ハイスクールD×D 〜赤龍帝と主夫な天剣〜 作:ユーカリとコアラ
完全に見切り発車です。
よければどうぞお読みください。
※ここでのイッセーとレイフォンの年齢は六歳です
第0話
僕は混乱していた。
というと、自分が誰なのか、ここはどこなのか、なぜここに居るのかが分からなかったからだ。唯一分かることといえば自分の名前、レイフォン=アルセイフという名前。
公園というのは周りの遊具を見れば分かる。しかしそれ以外がまったく分からない。
さて、どうしたものかーー
「あれ、君何してんの?」
「うわっ!」
レイフォンは誰かが近づいてきていることは分かっていたが、まさか自分が話しかけられるとは思っていなかった。驚いたのはきっと、本人がボケっと思考に集中していたのもあるだろう
「え、えと…」
「あ、ごめん。驚かすつもりはなかったんだ…」
悪気はなかったのか少年は苦笑い気味に頬をかいている
「俺イッセー!兵藤一誠っていうんだ!よろしくな!」
ここまでコロっと表情が変わる人を初めて見た。それはそうだ、記憶が無いんだもの。初めてだよ、な?とレイフォンは一瞬悩んだ。でも眩しい笑顔だなぁ…ぼんやりとそう思う。
「僕はレイフォンって言うんだ。レイフォン=アルセイフ」
「レイフォンか、よろしくレイフォン!」
「うん、よろしく」
差し出された手を少々
「で、こんなとこでボーッとしてどうしたよ?」
「実はきおくそーしつ、みたいなんだ。それでこれからどうしようかなって…」
「きおくそうしつぅ?記憶が無いってことか?」
「そうだよ。一応名前だけは覚えてるんだけどそれ以外がさっぱり…」
「親とか家も?」
「ごめん…分からない」
改めて自分の状況を認識してなんだか悲しくなってきている自分がいる。レイフォンはちょっと涙目である。
「あーあー!悪かったって!ごめんな、でもどーすっかなー?」
「……よっしゃレイフォン、うちに来い!」
「ち、ちょっと一誠く…」
「うっせー!俺から父さんと母さんに俺から話してやるから一緒に暮らそうぜ!」
ちょっとーーー!腕つかんで引っ張って行かないでーー!
僕のことは放っておいていいからーー
そんな思いも虚しく、レイフォン=アルセイフは兵藤家に連れて行かれた
で、リビング、
「いいぞ(わよ)?」
早いッ!もうちょっと悩んでご両親!?即決ってなんなんですか?こんなの絶対おかしいよ!!
激しく動揺しているレイフォンだが、出来るだけやんわりと断ろうと言葉を発する
「いえ、そういう訳には…」
「いいんだよ、えっと…レイフォン君。実を言うとね、母さんとそろそろ二人目の子を育ててもいいんじゃないか?なんて話を最近していたんだよ」
「そんなの聞いてないよ父さん!?」
「ごめんね一誠、まだあなたには話してなかったわね」
「しかしそういうことだ一誠。歳もたぶん一緒くらいだろう?楽しくなるぞぉ〜?」
一誠のお父さん達はこんなことを言う。
「しかもこんな可愛い娘ができるなら父さん超嬉しい」
「父さん、レイフォンは男だぞ?」
「な!?こんなに可愛い子が男の子だって!?そんなの普通じゃ考えられない!」
「お・と・う・さ・ん?」
「ち、ちがうんだ母さん!?まってくれ!」
一瞬にしてお父さんの顔が青ざめてる
「そんなに言うなら…女の子も育てますか?///」
「母さん…///じゃあ今晩でも…」
「はい///」
空気がピンクだぁ。
「父さん!母さん!」
一誠が我慢できなくなったのか叫ぶ。レイフォンも割と気まずかったのでナイスツッコミだよイッセー!と内心親指を立ててサムズアップをした。
「…ごほん!すまない脱線した。話を戻すが我々二人はレイフォン君が息子になってくれると嬉しい。いや、一誠も含め僕ら三人ともそういう思いだ。どうだい?レイフォン君さえよければ僕たちの息子に、そして一誠の兄弟になってはくれないか?」
「うっ…ぐすっ…」
感情が昂ぶって涙が出る。言葉が出ない。
「すまんレイフォン君!女の子だと思っていたのがそんなに気に障ったか!?」
ちがう、そうじゃない
「嬉しいんです、嬉しすぎて、暖かくて…何だか泣けてきて。家族なんて顔も思い出せないから。僕なんかが家族でいいならどうか僕を…家族にしてください!!」
「もちろんだ、僕たちの可愛い息子よ」
こうして僕、レイフォン=アルセイフは兵藤家の家族となった。泣いている僕をお父さんが抱きしめてくれて、お母さんが撫でてくれて、イッセーが手を繋いでくれた。もしかしたら今世界で一番の幸せ者なのは僕かもしれない、そんなことを思いながら僕は散々泣いたのだった。
それから僕には新しい名前が付けられた「
二人の始まりを書きましたがどうだったでしょうか?
誤字や脱字、感想や意見などあればよろしくお願いします。
次から原作に入りますのでよろしくです