ハイスクールD×D 〜赤龍帝と主夫な天剣〜 作:ユーカリとコアラ
四日に一回の更新に変更でお願いします。忙死にます…
※いつもよりは長いです
休日、レイフォンはオカ研に来ていた。なぜかと言うと料理を作るためだ。
「えーと、もう一回言ってくれますか?」
「ビーフストロガノフがいいわ」
「親子丼がいいですわ」
「玲斗先輩のオススメで」
「カルボナーラかな」
「俺は牛丼!」
(協調性というものを知らないのかこの人達は…)
はぁ…と内心呆れながらどうしたものかと頭を悩ませている。
オカ研に入ってからというものレイフォンは毎日オカ研に居る。それは休日すらも例外ではなく、前に姫島先輩と約束した紅茶の指導を部室で受けていたのだが、居合わせた部長に「レイフォン、おなかが減ったわ。何か作って」と言われたのが事の発端である。それからというもの平日はおやつを作り、休日は朝の鍛錬が終わると部室に赴き希望者には朝食を作り昼食を作り夕食を作る。もちろんおやつも含まれる。それ以外の時間は勉強・鍛錬・部員との特訓などをこなしている。
で、今日はみんなに昼食の希望を聞き、何がいいか決めることにしたのだったが…
「私今日はビーフストロガノフの気分なの。ビーフストロガノフにしてちょうだい」
だの
「今日は丼もの。それもあっさりといける親子丼をお願いしますわ」
とか
「丼ものは同意です。でも昼はガツンと食いたいから牛丼を頼む!」
なんてみんなバラバラである。ただ一人子猫ちゃんはレイフォンに任せてくれている。本人は美味しいものなら何でもいいと思っただけなのだが、言わない方がレイフォンの精神衛生面に良いだろう。「僕はカルボナ…」とか小さな声が聞こえていたような気がするがレイフォンは聞いていない。哀れ木場…
自分の希望を通したい三人はいつまでもぎゃーぎゃーと騒いでいる。かれこれ10分もこの状態であり、いい加減に我慢の限界だった。
「いい加減にしなさい!」
「「!?」」
「いつまで揉めてるんですか!!もう10分も騒いでいるよ!その時間があれば一品増やすなり他のことができたのに!今日の昼食は炒飯で決定!いいね!」
「「「はい…」」」
鬼である、主に顔が。
そして完璧にオカンである。
ジュージューと飯粒が中華鍋の上で踊っている。揉めている時から準備していたので五分とかからず完成してしまう。
「どうぞ」
ゴト…と炒飯の皿が置かれる。あからさまに不機嫌な顔が2名、目を輝かせているのが1名、ニコニコとしてるのが2名。
「じゃあ、いただきます」
「「「いただきます!」」」
目を輝かせていた顔はもちろん、不機嫌だった顔もニコニコとしていた顔も皆、ペースこそ違うがスプーンが止まることはない。
(うん、今日もいい出来だ!)
自分でもそう思いながら食べる。
「おかわりください」
「早いね、子猫ちゃんは毎回幸せそうに食べてくれるから
僕も嬉しいよ」
「玲斗先輩の作る料理はおいしいですから」
「おだてても何も出ないよ?…と言いたいところだけど実は餡を用意してるからかけてあげようか?」
「本当ですか!?玲斗先輩大好きです、だから早くしてください!」
「なんか日本語がおかしいような気がするけどまぁいいや。餡がかかるとかなり熱いからちゃんと冷まして食べてね」
「に〝ゃ〝!?」
「だから人の話を聞こうよ…というか自分で猫舌だって分かってるでしょ」
「レイフォン!子猫ちゃんにだけ贔屓して卑怯だぞ!俺も餡掛けにしてくれよ」
「ちゃんと用意してるから焦らなくていいよイッセー」
「やりぃ!」
結局みんな全て平らげるのであった
ー夜ー
人より聴力がずば抜けているレイフォンは寝れれずにいた。
というのも、一階から「母さん…母さぁぁぁぁん!」とか「あっ、あっ!あっ!あっ!お父さぁぁぁぁん!」という声が聞こえてくるのである。
(頼むからもうちょっと抑えてくれないかな…。寝れないよこれじゃあ…)
歳を考えてほしい、そう思わずにはいられない。
部室に行って寝ようかな?と考えていたトキだった。
ゴソゴソ…ゴソゴソ…
(ん?)
イッセーの部屋からだ。何やら物音がしている。
ー イッセーside ー
俺は外出の準備をしていた。
(俺が絶対、アーシアを助けるんだ!)
グッと拳を握り込むイッセー。
数日前アーシアというシスターの道案内をしたわけだが、どうも堕天使に利用されようとしているらしい。それもレイナーレが関わっているようなのだ。
だからイッセーは自分が解決したいと思った。部長は許してはくれなかったが、あの日の決着と、友達を助けるために。
「待ちなよ、イッセー」
ピクッ…
(やっぱバレたか)
「レイフォンか…わざわざ殺剄までして何の用だ?」
「それはある意味僕のセリフだと思う。こんな時間にどこへ行くの?」
「はは…ちょっとコンビ「じゃあ僕も行くよ」
「水臭いじゃないか。僕も行かせてくれ」
(はぁ〜。しゃーないか…)
「いいけどレイフォンはついてくるだけだぞ?」
「分かってる。僕は外にいるよ」
「………じゃあ行こうぜ」
「うん」
ー イッセーside end ー
〜廃教会〜
「じゃ、気をつけてね…油断はダメだよ?」
「わーってるよ。もう二度と油断はしない」
「それならいいんだ。…おっと、時間はあんまり無いみたいだね、早く行きなよ」
「決着…つけてくるな!」
そう言ってイッセーは教会へ入って行った。
(さて、僕は僕の仕事をこなしますか)
空から睥睨する三体の堕天使がそこにいた。
「貴様は…」
「あなたはあの時の…」
儀式をしていた二人を守る時にレイナーレに駆けつけて来た堕天使の男だ。
「知っているんですかドーナシーク?」
「知ってるも何もカラワーナ、私とレイナーレが逃げ帰ってきた理由がこの人間だ。こやつには勝てん」
「はぁ〜?何言ってるんすかドーナシーク?こんなひょろっひょろのなよなよな奴にウチらが負ける〜?」
(人の目の前で話すなんて呑気な…)
「きゃはははは!ないっすないっす〜!何ビビってんすかドーナシーク!じゃあウチがサクッとやっちゃうっす!」
「よせミッテルト!」
(レイナーレの光の槍より小さいな…)
人差し指の先に少量の剄を纏わせてピンッと弾く。
たったそれだけの動作でミッテルトの光の槍はパッと弾けてしまった。それだけではなく、
「いったーーーーー!!なんかデコに当たったっす!デコピンされたみたいっす!」
「はぁ…だから言ったのだ、よせと。仮に我らの力全てを集めて槍を作ったところで、あの男に傷一つ付けられんことは分かり切っている」
「そこまで…ですか」
「じゃあウチらはどうしたらいいんすかー!」
「…………」
ドーナシークは黙ってしまった。
「そろそろ喋ってもいいかな?」
「うおっ!喋ったっす!」
「二つ質問する。一つ目、君達は教会に入ってイッセーを殺そうとしているかい?」
「そんなの当たりま「いや、その気はない」
「ちょ…ドーナシーク!」
「我らの目的は貴様を中に入れないことだ。ただの時間稼ぎとなろうとな」
「じゃあ二つ目、君達は人を殺したことがある?」
「ああ…全員ある」
「そっか、悪いけど死んでもらうよ」
「待ってほしい。確かに全員人を殺したことがある。しかしだ、悪意で人を殺したことがあるのは私とカラワーナだけだ。ミッテルトは堕天使に襲い掛かろうとした人間しか殺したことがない。貴様もさっきの槍を見て分かったのではないか?あの程度では一般人すら殺せるような攻撃ではないと…」
「…確かにそうだね。あれは人を殺せるようなものじゃなかった」
「だから…私達二人の首で許してはもらえないだろうか?人間で言う悪人は私達だけだ」
上から睥睨していたドーナシークは地上へ降り、土下座した。
「ドーナシーク!やめるっす!まだやってみなくちゃ分からないっすよ!!」
「…すまない」
土下座のまま動かずに言うドーナシーク。
「なぜそこまでするんです?確か堕天使はプライドが高く、人間など下等生物としてしか見ていないのがほとんどだと聞いたことがあるんだけど?」
それには降りてきたもう一人の堕天使、カラワーナが答えた。
「娘だからです」
「え…?」
「もちろん本当の娘ではありません。でも私達二人はミッテルトを我が子のように思っていました。この子だけはどうか…」
「カラワーナもやめるっす!ウチはそんなことしてもらっても全然嬉しくないっす!!」
「いいのだミッテルト。私達は悪意で、遊びのように人を殺してしまった。それは変えられぬ事実だなのだ」
「そんな…でも!」
ー イッセー side ー
「多いなこりゃ…」
俺は一人ゴチていた。神父が百人ほど教会の中でひしめき合ってる光景とか凄く気持ち悪い。でも、
「やらなきゃなんないんだよなぁ…。とりあえず先制攻撃だ!」
「Boost!」
脚力を倍加させ飛び上がる。目指すは敵の中心。
「Boost!」
「Explosion!」
着地した瞬間に倍加した脚力で体を旋回。同時に籠手の“大きさ”を倍じゃない、五十倍にする。
「っらぁ!」
コンクリートを削りながら巨大化した籠手が凄まじい勢いで旋回し、神父を殴りつける。
最初エクスプロージョンは倍加した力をそのまま暫く固定しておくだけだったのだが、使いこなしていると固定が文字通り“爆発”となった。一気に倍加を引き上げるのである。
しかしリセットは三秒程度で行われてしまう。
「どうらっ!」
旋回に捻りを加え、縦に半回転し未だ巨大化している籠手を下へ叩きつける。
ズゴォォォン!と音がして衝撃が地に伝わり、揺れて神父達は動けなくなる。
「あとは…ドラゴンショットガン!」
「Boost!」
地に籠手を叩きつけた衝撃で上へ飛び上がりながら極小の魔力弾を複数生成し、同時に倍加させ打った。
さながら雨のように降った魔力弾は全ての神父に命中し意識を絶った。
「呆気ねぇなぁ」
この間わずか十秒。神父百人を殲滅した。…かに思えた。
「きっヒィぃぃぃぃぃ!!」
背後から斬りかかってくる神父がいた。
「やっぱりいたかよ!…………フリードォォォ!」
「はいはーい!居ました!居ましたともぉ!こーんな雑魚のゴミクズ共と一緒にされちゃ〜こまりんすよぉん!」
「このイカレ神父がぁぁぁぁぁ!」
「うっせーぞこのクソ悪魔がぁぁぁぁぁ!!」
フリード・セルゼン ー 悪魔を呼び出そうとしていた人間を残忍なやり口で殺したはぐれ神父。アーシアをいじめ、それを助けようとしたが増援により緊急で部長が転移してしまい取り逃がした。悪魔や悪魔に関係する者を殺すことを生き甲斐としている狂った神父。
籠手と剣が打ち合うこと一合、二合、三合…。
「ひゃぁっはぁぁぁぁ!」
「おらぁぁぁぁぁ!」
互いに大きな一撃をぶつけ合い距離が離れた。
「また会ったねぇクソ悪魔クン。あのクソアマを取り返しに来たんデショーがそうはいかないのよんっ!あのアマはクソ堕天使が神器抜いてブッコロコロしちゃうんだから!ボクチンもそれ見てチン○ン抜き抜きする予定なんだから邪魔しないでチョ!あ、その後クソアマの死体とヤっちゃうの!名案じゃね?聖女の死体の処女○通〜♪わぉっ!ボクチンあったまイ〜!」
「外道が!んなことさせねぇ!ぜってー俺がアーシアを取り戻す!!」
「正義の味方気取りですかぁ〜?悪魔のクセにィ?寝呆けたことはァ!おっ死んでから言えやゲロカスがぁぁぁ!」
高速で移動しながら時々斬りかかってくる。
防戦一方のイッセー。
「死ねやぁぁぁ!」
だが、
「速いだけなら見切れるんだよッ!!」
「Boost!」
スッと目を瞑ったイッセーは
後ろから心臓のあたりに刺突を放ってくるフリードに
振り返り拳を腰だめに構え
倍加された全力の一撃を腹に打ち込んだーー。
ズゴンッッッッッ!!!!!
衝撃が骨を砕き、幾つかの内臓を破壊しつつ、それでも吸収しきれない衝撃が、フリードを吹き飛ばし壁へ叩きつけた…。
「ゴボォ!」
おびただしい量の血を吐いてフリードは動かなくなった。
「そこで死んでろ」
イッセーは地下へと向かった。
「いやぁ!やめてくださいレイナーレ様!私からそれを…神様からの贈り物を奪わないでくださいぃ!」
絶叫、全裸のアーシアは十字架に貼り付けにされた状態で叫んでいる。体は全身アザだらけだ。神器もレイナーレの左手に掴まれ半分ほど抜き出されている状態である。
「まだ遊んでほしいの?仕方ないわね……………………処女でも奪って遊ぼうかしら?」
くぱぁ…とアーシアの女○器を指で開いたり閉じたりして弄ぶレイナーレ。
「あらら?なんだか濡れてきていない?これから処女○通なのに嬉しがるなんて………とんだ淫乱ねぇ?」
「違います!嬉しがってません!淫乱じゃありません!!」
女○器は性的快感を感じなくとも弄られると濡れてしまう。レイナーレはそれを分かっていながらも、知らないアーシアを責める。
「濡れて準備も整ったことだし…この大きいので、処女○失…しちゃいましょ?」
そう言って掲げるのは光の槍。
「いやぁ!やめて!やめてくださいぃ!そこは、そこは私の大事な…」
「無☆理」
「やめろぉぉぉぉぉ!」
扉が開きイッセーがレイナーレを殴りつけた。
「イヤアァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「ぷべらっ!」
「大丈夫かアーシア!?」
「あ……あ……イッセー…さん?」
「ああ!俺だアーシア!助けに来たぞ!」
「ありがとう…ございます…イッセー…さん。私は大丈夫ですから、逃げて…?」
二人がやりとりをしている時、吹き飛ばされたレイナーレはフラフラと立ち上がっていた。
「私をぶっ飛ばしたのは良くなかったわねぇ…。ちょーっと痛くてブチ殺したいけど、ほら…こ・れ!」
レイナーレの手の中には光り輝く指輪があった。
「イッセー君が殴ったせいで半分だけ抜き出してた神器が全部抜けちゃったわ!まぁこれで…今殴られた顔もほら!元通り!」
「あ…あ……」
震えるイッセーはアーシアを見た。
どんどん生気が失われ、顔色が土気色になってゆく。
「ごめんなさいイッセーさん…あなたは…あなたはだけはどうか、生きてください」
アーシアは…死んだ。
あっさりと、
あっけなく、
そして無情に…
「あ、アアアアァアアァァァアァアァァァァァaaaaaAaaa!!!!!!!!」
「
「
ベキベキとイッセーの体が鳴る。所々に赤い鱗が生え、尻尾が生え、犬歯が牙となる。その姿はまるで…
「ドラゴン…?マズい!逃げ…!」
「ゴルガァァァァゥ!!」
ドラゴン化したイッセーが飛んで逃げ出したレイナーレの右脚を喰らう。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
片翼で必死に飛ぶレイナーレは光の槍を作り出し、壁や床を壊しながら全力で地上へ出た。
ー イッセーside end ー
「そんなに死にたいなら死ねばいいわ!」
突如壁を突き破って外へ出てきたレイナーレは、涙を流しながら二本の光の槍をドーナシークとカラワーナに投げつけた。
「あ…」
「うっ…」
ドス!ドス!と二本とも二人の腹に風穴を開ける。
「あ……え………?お父さん…?お母さん……?」
「なんてことを…なんてことをしたんだお前はぁぁぁぁ!」
外力系衝剄の化練変化 ー 爆裂拳
空気を圧縮して爆発を起こす気縮爆。それを活剄で強化した肉体で無数に放つ応用技。
それがレイナーレの体をさらにズタボロにしながら教会の外壁に吹き飛ばした。
「お前は僕が本気で滅す…ん?」
「ガウ…?」
ドラゴンのような生き物がレイナーレを喰っていた。
ムシャムシャ、バリバリ、グッチャグッチャ!
そんな異音が響いている。
「いいじゃない、どうせみんなこいつに食われて死ぬんだから…。慣れると案外気持ちイイのよ?」
「な……!まさかイッセーか!!やめろイッセー!人間に戻れなくなるぞ!」
ドラゴンと化したイッセーは一心不乱にレイナーレにかぶりついている。
「神器に内側から呑まれかけているのか!?ダメだイッセー!やめるんだ!」
「じゃ、みなさんごきげんよう」
ゴリッッ!
レイナーレは笑顔のままイッセーに頭から食われた。
「あ…あ……あ………」
ミッテルトは両親代わりだった者を殺された上に今の異常な光景を見て気を失いかけている。
ジョロロロロ〜
おしっこの音が聞こえる。思わず失禁してしまったのだろう。
その時地面に紅い魔法陣が浮かび上がったと思うと、リアス・グレモリーと姫島朱乃が飛び出して来た。
「なんなの!途轍もない大きな気配が廃教会の辺りから感じると思ったら…この惨状は何!?」
「あれは…イッセー君ですか!?リアス!あれを!」
「アレが…本当にイッセーなの?まるで龍人じゃない…」
二人とも驚き、若干の怯えが見て取れる。
「部長、副部長!あれは紛れもなくイッセーです。何か地下で起こって神器に内側から呑まれかけています!」
「ゲップ!」
イッセーは満腹になったのか眠たそうにしている。
「部長、お願いがあります」
「何、レイフォン?」
「イッセーを前から抱きしめてやってください」
「それで治るの?」
「分かりません。ただ、今は絶望している状態なので愛情を注いであげればもしかしたら…」
「わ、わかったわ。怖いけど…私の家族のためよ!」
イッセーをリアスが抱きしめる。
「そして姫島先輩!あなたは後ろからお願いします!」
「分かりましたわ…!」
朱乃がイッセーを抱きしめる。
「ミッテルト!君は右からお願い!」
「あ…え?でもお父さん、お母さん死んじゃって…ウチ…ウチぃ!」
「僕らが家族になる!!」
「僕とイッセー、母さんに父さんがミッテルトの家族になる!僕も昔イッセーと家族になったんだ。だからミッテルト…君もどうか家族のために力を貸してくれ!」
「ウチを愛してくれる…?」
「もちろん!!」
「……分かった。今の言葉忘れたら許さないから」
ミッテルトがイッセーを抱きしめる。
「ねぇイッセー、帰ってきなよ。皆が心配してる。感じるだろ?皆の温もりと愛情を。乗り越えるんだ!今度は誰も傷付かなくていいくらいもっともっと強くなるんだ。イッセーには出来るだろう、大切な守るべき人達が居るんだから」
レイフォンがそっとイッセーを抱きしめる。
「そうよ、あなたは一人じゃないわ…!」
「イッセー君は私達を守ってくれないんですか?」
「ウチとあんたはもう家族らしいから…戻ってきなよ」
三人からそれぞれ言葉をかけられるイッセー。
ピタッと動きが完全に止まったかと思うと鱗が霧散していった。
「うぅ…グスッ…俺のせいで…俺のせいでアーシアが死んじまった…。俺の手でアーシアを殺したみたいなもんだ!俺は…どうしたら…!!」
「地下であなたが言っていたアーシアさんが亡くなったのね?セイクリッド・ギアを抜かれて」
「はい…」
「ならまだ助かるかもしれないわ」
「本当ですか!?」
「えぇ、あなたのここに聖母の微笑があるわ。それを引き抜き、アーシアさんに戻しつつ駒を使う。悪魔にはなってしまうけどね」
リアスはイッセーの下腹部をさすりながら言う。
「なら早くそうしましょう!善は急げです部長!…っていつまで俺の腹を触ってるんですか!ちょっ!そこは敏感で!?あ、あの…それ以上は、うっ…!」
「あ、ごめんなさい。触り心地がいいからつい…。まぁいいわ、行きましょう」
〜 地下 〜
「よかったわ…まだ魂が残ってる。転生させてあげられそうよ!イッセー、こっちに来なさい」
「はい」
「ちょっと痛いけど我慢しなさい」
「おふっ!」
スルッとイッセーの腹から出てきた淡い光を放つ指輪。それと駒をアーシアにうずめる。
埋め込んだ胸のあたりが一瞬眩く輝いたかと思うと、うっすらとアーシアは目を覚ました。
「あれ?イッセーさん?」
目をパチクリとさせながらイッセーの顔を覗き込むアーシア。
「アーシア近い近い近すぎる!離れて離れて!」
「わわっ!すみません!」
「いやこっちこそごめん!」
お互いに赤面し、俯いてしまった二人。
(この二人爆発しないかなー?)
と考えてるレイフォンと
(なんかちょっとモヤモヤするわね)
リアスに
(微笑ましいですわ…。でも少しだけ妬けちゃうわ)
朱乃。ミッテルトは、
(ウチもアイツとあんな…)
何やら赤くなっている。
それはともかくとして、リアスはアーシアに悪魔になったことを説明した。
『天におられます我らが主よ、どうか悪魔になってしまった私を許してくださあうっ…!』
とかやっていた。リアスと朱乃もダメージをもらっていて皆で笑いあった。
「じゃあ私達は帰るから、ちゃんと面倒みてあげてるのよ?」
「分かってます部長!」
「ならよろしい。帰るわよ朱乃?」
「はい部長」
二人はそう言い、魔法陣で帰った。
「じゃあ僕らも帰ろうか!」
レイフォンは言う。
なぜかアーシアは兵藤家預かりとなり、もちろんミッテルトも兵藤家へ。
「帰ったら玲斗に飯作ってもらって食おうぜ!めちゃくちゃ美味いんだこれが!」
「そうなんですか?楽しみです!」
「飯だめしーーー!ウチもおなかすいた〜!」
「じゃあ腕によりをかけて作らなくちゃね」
四人は手を繋いで歩いた。
自分達が帰る家へと向かってーーー。
えー…申し訳ございません。もう頑張るとしか言えないです!
本編書いてたら途中なぜかR18路線に乗ってしまった。
消しましたけども!
あとあれだ、フラグが幾つか建ちましたね。←建っただけ。次焼き鳥行ける…かな?……かなぁ?
※意見等ございましたらどうぞお願いします。