緋弾のアリア -強襲科の狂戦士-   作:南瓜お化け

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 だいぶ更新が遅れましたが失踪はしておりません。
 久しぶりにお気に入り登録者数を確認したところ、191人となっていたので、ネンマツの師走時だからこそ、200人行ったら特別編書きます。

 大学合格しました。やったー。


第17狂 ショッピング

「三条祭り……?」

「そ、今日このデパートで三条市の刃物が安く売られるってネットにあったから」

 だからわざわざ今日だったのか。みたいな顔をしている火野(バカ)。情報ぐらい常日頃から集めておけよ。まったく、世話のやける戦妹だ。

 それにしても、やっぱりゴツイな、和式ナイフ。だから、若いのに人気ねえんだよ。個人的には好きだけど。刃物ならなんでも好きだけど。

「で、お前らなんで来たの?」

 なんでいんだよ、俺の自称ライバルのえーっと、面倒臭え。刀剣競技で戦った奴ら。

「尾行したらここについただけだ。それはそうと私と決闘しろ!」

「いいや、あてとや」

「わいとや!」

 確信犯かよ、こいつら。てっきり、このフェア知ってんのかと思った俺がバカだった。二言目には決闘以外話さないバカどもに何を期待してたんだか。

「てか、別府。なんでオマエ槍持ってきてんだよ。野太刀だろ、お前の獲物は」

「ん? ああ、あれは日本男児として国際大会には日本刀で出えへんと格好が掴んと思うてな」

 バカジャネーノ? なに、こいつ本当は槍のほうが強いわけ? 槍っつーか、精霊の守り人のバルサ使ってたようなもんなんだけど。えー、いや、たしかに大抵の人間にとっちゃ、刀より日本等のほうが断然強くなるのは当たり前なんだけど。えー、釈然としない。

「それに、相手はナイフ使いが多かったからな。こいつじゃあ、対応しきれへん。ま、一回戦負けやったけど」

「まあ、それなら、納得はするけど……」

 たしかに、懐に潜り込まれたら対応しづらいだろうけど、野太刀だって同じじゃね? うーん、たしかにこの大男が脇差しとか使ってたら大笑いするけどさあ。

 

「先輩、どんな刃物がいいですかね?」

「しっくり来るやつ」

「うわーい」

 うわーいって言ってるくせに全然嬉しそうじゃねえな。だって、個人差あるもんだからなあ、武器って。刃物だったらだいたい使いこなせるけど、身体に合わないのは、技術的に他のと比べて半歩劣る。その半歩が実践じゃあ命取りになるから、やっぱり『しっくりくる』以外に選び用がないんだよ。

「まあ、刃物としての良し悪しぐらいは見てやるからさ。お金のことは気にせず、選べよ」

 忙しくて、お菓子と生活用品以外にお金使う暇ないんだよな。宝くじ当てたし、まあ、大丈夫だろ。

「そういえば、他の先輩方は何処に行かれたんですか?」

「キンジは手芸店、アリアは弾買いに。武藤は車見に行った」

 不知火は一緒にここで刃物選んでる。自称ライバルたちは砥石とか、ナイフの買い替えとかで悩んでる。

「砥石の良し悪しってあるんですか?」

「使い方の良し悪しならある。さっさと選べ」

 頭を抱えながら、刃物を見て回る火野。見てわかるわけねえだろうが、持って触って確かめろよ。まったく、出来の悪い戦妹だ。俺のもとで何を学んできたのやら。ああ、そういやヨガしか教えていねえわ。

「オバチャーン、このナイフちょーだい」

「はいはい、おや、銀メダリストくんじゃないか」

「えー知ってるの―? じゃあ、千円ほどまけてよ」

「話を飛ばし過ぎだよ。だいたいこれ、三千円じゃないか。大赤字だよ」

 露天なんだからぼったくってんだろ。狩猟用の斧もいいけど、やっぱベーシックな和式ナイフがいいな。頑丈だし使いやすい。

「じゃあさ、今度テレビの取材来るから、その時三条市の刃物は新潟一って宣伝するから、まけてよ」

「えらく範囲狭いねえ」

 結局まけてれなかったけど、砥石を結構な数くれた。いいじゃん千円ぐらい。

 

「結局選べませんでした」

「銃の性能ぐらいしか学校じゃあ教えてくれないから、仕方ないよ」

「甘やかすなよ、不知火」

 種類ぐらいは授業でやるだろうが。しかしまあ、こうなることぐらいは予想していた。たとえ二年でも刃物の良し悪しがわかるのは、整備科や強襲科の一部生徒に限られる。ようするに、始めっから無理難題を押し付けていたんだ。今回のお題は、しっかりと刃物を観察することだったし。まあ及第点かなぁ?

「ああ、そうそう『アミカ・アミコ』制度利用者限定のテストが期末にあるから、これからビシバシ鍛えてくよー」

「マジすか」

 まあ、まだ一ヶ月あるし、なんとか鍛えられるだろうな。こいつ、元々が強いし、フィジカルには優れている。あとは知恵と技術を叩き込めば、Aランクは狙える。

「あと、このナイフ。お前用に買ってあやったから、崇めろ」

「ナイフをですか?」

「俺をだ」

 すんごい微妙な顔をされたんだが。失礼なやつだ、せっかく三千円のナイフを買ってあげたのに。

 

 

 

「ぎゃははは、弱すぎんだろ」

「がっ、あっ……」

 とある政令指定都市のビルの屋上で、二人の女が戦い終わった。否、戦いというには、あまりにもワンサイドゲームであり、言ってみれば弱い者いじめに近かった。否、本当に弱いものいじめであった。

「こちとら、足技だけで戦ってやったんだぜ。一時間とは言わねえが、せめて三十分は持ちこたえてもらわねえと、さすがに良心を痛める時間もねえんだが」

「なに……がっ、目的だ……。トランプ……!」

 長髪の長身痩躯、いわばモデル体型のトランプと呼ばれた女は柵の上で汗一つ掻かず立っているのに対して、峰・理子・デュパン4世は汗だくで地に付していた。

「ああ? 目的だぁ? ねーよ、見かけたからちょっかいかけただけだ、ばーか」

「ふざ……けてんじゃ……!」

 ドッ、と鈍い音とともに理子の矮躯は吹っ飛び、がしゃんと柵にぶつかった。

「おいおい、テメエ如きが、なんで私に意見してんだよ。いまの戦いでどっちが上かわかったんじゃねえのか?」

 巫山戯た口調で、挑発が目的とすぐにわかるような声で、トランプは言う。

「しっかたねえなぁ。じゃあ、こうしよう。一週間後、またこうやって喧嘩してやる。テメエは仲間を二人までならつけてもいいぜ」

「誰が乗るか……!」

「これなーんだ?」

 トランプの巫山戯た提案に乗る理由は、理子にはなかった。しかし、トランプがこれみよがしに見せたものは、理子を提案に乗らさざるを得なくした。

「返せ……! それはッ」

「帰してほしけりゃ、私に勝てるやつを仲間にしな」

 そういって、トランプはビルから飛び降りた。




 ところで、今年の赤松サンタも豪華ですね。お金も薪のごとく使うことになりそうですが。ヒロアカのアニメ化でどきどきわくわくしております。AAアニメなんてなかったんや。なにもあそこまでドキツくせんでも良かったんや。
 あと、全く関係ありませんが、艦これ秋イベ、プリンツ掘りに全力出してたら、クリアを逃してしまったクソ提督はこちらです。プリンツもグラーフも出ませんでしたがなにか?
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