転生者が往くブルーアーカイブ マルチversion!   作:よっしぃぃぃい

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前書きと後書きって書くことあります?無くないですか?


はやくエデン条約編書きたいですね。そういや他の転生者ってもっと出していいですかね?個人的には出したいんですが…
まぁいつになるかは分かりませんが転生者モリモリバージョンと理玖単体バージョンどちらも投稿したい。

では、本編どうぞ。


五話 「ん、銀行を襲う。」

やぁ、みんな。俺は佐藤出流。転生者だ。FGO世界で大冒険を繰り広げたりしたが、それはそれ。今は紆余曲折あってブラックマーケットで傭兵のような仕事をしている。

え?どうしてこんな話をしているのかって?

今日はとある闇銀行の警備員のバイトをしていたんだ。

そしたらな?

 

銀行強盗が来た。しかも知り合いがしていた。

何を言ってるか分からないと思うが、俺も…何?珍しいことじゃない?

そう…キヴォトスってすごいところなんだな…

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し戻る。

 

「銀行を襲う。」

「はいっ!?」

「だよねー、そういう展開になるよねー。」

「はいいいっ!?」

「わぁ⭐︎そしたら悪い銀行をやっつけるとしましょう!」

「…んー、どこからどう切り取っても正気の発言じゃねえな。」

「本気?…じゃあ……とことんまでやるしかないか!」

「ん、ヒフミの分は無かった。だからそれ使って。」

 

指差したのは、先ほど食べていた、たい焼きの袋。

 

「えぇ…」

「そ、そもそもどうしてする流れになってるんですか!?」

「それはそう…いや、でもな…。…シロコ。」

「何?」

「バレないという確証はあるか?」

「ん。大丈夫。」

「…よし。」

「………先生?」

「なぁ皆…バレなきゃ犯罪じゃない、って言葉知ってるか?」

「先生?」

「もちろん今回のみだ。しかも目的は金じゃない、取引書だ。金を盗まない。それを、約束できるなら…今回だけ目を瞑る。」

「先生???」

「いや、違うんだ。…どうやっても平和的に解決できない。ならどうする?…そう、力押ししかないんだ。」

 

その思想に引かれた。すまんヒフミ。でもお前もブラックマーケット来てるから同じ穴の狢だぜ…

 

 

 

 

 

 

 

 

突如、銀行内が停電する。驚く銀行員やその他利用者。

そこに響く銃声。マーケットガードの悲鳴が響く。

 

そして、停電が明ける。

そこにいたのは、1〜5の覆面を被った少女達。

 

「全員その場に伏せなさい!持っている武器は捨てて!」

「言うこと聞かないと痛い目にあいますよ⭐︎」

「あ、あはは…皆さん怪我しちゃいけないので…伏せてくださいね。」

 

「(………え???)」

 

その場にいた理玖の友人…出流は絶句した。

何をしてるんだコイツら、と。

ちなみに武器は捨てずに隠し持っている。

 

「銀行強盗!?」

「非常事態発生!非常事態はっせ、」

「うるさい。」

 

出流は思わず近くにいた銀行員を撃つ。

あ、やべ。そう思いつつも運の悪いことに(銀行員にとっては良いことに)弾が外れる。

 

「ひ、ひいっ!?」

「(誰か撃った…?)無駄だよー、外部に通報される警備システムの電源は落としちゃったからねー。」

「ほら、そこ!伏せてってば!下手に動くとあの世行きだよ!?」

「うへ〜、ここまで計画通りだね。次のステップに進もうー!リーダーのファウストさん!指示を願う!」

「(ファウスト…?ゲーテの戯曲のか?)」

「え、ええっ!?わ、私ですか!?」

「はい!リーダーです、ボスです!ちなみに私は…覆面水着団のクリスティーナだお♧」

「(クリスティーナ?確かオペラ座の怪人のヒロインだったか…?)」

 

ファウスト、クリスティーナ。そう聞いた出流は繋がりを思考するが、残念ながら何も繋がっていない。なんならオペラ座の怪人のヒロインはクリスティーナではなくクリスティーヌである。

 

「うへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよー?言うこと聞かないと怒られるぞー?」

「あう…リーダーになっちゃいました…これじゃあ、ティーパーティーの名に泥を塗る羽目に…」

「(…まぁ、よく考えたらこの銀行で警備員してるだけだしな。面白いし、手助けしてやるか。どうせブラックマーケットだし足はつかないだろ。)」

 

 

ちなみに、外から見ている理玖は思った。

 

「………本当に初犯か???やけに手慣れてないか???」

 

残念ながら偶然である。図らずとも中に友人がいて、その友人が手助けしてることなど知る由もない。

 

 

「監視カメラの死角、銀行内の構造、警備員の配置…全て頭に入ってる。無駄な抵抗はしないこと。さぁ、そこのあなた。このバッグに入れて。少し前に到着した現金輸送車の…」

「はっ、はいただいま!何でも差し上げます!現金でも債券でも金塊でもいくらでも持ってってください!」

「そ、そうじゃなくて集金記録を…」

「ど、どうぞ!これでもかと詰めました!どうか命だけは…!」

「あ…う、うーん…」

 

出流はこのタイミングで超高校級の暗殺者、軍人その他スパイなどの才能を駆使して銀行を出る。出た瞬間に見てしまった。

 

「理玖…?お前…」

 

まさかの銀行強盗団の黒幕が友人だったことに呆れる。

 

「…何してんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「よいしょっと。はー、息苦しい。もう脱いで良いよね?」

「のんびりしてらんないよー、急げ急げ。追手がすぐ来るだろうからー。」

「できるだけ早く離れないと…間も無く道路が封鎖されるはずです…」

「ご心配なく。万全の準備を整えておきましたから⭐︎」

「それにしても意外にも警備は薄かったな。何でだ?」

「さぁ…?」

「と、とりあえず逃げましょう。まだ来ないとは限りませんし…」

「うん。こっち、急いで。」

「シロコ先輩…覆面脱がないの?」

「これが私の天職かもしれない…」

「んなわけあるか。さっさと脱いで逃げるぞー。」

 

ブラックマーケットの出口付近まで来た。

 

「そうだ、一応確認しとこうか。えーと、誰が記録持ってんだっけ?」

「う、うん…バッグの中に。」

「なんだその態度。まぁいいや、記録は、」

 

バッグを開けると札束の山。

一旦閉じる。

 

「……ふぅー。」

「どうしたの先生?」

 

もう一回開ける。

 

「…へ?なんじゃこりゃ!?」

「えええっ!?シロコ先輩、現金盗んじゃったの!?」

「ち、違う…これは銀行の人が勝手に…!」

「軽く見ても…1億はあるね。本当に5分で1億稼いじゃったよー。」

「…どうすっかなこれ。」

「何ぼーっとしてるのよ!運ぶわよ!」

「セリカ…やめておけ。」

「な、なんでよ!」

「それはな…犯罪者の思考だ。」

「は…はぁ!?」

「それをやれば、お前らは…犯罪者へと堕ちる。それに、俺たちの目的はこの書類だけだ。お金は関係ない。違うか?」

「で、でも悪人のお金を盗んで何が悪いの!?」

「私はセリカちゃんの意見に賛成です。犯罪者の資金ですし私たちが正しい使い方をした方が、」

「セリカちゃん、ノノミちゃん。」

「…ホシノ先輩?」

 

ホシノが声を上げる。

 

「私たちに必要なのは書類だけ。お金じゃない。今回は悪人の犯罪資金だからいいとして…次はどうする?その次は?こんな方法に慣れちゃうと…ゆくゆくは平気で同じことをするようになるよ。」

「……」

「そしたら、この先またピンチになった時、仕方ないよね、そう言ってやっちゃいけないことに手を出すと思う。おじさんとしては、可愛い後輩がそうなっちゃうのはイヤだな。そうやって学校を守ったって何の意味があるのさ。こんな方法を使うくらいなら最初からノノミちゃんが持ってるゴールドカードに頼ってたはず。だからこのバッグは置いていく。これは委員長命令だよー。」

「なんで!?意味わかんない!こんな大金を捨ててく!?変なところで真面目なんだから!」

「セリカ。」

「な、何!?」

「犯罪を肯定するようになれば、それはただの不良、チンピラではなく…犯罪者だ。分かるか?」

「そ、それは…」

 

『待って下さい!何者かがそちらに接近しています!』

 

そう通信が聞こえる。

 

「チッ…マーケットガードか?」

『いえ、敵意はない様子です。あれは…べ、便利屋68のアルさん!?』

「なんで???いやまあ、とりあえずみんな覆面付けとけ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま、待って!わ、私は敵じゃないから…!」

 

アルは息を整えながら話す。

 

「あ、あの…大したことじゃないんだけど…銀行の襲撃見せてもらったわ!」

「(あの場にいたのか…)」

「あなたたち、稀に見るアウトローっぷりだったわ!」

「(アウトローっぷりって何?)」

「(さ、さぁ…?)」

「正直すごく衝撃的だったというか、このご時世にあんな大胆なことができるなんて…感動的というか。私も頑張るわ!法律や規律な縛られない、本当の意味での自由な魂!そんなアウトローになりたいから!」

「(ゲヘナしてんなぁ)」

「そ、そういうことだから…な、名前を教えて!」

「な、名前…!?」

「組織っていうかチーム名とかあるでしょ!?正式な名称じゃなくてもいいから…!」

 

どうしようか、皆が目を合わせようとした時。

 

「…はいっ!おっしゃる事はよーくわかりました!」

「(のっ、ノノミ先輩!?)」

「私たちは人呼んで…覆面水着団!」

「…覆面水着団!?や、ヤバい…!超クール!カッコ良すぎるわ!」

「うへ〜、本来はスクール水着に覆面が正装なんだけどね、ちょっと緊急だったもんで今日は覆面だけなんだー。」

「(妙な設定を付け足してる!?)」

「そうなんです!普段はアイドルとして活動してて、夜になると悪人を倒す正義の怪盗に変身するんです!そして私はクリスティーナだお♧」

「きゃ、キャラも立ってる…!?」

「うへ、目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道の如く魔境を行く。これが私らのモットーだよ!」

「な、なんですってー!」

 

「それじゃあこの辺で。アディオス〜⭐︎」

「行こう!夕日に向かって!」

「夕日、まだですけど…」

 

そんなこんなで、逃げていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、現金のバッグ置いてきちゃいました。」

「えーっ!?」

「ま、いいんじゃない?どうせ捨てるつもりだったし、気にしない気にしない。」

「それでいいと思うぜ。どっちにしろ持て余すだけだろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

バン!

書類を確認した皆。そのうちの誰かが無意識に机を叩く。

 

「な、何これ!一体どういう事なの!?」

 

集金記録には、アビドスから多額の集金したと記されていた。それはいい。問題はその次だった。

 

「カタカタヘルメット団に対して『任務補助金500万円提供』…!?」

「ということは…!」

「私達のお金を受け取った後、ヘルメット団のアジトに直行して任務補助金を渡していたって事だよね!?」

「…なるほどな。あのヘルメット団のバックにいたのはカイザーか。」

「……」

 

空気が重くなる。

 

「で、でもどういうことでしょう!?理解できません!学校が破産したら貸し付けたお金も回収できないでしょうに…どうしてそのようなことを…」

「…金が目的じゃないな。別に目的がありそうだ。」

 

ふと、先日砂漠方面の探索をした時に見た謎の建物群を思い出す。

 

「(何か関係性がありそうだな…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし。あぁ、俺だ。…調べてもらいたい事がある。何って、カイザーだよ、カイザー。肯定気取りのブリキの王様。頼むぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。柴関ラーメンが爆発した。

 

それはお昼頃の事。貯まっていた書類や各所への連絡をしていたところ、急に伝えられた。

急いで、市街地に向かうと。

 

 

「新手か…ん?あぁ、先日の。遅かったな?」

 

ゲヘナの治安組織、風紀委員を壊滅させた男…佐藤出流が立っていた。




シンプルに銀行強盗がやばすぎて草。しかしこれが無けりゃブラックマーケットの黒幕ファウスト様が誕生しないんですよね。すごい因果。

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