野蛮な騎士   作:鴨凹

33 / 33
お久しぶりです、そして60000UAありがとうございます!
ただこれからの更新は今まで以上に遅くなると思います。なぜなら来月から社畜になるからです!   憂鬱だ





では本編スタート!


大きな戦いの予感

蛍side

 

「そんなに警戒しないで。はあ、どうやら淑女のやつは君たちに悪い印象を与えたようだね」

「悪い印象もなにもお前たちは国を荒らしまわる悪い奴じゃないか!」

「アハハ、まあ確かにそういう一面もあることは否定しないよ。でもひとまず過去のことは一度忘れてくれ、俺は君たちを助けに来たんだよ」

「助けに?」

 

公子と名乗るタルタリヤの言葉に蛍は警戒を抱きながら耳を傾ける

 

「そうそう。俺は悪い奴...だけど今は君たちと喧嘩するつもりはないんだ。だからその右手に溜めている風元素は一旦しまってくれ」

「...........」

 

蛍は手の内に込めていた風元素を消す

 

「ありがとう。ではさっそくこれを君に渡そう」

 

タルタリヤは一枚の札を蛍に手渡す

 

「これは?」

「それは目印、”三眼五顕仙人”が君に危害を加えないためのものさ」

「仙人だって?」

 

タルタリヤによると璃月港を出て北にある帰離原からさらに西にある石林があり、その場所を”絶雲の間”とい場所があり、古からそこは仙人たちが住んでいると信じられているらしい

 

「”信じてる?”」

「ああ。璃月人はその伝説を信じているんだ。だから彼らは絶雲の間に近づき仙人にお参りはしても中に入ろうとはしない」

「でも貴方がこの札を渡してきたってことは仙人は実在するってこと?」

「ご明察。さすがモンドの栄誉騎士、鋭いね」

 

タルタリヤは笑顔で蛍を称える

 

「でも仙人に会ってどうするんだ?」

「真相を探るための助力をお願いするってことだね。今の私たちは千岩軍にマークされたも同じだから」

「そういうこと。ほらあそこ見てみて」

 

タルタリヤが指を指すとそこには千岩軍と思わしき人3人が下の階からこちらを見張っていた

 

「さっき会った天諒君はともかく他の千岩軍と璃月七星は君を警戒している。つまり今君を助けてくれるのは仙人たちだけだ」

 

それに七星の対応もどこかきな臭いとタルタリヤは話す

 

「七星も馬鹿じゃない、武神と呼ばれた岩神をただの凡人が殺せるなんて考えちゃいないはずだ。あまりに雑すぎる、まるで意図的に何かを隠しているようだ」

「もしかして真犯人は七星だったりする?」

「そこまでは俺もわからないな」

 

ここで議論しても仕方がないので蛍たちはタルタリヤと別れ絶雲の間に向かい今回の迎仙儀式でなにがあったのか伝えに行くことにした

 

「ねえ、最後に聞かせて」

「なんだい?」

「なんで私を助けてくれるの?私を助けることにメリットはないはず」

「う~ん....そうだな....」

 

タルタリヤはわざとらしく考えるような態度をとる

 

「俺の気まぐれって言ったら信じてくれる?」

「...絶対信じない」

 

そういい蛍は絶運の間に向かっていくのだった

 

「まったく意外と油断できないな...」

「公子様、至急お耳にお入れしたい情報が」

「どうした?」

「ギフォルド様があと数時間後にこちらにご到着されると....」

「はああ...」

 

タルタリヤは目を覆いため息をつく

 

「まったくあの我儘王子

「公子様?...」

「わかってるよ。女皇陛下のご子息だちゃんとお出迎えしないとね」

 

辟易した様子でタルタリヤは銀行の中に入っていった

 

「アイツがここに来るってことはこの璃月で確実になにか一波乱あるな...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それは目印、”三眼五顕仙人”が君に危害を加えないためのものさ』

「まさか”禁忌滅却の札”...!妙だな師匠たちはもうこの世にはないって言ってたのに...」

 

タルタリヤたちの会話を聞き天諒は驚きを隠せなかった

 

「けどこれであの二人は白で確定だな。あの執行官とコネクションを持ったていうのはちょっと不安だけど...」

 

天諒は真剣な顔つきで席から立ち上がる

 

「あ、天もう行くの?」

「ああ、ごちそうさん」

 

天諒は槍を持ち絶雲の間に足を進めていくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルトside

 

「見っけ」

 

凝光と別れたカルトは璃月港を歩き回っていた。そしてしばらく歩いていると往生堂という葬儀屋にたどりつくのだった

 

「あの巨大な岩元素とともに微かに感じた茶葉の匂い.....間違いなくここだな」

 

カルトはわずかにかぎ取った匂いを手掛かりにずっと岩神を探し回った結果この往生堂にたどりつく

 

「よし、行く...」

「もしかしてお客さん!?」

「...........」

 

店に入ろうとすると中から大きな帽子をかぶり炎の神の目を身につけた少女が飛び出してきた

 

「ようこそ往生堂へ!いまなら葬儀のあれやこれ色々サービスしちゃうよ!」

「普通葬儀の話をそんなテンションで話すか?いかれてんのかてめえ」

 

よくわからないテンションで葬儀のことを話し始める少女にカルトは呆れずにはいられなかった

 

「まあまあ、お客さん!まずはうちのプランを見てってよ!ほらこっちこっち!」

「あ、おい待て!引っ張んな!」

「私の名前は胡桃。生が胡、名前が桃だよ!」

「知るか。いいから離せ!俺は...」

「すまない胡堂主、その少年は俺の客だ」

「........!」

 

店の奥から出てきた長身の男性、その男を見た瞬間カルトは感じ取った。いや感じ取ってしまった

 

(コイツだ...!)

 

いま目の前にいる男こそ、岩神モラクスであると

 

「なんだ~鍾離先生のお客さんか。なら早く出迎えてあげてよね」

「はは、すまない。では俺はこれから彼と約束があるためしばらくあけさせてもらう」

「はいはい~。あ、よかったらその子にうちを紹介しといてよ~」

「ああ、わかった。では参ろうか」

「.....おう」

 

カルトは鍾離と呼ばれる男に連れられ港にたどりつく

 

「良い場所だろう?心地よい潮風に人々の活気あふれる声が響いている」

「港なんてこんなもんだろ。ドーンマンポートとそう変わらねえ」

 

潮風も活気もどこだろうがあんまり変わらないだろとカルトは答える

 

「だが悪くねえ」

「...そうだろう」

 

二人の間に心地よい静寂が流れる。だがそれは長くは続かなかった

 

「意外だった...」

「何がだ?」

「貴殿のような人間はすぐに本題に入ると思っていた」

「...俺なりに気を使ってやったんだよ」

「そうか。気遣い感謝する」

 

男は小さく笑いカルトは鼻を鳴らす

 

「ここに来る道中もアンタの話を聞いてやったんだ。そろそろ本題入っていいよな?」

「ああ」

 

先ほどまでとは打って変わり二人の目は真剣そのものになる

 

「単刀直入に聞く、アンタ岩神だろ?

「........隠しても無駄か」

 

鍾離は観念したように息をはく

 

「だが恐れ入った。お前の存在に気づいた瞬間、すぐに気配とともに元素力も一切遮断したはずなんだが」

「アンタから他とは違う茶の匂いがした」

「なるほど。確かに今朝俺が飲んだ茶は非常に珍しいものだった....」

 

まさかそれがこのような状況を作ってしまうとはな、面白おかしく笑う

 

「改めて自己紹介しよう。ああ、俺は岩神モラクス。今は往生堂の客卿、鍾離と名乗っている」

 

こうしてカルトは一歩先に旅の目的である岩神と出会う

 

「このことはどうか内密に頼む」

「いいぜ。俺も別に言いふらしたいわけじゃない。ただ二つ条件がある」

「条件?」

「ああ。まず一つ目は俺の連れに情報を渡してほしい」

 

カルトは蛍の旅の目的を話す

 

「...いいだろう。だがそれは」

「ああ。今すぐじゃなくていい」

「感謝する。それで二つ目の条件とは?」

「なに簡単だ...............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蛍side

 

「ここが絶雲の間...」

 

あれから数十分後、蛍たちは仙人が住んでると言われる絶雲の間にたどり着く。その瞬間、周りの大気や植物が静かに揺れ始める

 

「何者だ?」

「「.......!」」

 

強い気配を感じた蛍たちは後ろ振り向く。するとそこには大きな光る角を持ち力強くこちらを見つめる巨大な鹿がいた

 

「答えよ。なぜ勝手に絶雲の間に入った?」

「貴方達にあることを伝えに来たの。これを見て」

 

蛍はさきほど渡された札を見せる。するとその鹿の目はさきほどの鋭さをなくし周りの植物たちも次第に静かになっていく

 

「禁忌滅却の札....これは久しぶりに見たな。俗世の人の手にまだ残っておったか。ならば我も礼儀を持って汝に名乗ろう」

 

鹿は蛍たちに近づく

 

我は三眼五顕仙人、削月筑陽真君。旅人よ、改めて問おう。なぜこの地を訪れた」

「実は...」

 

パイモンと蛍は玉京台で起きたことを説明した

 

「言語道断...実に嘆かわしいッ!璃月七星...失望したぞ」

 

削月は璃月七星の対応に憤りを隠せなかった。そして蛍たちの濡れ衣を晴らすことを約束する

 

「旅人よ、我に案がある。だが我の独断では危うい、他の仙人たちに知らせる必要があるだろう」

「誰に伝えればいい?」

「我と同じ...」

「理水と留雲の師匠にはもう伝えといたからあとは望舒旅館にいる降魔大聖の語法夜叉、魈を訪ねればいい」

「お前は...!」

 

削月の言葉を遮った聞き覚えのある声、その正体は

 

「天諒!」

「よっ、さっきぶりだな美人さん達!そして削月の師匠も久しぶり!」

「天.....」

 

削月は天諒をじっと見る

 

「お前たちがこの者たちに濡れ衣を被せたのはまことか?」

「ああ....うん、本当」

「はあ...わが弟子ながら情けない。しばらく見ぬうちにお前の目がここまで曇ってしまうとは....」

「待ってくれ!」

「彼だけは私たちを信じてくれたの」

 

その言葉を聞き削月は天への口を噤む。だが天本人は蛍たちの言葉に対し首を横に振る

 

「いいや。俺はアンタたちをずっと監視してたんだ。信じてなんかいなかったさ」

「え.....」

「パイモン、右手に向かって美味しいと言ってみてくれ」

「え、ああ、わかったぞ。...」

「『美味しい』」

「......!」

「どういうことだ、なんでオイラ声がお前の手から聞こえるんだ?」

「もしかして...!」

 

蛍は元素視覚を駆使し自身の手を見る。そこには微小なよく凝視しなければ気づかない小さなオレンジ色の点があった

 

「そう。フォンテーヌの発信機と盗聴器?ってやつを模して編み出した俺の技、橙信。これは対象の居場所、運動量、力量、声を捉えることができるんだ」

「あの時私たちの手を握った時に...!」

「そのとおり。悪いな、ああやって言っておきながらあの中で一番アンタたちを警戒していたのは俺だったんだ。本当にごめん」

 

天は頭を下げ蛍たちに謝罪する

 

「謝らなくていいぞ!」

「むしろ貴方は千岩軍として正しいことをした。でもこれからは私たちを信用してくれるってことでいいんだよね?」

「もちろん。もう橙信も消したしアンタたちのことはちゃんと上に報告する」

「じゃあもう気にしないで」

 

蛍は天に笑いかける

 

「...アンタら本当に心まで美しいな」

「それは本心?」

「初めて会った時も今もこの言葉だけは本心だよ」

「....ふふっ、ありがとう」

 

こうして蛍たちは天たちと別れ、降魔大聖の語法夜叉、魈を訪ねるために望舒旅館に向かうのだった

 

「.....なあ、師匠」

「なんだ...」

「感じるか?」

「ああ。なにか強大な力を持つ者がこの璃月に近づいてきている」

 

削月と天は遠くに広がる海を眺める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

璃月近辺の海上

 

王子様、あと2時間ほどで到着いたします」

「そうか.....」

 

大きな椅子から笑みを浮かべ少年は立ち上がる

 

「カルト・スカーレット.....俺と同類...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございました!今回は戦闘がなかったため内容が薄くなってしまいました。

ではまた次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

狼っぽいのになった…タスケテ(作者:富竹14号)(原作:原神)

▼ 原神のげの字も知らない男が獣域ハウンドになってやってきた(馬鹿)。▼ 帰ろうとしても帰れない、帰れないならここに永住するしかねぇ!(割とある) 満足するしかねぇ!!(アホ)。▼ 待ってろ異世界(仮)! 待ってろ美味い食い物!▼ なお、道中に金髪美少女と空飛ぶホワイトロリに追いかけ回される模様。▼


総合評価:2770/評価:7.24/連載:46話/更新日時:2026年01月11日(日) 20:25 小説情報

その男、彼の英雄である(作者:駄作を目指すもの)(原作:原神)

ある優しき男は違う世界に呼ばれた。その男は自分が死ぬまで周りの人を救い続けた。そんな人間の救いを見たものは英雄と言い、救われたものからは憧れ・友情・恋情・愛情などの様々な想いが向けられた。男は最後まで気づかなかったが…▼そんな男は自分が死ぬことを知っていた。だから、それまでに男は周りを救おうと必死になりそれが結果的に更に救うことに繋がった。▼そして、力を授け…


総合評価:154/評価:6/連載:10話/更新日時:2026年03月16日(月) 23:12 小説情報

ここ悪の組織じゃね?ヤバ(作者:駆け出し旅人)(原作:原神)

やったことないゲームの世界に転生した話


総合評価:2304/評価:8.44/連載:9話/更新日時:2026年02月18日(水) 22:48 小説情報

FGO ~ Loopback Against the Order ~(作者:アルタナ)(原作:Fate/Grand Order)

―最期に、彼の背を押して。▼―彼に、未来に向かって歩いてほしかった。▼―ただ、それだけで、よかったのに。▼これは、復讐の炎に捕らわれた魔女が、ただ一人、愛する人を守るために、歩んだ道をやり直す物語。▼その先にあるのは、救いか、破滅か。▼今はまだ、分からない。▼*** Caution ***▼・スマートフォン向けRPG「Fate/Grand Order」の二次…


総合評価:2190/評価:8.84/連載:70話/更新日時:2026年02月17日(火) 00:00 小説情報

三輪の兄貴(作者:器用貧乏ならっこ)(原作:呪術廻戦)

三輪ちゃんと与くんに幸せになってもらいたかった。▼そんなノリで書いただけの駄作。


総合評価:765/評価:7.8/連載:10話/更新日時:2026年03月03日(火) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>