転生者が往くブルーアーカイブ マルチversion! 作:よっしぃぃぃい
ブルアカ…石がない…
はい、本編どうぞ。
ドドドド。ドカーン。
銃音や建物の破壊音が聞こえる。
「クッソ…ほんっとうに最悪だぜ…!」
こうなった経緯を説明しよう。
「矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ。」
「………うん?」
「連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?」
「巡航戦車…!?」
戦車については詳しくないのでよく知らないがとりあえずヤバそうだって事は理解した。
「…ふむ。」
確かに外に視線を向けると、遠くで暴動が起きている。
「とりあえず…」
腰に手を添える。相棒と言っても過言ではない道具『シーカーストーン』がある。
シーカーストーンはブレワイにおいて主人公リンクが使う道具である。遠隔起動できるリモコンバクダン、磁力を使って引き寄せるマグナキャッチや物体の時を止める事ができるビタロック。それに、カメラ機能やストレージ機能など多彩で便利な能力をいくつも持っている道具である。
そして、もう一つ、『プルアパッド』。ティアキンで登場したシーカーストーンとよく似ているが少し違う物である。目のようなモジュールがあったり…今は置いておこう。
「それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしてるらしいの。」
「…あー。とりあえずそいつらをボコボコにすればいいのか?」
「…先生、冗談を言わないでください。キヴォトスの外から来た、ヘイローすら持たないあなたでは命の危険に陥ります。」
「まぁでも、もうとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大した事な…あっ、先輩、お昼ご飯のデリバリーが来たから、また連絡するね!」
そう言うとブツッ、という音とともにモモカと呼ばれる少女のホログラムは消えた。
そばに居たので分かったが、リンの機嫌がとても悪くなっている事に気付いた。
「…あー、えっと。リン?」
「…だ、大丈夫です。…少々問題が発生しましたが、大したことではありません。」
「十分に大した事なのでは…?」
リンは抗議に来ていた4人を見ると、こう言った。
「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです。」
「…えっ?」
えっ。
「もしや、この子達に暴動鎮圧に向かわせると?流石に無理じゃないのか?」
「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう。」
そう言うや否や、リンは去っていく。
「ちょ、ちょっと待って!?ど、どこに行くのよ!?」
ユウカがそれを追いかける。
「…俺の事無視かよ!」
とりあえず着いていく事にするが…一応先生(の予定)だぞ?
そして、現在。
D.U.外郭地区、シャーレの部室付近。
ドカアアァァン。ダダダダ。
「な、何これ!?」
「これはひどいな…」
「なんで私たちが不良たちと戦わなければいけないの!?」
「そこなのか?」
「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためには、あの部室の奪還が必要ですから…」
「それは聞いたけど…!私これでもうちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が…!」
その瞬間、ユウカに不良たちの弾が当たる。
「いっ、痛っ!痛いってば!あいつら違法JHP弾を使ってるじゃない!?」
…生きてる!?
「…早瀬ユウカお前…人間じゃなかったのか…!?」
「違います!キヴォトスにいる人間はヘイローによって…ってそれは今はどうでも良くて!なんで先生がここにいるんですか!?」
「だってあそこに俺の勤務予定場所あるし…」
「伏せて下さい二人とも。それに、ホローポイント弾は違法指定されてはいません。」
「うちの学校ではこれから違法になるの!傷跡が残るでしょ!?」
「今は先生が一緒なので、その点に気を付けましょう。先生を守る事が最優先。あの建物の奪還はその次です。」
「ハスミさんの言う通りです。先生はキヴォトスではないところから来た方ですので…」
「なんだかよく分からんが、キヴォトスの人間はとても丈夫って事なんだな?」
「はい。私たちとは違い、弾丸一つでも生命の危機にさらされる可能性があります。その点ご注意を。」
「分かってるわ。先生、先生は戦場に出ないでください!私たちが戦ってる間、この安全な場所にいてくださいね!」
「あ、はい…」
そう言うと、4人は不良たちの方に突っ込んでいった。
「…だからと言ってじっとしてられる性格じゃあ無いんだよなぁ。」
たまに流れ弾が飛んでくる。その弾速を見る。
「…ふむ、避けられないほどじゃないな。…よし、出るか。」
看板を盾に戦場に出る。
「よし!みんな、俺の指示に従ってくれ。簡易的だがマスター…じゃなかった。指揮官として出る。」
「ちょっ!?先生!?安全なところにいて下さいと…!」
飛んでくる銃弾を兵士の剣で斬る。
「俺なら、大丈夫だ。今から指揮に従って欲しい。頼む。」
「え、ええっ?戦術指揮ですか?まぁ…それは良いですが、今度こそ安全な場所にいて下さいね!!!」
「分かりました。これより先生の指揮に従います。」
「OK、では簡単に名前と何が出来るかだけ教えてくれ。」
それぞれ、ユウカ、チナツ、ハスミ、スズミ。よし、覚えた。
「よし、スズミは青い看板の近くに閃光弾、その後撃破。ユウカは落ちてる看板を盾にして先行。ユウカはバリアを貼って前に。ハスミは遠くから狙撃。チナツも後方支援だ。」
指揮のおかげか、有象無象の不良たちをいとも簡単に倒す事ができた。
「なんだか、戦闘がいつもよりやりやすかった気がします…」
「…やっぱりそうよね?」
「先生の指揮のおかげで、普段よりずっと戦いやすかったです。」
「なるほど、これが先生の力…まぁ、連邦生徒会長が選んだ方だから当たり前か…」
「それに、一年くらいマスターの指揮の仕方を見ていたからな。」
「マスター?」
「いや、こちらの話だ。」
「それでは、次の戦闘もよろしくお願いします、先生。」
「あぁ、分かった。」
その後も指揮を取り、シャーレまであと少しというところまできた。
「もうシャーレの部室は目の前よ!」
その時、ホログラムでリンが現れた。
「今、この騒ぎを起こした生徒の正体が判明しました。…ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。」
「なかなかワイルドだな…」
「似たような前科がいくつもある危険な生徒なので、気を付けてください。」
シャーレの目の前に行くと、和服を着た仮面の生徒とその他モブ不良がいた。
「騒動の中心人物を発見!対処します!」
「フフ、連邦生徒会の子犬たちが現れましたか。お可愛らしいこと。」
CVが玉藻!つまり実質コヤンスカヤって事か!(違います)
ワカモはリンから聞いた通り、なかなか強い存在だった。
「チッ、こっちにも弾が飛んできやがる。ろくに指揮を取れやしないな。はぁ、仕方ない…」
リモコンバクダンを取り出す。そして、弓矢も取り出す。矢の先端にリモコンバクダンをスクラビルドし、ワカモのいるあたりに向けて射抜く。
「あら、これは…」
「少しでもダメージになりゃいいんだがな!起爆!」
時間差で爆風を起こす。
しかし、ワカモは避けていたのかとくに傷を負った様子はない。
「私はここまで、後は任せます。」
しかし、なぜか退却していった。
「逃げられてるじゃない!?追うわよ!」
「待て、ユウカ。それこそ向こうの作戦だろう。」
「その通りです。私たちの目的はあくまでもシャーレの奪還。このままシャーレのビルまで前進すべきです。」
「…まぁいいわ。あいつを追うのは私たちの役目じゃないってことね。」
「はい。建物の奪還を優先で。このまま引き続き進むとしましょう。」
その後もシャーレまで向かう。道中巡航戦車まで現れたがとくに苦戦する事なく撃破し、ついにシャーレまでたどり着いた。
「着いた!」
またもやホログラムのリンが現れる。
「『シャーレ』部室の奪還完了。私ももうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう。」
「OK、地下だな。了解した。」
改めてシャーレのビルを見上げる。
先ほどまで暴動があったにもかかわらず、建物には少しの傷しかなく、耐久性が高い事が伺える。
一応、戦ってくれていた4人に礼を告げて、シャーレの地下へと向かう。
地下には、本棚や謎の物質など置かれており、部屋の中央には先程まで戦っていたワカモがいた。
「うーん…これが一体なんなのか、全く分かりませんね。これでは壊そうにも……あら?」
「やぁ、どうも。一応聞くがあんたがワカモだな?俺は勇凪理玖。ここで新しく先生をするものだが…どうしてこんな騒ぎを…」
「あら、あららら…」
「……聞いてるか?」
「…。」
「…おい、大丈夫か?」
ワカモはこちらを見ると、静止した。その後少しずつ動き始める。
「あ、ああ…」
「お、おい。本当に大丈…」
「し、し…」
「…し?」
「失礼いたしましたー!!!」
そう言うなりものすごいスピードで地下から出ていった。
「な、なんだったんだ…?」
戦闘描写は相変わらず難しい。
そういえばブルアカの時系列って
対策委員会、花のパヴァーヌ(1)、エデン条約(1)〜(3)、カルバノグの兎(1)、エデン条約(4)、花のパヴァーヌ(2)、あまねく奇跡、カルバノグの兎(2)
の順番でいいんですかね?有識者いたら教えてくれると嬉しいです。
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では。