パチンコにハマった主人公が大学に行かず怠惰な日常を過ごすだけのお話。


大学生は閲覧注意かもです。

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続くか分かりませんがとりあえず1話目です。




留年パチンカスの怠惰な日常

「あんまり学校に来ないと留年するよ?」

 

「うるせえよ。もうこっちは留年しているんだ!」

 

俺はパチンコ台からながれるセリフにツッコむ。

 

俺がいる場所はもちろんパチンコ屋だ。右も左もパチンコ台であり大音量で客が遊戯しているため多少の声は周りに聞こえない。

 

「あんまり学校に来ないと留年するよ?」

 

「だからうるせえって」

 

ちなみにこのセリフは大当たりに期待できない場合にながれることが多い。

 

と、いうことは…

 

「あんまり学校に来ないと留年するよ?」

 

「3回転連続!?だからうるせえよ!」

 

さすがに今の声は大きすぎたのだろう、隣の人から睨まれる。なので誤魔化すように、ゴホンと咳をする。

 

 

俺は今年20歳の大学生1年生だ。

 

1年生ということはもちろん留年をしたということだ。

 

原因はもちろんパチンコだ。

 

18歳のとき、自動車免許取得の帰りにふと立ち寄ったパチンコ屋でビギナーズラックを発動し沼にハマってしまった。

 

一度沼にハマってしまうともう抜け出せない。

 

最初は、講義終わりに近くのパチンコ屋に行った。

 

次は4限だけサボって行った。

 

そして今は…

 

「朝9時から打つパチンコはたのしいなぁー」

 

そう、自主休講である。

 

親には大学に行くと嘘をつき電車に乗る。

 

最初は罪悪感があったが今ではそんなものは存在しない。

 

唐突だが俺はサークルにも入っている。もちろん最近はサークル部屋に顔を出す程度だが…

 

高校時代から続けていた弓道を大学でもやろうと去年入会した。

 

そこからサークルがある日は弓道道具を持ち大学に行くようになった。

 

サークルは夜遅くまで練習するため必然的に帰宅する時間が遅くなる。

 

そうなると、

 

サークルがある日(俺が弓道道具を持って大学に行く日)は帰宅するのが遅くなるというメッセージを親に伝えることができる。

 

その結果、

 

朝9時から夜23時のギャンブルタイム(通称ゴールデンタイム)が完成する。

 

ちなみに弓道道具はかさばるためパチンコ屋に預ける。これが結構恥ずかしい。

 

我ながら相当なクズだと思う。親にバレれば叱責だけではすまないだろう。だが後で怒られる未来よりも、今、目の前で大好きなアニメキャラが大当たりを祝福してくれることの方が俺にとって重要だ。

 

今日は勝ったな…

 

俺はそう思いハンドルを右に回した。

 

 

 

 

 

「閉店30分前ですー。延長しますか?」

 

「あっ…大丈夫です」

 

店員の提案に俺は断りを入れる。

 

そして俺は閉店前に店を出た。

 

 

 

 

「なぜあの後も打ち続けてしまったんだ」

 

俺は後悔しながら帰路につく。

 

勝ったと思った。ここから更なる勝利をと目指したのダメだった。

 

「もう辞めよう」

 

俺は決意する。

 

パチンコは一生しない。明日から真面目に講義を受けてサークルにも出て大学生らしいキャンパスライフを送ろう。

 

俺の決意は固い。パチンコで言うとレインボーというところか。濃厚である。

 

 

そして固い決意を胸に家の扉を開ける…その瞬間あることを思い出す。

 

「やべぇ…弓道道具預けたままだった!」

 

扉を開け親にはサークル部屋に置いてきたといい自分の部屋に引き篭もる。

 

椅子に座り明日どうするかと考える。

 

「……仕方ないなぁ明日取りに行くかぁ」

 

別にパチンコ屋に弓道道具を取りに行くだけであってパチンコを打つとは言っていない。俺の決心は揺るがない。

 

そう思いながら俺はスマホで明日は何のパチンコを打つか吟味する。

 

…どうやら俺はまだまだ沼から出られそうにない。

 




フィクション…であったらよかったのになぁ。

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