しぶころのやつです。人外と幼女っていいよね

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人外への恋文

 

 しろちゃんかんさつ日記

 名前 

 

 わたしは、八月 日に、すなはまで見つけたいきものを、自由けんきゅうで、かんさつすることにしました。

 なまえは、しろいから、しろちゃんです。

 

 八月一日

 

 しろちゃんは、まっしろで、大きさは、わたしよりも、ちょっとだけ大きいです。よぶときは、まえのお父さんがくれたウォークマンで、めずらしいくじらのなきごえをならすと、なきながらでてきてくれます。

 体のまんなかに大きな目が一つついていて、海から目だけを出して、およぎながらこっちを見ています。ひょうじょうゆたかで、おもしろくて、かわいいです。

 

 

 八月二日

 

 きょうも、くじらのなきごえで、しろちゃんをよびました。しろちゃんは、くじらのなきごえを、上手にまねっこします。もしかしたら、くじらの赤ちゃんなのかもしれません。

 でも、しろちゃんは、どこからこえを出してるのか、わかりません。あしたは、もっとちかくで見れるように、じゅんびをしたいとおもいます。

 

 

 八月三日

 

 きょうは、水ぎを用いしてきました。海の中にはいって、しろちゃんのことをもっとちかくでかんさつするためです。

 わたしが、およいでしろちゃんにちかずいたら、しろちゃんも、わたしに、ちかづいてきてくれました。

 しろちゃんは、つるつるしてると思ってましたが、よく見たら、そうめんぐらいの太さの毛が、たくさん生えていて、びっくりしました。さわるのは、ちょっとできませんでした。

 

 

 八月四日

 

 きょうは、しろちゃんといっしょに、およいであそびました。しろちゃんは、いつもは、体ぜんたいで、魚みたいにおよいでいます。でも、きょうは、バタ足でおよいでました。わたしの、まねっこを、してるみたいで、うれしかったです。

 しろちゃんは、くじらっぽいとおもっていましたが、足が生えてるので、ちがうみたいです。

 

ーーーーー

 

 八月十日

 

 きょうは、としょかんで、ずかんをかりてきて、しろちゃんがなんのいきものなのかをしらべました。でも、目が一つしかない、大きないきものは、かいてありませんでした。

 もしかしたら、しろちゃんは、しんしゅのいきものなのかもしれません。

 しろちゃんに、ずかんを見せたら、いろんないきもののまねっこをしました。いちばんにてたのは、やっぱりクジラでした。

 

 

 八月十一日

 

 きょうは、ゆうきを出して、しろちゃんにさわってみました。さいしょにさわったときは、毛の中に手がはいっていって、ぬるぬるしたりちょっとだけちくちくしたりしていて、くすぐったかったです。でも、もういっかいさわったら、毛がなくなって、あったかくてすべすべになっていました。

 すごくふしぎです。

 

 

 八月十二日

 

 きょうは、しろちゃんと、およいであそびました。やっぱり、しろちゃんは、およぐのが上手です。

 と中で、わたしは、貝がらで足のうらをけがしちゃいました。わたしが、いたくて、なきそうになっていると、しろちゃんが、よってきて、けがをしたところに、たくさんの毛をのばしてきました。

 わたしがびっくりして、じっとしていたら、けがをしたところが、いたくなくなっていて、しろちゃんの体の下のほうに、わたしがしたのと、おんなじけがができていました。しろちゃんは、いたいのいたいのとんでいけが、とくいみたいです。

 毛のと中が、ちかちかと光っていて、きれいでした。

 

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 八月十七日

 

 きょうは、しろちゃんのこう物を、しらべることにしました。

 まず、食パンの耳をあげました。しろちゃんは、食べませんでした。

 つぎに、おさかなをあげました。しろちゃんは、毛の先っぽでつついて、すぐにあきちゃいました。

 それから、すいかをあげました。しろちゃんは、すいかを切って、わたしにくれました。

 さいごに、するめをあげました。しろちゃんは、するめのまねをして、パリパリになりました。

 しろちゃんが、するめのまねをしているのを見ながら、切ってくれたすいかを食べていたら、しろちゃんがよってきました。ためしに、もういっかいすいかをあげてみたら、しろちゃんは、大きなお口で、すいかにかぶりつきました。

 でも、ぜんぶ、落としちゃいました。しろちゃんは、食べるのがへたくそみたいです。

 

 

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 八月二十二日

 

 きょう、しろちゃんが、もようのまねっこをしていました。でも、あんまりにてません。

 さかなのむれをまねしようとして、水玉もようになったり、たこを、岩ごとまねしたりしていて、おもしろかったです。

 わたしのまねっこをしようとして、体じゅうを、あざのもようにしたりしていました。ちょっといたそうです。

 

 

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 八月二十五日

 

 きょうは、しろちゃんといっしょに、海でおひるねをしました。

 しろちゃんは、わたしがだきつくと、たくさんの毛で、だきしめてくれます。しろちゃんの、きらきらの毛ににだきしめられていると、あったかくて、ふわふわして、ほっとします。海の中なのに、おふとんの中にいるみたいで、とてもきもちいいです。

 

 

 八月二十六日

 

 しろちゃんが、ひとりで、くじらのなきごえをまねっこしていました。わたしが、いつもと同じように、ウォークマンでしろちゃんをよぶと、うれしそうに、こっちにおよいできました。

 わたしは、しろちゃんもなかまを見たことがありません。しろちゃんは、頭がいいです。まえのお父さんは、イルカやクジラみたいな、頭のいいいきものは、むれで生きていると言っていました。しろちゃんは、きっと、むれからはぐれちゃったんだとおもいます。

 ひとりぼっちは、さみしいです。わたしは、しろちゃんを、ひとりぼっちにしたくないです。

 

 

 八月二十七日

 

 きょうは、朝のくらいうちから、しろちゃんにあいにいきました。しろちゃんは、きょうも、くじらのなきごえをまねしていました。

 まえのお父さんは、このくじらのなきごえは、ひとりぼっちのくじらのなきごえだと言っていたのを、おもいだしました。

 しろちゃんとのあいさつは、ずっと、このなきごえでした。しろちゃんはもしかしたら、このなきごえがろく音されたときから、ずっとひとりぼっちだったのかもしれません。

 

 

 八月二十八日

 

 きょうは、よるも、ずっとしろちゃんといっしょにいるつもりです。お父さんお母さんにおこられるのも、こわくありません。

 くらいのにひとりぼっちのほうが、もっとこわいです。だから、しろちゃんと、いっしょにいます。

 

 

 八月二十九日

 

 

 

 八月三十日

 

 あしたで、なつやすみは、おわりです。あさってからは、まいにちしろちゃんにあうのが、できなくなっちゃいます。

 学校がある日は、しゅくだいがおわるまで、お外にでられなくて、しゅくだいがおわると、五時になって、お外にでられません。しろちゃんにあえないのは、さみしいです。

 さみしくて、しろちゃんにだきついて、ないちゃいました。わたしがないていると、しろちゃんも、わたしにだきついて、ないちゃいました。

 しろちゃんと、ずっといっしょにいたいです。

 

 

 

 

 

 

 9月1日、今日のニュースをお伝えします。

 昨日午後4時ごろ、ーー市ー通報ーーーーちゃんー行方不明ー現場近くーーのものとみられる日記帳ーうち上がっているのが見つかっており、警察はーーちゃんー海水浴中ー海に流されーー

 ーーーー両親ー監督不行届ー捜査ーー

 また日記ー虐待を思わせる内容ーーー

 

 

 

 しろちゃん、だいすき。ずーっと、いっしょだよ。

 


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