本話から作者の悪癖が発動します。何?もうとっくの昔に発動してるって?(殴打)
トゥワイスくんが連れて来たのは…あらやだ、マスクで顔の大半が隠れてるけど目元の感じ結構イケメンじゃない?
「トゥワイス…とんだ大物釣れて来たな…!こいつは死穢八斎會の若頭だぞ…!」
え?死穢八斎會って確か極道よね?天然記念物じゃない!
「ねぇマグ姉、その死穢八斎會?の若頭ってどういう意味なんです?」
まぁトガちゃんみたいな普通の女の子なら知らなくても無理ないわね。
「極道組織…今は指定ヴィラン団体って呼ばれ方だけど。まぁ私達と違ってギリギリ逮捕されない悪い人たちの集まりのナンバー2ってとこかしらね」
「へぇ〜!マグ姉は物知りなのです!」
あら、それにしても若頭くんと弔くんは一触即発って感じねぇ。嫌だわぁ、弔くんもちょっとお肌が弱いけど格好いい顔してるんだから殺し合いなんてしてほしくないんだけど
「…血狂いマスキュラーにムーンフィッシュ…あとはステイン。強力なヴィランが居ながら今のお前達の様はなんだ?扱いきれなかったか?」
「…何が言いたい」
なんの話してるのかしら。弔くんは仲間を増やそうとしてるはずだけど勧誘って感じでもないし、向こうも向こうで語り始めちゃったわ。
「お前達にはビジョンがない。だが俺にはある。オールマイトが休業している今がチャンスなんだ。ヴィラン連合、俺の部下になれ。俺がお前達を使ってやる」
あらやだ俺様系かしら?…嫌いじゃないわね!
「…」
あら?トガちゃん?そんな刃物持ってどうしたのって…やだ!いきなり若頭くんに突っ込んで行っちゃったわ!もう、せっかちさんね!手元の強力磁石にS極を付与!トガちゃんにはN極を付与よ!ギリギリ若頭くんがトガちゃんに触れる前に引き寄せられたわね。
「マグ姉!邪魔しないでください!」
それにしても若頭くんは弔くんと同じで手で触って何かするタイプみたいね。
「ダメよトガちゃん!相手の個性がわからないのに無闇に突っ込んだら危ないじゃない!」
「でもぉ!」
弔くんやコンプレスくんみたいな一撃必殺の個性だったらまずいもの。
「若頭、俺達はお前の部下にはならない。だが、取引しようじゃないか。お互いこんな所で戦力を削り合うなんて馬鹿馬鹿しいだろ?殺し合いは話し合いが終わってからでも良いはずだ。若頭だって人手が足りないから俺達に話を持ちかけたんだろ?ならビジネスパートナーって奴になろうぜ」
…あら、この感じ、ナイスバルクが一人…いや、二人は居るわね?
「さっきそこの…トガ、だったか?に殺されかけた件はどう落とし前をつける?」
「トガの動きを見ただろ?それにそれを止めたマグネも。うちは少数精鋭だ。若頭のいうヴィジョンとやらの達成に役立つだろうよ。何、お前達の利益を全部頂こうなんて言わないさ、こっちから人を貸す。だからこっちが大きく動く時にそっちも人を貸せ。それでどうだ?」
「…良いだろう。なら…黒霧とトゥワイス、あとマグネとスピナーを貰う」
あら、トガちゃんのことは知らないフリしてたけどスラスラとこちらの名前が言えるってことはメンバーが割れてるってことかしら
「ふざけるな、多過ぎる。それに黒霧はダメだ。この後別の仕事がある。…仕事ならトゥワイスとマグネの二人で十分だ。」
「…まぁ良いだろう。」
トゥワイスくんなら私達みんなを複製できるから幅広く動けるし正直トゥワイスくんだけでも十分よね。
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「さて、トゥワイスにマグネ、お前ら2人は顔が割れてる。」
「あら、トゥワイスくんと私は腹筋も割れてるわよ?」
トゥワイスくんは細マッチョなのよね。
「お前達も割れてるのか!!良い筋肉だ!!俺も割れてるぞ!!」
この人が廃倉庫で感じたナイスバルクの内の一人ね?肩周りが特に発達してるわね。
「…友好はこの後深めてくれ。話を戻すが正直まだお前達に頼む仕事はない。だが…まずは個性を教えて貰おうか」
「教えたくないね。…良いぜ!」
首を横に振ってるあたり言いたくないのね。というか本当はある程度こちらの個性の方は知ってるんでしょうけど
「『個性はなんだ?答えろ』」
「『俺の個性は二倍!…』」
あらら?トゥワイスくんったらペラペラと自分の個性を喋り始めたわ?どうしちゃったのかしら?
「『…必要なのは明確なイメージ!そして、諸事情により俺は俺を増やせない!』…はっ!?違う!今のは俺じゃない…!」
まぁトゥワイスくんが挙動不審なのはいつものことだものね、それにこれから一緒にお仕事するんだからある程度個性は明かすべきだものね
「アタシの個性は磁力よ。大体半径4〜5mくらいの相手に磁力を付与するの。男性にはS極、女性にはN極を付与できるわ。そして磁力は対象の筋肉量に比例して増すわ!そして、諸事情によりアタシはアタシに付与できない!」
「…若、確かめますか?」
「いや、自分から話してくれたんだ。無理に聞き出す必要はない。だが、最後にもう一つ聞かせてくれ」
若頭さんが合図するとシルクハットを被った男がこちらを見て来たわ。
「あらやだ。アタシに惚れちゃった?」
「黙れ。『死柄木から裏切りの予定は聞いたか?』」
「『聞いてない』」「『聞いてないわ』」
…あら?アタシ今勝手に喋らされた?
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…トゥワイスくんと一緒に出向になって良かったわ!
「今のパンチのキレ、素晴らしいわ!流石アタシ!」
「あらやだ!アタシもどんどん動きのキレが良くなってるわよ!」
「「ナイスバルク!!」」
アタシを相手に組手ができるのもトゥワイスくんの2倍のお陰ね。
「…ハァ、ハァ…!おい!出向組!!」
あら?若頭さんが女の子抱えて部屋に入って来たわ?
「ヒーローが殴り込んできた。足止めしろ!早速だが仕事だ!!」
…さっきまで組手してたから気が付かなかったけど確かに感じるわね、ナイスバルクが2つ…こっちに迫ってるわ!
「トゥワイスくん!行くわよ!」
「任せろ!…マグネに全部任せる!」
さて、どんなヒーローかしら。まずはトゥワイスくんの個性で様子見が堅実よね。
「トゥワイスくん、ナイスバルクなヒーローが2人迫ってるから乱波くんを増やしてぶつけましょう」
「分かったぜ!…なんでだ?」
増やされた乱波くんは肩の筋肉が特に発達したナイスバルクよ。うーん、キレてるわね!
「「ナイスバルク!!」」
「…乱波先輩!ヒーローなんて蹴散らしてやってください!」
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「乱波さん!危ない!」
デクに言われて振り返ると眼前には拳が迫ってやがった。だが!
「流れるようなスウェーで避けるなんて流石は乱波さん!」
さて、俺に殴り掛かるなんて何処のどいつ…って
「「俺か!?」」
俺の目の前に俺が居るぞ?参ったな。
「あら?なんで乱波くんがヒーローと共闘してるの!?」
あん?アイツはマグネとかいう良いオカマッチョか。俺、デク、俺、マグネ…良いナイスバルクばっかりじゃないか!!
「「「「ナイスバルク!!!!」」」」
デクはキレのあるサイドチェスト、2人の俺はモストマスキュラーでポージングが被っちまったな。マグネはアブドミナルアンドサイか。
「デク!俺は俺の相手をする!お前は行けよ!!」
「分かりました!」
「さぁ!殴り合おうぜ俺!!」「あぁ!殺し合おうぜ俺!!」
俺の右拳、流石は俺、上手く避けたか。おっと!俺の右拳!だが俺の拳は俺の方が1番よく知ってる。当たるはずが無い!
「なぁ、俺!思うんだ、喧嘩はやっぱ殴り合いだって。」
「そうだな!俺!!」
「分かってくれたか!?良い俺だ!!」
だが俺が俺より弱い訳が無ぇ!俺は俺のラッシュを全て防ぎ、ようやくあったまっただろう右拳を敢えて腹で受けた。
「どうした俺!」
勘違いすんなよ俺、お前はようやく肩があったまっただろうがな、もう俺は全身あったまってんだよ!それにな!さっきまで俺はデクと殴り合ってたんだ!つまり、トゥワイスの奴が増やした俺よりも俺の方が、強い!!
「じゃあな俺!!」
俺と俺の矛矛対決は当然俺の、勝ちだッ!!!
作者の悪癖に原作死亡キャラの安直な死亡回避があります。
マグネは自分の別作品で言うところの「卜部枠」になりそうな気がして来たぞ…(プロット無しに書いているからこうなる)
トゥワイスで増やされた相手にも個体としての思考があるはずですが乱波くんなら自分自身と嬉々として殴り合いそうだよねって