沈みゆく旭日   作:ダージリン旭

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この物語はなるべく世界観説明を読むことを推奨します。基本的には人物と組織を知れば楽しめます。また、ここには紹介されていない人物や組織も登場しますが本編内で詳細が語られるか、本筋にはあまり関わらないものが大半です。


世界観説明

この物語は2025年の仮想世界を舞台としています

・主要人物(2025年の総裁選後)

桜乃(はるの)そら 47 内閣総理大臣 

この物語の主人公 原作では17歳設定のボイスロイド

福岡の富裕層の家庭で育ち、政治家を目指して九州大学法学部政治学科を卒業し、自民党に入党した後25歳で衆議院選挙に当選した。そして2025年の総裁選では風見壮一に勝利し、最年少かつ初の女性総理となった。対中強硬派の虚音派に所属しているが派閥間の対立は望んでいない。中国の脅威に対抗すべく、日本の防衛産業や先端技術産業を積極的に支援し、外交では民主主義国家とのより強固な連携を重視する。

 

波音律 46(本当はリツで律は当て字です)外務大臣

桜乃そらと仲の良いライバル 原作はボイスボックスのキャラクター この世界では黒髪設定

生粋の東京娘 中国の世界での立ち振る舞いに危機感を持ち政治家になる決意をした。早稲田大学国際教養学部を卒業。彼女もまた自民党に入党した後25歳に衆議院選挙で当選した。対中穏健派の風見派に所属しており、彼女もまた派閥間の対立を望まない。自国製SLBM配備の反対や海外派兵への消極的な態度で桜乃と揉めることはあるが京町精華が仲介しながら妥協し合うことが大半であり。中国の脅威を封じ込めるという根本的な思想は一致しているため基本桜乃に協力的である。

 

京町精華 43(本当はセイカで精華は当て字です)国家特務庁長官 京都生まれだが皮肉は好まない、桜乃と波音が揉めた時の仲介役 原作は23歳設定のボイスロイド 京都大学法学部政治学科卒業後は官僚になったがその後国家特務庁にスカウトされた。桜乃内閣では43歳で設立されて間もない国家特務庁の長官に任命された。情報戦が今後の日本を左右すると考えているためMI6やCIAの顧問を雇い特務庁の人材育成に努めたり、電子戦力の強化に予算を割くよう桜乃に訴えている。

 

虚音(うろね)伊府 75(本当はイフで伊府は当て字)官房長官

原作はTALQuのキャラクター この物語では人間態の設定である 対中強硬派である虚音派の会長 15〜19年、22〜25年まで総理を務めていた 当時中国が急成長する中で対テロ戦争にしか眼中になかった世界の風潮に危機感を抱き、50歳で軍を退役した後衆議院選挙で当選。民主党政権時代には親中派を潰すため同じ対中派の風見と共に党内改革を行った。その後は同じ対中派でも方向性の違いで風見と対立し、それが派閥間の主導権争いに発展している。2022年に国家特務庁を設立し、日本経済を立て直すため風見の反対を受けながらも積極財政に転換。ロシアの侵攻を受けたウクライナには自国製の兵器輸出や引退兵器の提供をした。2025年総裁選では世代交代をアピールするため47歳の桜乃に後継を託した。

 

風見壮一 68 財務大臣

原作はAIボイスのキャラクター 12〜15年、19〜22年まで総理を務めていた 対中穏健派である風見派の会長 虚音と同じように中国の急成長に危機感を抱き、会社を早期退職した後43歳に衆議院選挙で当選した。国交大臣や経産大臣等様な大臣を務めた。虚音と共に親中派を潰したがその後対立し、対中穏健派の風見派の会長として派閥間での主導権争いを続けている。民主党政権で失墜した日本の信頼を取り戻し、二期目には迅速なコロナワクチン供給や不妊治療の保険適用を実現した。2025年の総裁選では桜乃に敗北した。

 

琴葉茜 54 陸軍大将

原作はボイスロイドのキャラクター この物語では黒髪設定である 大阪の軍人の家庭で育ち、双子の妹を持つ。父に憧れ、防衛大学校に入学。女子生徒に対する差別が激しい中で妹と共に男を黙らすほどの成績を叩き出した。第二次朝鮮戦争では済州島開放作戦で指揮をとって活躍した。部下からは陸の茜と呼ばれるようになった。自民党の対中方針が固まっていないことに苛立っている。

 

琴葉葵 54 海軍大将

原作はボイスロイドのキャラクター 彼女もまた黒髪設定である 父に憧れ、姉の茜と共に防衛大学校で優秀な成績を叩き出した。第二次朝鮮戦争では対馬海戦を指揮して勝利、陸軍の上陸を支援した。また、イージス艦でミサイル迎撃もしていたためミサイル防衛網強化の重要性を誰よりも理解している。部下からは海の葵と呼ばれるようになった。姉と同じく自民党の対中方針の不安定さに不満を持っている。

 

マキ・ツルマキ 56 米海兵隊総司令官

原作はボイスロイドのキャラクター 第二次朝鮮戦争では茜と共に済州島開放作戦を指揮した。葵とも繋がりがある。日米共同作戦において重要な役目を持っている。

 

岸信弘 64国防大臣

この世界のオリジナルキャラクター 岸信介の孫 代々続く岸家のサラブレッド 虚音派の中でも生粋の強硬派 軍部との繋がりが強く国防大臣を既に4年続けており桜乃が総理に就任した際も国防大臣に任命するよう願い出たほどである。

 

・主要組織

自民党

日本の与党 現在は党内改革で親中派を排除したことで保守層の支持を集め単独で議席の過半数を超えている。しかし同じ対中派の中でも強硬派と穏健派の派閥で分かれているため政策の一致が中々進まない状態となっている。また、野党第一党に上り詰めた維新や徐々に議席数を増やしている国民党などがゆっくりとしかし着実に自民党を追い込んでいる。

三菱重工

日本の軍需産業シェア一位を誇る企業。最近は超小型原子炉の開発を進めており、日本で最も期待されている企業の一つである。しかしAI兵器を英国のBAEシステムズと共同していることに反対する勢力も増えており、国内では評価が二分されている。

国家特務庁

2022年に設立された日本の諜報機関 これまで米国の圧力により諜報機関の設立が許されなかったが、情報戦が苛烈を極める時代になり当時の虚音首相が大統領を説得し設立が許可された。スカウト先は大学や元国防軍幹部、その他の優秀な公務員等多岐にわたる。

日本国防軍

GHQが改正した日本国憲法により設立された正真正銘の軍隊。日米安保条約により日米共同作戦が可能となっている。米国の核兵器を那覇や対馬、知床半島に配備しており、広島や長崎では毎年原爆投下日に核反対運動が起きているが国民の多くが情勢を鑑みればやむを得ないと考えているのが実情である。また、国防費はGDP比3%を超えており国民への負担は大きい。更には少子高齢化の影響で国防軍に志願する若者が少なくなっているため、AI兵器の開発を急ピッチで進めている。

 

・この世界の主要国情勢

日本

朝鮮戦争で韓国が降伏したことにより日本は太平洋の民主主義の砦となるためGHQによって憲法改正が強引に行われ、国防戦力の保持が明記された。岸信介政権では日米安保条約改定を行い日米両軍が共同作戦を行えるようになり、1990年の湾岸戦争に参戦し、2005年には第二次朝鮮戦争に参戦した。佐藤栄作政権では史実とは違い情勢を鑑みて非核三原則を宣言せずジョンソン大統領の核兵器持ち込みを容認した。核抑止を手に入れた日本は米国とともに太平洋の国々を民主化する役目を負わされている。現在はSLBMの配備や諜報機関の国家特務庁の設立など対中国に向け様々な準備を進めている。そして2025年の自民党総裁選で初めて女性総理が誕生する。

米国

太平洋戦争には勝利したものの朝鮮戦争の敗北により太平洋の日本が唯一の民主主義の砦であることに危機感を持ち、米国政府は日米共同で太平洋の国々を民主化を図っている。現在は中国を最大の脅威としており、インド太平洋の国々と協力し対中包囲網を画策している。

中国

この世界では朝鮮戦争で義勇軍を大量に送り込んで北朝鮮側に勝利をもたらし、金門島の戦いでも勝利した。

この世界では中ソ国境紛争が発生したものの、周恩来がソ連のコスギインと史実より早く会談を行い中国の食料問題を解決したため鄧小平は一人っ子政策を施行しなかった。これにより現在の中国は未だに人口増加を続けており、2025年には人口16億人を突破した。そして米国に迫る勢いで経済力と軍事力を増強している。また、上海協力機構を軍事同盟として発展させた上海条約機構を設立した。この世界の現在の国家主席 王劉瑁(りゅうぼう)は太平洋の覇者になる過程として台湾、そして日本を狙っている。21世紀に目覚めた獅子は海の向こう睨んでいる それも殺意に満ちた目で…

ロシア

ソ連崩壊後はドミトリー・ロコソフスキー大統領が2000年に就任以降、任期延長や政敵の暗殺により2025年の今でも大統領の座に就いている。しかしウクライナ侵略では何の成果も得られず、様々な物資を中国に依存しているため日々立場が弱くなっている。更には戦争後の経済復興支援の代償としてウラジオストク港の使用優先権を認めざるを得なかった。

鎌と槌を掲げていたころの栄光はもはやない。

欧州連邦

世界経済を左右する米中に対抗するため、この世界ではドイツを中心として英国が離脱した2020年に統一国家として誕生した。しかしロシアのウクライナ侵略に対する支援や内政においての構成国の対立が目立ち、たった5年で国家の存立が危ぶまれる事態となっている。英国国民からはドイツ第四帝国と揶揄されている。

英国

欧州連邦から離脱した直後は人手不足やコロナパンデミックによる経済への打撃が凄まじく食料を取るか暖房を取るかの選択を強いられる国民も少なくなかったほど酷い有り様だったが、TPP加盟や21世紀の日英同盟と呼ばれる日英安全保障協定を締結したことにより経済が徐々に回復しインド太平洋においての影響力を強めた。日本にとっては諜報員の育成や合同演習を行える強力な同盟国となっている。

インド

次世代の超大国と呼ばれており、いずれ人口が中国を追い越すとされている。対中戦略の鍵であるインドは中国との国境紛争が激化していることを受け、中国が改定した上海条約機構から脱退し日米英豪と共に中国を封じ込めている。ただ、ロシアとの関係は未だ悪くはない。

オーストラリア

膨大な食料と天然資源を有している資源大国であり、日本のお得意様でもある友好国。中国の太平洋進出に危機感を持ち日米英印と共に中国包囲網を画策している。しかし、この国はあまりにも多く移民を受け入れ過ぎた。海外生まれの人口がほぼ半分に到達しその中でも中国系は4割を占めるようになった。国内では移民問題の話題が世論の中心となり、対外政策議論が中々進まない状況となっている。

朝鮮

朝鮮戦争で韓国に勝利した北朝鮮は朝鮮半島全土を占領した。2005年には核兵器保有を公表したことをきっかけに済州島上陸作戦を決行。第二次朝鮮戦争が勃発したが、日米両軍が済州島を開放し白紙講話となった。現在は中国との貿易で僅かながらも経済発展を遂げ、核兵器を保有する史実以上の軍事国家を創り上げた。特にサイバー攻撃部隊のラザルスは情報戦において脅威的な存在であり、京町は頭を抱えている。

イラン

上海条約機構に加盟し、近年核兵器を保有した。中露朝と共に米国を悩ませる国家である。特にイラン革命防衛隊は米軍の機密情報収集や破壊工作を行っている。同盟国の日本に被害が及ぶのも時間の問題かもしれない。




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