転生者が往くブルーアーカイブ マルチversion!   作:よっしぃぃぃい

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ちょっとずつ更新していきます


三話 「一応敵陣地だぜここ!」

「……そうか。」

『そうか、って…!これまでこんな事なかったんですよ!?そんな、他人事みたいに…!』

 

夜。セリカを除いた対策委員会の面々は学校で通話をしていた。先生、勇凪理玖と。

 

「いや、そんなつもりはなかった。すまない。だが、ようやく理解できた。実は数時間前、とある車、というかトラックとすれ違った。向かっている方向としては、砂漠化が進んでいる市街地の方。えーと、確か◯◯地区の方面だ。」

『…ずいぶん、端の方ですね?』

『住民もいないから廃墟になったエリアのはず…』

「だな。見た感じチンピラどもが彷徨いている。…っと、危ない危ない。」

『…あの、先生?もしかして…今、そこにいます?』

「あ、バレた?怪しかったからな、追跡してたんだが…つい数時間ほど前見失ってな。連邦生徒会の方にハッキング…じゃねえや、調べてもらってんだ。」

『先生!?そこは以前カタカタヘルメット団の主力が集まっていると確認できた場所です!危険なので、今すぐ離れ…』

「断る。まだ知り合って間もないとはいえ、自分の生徒が拉致…だよな?拉致をされて、はいそうですか、と黙ってられるほど行儀良いわけじゃねえんだわ。」

『先生…』

「お前達も早くこいよ。夜明けまであと数時間だが…ここの気候だと、いつ熱中症や脱水症状になってもおかしくないからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後。対策委員会がやって来た。

 

「…来たか。」

「先生…」

「見ろ、今回の元凶のお出ましだ。」

 

理玖が睨みつける先には、沢山のチンピラ…ヘルメット団がいる。

 

「本当なら、俺の手でケリをつけたいが…俺は一応こんなでも先生だ。お前達に譲る。だが、それはそれとして容赦はしないぞ。」

「…先生〜、言うまでもないよ、それは。」

「…なら、いい。行くぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、目当てのトラックが爆発した。…否、爆発に巻き込まれた。

 

「…目当てはコイツだが…どうだ…?」

『…セリカちゃん発見!生存確認しました!』

「よくやった奥空!」

「こちらも確認した、半泣きのセリカ発見!」

「なにぃー!?うちの可愛いセリカちゃんが泣いてたって!?そんなに寂しかったの!?ママが悪かったわ、ごめんね!!」

「う、うわああ!?うるさい!な、泣いてなんか…!」

「嘘!この目でしっかり見た!」

「泣かないでください、セリカちゃん!私たちがその涙を拭いて差し上げますから!」

「あーもう、うるさいってば!違うったら違うの!黙れーっ!!」

「そんなコント出来るなら安心だな!だがそれはそれとしてそんな状況じゃないの分かってるかお前ら!?一応敵陣地だぜここ!」

「な、なんで先生まで!?どうやってここまで来たの!?」

「徒歩だが?…あー、いや。こういうべきかな?お迎えに上がりました、お姫様?なんつってな。」

「ば…ばっ…!バッカじゃないの!?」

「馬鹿とはなんだ馬鹿とは!頭良いんだぞ!?」

「先生先生、そういうとこじゃないかな。」

「だ、誰がお姫様よ!冗談やめて!ぶ、ぶん殴られたいの!?」

「ま、元気そうだし無事確保完了〜。」

『良かった…私、セリカちゃんに何かあったんじゃないか、って…』

「アヤネちゃん…」

「…さて、黒見も無事という事が分かった事だし…後は、俺が片付ける。」

 

放棄された電車を見る。

 

「なら、これが使えるな。」

 

ウルトラハンドで『浮遊石』に『ゴーレムの頭』、『大砲』を電車に接着する。

 

それをブループリントで増殖。

 

「さてと…誰を相手にしたか、せいぜい思い知れ。」

「大人としての先生の発言じゃないと思うんだけど…」

「セリカちゃん、しー、だよ。にしても先生、それって…」

「………超能力、とでもしておこう。後で説明してやるよ。」

 

飛行砲台と化した電車を起動する。

やがて、砲弾が飛び出し、ヘルメット団を一掃していく。

 

「ま、こんなところか…」

「せ、先生って何者…?」

「俺が何者か、だって?」

 

「ただの教師だよ。今は、な。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、学校に戻ってこれたな。黒見、怪我はないか?」

「大丈夫よ、ピンピンして…」

 

と、その時糸が切れたかのように倒れ込む。

 

「セリカちゃん!?」

「私が保健室に連れて行く。」

 

シロコがセリカをかつぎ、教室を出る。

 

「Flak41の対空砲を食らったんだもん、歩けるほうがおかしいって。」

「F…?うん、そうだな。」

「…先生、戦車くらい覚えておいたら?」

「…そのうちな。」

「それにしても大変なことになるところでした。先生がいなかったら…」

「うんうん、やっぱり先生はすごいです☆」

「確かに。…いつから探してたの?」

「連絡が来た時だ。ひとっ飛びして探してたんだよ。」

「…ひとっ飛び?」

「別に手段はなんでもいいだろ。」

「…皆さん、これを見てください。」

「…どうした?」

「先ほど回収した戦車の部品なのですが、キヴォトスでは使用が禁じられている違法機種と判明しました。もう少し調べる必要はありますが…ヘルメット団は自分たちでは入手できない武器まで保有しているそうです。」

「おそらくパトロンだろうな。バックについてる奴が、何の理由かは分からんがここを狙っている。」

 

「(本当に何の理由だ…?廃校寸前のアビドスを狙う理由はなんなんだ…?砂漠方面にある謎の基地と関係があるのか…?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

「それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます。」

「と、その前に一つ。…黒見、もう大丈夫なのか?」

「大丈夫よ!…でも、ありがとう…色々と…」

「…ならいいんだ。すまんな流れ切っちまって。続けてくれ。」

「はい。今は先生にもお越しいただいているのでいつもより真面目な議論ができると思うのですが…さて、早速議題に入ります。『学校の負積をどう返済するか』について具体的な方法を議論します。ご意見なある方は挙手をお願いします。」

「はい、はい!」

「はい、1年の黒見さん。お願いします。」

「…あのさ、まず名字で呼ぶの、やめない?ぎこちないんだけど。」

「せ、セリカちゃん…でも、せっかく会議だし…」

「あと先生も!ずっと黒見、とかじゃん!」

「そこで俺に言うか?あのな、ここじゃどうか知らんがな、前いたところではすぐに下の名前で言ったらセクハラ扱いされる時もあるんだ。俺はされた事ないが、トラブルにならないならそれで良くないか?」

「特にそんな話は聞かないしいいんじゃない?」

「…それもそうか。(よく考えたら最初の方早瀬達も下の名前で呼んでたしな…まぁアレは状況が特殊か。)」

 

閑話休題。

 

「で、黒見…じゃなくてセリカ。その案とはなんだ?」

「これ、街で配ってたチラシなんだけど。」

「なんだこれ。ゲルマニウム…ブレスレット?」

「そう!これで一発ドカンと…」

「却下だ却下!ただのマルチじゃねぇかよ!やめとけやめとけ!詐欺だっての!」

「ええ!?私2個も買っちゃったんだけど!?」

「まったくセリカちゃんは世間知らずだねー。もっと気をつけないと。」

「そんなぁ…せっかくお昼抜いて貯めたお金で買ったのに…」

「…まぁ、残念だったと言うしかないな。他に案があるのは?」

「はいはーい!」

「えっと…3年の小鳥遊委員長。」

「我が校の問題は全校生徒が少ないって事。だから、他校のスクールバスを拉致ればOK!」

「OKなわけあるか!却下だ!もっとまともな選択肢を出せよ!?」

「…いい考えがある。」

「2年の砂狼先輩。どうぞ。」

「銀行を襲う。」

「はい次ー。何?いつもこんな感じなの?」

「はーい☆」

「……2年、十六夜先輩。」

「みんなで、スクールアイドルをやりませんか!」

「アイドル…?」

「水着少女団のクリスティーナでーす☆」

「どういうことよ…」

「(顔を覆う)」

「あの…結局結論は…」

「…よし、唯一のまとも枠がアイドルの時点で駄目だな。」

「なら、そういう先生は何か案はあるの?」

「………」

 

「よし、気分転換に会議やめよう!」

「思いついてなかったのですね…」

「…ラーメン食いたくないか?」

「逃げたわね…」




今後の展開は決まっていてもそれを文字に起こすのが難しい...
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