ハイスクールD×D 〜赤龍帝と主夫な天剣〜   作:ユーカリとコアラ

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書かなければいけないことが沢山ある…神器を出せるようになった過去のお話とか色々…
言い忘れてたんですが基本二日以内の更新になります
もう○○に入ります宣言はなるべくしない方針にしました


第3話

剄ーそれはレイフォンを語る上で避けては通れない部分。

この剄があるからこそレイフォンは驚異的な戦闘力を発揮できる。

そもそもこの世界にはー剄ーという力の概念はない。レイフォンしか使えない力だからだ。時に身体能力の向上、時に物質的に影響を与えるエネルギーに。飛ばすこともできるし炎に変化させることもできる。そこそこ万能なエネルギーなのである。

 

それをレイフォンは莫大な量保持している。

なぜか?正直なところ、分からない。

自分以外に使えず、概念も無いときた。そんなものが何かとか、なぜ自分に宿っているのかと聞かれても頬をかくしかないのだ。

剄という名称は昔とある槍使いが名付けたのだが、それはまた別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠は出かけた。もちろん天野夕麻とのデートだ。

レイフォンはというと、勉強、鍛錬、昼食を作り、晩ご飯の下準備を兼ねた料理研究、そして夕方となり買い出しに出掛けていた。

 

「〜♪〜〜♪〜〜〜♪」

 

今日はイッセーの初デート記念日だし、もしかしたら彼女を連れてくる可能性が無いとは言えないから料理は手を抜けないなぁ…と鼻歌を奏でながら上機嫌でマイバッグに詰めた食材を揺らしていた。

 

「〜♪〜♪…ん?イッセー?」

 

イッセーの特徴的な頭が見えたような気がしたレイフォンは、まだデートの途中だといけないと思い少しだけ離れた場所まで近付いて行った。

木が邪魔で見えない。しかしどうやら彼女とは密着状態のようである。ひょこひょこと視点を変えながら見ているレイフォン。内心はドキドキである。晩ご飯の時にでも冷やかしてやろうかな?なんて考えながら見ていたレイフォンだったが、

 

「まぶしっ!」

 

イッセーが光った。それと同時に赤いが飛沫(しぶき)が見えたような気がした。何やら笑い声も聞こえてくる。

異常だーー!そこからなレイフォンの行動は早かった。

旋剄(せんけい)を使い即座にイッセーのそばに寄る。

 

「レイ…フォン……?」

 

イッセーは地に伏せていた。腹に大きな穴を開け、地面に真っ赤な花を咲かせながら…。

 

荷物が落ちるのも構わず、イッセーを抱え起こした。

 

「イッセー!!」

 

「ごめん…な…玲斗。俺、死ぬみたいだ…」

 

「何バカなこと言ってるんだ!イッセーはまだ死なない!僕が死なせない!!」

 

「どうやって…だよ…救急車でも呼ぶか?…無理だ。わかるん…だ、自分から『生』が抜けていっているのが…」

 

「そんなこと言うなよ…、僕を置いて先に逝くな!」

 

「本当に油断大敵、だな…。ざまぁねぇや…」

 

「玲斗、大丈夫だ…母さんも…父さんも居る。お前は…1人じゃねぇよ。頑張って生きて、いつか自分の記憶を取り戻すんだ…!」

 

「イッセーが居ないと意味無いんだ!イッセーが居ないと僕は…!僕は!!」

 

「俺の血…紅いなぁ…。どうせ死ぬんなら、あんな美少女の腕の中で死にたかった……」

 

「感動のお別れは終わったかしら?」

 

クスクスクスと天野夕麻は笑っている。

 

「話は聞いていたけど、そこのゴミを殺すのを見られたしあなたも殺すわよ?どんな死に方が好み?絞殺(こうさつ)毒殺(どくさつ)?窒息死?あぁでもめんどくさいわね…あなたもこの槍で殺してあげるわ。ゴミと一緒な死に方が出来て嬉しいでしょう?」

 

クスクスと再び笑う黒い羽の主は、イッセーを殺したであろう光の槍を作りながら心底可笑(おか)しそうに嘲笑(ちょうしょう)を浮かべている。

 

「お前か…お前がイッセーを…イッセーを殺したのはお前かあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

レストレーション!錬金鋼(ダイト)を発現させようとしたところだった。

 

「待ちなさい!!」

 

背後から声がかかる。振り返って見れば紅髮の美少女が紅い魔法陣から出てきたところだった。

 

「お前もコイツの仲間か?僕の邪魔をするなら…覚悟してもらおうか?」

 

「落ち着きなさい!私は呼ばれて来たの」

 

「呼ばれて…?」

 

「そう、この子にね」

そう言いながらイッセーを指差す。

 

「イッセーが…?」

 

「ええそうよ、私はこの子に呼ばれて来た。でも死にそうね。傷は……へぇ、おもしろいことになっているじゃないの。そう、ねぇ……本当、おもしろいわ」

 

「今のイッセーをおもしろいだと?」

 

静かだが確かに怒気を(はら)んだレイフォンの声が途轍(とてつ)もない威圧を放ちながら紅髮の少女を打つ。

 

「だから落ち着きなさい!私にはこの子を生き返らせる手段がある」

 

「!?」

 

「それは本当に!?」

 

「ええ、だからそこの堕天使に邪魔されないように守ってくれるかしら?できるわよね?」

 

「嘘をついたら許さない。レストレーション!」

 

レイフォンは錬金鋼を復元させ、天野夕麻ーもとい堕天使に剣を向けた。

 

「へぇ…?あなたも神器持ちだったの。じゃあ殺さないとね。何より下等な人間如きが………この至高の堕天使であるレイナーレに剣を向けるなあぁぁぁぁぁ!!」

 

「殺されるのはお前だよ。でも今は生かしておいてあげる。イッセーを蘇生するのが先だからね」

二人は闘い始める。

 

貴方(あなた)は幸せ者ね?家族にあんなに思われて。貴方に生きる意思はある?人じゃなくなるけど、地べたを這いつくばってでも何としても生きてやるって意思が貴方には?」

 

「…そう、分かったわ」

 

「どうせ死ぬんなら、私が拾ってあげるわ。あなたの命。私のために生きなさい」

 

イッセーの意識が途絶(とだ)える、その目には鮮やかな紅い髮が映りこんだ。




なんとか3話目にして約束が果たせました
まだ原作一巻の19頁に届いてないんだぜ?嘘みたいだろ?
これでダイトで殴られることがなくなります。なんかちょっと寂しいとか思ってない
またすぐに更新しますね、楽しみにしていただけると幸いです、では!
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