▼艦これ復帰してはじめてのイベントなんですが、E-1-2が突破できなくて泣いてます ゲージが 割れない これ以上は元々貯蓄量の多くない資材がヤバいので友軍艦隊待ってます 離脱してる間に友軍艦隊実装されてたんだなって吃驚です 今回はE-1で終わるかも知れん……涼月と第四号海防艦が来てくれただけマシかな……
pixivより転載
爛々と、私を見つめる目が光っていた。
廊下で壁に押し付けられた私は、すっかり困ってしまって彼女を見つめ返す。
「あの……赤城さん?」
彼女の様子は明らかにおかしかった。そも、ボロボロで明らかに中破している。入渠ドックに行かせなければ――と思うのだが、彼女は私を見据えて離さない。
この日の彼女は出撃していたはずだ。中々の難関海域で、練度がカンストしている彼女が久々に呼び出されたのだった。同じくカンストしている私と赤城のどちらか、と問われてジャンケンで決めたのは記憶に新しい。他の戦艦や重巡洋艦などと一緒に出撃していったのを港で見送ったあと、私は雑務をこなしていた。
帰投が遅いな、と思ったのは夕暮れ時。第1艦隊の帰投を告げるチャイムが鳴った。それから特に何も考えずに再び雑務をこなしていた。カンストした赤城のことだから、平気のへっちゃらで「お腹がすきました」と食堂に駆けこんでいるだろうと思ったのだ。
予想が外れていたと知ったのは、人気のない廊下を歩いていた時。
「加賀さん」
どこか熱っぽい、しかし確かに赤城の声で名を呼ばれた。
振り向くと、窓から差す夕焼けに照らされた赤城が立っていた。幽霊のよう、と形容するには遠目から見ても目がぎらついていた。息を飲む私は立ち尽くしてしまった。猛禽に睨まれた蛙の如く。縫い付けられた足元をなんとか引っ張り上げようとしたけれど、その前につかつかと歩み寄って来た赤城に一挙に迫られて壁まで追い込まれた。所謂壁ドンだ。そうして今に至るのだけど、赤城はひたすら私を見つめていた。頬も紅潮している。実のところお付き合いはしているのでこういったシチュエーションにときめきを覚えなくもないのだけども、今の赤城は少々――
「赤城さん、あの、ドックに、――っ!?」
赤城は、私の唇に唇を重ねて来た。
断っておくが赤城は普段は穏やかな人だ。こういったことを断りなしにする人ではない。そこが少々物足りなくも感じて、いや、それどころではない。赤城の舌が私の口腔を滑る。歯列をなぞられ、硬口蓋を舐められ、舌を吸われる。唇が腫れそうなほどに何度も何度も口吸いされた。腰が抜ける。それを赤城が抱えて、私を見つめた。
「加賀さん、――加賀」
「――」
名を呼び捨てされる。それは、つまり、そういうサインだ。だが待ってほしい、ここは女子寮とは程遠い鎮守府の中で――それに構わず、赤城は私の首筋に顔を埋めて来た。甘噛みされた瞬間、身体が跳ねた。
「駄目です、駄目、赤城さ、」
その噛み跡を舐られた瞬間のことだ。
「おーい赤城ー、こっち来たって聞いたけど……記録にないんだけどちゃんとドック入った?」
――曲がり角から、書類片手の提督が顔を出してきた。
瞬間、強張る空気。
提督は、ぎらりと睨む赤城に「どうどう」と宥める。
「そんなボロボロじゃ加賀に心配かけるでしょ。ちゃんとドックに行きなさい」
「……わかりました」
不承不承、というのが丸わかりだったが、司令官の言葉は絶対だ。彼女は名残惜しそうに私に最後に軽く口づけしていくと、提督がやって来た方向へと歩いていく。
それからたっぷり10秒。提督はこちらに歩み寄って来た。軍帽を脱いで白い頭を掻く。
「いやー、今回の戦闘結構大変でね。なんとか勝てたけど、赤城、久々の苦戦した戦闘で熱に浮かされてたみたいでさ。帰って来るなりドックにも入らずにお前を捜して鎮守府内をうろちょろしてたみたいで」
「……そうですか」
「ごめんねー怖がらせたでしょ。大丈夫、入渠が終わったらいつも通りの赤城だろうから。あ、仕事終わったら執務室まで報告に来てね。それじゃ」
そう言って、提督はさっさと立ち去る。ひとり取り残された私は、首に手を触れた。赤城に甘噛みされ、舐められた跡。
そこから、熱が灯るようだった。
――今夜の赤城には、是非相手をしてもらいたい。私は切に願った。この熱は赤城にしか解消できないだろうから。
了