったんだがな…力を隠すのが上手い」

 

牡丹「隠してたんじゃなくて引き出しただけだからなぁ」

 

藍「ほぅ?その引き出し方とやらを教えて貰おうじゃないか」

 

牡丹「こうしてこう!」

 

藍「なるほどな…」

 

牡丹「何で分かるんだよ」

 

藍「伊達に長生きしていないさ」

 

牡丹「経験の力ってすげー」

 

 

お。起きたか。

 

今どこに居んの?

 

地底。

 

パルパル捜しか。

 

もう見付けたけど。

 

俺も行こうかな~地底。

 

誰に手を出したのか、その身を以て思い知らせてやろう…!

 

悪役かな?

 

 

牡丹「…用事が出来た。またな藍様ウェア」

 

藍「人をウィルスみたいに呼ぶな」

 

牡丹「獣だろどう見ても。あんたの気は覚えたから、用が出来たら所構わず目の前に出てきてやるよ」

 

藍「目の前の敵を殴り飛ばす準備でもしておこう」

 

牡丹「賢者の顔面にキツ~い一撃が入る事を、期待しておくよ」

 

 

 

 

 

ビッ 「で、どこにいる」

 

空「そこの橋で寂しそうに」

 

牡丹「本当だ捨て犬みたい」

 

空「そっとしておく?」

 

牡丹「いいや、拾いに行こう 石鹸玉 夢幻泡影(ソープランド)

 

 

辺り一面をシャボン玉の様に薄い弾幕が包み込み、逃げ場を塞いでいく。10年前に偶然把握した破壊の能力を使えば、この当たっても当たった感触すらしない弾幕も凶器に変えられるのだ。

 

 

牡丹「ソープランドへようこそ…ペルシア人?」

 

ペルシア人「…復讐に来たのね」

 

空「感覚的には報復」

 

パルスィ「何が違うわけ?」

 

空「欠片も恨んではいないって事」

 

牡丹「妬みを恨みで返すのも可笑しな話だ」

 

パルスィ「私に何をしでかすつもり?」

 

空「…この後の事って考えてあるか?」

 

牡丹「ソープランド設立で満足してたわ」

 

パルスィ「気楽な考えで妬ましい…」

 

空「……しっかりしねぇとな」

 

牡丹「新しいスペルの練習台でいっか。元気(から)神力 試作 天照(あまてら)大神(おおみかみ)

 

パルスィ「眩しっ…!」

 

空「またスタグレ系か。芸が無いぞ」

 

牡丹「神の光なら輝きが変わるかと思ってな。大した違いは分からんが」

 

空「神力責めでいくなら、良い意趣返しにもなるかな?」

 

牡丹「あ~きっとそれ最高なんだろうな。…せめて戦う前に、月人との戦闘記録だけでも俺に見せてくれん?」

 

空「そうだな。1度負けたって事をお互いに理解しておこうか。動きとかも参考になるかもだし」

 

パルスィ「何よ…もう私の事なんて見てないじゃない」

 

牡丹「復讐に取り憑かれた奴は、目の前が見えてないって話を良く聞くな」

 

空「悪いなパルスィ。復讐したい相手は別に居たんだった」

 

パルスィ「何故かしら。その相手に嫉妬してしまうのは」

 

空「そういう妖怪だからじゃないの? 元気(から)神力 疑神暗鬼」

 

牡丹「神の力で戦うであろう奴の力の源を疑うとか…そそるわぁ」

 

パルスィ「最早執念ね」

 

空「完膚なきまでに叩き潰さないと気が済まないのはそう」

 

牡丹「俺が思っている以上に、根は深いらしい」

 

空「あぁ…不快だァ!』

 

パルスィ「鬼に匹敵する力…何者なの?」

 

空『匹敵ダァ…?ソノ程度ジャオ話ニナラネェンダヨ!』

 

牡丹「……ここに帰って来てから全力を出した事は無かったな。確かめておくか…!」

 

パルスィ「拝啓、さとり。多分私は殺されます。代わりの人員を見繕って下さい、っと」

 

牡丹「界王拳に破壊王。肉体のポテンシャルはここら辺か。どうだ、鬼と張り合えそうか?」

 

パルスィ「そこら辺の鬼ならワンパンでしょうね。勿論私も」

 

空『星熊勇儀ガ相手ナラ?』

 

パルスィ「彼女の本気なんて見たことも無いわ。そんなに気になるなら彼女の所に行ってくれば良いじゃない」

 

空『…何カ闘ウ相手ヲ間違エタ気ガ』

 

牡丹「言葉通り、ワンパンで報復を完了しよう。 悲報 バブル崩壊」

 

パルスィ「泡がどんどん迫ってくる…」

 

空『積ミ上ガッタ泡ガ降リ注グ…質量ヲ持ッテナ』

 

牡丹「実に悲惨な事件であった。先に進もう」

 

空『重クナッタ泡ヲ抱エテ進ムノハ、シンドソウダ』

 

パルスィ「固くて重い…!つ、潰れるっ!」

 

牡丹「他国の助力を待つしか無いな。他力本願バンザーイ」

 

空『星熊国ヲ呼ンデクルマデ堪エ忍ブンダゾ』

 

パルスィ「もう無理…!」

 

牡丹「そこからがスタートだ」

 

空『地獄ノ』

 

 

パルスィ報復完了。

 

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