あれは嘘だ。
これが言いたかっただけです。予約投稿超便利。
良くも悪くも、緋弾のアリアAAってもうご新規さん困惑ですよね。モブの主人公が大人気とか、わけわからないことになってますもん。
ちなみに今回の話を要約すると
ニット帽の殺人鬼「四季くんは私が育てた!」
といったお話です。
では、どうぞ。
「すぅー、すぅー」
「うみゅ、ももまん」
どうコメントすればいいのかわからない。私、火野ライカは四季先輩の買い物に付き合うことになり(決してアイドルに釣られてではない)、「迎えに来てね」などと命令されたので、気合入れて朝一番で(具体的には朝の八時ぐらい)きたのだが……。
「鍵かかってるよ」
そりゃそうだ。一応、合鍵は貰ってるんだけど、遠山先輩めっちゃ怖いし。いやだよ、あの先輩。なんかいっつも眉間にしわ寄せて不機嫌そうだし、そのくせ二年生の先輩方からの信頼とか人気はすごいある。一石先輩が戦いたくないとか言ってたのを聞いちゃったから、本当こわいんですけど。
「お姉さま、はやく入りましょうよ」
「いや、でも……」
若干呆れ気味の声で、麒麟に言われた。しかし、たしかにこのままドアの前で突っ立ているのも変だ。完全に不審者である。下手をすれば尋問科行きもあり得てしまうのが、この武偵高である。
「というか、インターホンをならせば……」
「も、もちろん気づいていたぜ!?」
そうか、合鍵があるからってインターホンを押せばいいのか。いや、勿論気づいていましたけどね!
「なんだ、こんな朝っぱらから」
今起きたばかり、というわけでもないだろうが、かなり不機嫌そうな声でリビングにあげてくれた遠山先輩は、台所で何かをしている。なんか、シリアル系が大量に買い置きしてある。
「一応行っておくが、こんな馬鹿みたいにシリアル買ったのは四季だからな」
牛乳大丈夫か? と言いながら、朝ごはんを作ってくれる遠山先輩。もしかして、優しいのかな、この人。しかし、四季先輩が見えない。テレビにはマリオカートが写っているから、起きてるとは思うんだけど……。
「四季とアリアなら、ソファーで寝落ちしてるぞ」
なにやってんだろ、あの先輩達。ゲームで寝落ちとか、小学生じゃあるまいし。いや、むしろ大学生に多いような……?
その後、遠山先輩が作ってくださったチョコフレーク(牛乳少なめ)を食べて、四季先輩の部屋の掃除をさせられた。奴隷の一年とは、まさにこのことである。
「……すごいですの」
「どうしたんだよ、麒麟」
意外なことに、四季先輩の部屋は結構片付いていた。ただ、ほこりが窓枠や部屋の隅にたまってはいたので、掃除機をかけ終わったところで、麒麟が四季先輩の本棚を見て驚いていた。
「いえ、この参考書が、あまりにも高度なものばかりですので……」
「買ってるだけだろ、あの先輩のことだし……」
「ちゃんと解いてますの。しかも解放が別冊の解答と微妙に違いますの」
うーん、もしかして遠山先輩の部屋に収まりきらなくなった参考書とかか? なんか頭良さそうな顔してるし。
「お姉さま、四季先輩の出身中学はご存知ありませんの?」
「ん? ああ、そういえば前言ってたな。
中学校の名前を言ったら、麒麟が二分ほど固まった。苦笑いを浮かべながら、固まった。かわいいな~。いやいや、そうじゃない。大丈夫か?
「超絶進学校じゃありませんの!?」
「はぁ? なにいってんだよ。あの先輩が頭いいわけ無いだろ。いっつも脳天気にチョウチョ追いかけてるような先輩だぜ」
まったく、麒麟もつく嘘も選べってんだよ。あの先輩が、頭いいわけ無いだろうに。本人も成績悪いって嘆いていたんだぜ?
「四季の奴、全授業を昼寝してるくせに、テストじゃほとんど満点とるから成績悪いんだよ」
「嘘だ――! あの先輩が――!?」
遠山先輩にアイアンクローをされた。麒麟があまりにもうるさいもんだから、遠山先輩に聞いたら、ありえない答えが帰ってきた。
「大体、四季はアリアと英語で競うようなやつだぞ、頭悪いわけ無いだろうが」
「あの、でもどうやってこんな高校に進学できたのですの? 学校舌噛みきっても許さないでしょうに……」
泣いて止められたけど泣いたら許されたって言ってたぞ。と、ありそうな話をする遠山先輩。しかしこの先輩、疲れただろとか言って、新作のコンビニシュークリームをくれたり……、絶対いい人だ。
「ねえねえ、火野ー。オマエ、例のものもってきたー?」
「うわ!? し、四季先輩?」
「起きたのか、四季」
うん、と言って私が食べてたシュークリームを引ったくって食べだす四季先輩。少女マンガだったら、間接キスとか言い出すところなんだろうけど、この先輩のことだから、食べたいから奪った程度の感覚なんだろうな~。
「まあ、いいですけど。はい、成績表ですよね?」
「うん、戦妹の成績が悪いと、俺までトバッチリうけ……る……か、ら?」
固まる四季先輩。失敬な、たしかに褒められた成績じゃないとはいえ、そこまで悪くないでしょうに。
「なんだよ、あの成績! 三教科がキンジの保険の点数と同じって! 馬鹿なのは知ってたけど、そこまで馬鹿だとは思わなかったよ!」
すんげー、怒られてる。かれこれ、二時間怒られ続けている。お昼から出かける予定だったらしく(四季先輩のメール確認したらしっかり書いてあった)、集まりだした先輩達が憐れみの目でこちらを見ている。助けてください。
「強襲科系の成績以外、80点切ってんじゃねえか! なに赤点とってんだ!」
「80点以下が赤点って! 先輩だって中学の時どんな点数だったんですか!?」
名門校らしいから、きっとテストも難しいんだろうと高をくくっていってみたら、進学校と武偵高を一緒にするなとキレられた。たしかにその通りなんだけど、解せない。ちなみにしっかりと8本の指に入っていたらしい。8本て、タコなのかよ。
「英語は良かったじゃないですか!」
「72点じゃねえか!」
「喋れますし! 私、喋れますし!」
「俺だってアリアに教えてもらって喋れるようになったわ!」
やべえ、勝ち目ねえ。ていうか、学習能力パねえんだけど、この先輩。実は頭が良かったとか、そういうレベルじゃないような気がする。
「なあ、もういい加減行こうぜ」
「五月蝿え、バカ武藤」
武藤先輩が助けてくれそうだ! やった! もう足の感覚ないぐらい正座してたけど、ようやく助かる!
「なんだと、轢くぞ」
「いいぞ、その代わり期末は一切勉強見てやんねえからな」
「サーセン、四季さん。どうぞ、ご存分に愚かな後輩を叱ってやってください!」
割と必死な声で、しかも直角にお辞儀をして謝る武藤先輩に、思わず涙が出そうになる。だからか、先輩たちが一切助けてくれないのは、四季先輩に勉強見てもらってるからか! クソッ、なんで今日に限って白雪先輩がいないんだ! 不知火先輩はたまに助け舟を出してくれてるから、超絶尊敬します。
「全く、なんで強襲科は馬鹿しかいないんだ! 一石にしろキンジにしろ、すこしは佐伯を見習えっていうんだ!」
徐々にエスカレートしていく四季先輩のお説教は、この後一時間続いた。勿論足は死んだ。
まあ、あの汀目俊希の子供で、無桐伊織に育てらてたんですから、アタマが悪いわけがないですよね。
さすがに、本当に、前振りでも何でも無く、こんどこそ、しばらく投稿はできなくなるので、気長に待っていただけると幸いです。
現実逃避してる場合じゃない時期になってきたので。
本当は10月31日に投稿したいのはやまやまなんですが、無理です。小論文とか誰が考えたんでしょうか。面接とか、きついですよ。
では、またのお話で。
感想ください。