ハイスクールD×D 〜赤龍帝と主夫な天剣〜 作:ユーカリとコアラ
ので、いずれ修正いたします。
最近忙しく、思うように書けなくなってしまいました。
当初は2日に1度の更新を、と思っていたのですがはっきり言いますと無理です!一週間を目安でお願いいたします!(土下座
レイフォン・アルセイフは震えていた。
(誰が…誰がこんな惨いことを……っっ!)
プルプルと肩が震える。握った拳から血が出ている。顔が憤怒に染まる。
普段温厚なやつほど怒った時は危ないというのを知っている人は多いだろう。普段からの堪えているものが爆発し、凄まじい怒りを周囲に撒き散らす。普段と爆発した時のギャップもあいまって、周囲は固まって動けなくなる。
レイフォンの体からは怒りのあまり剄が溢れ出し旧校舎は地震が起きた時の如くガタガタと振動している。小鳥は枝から一斉に飛び立ち、庭の池には継続的に波紋が広がる。
「レイ…フォン…っ!落ち着いてくれ!みんな怯えてる!」
「…………」
「なんでそんなに怒ってるんだ!?」
「………………..........ン」
「なんだって?」
「……………….......リン」
「なんだって!?ハッキリ言えよ!」
「僕○○○○を○○た○○○○○はだ○○
ーーーーーーーーー!!!!!」
旧校舎は爆発した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれからミッテルトとアーシアは兵藤家の住人となった、
女の子二人が家族になりたいと申し出ると兵藤父・母は即承諾し、泣いて喜んだ。『これで…アレもしなくていいですねお父さん…』『……何を言っているんだ母さん?ほら、こんなにさせておいて…今日も寝かさないに決まってるだろ?』『あっ!…お父さん…///』とか小声で言っていて、父さんが母さんの肩をさりげなく引き寄せていたのはたぶんレイフォンが幻覚を見ていたのだろう。
で、朝の特訓をしている。
教会の一件以来、眷属全員が特訓に参加することとなった。基礎体力・知識の底上げ、戦闘技術の向上、潜在能力の模索等をレイフォンの指導のもとにやっている。
「木場君、武芸者の心得とは心を流水とし、動作に疾風、身に土、技に烈火を宿す。これは分かるね?君にはまず疾風を宿してもらう。同時進行で流水を。あ、あと心眼の特訓も取り入れていくよ!」
「子猫ちゃんは土と烈火を。あとは潜在能力だけど…なかなか難しそうだね。あと五行拳って知ってる?」
「部長はとりあえず力の使い方の工夫を考えていきましょう。様々な方面からアプローチを試みてください」
「イッセーはいつもの」
「俺だけ適当だな!?」
「じゃあ始めてください」
「無視ですか弟よ!?」
「イッセーうるさいよ?さっさと始める!」
「うぃーっす…」
みんなが各々特訓を開始し離れていくなか、オロオロとしてる人物がいる。
「あ、あの…玲斗君…?私は何をしたらいいのでしょうか?」
姫島朱乃だった。
1人だけ何も言われなかったのだから当然だろう。
「あ、姫島先輩は…魔力の鍛錬です」
「え…?でも魔力の鍛錬なら今までもやってきたのですが…」
戸惑う朱乃だったが、レイフォンは
「正直に言うと姫島先輩はやることが無いんですよね…。体力作りでもしてみます?」
それともーーー
「自分と向き合ってみますか?」
「!?」
「僕でも分かります、そのチカラが。悪魔のチカラとは違う質のチカラがあなたの中には渦巻いています。うっすらとではあるんですが外に漏れ出してきています。たぶんアーシアさんとミッテルト以外のみんなーーーイッセーですら恐らく勘付い「やめてください!!」
朱乃の絶叫が響く。
「やめてください…私はこのチカラを使うのが嫌なんです。忌々しくて仕方がないんです。みんな勘付いているのも知っています。でも…それでも私は無理なんです…。ごめんなさい」
瞳に涙を溜めながら何かに堪えるようにぽろぽろと言葉をこぼしていく。その姿はまるで幼子のようでーー
「姫島先輩…貴女は毎日放課後の15分間をイッセーと二人で過ごしてください。お喋りをするも良し、鍛錬をするも良し。とにかく二人きりで過ごしてみてください。それが今僕が言えるアドバイスです。部長とイッセーには僕から言っておきますから。魔力の鍛錬も忘れないでください」
そう言ってレイフォンは皆の特訓を見に行った。
1人残された朱乃は涙を拭いながら、
「分かっています…みんな優しいから私に何も言わないなんてことは。でも、今はまだ無理です。ごめんなさいみんな…」
そう呟き、イッセーの特訓を見るためトボトボと歩いて行った。
「イッセー、案外早かったね」
「ま、伊達に毎日特訓してないって」
イッセーとアーシアはチラシ配りをしていた。悪魔になりたての眷属はチラシ配りをするのが習わしであるからだ。
今まで何もしてこなかったイッセーだったならともかく、毎日鍛えているイッセーからしたら余裕なのである。
「部長。ただいま帰還しました」
リアスはボーッとしている。
そのうえ深いため息までついている。
「部長、ただいま帰還しました!」
今度は少し大きな声で話しかけるイッセー。
「ご、ごめんなさい。少しボーッとしてたわ。ご苦労さま、イッセー、アーシア」
最近リアスは考え込む時間が多い。皆が少し目を離すとボーッとしているし、ため息も心なしか多くなっていた。
「さて、今夜からアーシアにもデビューしてもらいましょうか」
もちろん悪魔のお仕事、契約だ。
「俺も心配なんでついて行きます!」
「いいわよ、二人でいってらっしゃい」
イッセーのお願いは部長に認められた。
「じゃ、いくぞアーシア!」
「はい、イッセーさん!」
イッセーとアーシアは仲良く二人でジャンプした。
ちなみに、ジャンプ先で目つきが悪い公務員の川村
(うるさい………)
レイフォンはベッドでもぞもぞと身じろぎしながら眉を顰めていた。
というのも、イッセーの部屋から話し声が聞こえる。半分寝ている状態だからハッキリとは聞いていないが、またエッチなDVDでも見ているんだろうとレイフォンは思っていた。
(早く終わってほしい………)
もぞもぞ、もぞもぞ、もぞもぞ。いっそ耳栓でもしてみるかなと思い始めた頃だった。
「ん…?」
なにやら魔法陣がイッセーの部屋に発生したのが分かる。
「!!」
次に莫大な魔力を内に隠している悪魔が転移したのが分かった。
そこからのレイフォンは早かった。
「こんなことをして破談へ持ち込もうというわけで「動くな」
侵入者に対して刃を突き付ける。
サイハーデン刀争術 ー
旋剄の上位互換。旋剄を超えた瞬間的な超移動。多少の距離なら瞬間移動の如き速さを実現することができる剄技。
これを用い、一瞬でイッセーの部屋に錬金鋼を構えながら現れたのだ。
「申し訳ありません。私はグレモリーの者です。何分急を要する出来事でしたので魔法陣にて失礼させてもらいました。ご理解戴けるなら刃をお収めください」
レイフォンは敵意をこめた視線を侵入者に向けたままピクリとも動かない。
そこへ、
「レイフォンやめなさい。彼女の言っていることは本当よ」
リアスがこう言ってから十数秒…レイフォンは錬金鋼を下ろす。
「すみません、僕の早とちりだったみたいですね。声が聞こえてた時点では放っておくことにしてたんですが、凄い力を上手く隠している侵入者が突然やってきたと思って相打ち覚悟で乗り込んで来ちゃいました。でも、どうやら今の僕では勝てないですね…。今の時点では実力差がありすぎるみたいだ」
「あなたも、なかなかのチカラをお持ちのようですね。兵藤玲斗さん。それともレイフォン・アルセイフさんとお呼びした方が良いですか?」
「部長あたりから聞いたんですかね?貴女は何者なんですか?只者じゃないみたいですが…」
「失礼。申し遅れました。私、サーぜクス・ルシファー様にお使えいたしております、グレイフィア・ルキフグスと申します。以後お見知り置きを…」
侵入者改め、グレイフィアが挨拶をした。
「僕のことはレイフォンでいいですよ、グレイフィアさん。で、なぜここへ魔王様の眷属殿が直々にお越しに?」
「えぇ!?このメイドさんが魔王様の!?」
「イッセー…不勉強すぎるよ。ルシファーと言えば魔王様だろ?悪魔なら誰だって知ってるよ…」
「すまん…」
「事情を説明してもよろしいでしょうか?」
イッセーはタジタジな様子だったが、グレイフィアが話を仕切り直す。
「今、リアス様は婚約関係にあり、それが相手のご意向で結婚が前倒しになりそうなのです。どうやらリアス様はこれを良しとしないようで。このような
「少なくとも高校を卒業するまでという約束だったでしょう!そして私は私の認めた男に貞操を捧げる。それに、私のかわいい下僕を下賤呼ばわりするなんてグレイフィアでも許さないわよ!」
「何はともあれ、無闇に殿方へ肌を晒すのはお止めください。事の前ですので」
「ゴメンなさい、イッセー。さっきまでのことはなかったことにさはてちょうだい。私も少し冷静ではなかったわ。今日のことはお互い忘れましょう」
「イッセー?まさか、この方が?」
驚愕の表情をするグレイフィア。クールな表情が崩れた。
「ええ、兵藤一誠。私の『ポーン』よ。『赤龍帝の籠手』の使い手」
「………『赤龍帝の籠手』、龍の帝王に憑かれた者……」
「話は朱乃と一緒に場所を変えて話しましょう。いいでしょうグレイフィア?」
「承知致しました。では参りましょう」
「イッセー」
リアスがイッセーを呼び、ツカツカと歩み寄ってくると、
チュッ。
イッセーの頬へキスをした。
「今日はこれで許してちょうだいね」
(あ、これはイッセー落ちたな…)
ボーッと惚けているあたり確定である。
「それとレイフォン。あなたにも迷惑をかけたわね。明日冷蔵庫に永遠亭の『うさぎが作ったふわふわ月プリン』を置いておくわ。放課後食べてね」
「!?」
じゃ…、と言って転移してしまった。
レイフォンもまた、惚けることとなったのだった。
〜 翌日 〜
ルンっルンルンっルルンルンっ!
放課後、レイフォンはスキップして上機嫌であった。
今だけではない。一日中にへら〜っと表情を崩し、授業が頭に入ってこない状態だった。先生に当てられてもトリップしたままで、皆に呆れられていた。
そんなレイフォンは部室に向かっている。もちろん、昨日リアスが言っていた永遠亭のうさぎが作ったふわふわ月プリンがお目当てである。
イッセーと木場が何やらゴチャゴチャ言いながらついてきているがレイフォンには聞こえていない。部室に着き、ドアを開け、一目もくれず冷蔵庫へ直進した。
「あれ?ないな…」
冷蔵庫にうさぎが作ったふわふわ月プリンが無い。
冷蔵庫の隅から隅まで、きっちりかっちり調べても、
「ない、ない、ないぞ…」
一瞬、部長が入れ忘れたり、嘘をついたのかと思ったがそれは無いことをレイフォンは知っている。
(部長は報酬関係で嘘をついたことは無いし、たまにお礼だと言って珍しいものや、希少なものをくれるけど、嘘をついたことは一度たりとも無いし…)
レイフォンはふと、水道の下を見た。見てはいけないのに。
そこには、小さな湯呑みのようなものが水に浸されている。レイフォンは知っていた、その小さな焼き物を…。
こうして旧校舎は爆発した………。
「僕のプリンを食べた大うつけ者は誰だーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
はい、焼き鳥回の導入でした。
どうでしたか川村英雄さん?
「いや、なぜ、僕が」
そこにいたからです。
「今回は、巻き込まれただけなのだが」
いいじゃないですか。アーシアに膝枕してもらったんだから。
「あれは、僕の意志ではなく、ウィル子と、ノアレが」
知りません。美奈子さんに言いつけますよ?
「それは勘弁、願いたい」
それとも天井裏のダンボールの中身を
「何をすればいい」
予告です
「次回、焼き鳥とお兄ちゃん社長。君も僕と一緒に、目からビィィィーーーーーッゥン、ムッ!」
筆者は爆発した。
というわけで嘘予告もとい茶番でした。
次回はレーティングゲームです。