緑谷の奴…学校に帰ったら説教だ…!…ん?前方から戦闘音?緑谷だろうか?
「サー、イレイザーヘッド!俺ちょっと見てきます!」
「あぁ、危険だと思ったら直ぐに退け、ルミリオン」
地上に塚内警部とバブルガールを置き、道中で戦闘不能になったヴィラン拘束のためにセンチピーダーが残った。これだけの戦闘をすれば流石の緑谷も疲労……………
…いや、しなそうだな?
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デクと治崎が戦ってるのかもとやってきたけど…どうやら人違いみたいだよね!
「お前…良いなァ!!」
「貴方…良いわねェ!!」
ガタイのいいサングラスかけた人とガタイのいいマスク被った人が相撲取ってるよね。俺帰って良いかな?
「…あ?おい、オカマッチョ一旦やめだ。」
「何?疲れちゃったの?…ってヤダ!ヒーローじゃない!それにしても…」
「「「ナイスバルク!!!」」」
異様な光景に一瞬戸惑ったけどナイスバルクには違いがないよね!あっちもキレがあるサイドチェストにモストマスキュラーだ。油断してるとキツイ一発が飛んできそうだ。
「…ヒーローなら俺が止める理由は無い。このまままっすぐ進むと良い。デクがオバホとやり合ってるはずだ。俺はこのオカマッチョとやり合わなくちゃならんからな」
…?こっちを止める気が無い?…罠か?
「…何だその表情は。」
「罠だと疑ってるんじゃ無いかしら?ほら、乱波くんと緑谷って子が共闘してたなんて知らないでしょうし」
「そいつは困ったな。」
そうだ、罠に違いない…!俺が背中を見せた瞬間同時に襲ってくるのかもしれない…!…うん?なんだ?いきなりダブルバイセップス?
「俺が!」
サイドトライセップス…!
「罠を!!」
アブドミナルアンドサイ…!!
「張る男に!!!」
ラットスプレッドフロント…!!!
「見えるか!!!!????」
モストマスキュラー…!!!!
「見えない!!!!!」
「分かってくれたか!」
あんな見事なポージングを取る人間が罠なんて張るはずがない!いや、その必要がない…!
「ルミリオン!何をしている!」
あっ、サー達に追いつかれちゃった。
「その男は…?先ほどからモストマスキュラーのまま止まっているが」
「それが、彼はサングラスをかけたガタイのいいおかま口調のヴィランと相撲を取って足止めをする事でデクの味方をしてるみたいで」
「「?????????」」
そりゃ困惑もするよね…!
「いや、罠かもしれないぞナイトアイ」
「その通りだイレイザーヘッド」
「待ってください二人とも!あの見事なモストマスキュラーを見てください!あれが罠を張る男に見えますか!?」
あれほどの筋肉を見せて罠に嵌めようものなら己の筋肉に恥じたくなるはずだ。つまり、罠である可能性はない…!
「ルミリオン、相手を見かけで判断するな。ましてや奴はヴィランだ。」
「それにルミリオンの言うサングラスのオカマ…ヴィラン連合のマグネに違い無い。…姿が見えないのが気になるが」
え?さっきまでそこに…って
「「居ない!?」」
さっきまでいたのに…もしかしてあの穴から逃げたのか…?
「イレイザーヘッド、ここは私とルミリオンで対応する。あの不良学生に説教を頼む。終わったら私からも説教をしたい。今度は左頬にビンタをブチ込んでやる」
うわぁ…サー、凄く怒ってるよね…。
「分かりました」
「分かってくれたか!?」
「お前には言っていない!」
言われてみれば相手がいかなるナイスバルクであろうともヴィランはヴィラン…捕まえる必要はあるよね…!イレイザーヘッドなら去り際に個性を消してくれているはず!だったら…!
「ファントムメナス!」
「…?肩が重い?」
腕でガードしても無駄だよね!俺の拳はガードを透過する!
痛ァ…
デクほどじゃ無いけど殴った拳が痛い。なんだこれ。
「そんな腑抜けたパンチが俺に効くかよ!!」
っと!素早い殴打だ…!でも透過すれば関係ないよね!
「なるほど、気を付けろルミリオン!奴が仮にデクとマグネと戦闘をしていた場合、硬質的筋肉が鍛えられている可能性がある!そうなれば容易にダメージは与えられないぞ!」
俺じゃ俺の身体機能以上の攻撃は出来ないよね…!参ったな…!
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活瓶と融合してなお追い詰め切れないとは…流石の筋肉量と言ったところか。だが、壊理を肩に担いだままでは床や壁には潜れない。動きも格段に遅くなっている。そのはずだ、高速的筋肉で目にも止まらないような速さで動けば幼い壊理の体は速度についていけず四肢が爆散してしまうだろう。
「お前の野望はここで終わる!覚悟しろ!治崎!!」
「かくご…!」
「ほざけェ!!」
右手で殴打しつつ、分解と再構築を俺の右腕にッ!
「何ッ!?右腕が3本に…躱し切れない!?」
触れたッ!終わりだ…!お前の体を分解して…
「!?分解出来ない!?」
「そうか…!僕の筋肉は圧縮された上に超高密度で結合している高圧縮結合筋肉!つまりどんな個性であろうと僕の筋肉を分解することなんて出来ないんだ!」
「ないすばるく…!」
「んなわけあるか!俺が見てたんだよ!」
誰だ…!?あ、あれは…個性を抹消する個性のイレイザーヘッド…!何故奴がここに…!ッ!しまった…
「さっきの人を吸収したその筋肉量なら本気でもッ!!」
個性は使えない、筋肉量は奴の方が上、そしてこの距離…ダメだ…!やられるッ…!!
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「本当はインターンでもデクを呼ぶ予定だったが…生憎先客がいるとのことでな。代わりにベストジーニストからお前を借り受けたわけだ。」
ベストジーニストは俺と違って個性に破壊力が無ェ、だから戦闘以外の多くのことを学ばせてもらった。最終的に「口は悪いが教える事はもう無い」とさえ言われている。…仮免受かったのは半分はベストジーニストのお陰だ。トリアージとか教えて貰ったからな。
「俺はアンタを踏み台に上へ行く。かつてのオールマイトをも超えてこの俺がナンバーワンになる。」
「ははは!今度は俺を踏み台に、か。向上心があるのは良い事だ。ではまずお前達の実力を見せてもらう。ショートも職業体験の時よりは成長しているようだしな。」
エンデヴァー事務所内を進み案内されたのはクソデカい部屋だ。
「さて、今回はこのナンバー2ヒーロー…いや、繰上げのナンバー1か?まぁいい、この俺エンデヴァーが胸を貸してやる。手加減してやるから全力で挑んでくると良い」
俺相手に手加減だと?舐めやがって…!「舐めてなどいない。」!?こいつ…!
「デクのライバルだと聞いたからてっきり会得しているものだと思ったが筋肉読心術に対する防御の術を会得していないとはな。まぁ、そういうことだ。話にならん」
だったらッ!
「考えたことを即実行出来るのは良い事だ。だが、爆破を圧縮して放つ大技では当然対応されるぞ」
飛び上がった俺に一瞬で肉薄しやがった!?
「親父…テメェ飛べたのか…!」
「あぁ、デクの奴が筋力のみで空中戦闘が可能になったと聞いてな。俺ならば足から放つ炎の勢いで飛ぶことも可能だと試してみたところ、なんかできた」
クソが!一旦距離を取るッ!
「逃すわけが無いだろう。赫灼熱拳ヘルスパイダー!!」
網状の熱光線か…!なら、爆破で吹き飛ばすッ!!
「ほう、やるな!…っと!」
「躱されたか…!」
「ショート、赫灼熱拳はその高温圧縮に伴い莫大な熱を伴う。そんなものが肉体に迫れば周囲の温度変化で勘の鋭いものは対応してくるぞ」
ご丁寧に解説どうも!全力でかかってこいって言ったのはテメェだからな!圧縮の時間は十分貰ったぜ、とりあえず死んどけや…!
「HVAPショットッ!!」
よし…!当たった…!
「ほう、凄まじい威力と…熱量だ。これは、肉が内側から焼かれているのか…!」
「俺を舐めてっからそうなるんだよ!もう1発…」
「見事だ。…詫びに少しだけ本気を出すとしよう」
ッ!?早い、熱い、デカい…!!
「赫灼熱拳ジェットバーン!!」
この距離からでも感じる莫大な熱量ッ…!
「爆豪!ぼさっとすんな!」
ッ!大氷壁…半分野郎か…!いや、この氷壁も直ぐ溶けてなくなる…!兎に角回避だ…!
「クソがッ!」
掠ったか…!ちぃ…!皮膚が焼け爛れてやがる…!
「安心しろ。雄英のリカバリーガールほどでは無いがウチの医療スタッフは優秀だ。…俺やショートのような炎を扱う個性を持つものは基本的に炎に強い皮膚を持つ。恐らくそれはお前もそうだろう。だが、今の威力…下手な人間に使えば簡単に殺害できてしまうものだ。人間相手に使う時は注意しろ。…人を助けるために人を殺すようなヒーローにはなるなよ。」
マグネとトゥワイスはコンプレスを増やして穴掘り脱出してます。
治崎のオーバーホールを食らったら緑谷すら分解されます。死柄木の崩壊と同じですね。食らったら耐えられない枠です。(コンプレスの圧縮も食らったら耐えられない枠でしたが食らったことで慣れてしまっています)
原作より鍛えたエンデヴァーの赫灼熱拳ジェットバーン→簡単に言えば極太HVAPショット。オールマイトを超える為に編み出したがその余りの火力から相手を殺しかねないので対物的使用に留めている。
原作より鍛えたエンデヴァー→脚の筋肉と炎の勢いで飛べるようになりました。