ちなみに筋肉探索はマッスルサーチと読みます。
無個性だと馬鹿にしてた幼馴染が…気が付いたら肉ダルマになってやがった。小学生になる頃には既に6年生くらいの体格だったし、中学に入ってからはそこらの大人よりもデカくなってやがった。まぁ、素直にあそこまで鍛えたってところはスゲェと思う。俺もオールマイトを超えるヒーローになる為に身体は鍛えてるからよくわかる。
が、あぁはなんねぇだろうがよクソが!!!
昔、信号無視したトラックが横断歩道をチンタラ渡ってたババアを轢きそうな所にアイツが割って入った所を見たことがある。
なんでトラックの方が大破してアイツはピンピンしてんだ!?
それが中学1年の頃だ。間違いねえ、アイツは無個性だなんて言ってやがったがあの筋肉が個性だ。じゃなきゃ説明つかねえだろうがよ…!
アイツも雄英を受けるって聞いた時はムカついたが、止める権利なんて無ぇからな…精々入学後に圧倒的力の差ァ見せつけてやる…!
…あ?クソ、入試前にバカデケェ背中が目に入りやがった。あのクソ肉ダルマだ…!
「邪魔だどけデク!」
「あ、かっちゃん。ごめんごめん」
どいたついでにモストマスキュラーするんじゃねぇはっ倒すぞ…!クソ、無駄にキレてやがるのがムカつくな…!肩に冷蔵庫でも乗っけてんのか!?
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筆記は余裕だったな。まぁ、隣で空気椅子しつつダンベルのついた握力トレーニング器具を高速でガシャガシャやってるクソ肉ダルマも余裕だったろう。この見た目で俺より頭いいからな。クソが…。次は実技だが一々説明するのかよ、面倒臭えな。
『今日は俺のライヴにようこそ!エビバディセイヘイ!ようこそー!』
チッ、誰が言うk
「ようこそーーーー!!!!」
ああああああああ!!!クソが!!!隣でクソデカい声出すな殺すぞ!!!!!
「せ、せんきゅーそこのムキムキリスナー…」
おい、何お前が引いてんだ…!お前が始めたやり取りだろうが…!クソDJ…クソ肉ダルマが言うにはプロヒーローのプレゼントマイク…曰く、ロボを探して根こそぎぶっ壊せば良いらしい。大したこと無ぇ試験だな。デクとは別会場か。…クソ!ちょっと安心しちまった!!クソが!!!
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私の名前は八木俊典。以下略だ。やはり筋肉学生…いや、緑谷少年はウチを受けに来たようだな。モニター越しでも彼の筋肉がよくわかる。今日もキレてるな、少年!肩にセメントスでも乗っけてんのかい?
『はい、スタート!』
プレゼントマイクの開始の合図…と同時に緑谷少年は駆け出したな、流石の反射神経だ。まぁ…彼の場合、飛び出た瞬間に周りの学生を吹っ飛ばしてたけどな。ははは!…そうはならなくない?減点方式じゃなくてよかったね。
…うん、出会い頭にロボの顔面に拳を叩き込んでるのは流石だな。しかもパワーだけじゃなくて機動力も凄い、あっという間にポイントを稼いでいる。同じ会場の学生は大丈夫か?ほとんどポイント残ってないぞ???
『筋肉探索"マッスルサーチ"!!』
なんか緑谷少年がアブドミナルアンドサイのポージングで叫んでる。…まさか、圧倒的筋肉で微細な空気振動を感じ取っている…!?いや、自分で言っててなんだそれ、意味がわからない。普通に考えてできないだろうそんなの。…しかし、なんだ、凄いな。ロボの攻撃を受けても筋肉で弾いている。…もう見るのはやめよう。あれはもう合格だよ。それに、彼とは別会場でも凄い生徒はいる、手から爆発を起こして器用に飛行し、迎撃の爆破…今年は粒揃いと喜ぶべきなんだろうな。
そして押されたやる気スイッチにより0ポイントロボが出撃した。その巨体を見れば普通逃げ出すものなんだけど…なんで緑谷少年は0ポイントロボと相撲してんだ?しかも緑谷少年が優勢だし…。
そんな訳で首席は文句無しで彼、緑谷少年。500ポイントって何?前代未聞だよ。彼がほぼ根こそぎ刈り取ったせいで彼と同じ会場からは彼を除き3名しか合格していない。酷い話だぜ。
まぁ、それはそれとして、だ。合格通知用のメッセージを収録しないとな!
「わーたーしーがー!投影された!緑谷少年!合格おめでとう!君はぶっちぎりの1位だったぜ!ナイスバルク!!」
…うん?なんで私はモストマスキュラーのポージングを取ってるんだ…?…っと、いけないいけない!収録押してるんだった。ぼーっとしてちゃいけないな。
「来いよ!ここが君のヒーローアカデミアだ!!」
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「おはようございます!」
チィ…合格はするだろうと思っていたがまさか同じクラスとは…クソがよ…!いや、違ェ…実力で叩きのめすんだよ…!それなら同じクラスの方が都合が…
「かっちゃん!おはよう!!」
「五月蝿ェ!!!」
前言撤回、五月蠅ェ!隣のクラス行けクソが!!…あ?なんだデク、急に後ろを振り返りやがって…
「朝から元気だなお前達。」
…ありゃあ…先公か?薄汚えが…気配がなかった。…これがプロヒーローって事かよ。チッ…!
「直ぐに体操服に着替えて運動場に集合な。」
ほぉ…初日はてっきりガイダンスとかのクソダリィ行事かと思ってたがいきなり運動かよ。やっぱ雄英は違ェな…!
小汚ェ相澤とか言う先公の説明曰く、個性あり運動能力テスト…個性把握テストをやるらしい。
「入試一位は緑谷だったか。お前、中学の時のソフトボール投げ幾つだ。」
「記録上は一周です。」
…先公含め全員ポカンとしてやがるな。まぁ、当然か
「…爆豪、説明できるか?」
「このクソ肉ダルマがボール投げると一周するんだよ。地球を」
「「「「「地球を!?」」」」」
個性禁止のはずだが、コイツの個性は多分際限なく人類の限界を超えて筋肉がつけられると言う個性なんだろう。ついてる筋肉自体は多分個性じゃ無ぇんだろうな。動物系の個性の奴に動物の特性やめろって言うのと同じで出ちまう力は仕方ねえって訳だ。
「…参考にならないな。なら爆豪はソフトボール投げ幾つだった?」
「98.7m。…個性ありで投げりゃ良いんだな?」
「話が早くて助かる。円からは出るなよ」
なら簡単だ。まずは左手の爆破で体を回転させる。次に右で投擲しつつ爆破の勢いを、乗せるッ!
「死ねェェエエエエ!!!」
…。ちょっとタイミングミスったか。
「1,106m…思ってたより記録が伸びたな。」
1,200は飛ばしたかったがタイミングがズレたな…クソが…。先公は最下位は除籍とか言ってたが俺には関係の無ェ話だ。
第一種目の50m走は爆破で空を飛ぶ事を選択した。脚が太いメガネとかカエル顔とかがそこそこ早かったが………ってなんだ今の暴風…!?いや、走るだけでこんな事になる奴なんて1人しか思い浮かば無ェ…クソ肉ダルマだ。…スタート位置には…アイツが指を突っ込んだっぽい穴が空いてやがるな。…なるほど、スタートダッシュは両手を地面に差し込み両手脚で思い切り地面を押し出したのか、50mを0.5秒は意味不明だが、あのクソ肉ダルマの爆殺的筋肉ならそのスタートダッシュのインパクトで暴風を巻き起こすことも可能だろうよ。…んな訳無ェだろ…なんで走るだけで台風通過後みたいになんだよ…!!
第二種目の握力測定、手の汗腺を鍛える為に握力トレーニングした甲斐があったな。…まぁ、例によってクソ肉ダルマは機材を破壊してたけどな。備品ぶっ壊してんじゃねぇよ…。
第三種目の立ち幅跳び、俺なら飛べば良いからな。先公から無限扱いされたぜ。アイツは…なんでグラウンドの端まで行ってんだァ?
第四種目の反復横跳びに関しては俺は両手を交互に爆破させて記録を伸ばした。んだが、なんでクソ肉ダルマは俺より記録出てんだァ…!?クソが!!
第五種目…丸顔の女が無限って記録を出しやがった。俺は1200m超えで…ってクソ肉ダルマも無限を出してやがった。投擲で地球の重力を突破させてんじゃねぇよ…!
第六種目の上体起こし、こんなのはまぁ普通に鍛えてるやつが…地震!?じゃ、ねぇ…クソ肉ダルマか…!6本腕とタラコ唇と尻尾がすげぇ形相で押さえつけてんな……………あ、全員吹っ飛んでった。
第七種目の長座体前屈。これ…個性関係あんのか?…まぁ、俺はストレッチとかで身体柔らけェ方だがよ…クソ肉ダルマも柔らけェのは普通になんか…気持ち悪ィな。絵面が。
第八種目の持久走、俺はギリギリスクーター女より早かったが…なんでクソ肉ダルマはなんで俺を周回遅れにしてんだ…!?クソが…!全然勝てて無ェ…!
「因みに最下位除籍は嘘な」
知るかボケ!
多分、話が進むごとに何言ってるのか分からない描写が増えていくと思いますが、作者も何書いてるのかよく分かってない可能性が高いので気にしたら負けです