SAO〜その武器無し、ENJOY勢〜   作:ポンノ

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おまたせ♡
いや〜ポンコツさん人気者だからコラボのお誘いが絶えなくてねぇ!
今日も新しい方とコラボしましたし!!!
ニハハハ!!!

……嘘です調子乗りました

さて、先に謝罪をば
前回、ギャグ作としての使命を果たした今作ですが、もう曇ります
そりゃもう、真っ黒です


9話 月夜、黒猫は救われる?

 

 2023年4月8日

 第11層 タフト

 

 ゼットが自分の事を『シン・仮面ライダー』と名乗り、エースと共に何処かへ消えたあの日から4ヶ月も過ぎた。

 いつの間にかパーティーから抜けていた2人は、今は何処にいやがるのか。

 それに、ゼットが俺のビーター宣言を上書きするレベルの宣言をしやがったせいで、俺が「ビーター」である事はさほど広がらなかった。

 感謝すべきか、謝罪すべきか……。

 

 そんな事を常に考えてる俺だが、今日はそれとは違う理由で困惑している。

 何故かというと……。

 

「「「「「かんぱーい!!!」」」」」

 

 困惑する俺を置いて、乾杯される5杯のグラス。

 

 そう、俺はいつの間にかギルド《月夜の黒猫団》の宴に参加していたのだ。

 きっかけはとても些細な事。

 モンスターに襲われてた黒猫団を、俺が助けたってだけ。

 多分ゼットなら、「当たり前の事しただけだから、そこの女の子胸揉ませて」とか容赦なく言ってただろうな……。

 

 ……アイツ、連れてこなくてよかったかもしれんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……さて、そんな感じでソロの時とはちょっと違う、何処かぽかぽかした気持ちで黒猫団の団員兼コーチとしての生活を過ごしてく中、だいぶ日が経った。

 そんなある日。

 

 2023年6月12日

 

「じゃ、行ってくる。転移、始まりの街!」

 

 ギルドリーダーであるケイタが、転送門を通り始まりの街へと向かう。

 なにせ、これからマイホームを買いに行くのだからな。

 俺もワクワクしている。

 

「マイホーム買うってさ、こんなに感動するもんなんだな!」

「……おやじクセェんだよ!」

 

 二人の談笑から笑いが溢れる。

 ふと、俺の頭に今までの経験が過る。

 

―――――――――

 

『なぁキリト。もし俺等『А to Ζ』がデカくなったらよ』

『んだよ急に……いまから周回するからまた後で』

『メンバーが増えて女子も増えるわけだ。……キリト、彼女の話をしよう』

『詳しく聞こう』

『欲望に忠実すぎない?』

 

―――――――――

 

 ……また、あのトラブルメーカー達ともこうやって馬鹿みたいに駄弁りたいもんだ。

 

「……キリト?」

「ん?」

 

 何故か心配そうに、俺の顔をサチが覗き込む。

 

「どうしたの、何か浮かない顔してるよ?」

 

 どうやら、あいつ等との思い出に浸ってる内に表情が曇っていたみたいだ。

 

「……いや、何でもないよ」

 

 そう言い微笑んで、サチの頭を撫でる。

 それで安心してくれたのか、サチは笑顔を浮かべる。

 この笑顔は守らないといけない。

 ゼットがエースを大切にしようとする心が、ようやくわかった気がする。

 命に懸けて守りたいって、そう思える。

 

 俺がゼットの気持ちを理解していると、テツオ達が何かを話し出す。

 その会話からは、何処か不穏な空気が感じられた。

 

「なぁ、ケイタが買いに行っている間にさ少し稼ごうよ」

「あ、家具を買うの?」

「じゃあちょっと上の迷宮に行くか」

 

 この言葉だけで、俺の不安感を煽るのは十分だった。

 

「いつもの狩り場で良いんじゃ無いか?」

「上なら短時間で稼げる」

「俺たちのレベルなら安全だって!」

 

 いつもの狩り場で良いと提案するも、慢心気味な2人に押されて、上の階層に進むことになった。

 ……何も起きなければ良いんだが。

 

――――――――――――

 

2023年6月12日

第27層 迷宮区

 

 迷宮の中であるというのに、何故か聞こえるエンジン音。

 その正体は、いつも通り二人乗りされる俺の愛車《サイクロン号》である。

 が、後ろに乗ってる人間は違う。

 

「あのさ〜」

「何だ」

「何が悲しくて野郎と相乗りしなきゃならんわけ?」

「俺に聞くな」

「無愛想〜」

 

 そう、今の俺の後ろに乗ってやがるのはエースちゃんじゃない。

 最近『А to Ζ』に勧誘した第三期生、コードM、メテオラである。

 

※あの作品の主人公と関連がないわけではありません!

 ですが著しくキャラが崩れています!!

 残念ながらこの作品はギャグ作品(もどき)です!!!

 

「……ちょいと警戒し過ぎじゃないのか?」

「む?何がだ?」

「いんや、何でもない」

 

 まぁいいか。

 きっと許してくれるでしょう。

 てか実際に許してもらってたわ。

 

 すると、突如迷宮内にアラーム音が鳴り響く。

 

「うお!?何だ何だ!!」

 

 バイクの運転が咎められる事なんてあるのか!?

 ……普通はあるか。

 

「速く行くぞ!」

「ちょっ!何でお前も勝手にハンドル握んだよゴラ!」

 

 身を乗り出してハンドルを握るメテオラに慌てつつも、そのアラーム音の発生源へと《サイクロン号》を走らせる。

 アラーム音の鳴りどころは隠し部屋。

 そこから異常なまでのモンスター反応と、5人のプレイヤーを確認する。

 

「行けるかゼット!」

「ああ!今の俺なら余裕だね!」

 

 その扉の前には、そこそこ長い道があり、俺が無理矢理風を感じるには十分過ぎる距離であった。

 《サイクロン号》を常用タイプからライダータイプへと変形させ、風を浴びる。

 身体の中から《プラーナ》が暴れだす。

 

 あの日以来、《プラーナ》の制御が難しくなっている。

 ホントに(sin)を背負うことになっちまった訳なんだがな。

 ……だからホントに『シン・仮面ライダー』になったんだよな。

 ニハハハ…………はぁ

 

 ……さて、おしゃべりはこれまでだ。

 ハンドルを先程よりも強く強く握り、《サイクロン号》の六連マフラーからさらに炎を吹き出させ、加速は最高潮を迎える。

 

「ライダー……ブレェェェェェイク!!!」

 

 適当につけた名前と共に、固く閉ざされた扉をぶち壊す。

 その衝撃を殺すこと無く、出現していたゴーレムみたいなモンスターを3体まとめて轢き飛ばす。

 

「あんたらは下がってな。……さぁやれ!!メテオラ!!」

「言われずとも!!」

 

 俺の掛け声に合わせて、トラップに嵌まったプレイヤー達は下がり、《サイクロン号》から飛び降りたメテオラは、所持していた片手の斧をツルハシ持ちのモンスターに命中させて倒し、もう片方の斧でソードスキルを発動させる。

 小型の斧であるが故に、超高速の斬撃が繰り広げられる。

 ある程度の斬撃を終え、モンスターの数が明らかに減っていくと、突き刺さっていた斧をもう一度手にし、両手斧の状態にして、また立ち向かう。

 

「ニハハハ!流石はレベリング中毒者だ!強さが段違いだな!」

「無駄口叩くな!」

「……厳しいのは難点だな」

 

 もっと楽しんでいこーぜー?

 さて、俺も負けてらんねぇ。

 『シン・仮面ライダー』……いや、『バッタオーグ』の強大過ぎる力を。

 

「では、お見せしよう」

 

 仮面の赤い目を光らせ、《プラーナ》の圧縮を確認する。

 《サイクロン号》から俺も飛び降り、その反動でゴーレム2体の頭を掴み、そのまま地面に勢いよく叩きつけて無力化させる。

 攻撃を仕掛けるゴーレムを蹴り飛ばし、その勢いでツルハシ持ちを殴り飛ばす。

 こっちはあくまで生命体であるためか、バケツをひっくり返したかのような量の赤い液体が飛び散る。

 

 その後も俺とメテオラは、ただ無慈悲にモンスターを狩っていく。

 メテオラはその驚異的なレベル差で、俺はその異様なまでの暴力スペックで、ほぼすべての敵が一撃で倒れていく。

 が、終わりが見えない。

 無限湧きである。

 

「だーっ!どんだけ湧くんだよこいつら!」

「終わりが見えないな」

「こっちのメンタルも考えてくれよ!俺あと何回血が噴き出んの見なくちゃならねぇんだ!」

 

 こちとら嬉々として戦ってるわけじゃねぇんだぞこの野郎。

 すると、トラップにハマったプレイヤーの中で、唯一の女性プレイヤーが怯え声で俺たちに話しかける。

 

「あ、あの!」

「んお?どーしたよお嬢さん」

「そのトラップボックスを破壊すれば止まるはずです!」

 

 そう言い、少し離れた位置に設置されている開かれた宝箱を示す。

 アレがトラップの発動原因か。

 

「よしきた!……感謝するぜ!お嬢さん!」

 

 俺はその情報を信じ、宝箱を拳で粉砕する。

 それにより、今まで無限に湧いていたモンスターが嘘のように消滅する。

 

「……やったk」

「フラグ立てんな」

「あでっ!」

 

 俺の頭を片手斧の持ち手で殴るメテオラ。

 無慈悲過ぎる。

 

「……ツッコみの腕を上げたな、コードM」

「その呼び名はやめろっての、M認定される」

「え……!Mじゃないの!?」

「しばくぞ」

 

 既にしばかれているのであるんだが?

 ……まぁいいか。

 俺は変身を解除せず、部屋から素早く抜け出す。

 まぁ後処理だの称賛を受けさせるのはメテオラに任せておこう。

 怠け者な副リーダーですまない。

 

――――――――――――

 

 宝箱……いや、トラップボックスが開かれて、部屋中に鳴り響くアラーム音。

 俺はすぐに動き出せた。

 

「みんな!速く後ろに下がるんだ!」

 

 迷うよりも先に。

 なにかが起こるよりも先に。

 俺は動き、テツオと共に戦闘態勢を取り、俺は戦う。

 

「わ、わかった!」

 

 先に向かった2人はすぐさまこちらに戻り、合流は成功し、2人も戦闘態勢を取る。

 が、状況は絶望的だ。

 斬っても斬っても無限に増え続けるモンスター。

 すると。

 

「キャア!」

 

 メンバーと離れたサチの武器が、ゴーレムによって弾かれる。

 

「サチ!」

 

 すぐに向かおうとするも、モンスターどもに遮られる。

 徐々に減っていくサチのHP。

 もう駄目だと思った。

 

 

 

 

 

 ――あの男の声と、爆音を鳴らすマフラーの音がするまでは。

 

「ライダー……ブレェェェェェイク!!!」

 

 開かないと思っていた扉が破壊されて、あの男が現れた。

 風に靡かれたマフラーは赤く、赤く輝いた瞳を持つ仮面は深い緑。

 今まで着ていた黒いコートは無くなっていたが、あのスーツは変わり無い。

 そう、俺達の前に……

 

 ――『シン・仮面ライダー』が現れた。

 

―――――――――――――――

 

「ゼット!」

 

 戦闘が終わり、何故か足速に部屋から抜け出したゼットを追いかけて、迷宮区から抜け出す。

 

「……なんだ、キリトか。久し振りだな〜半年ぶりか?」

 

 久し振りに会ったゼットは、長くしていた髪を纏め、エースと似たポニーテールにしていた。

 が、何故か変身は解除していなかった。

 

「ああ!ホントに久し振り……って、お前……!」

 

 久し振りの出会いに感動をしつつも、ゼットのカーソルに目が行く。

 ゼットのカーソルは、オレンジ色になっていた。

 

「……気づいちゃったか。いや〜隠したかったんだけどな〜無理があるよな〜うん」

「お前……何があったんだよ、それに、エースは何処に」

「言うな」

 

 圧を纏ったトーンの低い言葉、そして普段と違う口調に、俺は怯んだ。

 俺が居ない半年の間に、一体何があったって言うんだよ……!

 

「……」

「ゼット……お前は」

「関わるな。お前が知る必要のない事だ」

「関わるさ。俺はお前が選んだ、『А to Ζ』の「to」担当だぜ?」

「……そうかよ」

 

 そう言うと、ゼットはサイクロン号を呼び出し、俺に淡々と伝える。

 

「お前を『А to Ζ』から追放する。これで俺とお前の繋がりは消えた」

 

 ……別れの宣言を。

 

「元より群れるのは嫌いだったろ?俺もお前も、関わり合うべき人間じゃなかったんだよ。……じゃあな」

 

 サイクロン号のエンジンを吹かし、俺の元から離れるゼット。

 俺はそれを、見届けることしか出来なかった。

 

――――――――――――

 

 キリトから離れ、新しく手にした《シークレット・コート》を着てから、再度サイクロン号を走らせようとする。

 すると。

 

「副リーダー……いや、ゼット」

「んだよエックス」

「……何であんな事を」

 

 サイクロン号で駆けようとした俺を止めたのは、『А to Ζ』の後輩であるエックス。

 あの後以来、まともに会って話したこともなかったっけか。

 

「あんな事ってのは……さっきのアレか?」

「そうだよ。なんでキリトさんにあんな事を」

「ニハハハ……それがアイツにとって一番いいんだよ」

 

 俺のその発言に、怒りをあらわにしたような表情を浮かべたエックスは、俺の胸ぐらをつかむ。

 

「お前……ふざけるのも大概にしろよ」

「ふざけてなんかねぇよ……逆に聞くが、お前だったらどうする」

 

 掴んでいた腕を力付くで外し、コートの襟をただしつつ、先程のように淡々と言う。

 

「メテオラだのエイチだのから聞いてはいるはずだろ?……お前なら「あの状況」を迎え、その情報をかつての友に教えるか?」

「それは……」

「無理だろ?俺だってそうさ。……もっとも、キリトにアレを伝えるのは酷過ぎんだよ」

 

 本当に……「アレ」を教えるには酷過ぎる。

 そんな事を知ったら、間違いなく病んでしまう。

 それなら、関係を断ってでも伝えさせないのがベストな選択だ。 

 

「それにだな、俺はもう、あん時の弱い俺じゃないんだよ」

 

 仲間に、友に頼る俺はもう居ない。

 そいつ等と共に旅をする必要なんて無い。

 俺の旅路はまさに茨の道。

 

 そんな旅で苦しむのは、傷付くのは俺だけでいいんだ。

 

 

 

 何故こんな事になってしまったのか。

 全ては、あの日が原因だった。

 

 俺が『シン・仮面ライダー』ではなく、『バッタオーグ』になったあの日が……。

 




この作品ホントにギャグ作品だっけ?
黒猫団は救えたけど別の理由で曇ったぞ?
それにゼットもなんか曇ってるぞ?


ヤバいかもしれん
ギャグ作名乗れん

それはそれとして
https://syosetu.org/novel/321610/10.html
是非とも見に行ってくれや
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