これも一億国民を守るための致し方無い方法なのだ。
-京町精華
三菱重工総合研究所
「ごきげんようアカリさん、日本では八咫烏計画っていうものが始まったんだってね?」
「ええ、八咫烏計画は電磁砲の開発支援も含まれてますからうちにとっては本当に助かりますよ。」
「大蛇といい八咫烏といいハルノ首相は日本神話から由来する名前が多いわね、そのうち草薙計画とか天照計画とか出てきそうね。」
「イアさんはうちの総理をどう思います?」
「私の中では良い指導者だと思うわ。政権奪還後の長老政治時代は安定こそしているものの具体的な政策がわからなかったり、実行力が伴っていないように見えたことが多かったから相対的に彼女は有能に見えるわね。そういったところはうちの首相にも見習ってほしいものね。」
「英国の首相は確かスリムさんでしたね。」
エスタニア・カール 50 首相 オリキャラ
欧州よりもTTO諸国との連携を重視している首相で、日本で全国のラーメン店を梯子するのが夢である。国内のインフレ対策にとても苦労している。
「カール首相はインフレ対策をすると言ってるけど、結局今までの首相と同じ様に効果的な政策は実行できていない。そのせいでフィッシュアンドチップスは10ポンド(約1800円)にまで値段が上がっているのよ、日本なら10ポンドもあればもっと美味しい料理を食べれるのだからまさにグルメ天国よ。」
「日本は物価の上昇に対してあんまり給料上がらないのでかなり苦労しますけどね、10年前は150円だった塩おにぎりも今となっては200円ですし。生活が苦しいのはどこの先進国でも同じだと思いますよ。」
「それもそうね、ところでさっき言ってた電磁砲の開発はどれくらいできてるの?」
「一応小口径型は完成していますね、後は艦隊や固定砲台としての実践的な中口径型を開発しているところです。実用化まではまだまだですね。」
「もうその段階までは来ているのね。米国も電磁砲研究を再開したけれどもやっぱり日本が一番進んでいるようね。」
「そりゃそうですよ、日本は米国以上にミサイル防衛の重要性が高い国ですから。うちもAI兵器よりこっちが本命扱いと言っても過言ではないですしね。」
電磁砲とは通称レールガンと呼ばれている電気エネルギーで弾丸を放つ砲である。火薬を使う従来の砲よりも弾丸の初速を大幅に向上させることが可能であり、弾丸が小さく探知されにくい利点もあるため。ミサイル防衛においてゲームチェンジャーと言える程の効果が期待される。SF作品では親の顔より見た兵器と言える程馴染み深いが、現実世界でも防衛装備庁は既に試作品を完成させており、自衛隊で導入される世界が現実味を帯びている。電磁砲はこれまでの兵器では対処が難しい極超音速誘導弾などに対する防空や、艦艇や地上目標に対して回避が困難な打撃手段として使われる見通しである。弱点としては膨大な電力(約25MW)消費するため電力問題の解決も課題となっている。ちなみにとある科学の超電磁砲に出てくる電磁砲は完全に別物である。
「日本もとんでもない国に囲まれていて大変ね。」
「まぁ東アジアで民主主義の大国なんて日本くらいですからね、自由と安全のためにはどんな兵器でも造ってみせますよ。例えそれが血を吐き続ける悲しいマラソンだったとしても…」
モスクワ クレムリン
「ゲリヤくん、今の国内情勢はどうなっている?」
「ほとんどの不穏分子は消滅し、都市部は善良な市民だけとなっております。また、経済制裁の被害を最小限にするため外資企業の工場を全て吸収し、装備生産や兵器開発に回しました。」
「よくやった、流石FSBの手綱を握れる奴は他の腰抜けどもとは格が違うな。ところで内モンゴルはどうだ?」
「今の所は問題なく兵器供給ができています。」
「それなら安心だな。ウイグル、チベット、チワン共よりも早く反乱を成功させ、傀儡国を作らねばならんからな。勿論モンゴルにも傀儡国の一国になってもらう。では次は朝鮮国に傭兵を送ってくれ。」
「傭兵を送って何をするんです?」
「朝鮮国側には軍事訓練という名目で送るつもりだ。そして真の目的は新秩序構築期に朝鮮国を内部から崩し、その後に我々が朝鮮国を偉大なるロシアの一部へと昇華させるのだ。」
「なんと素晴らしい計画でしょう!」
「そうだろう、わかればすぐに実行に移すのだ。」
「了解です。」
東北家
東北三姉妹が同じ日に休暇を取ることができたため珍しく三姉妹揃って実家に居合わせている。
「あけましておめでとうございます、ずん姉様、板子姉様。」
東北純子 36 公安職員 ボイスロイド
家族には普通の警察だと話していて、きりたんには信じられている。対し板子は見当がついている模様。特務庁の結月ゆかりとも接点を持っていて、両組織の下で情報共有をしている。
東北板子 39 皇宮警視正 ボイスロイド
板子(当て字)という名前に似つかないほど大きい(意味深)。183センチという高身長かつ筋骨隆々の体重83キロであるため、いくら美人といってもそうそう襲われることはない。妹二人をきりちゃん、ずんちゃんと呼んでいる。
「あけましておめでとう!きりたん、姉様。」
「きりちゃんとずんちゃん二人を同時に見るのは久しぶりですわね、きりちゃんは総理の秘書の仕事はどうかしら?」
「もう大変ですよ、総理は威圧感があって、京町長官はとんでもない酒クズで、波音外相はまだまともですけど結局二人と頻繁に酒を飲みますし。しかも総理ときたら無茶な量の事務処理を任せることが多くてもう泣きたくなりますよ。」
「お疲れさまですわ、きりちゃん。」
「姉様も皇宮警視正なんて大変でしょうに。」
「そりゃあ3年務めた今もきつく感じますからね、そもそも皇宮護衛官自体厳格な職業ですし。それでも私は定年を迎えるまでこの職を全うするつもりですわ。」
「板子姉様は学生の頃から陛下をとても敬愛していましたもんね。私とずん姉様はあの震災の頃からでしたが。」
「ああ…確かにあのときにガラッと世界が変わった気がしたわね。」
2011年3月11日 この世界でも東日本大震災が発生し多大な犠牲者が出た。東北家は警察業務をしていた板子を除いて皆避難生活をしていたが避難所には暗雲が立ち込めており、多くの人が未来に希望を持てずにいた。そんな時にある一報を耳にした、「天皇陛下がここに訪問される。」この言葉で避難所が活気づいたのだ。しかし東北の妹二人は当時こう思っていた。「何故天皇が来るだけでここまで雰囲気が変わったのだろう。そんなにもすごい人なのか。」当時の彼女らは陛下のことをよく知らず、ただ偉い人という認識であった。だが彼女らは陛下を直接目にしたことで世界が変わった。被災者一人一人に声を掛け、膝をついて激励する陛下の姿に彼女らは目を奪われた。聖人君子とは正にこのこと、板子姉様が敬愛しているのも納得。いや、今までそうでなかった私達がおかしかったのだと思うほどだった。板子は偶然陛下の護衛を担当した一人であり、妹二人の見たことのない驚きの顔を目撃した。この出来事が東北家全体を大きく変えたのである。
元の生活に戻ったあと彼女らは陛下について知るうちにこの国に貢献したいと考えるようになり、きりたんは国家総合職から総理秘書官、純子は警察官となり近年公安部に配属された。
「ずんちゃんは学生の頃はずんだカフェ開きたいって言ってましたのに今は警察官なんですもの。人って本当に変わるものですわね。」
「それでは少々お手洗いに行ってきます」バタンッ
「まぁ姉様は一般的な警察の私とは違って皇宮護衛官ですからね、同じ警察でも多分苦労の次元が違うと思いますよ。」
「 あら?ずんちゃんも一般的な警察ではないと思いますわよ。秘密裏に捜査をしなければならないのですからさぞ大変なことで。」
「いえいえ、そんなことないですよ。」
「ずんちゃんは隠し事があまり得意じゃないのは幼い頃から知っていますわよ。」
「……」
ガチャッ「ずん姉様、何の話をされていました?」
「いや〜警察のお仕事って大変だな〜と。」
ベトナム戦線
「Happy new year!アカネ大将。」
「今年も良い年ですね、マキ大将。」
「良い年だなんて笑わせる。ハーバー大将はラオス戦線で戦い続けてるし我々もヴィンの防衛線を突破するのに一苦労だ、地道に一つ一つの区域を制圧するしかないもんだから部隊の士気もあまり良くない。」
「世論に気を遣いながら戦わなければいけないのもあって中々有効打を与えられませんからね。」
「しかもうちはベトナム戦争が終わってもまだまだリラックスできなさそうだしな。」
「また米政府が戦争を起こすのですか?」
「恐らくな。最近麻薬カルテルがヘリやドローン、挙げ句の果てには戦車まで保有し始めたことをCIAが確認したんだ。主な輸入国は中国、ロシア、イランの三カ国だ。」
この世界の麻薬カルテルはメキシコ全体を動かす巨大な組織となっており政府、官僚、警察、軍隊など多くの公務員を買収している。その膨大な資金源は中共や露軍、朝鮮軍との取引で賄われている。
「なんとそのようなことになっていたとは…ドローンはイランから輸入するのは大体わかりますが、戦車を輸入するとなるとかなり不味いですね。」
「戦車に関しては中国の96式とロシアのT80、T90が大半を占めている。戦車を約120輌、ヘリを約30機、ドローンを600機購入しているそうだ。」
「ここまで来るともはや軍隊ですね。」
「そしてFBIによると大抵の公務員が汚職をしていて、その中には軍幹部や特殊部隊までもが含まれている…つまりメキシコはもう誰も信用できないってことだ。」
「いっそのことメキシコではなくカルテル共和国に名称変更したらいいんじゃないですかね。」
「HAHAHA!確かにそうしてくれた方がこっちとしても殺りやすくて助かるんだがな。」
「しかし全員がカルテルの一員という訳でもなく何も関与していない民間人の犠牲はなるべく防がなければなりませんからね。今までのように空爆すればなんとかなると思っていなければいいのですが。」
「SNSのせいですぐに情報が漏れるからな。下手なことができないのは辛いもんだ。中国からすれば覇権ゲームの最後の切り札となるだろう。」
「はぁ…私が生きてるうちに平和な世界というものは訪れますかね。」
「さあな、今はとにかく任務を遂行するだけだ。」
料亭 花楽
「いつもお疲れさまです、五十嵐幕僚長。」
「岸さんこそいつもお疲れさまです。電磁砲開発支援のほうはどうなっておりますか?」
「ええ、すこぶる順調ですよ。早期実用化のために従来の2倍の額を頂けませんかと頼みましてね、なんとか承諾してもらった所存ですよ。」
「お〜2倍!あの堅物総理を説得するとは流石ベテランサラブレッドの実力は違いますな。」
「まぁ、虚音さんの圧力もあるんじゃないですかねぇ。いくら総理といえどもあの化け物には逆らえないもんですよ。」
「虚音さんを化け物とおっしゃてますが、妖怪と呼ばれるあなたの一族も大概でありますよ。」
「私も祖父のように令和の妖怪として畏怖されたいものですな。」
「それと核シェルター配備の件で国交省といざこざを起こしていると聞いたのですが。」
「まあね、核兵器や戦場シェルターのノウハウがある国防省に任せろと言ってるんだがどうも成果を示したいがために出しゃばっているようなのだよ。彼奴等に任せたらどうせ予算を中抜きすることくらい目に見えているから、国交省官僚という名の悪代官共に一発喝を入れてやったのさ。」
「やれやれ、利権に目がない奴等は本当に碌なことをしませんな。ところで岸さん、どうやらハムが我々を監視しているようでしてね。恐らく今の会話もどこかで聞いてるんじゃないですかね。」
「おやおや、清廉潔白な我々を監視するだなんて何を考えているのでしょうな。我々はただ日本を守るための行動しかしていないというのに、伊織さんも中々疑心暗鬼なものですな。」
「まぁずっと国防相のポストに固執していたら何かあるんじゃないかって思われるのも致し方ないでしょう。さあさあもう仕事のことなんて忘れて飲みまくりましょう。」
総理執務室
「総理、次の参議院選挙では自民党で過半数を得るのはかなり難しいと思います。例年から議席数は減少傾向にあり現在132議席とかなりギリギリです、連立を組むことになるのは確定事項となるでしょう。」
「愛国会と組むことになっていますがなるべく参院選前にあと一つ成果を残したいです。そこで四国さんには綿津見神計画を成功させるために知事を続けてもらわなければなりません。来月の知事選が始まりますので応援に行きますよ。」
四国めたん 36 知事 ボイスボックス
メタンハイドレート採掘による日本のエネルギー大国化を目指している 東北純子と同じ東北大学を卒業しているため震災の経験を下に防災政策も積極的に進めている
高知市
「初めまして総理、四国めたんと申します。よくここまでお越しくださいました。」
「四国さんいつもご苦労さまです、選挙活動の方はどうでしょうか。」
「やはりメタンハイドレート採掘が主な争点となっているそうで、立民の候補は環境保護を名目に開発中止を訴えております。世論調査では新聞社によって結果が大きく異なるためどうなるかわからない情勢となっています。なので総理が応援に来てくださるのはとても助かります。」
「ふむ…東北さんの調査では多くの環境保護団体が立民候補の背後にいて、その中にはシーシェパードも含まれているそうです。」
「エコテロリストの支援を受けるとは立民も堕ちるとこまで堕ちましたね、とにかくここで勝たなければメタンハイドレートの採掘が他の地域で行われなくなります。日本のエネルギー不足を解消するためにはそういった地域を採掘推進派の自民党が抑えなくてはなりません。私はその先駆者としてなんとしても勝利を掴み取らなければならないのです。」
2月8日 高知県の知事選で四国候補と共に桜乃が応援演説を展開した。総理大臣が応援に駆けつけるほど重要な場所なのだということを国民に認知させ、選挙を大いに盛り上げた。
「これ以上国民の皆様を電力不足で悩ませる訳にはいきません。メタンハイドレートは皆様の生活を維持するためには欠かせない資源なのです。国民の皆様のことを考えているのは四国さんだけです、どうか皆様の一票を四国さんに。」
彼女は街宣車の上で演説を行っており、そこには桜乃と四国、護衛担当の二人SP、警護車4台が常に併走、走行ルートにもそれぞれSPが配置、更には2機のヘリが上空からの監視と建物の監視をしている盤石な警備体制であった。しかしその時、突如小さな飛行物体が路地裏から姿を表し街宣車に向かっていた。護衛担当のSPがそれに気づき…
「失礼します総理!」「四国さん危ない!」
彼女らに覆いかぶさった。そしてその物体は街宣車のフロントドアに衝突して爆発、街宣車は横転してしまった。辺りは悲鳴に包まれ民衆は爆発音でパニックを起こしていた。
「総理!四国さん!お怪我はありませんか。」
「ええ、大丈夫です。」「SPのおかげでなんとか…」
横転した後もSPが緩衝材となっていたため彼女らには怪我は無かったが運転手は肋骨を損傷し、SP二人は骨折と脳震盪を起こしていた。
爆発物の正体はドローンであったことが判明。犯人は逮捕され、事情聴取では「日本を破滅へと導く総理を葬る絶好の機会だと思った」と証言している。彼は50代無職でどこの組織とも繋がりが確認されていないため個人の感情で実行したものと思われる。この件がきっかけで京町が主張している電子防衛政策の重要性が世論で認知された。
総理執務室
「総理がご無事で何よりです、しかし今回はSPが間一髪のところで守っただけで次はないかもしれません。これを機に警察のサイバー部門を強化、そして国防軍や特務庁の電子戦力強化に繋げるべきでしょう。」
「京町さんの言う通りですね、これだけのことが起きたのですから予算を多く使っても反対しづらくなるでしょう。しかし、虚音さんのときといい近年暗殺未遂が多くなってる気がしますね。あれだけ安全な国と言われた日本はどこへやら。」
「安全な日本なんてもうとっくに無くなってますよ、今あるのは総理の首を狙う危険分子と恐怖に怯える国民だけです。だからこそ、善良なる国民を守るために危険分子を抑圧しなければならないのです。」
反乱は永遠の不変の鉄則によって潰される
-アドルフ・ヒトラー
如何でしたか?もし 質問 このキャラや台詞が好き ここを改善、深掘してほしい などがありましたら感想を書いてくださるも幸いです(個人的に感想が一番楽しみです) 評価やお気に入り登録が増えるとモチベが上がります それでは引き続き狂気の世界を楽しみに待っていてください
※この物語はフィクションです
また、著者は特定の個人、集団、国家に対する差別的意図は一切ありません
この物語に出てくる数字は大抵適当です
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