今回から…VS解放戦線編だぞ!!
『次は生放送でお伝えします…ナンバーワンヒーローエンデヴァーによる記者会見です。』
ふむ、私が捕まっている間にどうやらエンデヴァーが正式なナンバーワンヒーローになったようだね。ヒーローといえば…緑谷 出久くんは元気だろうか。いつか再び会えた日には再び互いの肉体を褒め称えたいものだ。それにしてもエンデヴァーの筋肉も素晴らしい、肩にティーセットでも担いでるのだろうか
『皆さん。現ナンバーワンヒーロー…エンデヴァーこと轟 炎司です。本日はこのような場を設けていただきありがとうございます。本日はある重大発表があります。』
まさか彼まで引退するのだろうか?記者達にもどよめきが広がっている…
『初めに申しておきますが、私は本日の発表をもってヒーロー活動を引退するつもりはありません。寧ろ…本日の発表から更に…私はヒーローとしての活動により邁進したいと考えています。そしてそれを皆様に見届けていただきたい。』
モニター越しでも伝わる。彼は嘘をついていない、私とて鍛えし者の端くれ、あれほどの筋肉が一切迷いも躊躇いもなく躍動しているのだ、どうして嘘だなどと思おうか。
『…結論から言います。指名手配班…ヴィラン連合に所属していると思われ、既に十数名を焼死させたとされるヴィラン、荼毘は…私の息子、轟 燈矢です。』
なんと…。
『それは事実なのでしょうか!』
『はい、事実です。』
『ですが御子息は死亡したものと発表されていたと思いますが』
『私もつい最近までそう思っていました。顎の骨のみを残して焼死したと。しかし、先日荼毘と接触があった際、私には分かったのです。奴が息子であると』
なるほど、確かに現ナンバーワンヒーローの息子が凶悪なヴィランであるなど重大な案件…彼の覚悟もわかると言うものだ。
『奴は必ず私が捕まえます。奴がああなった原因は…私にあります。』
それは一体どう言う事だ…?
『今から私の罪を全て公開します。…愚かな私の個性を目的とした一連の罪を』
つまり…個性婚…。より強力な個性を求め相手の個性を見て婚約を決めると言うものか。何と言う事だ。
『かつての私は…オールマイトを超えるために妄執に取り憑かれていました。しかし、彼の偉大さを理解した時…自分で自分を否定してしまったのです。私ではオールマイトを超えられない…と、そこで考えたのが己の個性を超える強力な個性の子供を作り、育てる事。そうして私は現在の妻である女性の…個性を目当てに結婚をしました。』
私の記憶が正しければその時から既にエンデヴァーはナンバーツーヒーロー…事件解決数だけでいえばオールマイトを超えていた…そんな人物ならば相手側も中々断れないと言うことか…
『そうして私と妻の間に生まれたのが後の荼毘となる燈矢です。幼いながらも当時の私を超える火力の炎を扱える燈矢に…私は期待をしました。しかし、燈矢の体質は…高い炎の温度に耐えられなかったのです。故に私は更なる子供を求めました。より優秀な子供が生まれれば燈矢を諦めさせられると考え…そして4人目の子供、轟 焦凍が生まれました。彼は…いずれ私を超える完璧なヒーローになります。ですが…』
それからもエンデヴァーはひたすら己の罪を口にしていた。偽りを言っていないことは筋肉を見ればわかる。正直、許されることではない。だが、所詮犯罪者である私に何も言うことなどできない。
『…最後に…もう一度言わせてください。私を…いえ…俺を…見ていてくれ。』
〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜
あれから何日が経ったか。未だに俺への批判は絶えない。だが、俺への支持を続けてくれる者も居た。だから俺は変わらずヒーローを続ける。
イレイザーヘッドとプレゼントマイクが黒霧から引き出した『病院』というキーワード。ホークスが潜入を続け掴んだ「群訝山荘」これらへの同時奇襲攻撃…これでヴィラン達の息の根を止める。彼方にはエッジショットを始めとする多くのヒーローと緑谷が、こちらには俺やミルコと言った精鋭のヒーロー達が参加している。
「クソ親父、しくじんなよ」
「…誰に言っている。お前は早く自分の持ち場に付け」
あれは…焦凍なりの激励だろう。不器用な奴だ…誰に似たんだか。
「さて…行くか」
〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜
ホークスが入手したヴィランの情報には敵の幹部には電気を扱う個性が居ることが分かっていたわ。最初は上鳴くんを前線に出すことを検討したのだけれど、他にも骨抜くんや小森さんを連れて行こうとしていたことから他のヒーロー達から『学生の前線への大量投入は危険である』と断られてしまったわ。仕方が無いから3人の内、広範囲の地面を柔らかくし足場を奪ってすぐ個性を解除することで味方への被害なくヴィランを拘束できる骨抜くんのみを起用することになったわ。では、電気を扱う個性に対してはどうするか?その答えは簡単…
筋肉よ!
「制圧放電…雷網!!」
こちらに放たれた広範囲を殲滅出来そうな雷は私達のところまでは届かない、何故かって?さっきも言ったでしょう?
それは筋肉よ!
緑谷くんは放たれた雷に対して一気に前進し、筋肉を操作することで血中の鉄分を指先に集約、更に避雷針的筋肉を増幅させつつ跳躍する事で指先の鉄と併せて筋肉避雷針となり相手の電撃を全てその身に受けたの。
「馬鹿な!?あれ程の電撃を受ければ動けるはずがない!!」
「動けるさ!何故かって?答えは簡単…筋肉さ!人間は脳からの電気信号によって動いている…そして僕の体は全身が筋肉!そして僕は脳筋だから全身が脳味噌なのと同義!そしてこれほどの筋肉量があると言うことは同時に大量の電気信号を放てる体という事!加えて耐電的筋肉も鍛えている僕の肉体は電気に強くてもおかしくはないのさ!」
つまりえーっと…うん、そういうことよ!筋肉に不可能は無いわ!きっと!よくわかんないけど!
「さぁ、マッドマンくん!貴方の個性の出番よ!」
「任せてくださいミッドナイト先生」
緑谷くんは地面が柔らかくなってもその脚力で全く問題ないわ。更に無呼吸活動も可能だから私の眠り香も無視して活動が可能!一気にこのまま制圧よ!
…というか物凄い勢いで緑谷くんがぶん殴って気絶させまくってるから殆ど制圧が終わったんじゃ無いかしらこれ…?
そのまま緑谷くんは地下への通路を通って最深部へ…いや、何で1番危険な役目を学生にやらせてるのかしらね?私達…
〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜
「大変です!リ・デスト…ぐぎゃっ!!」
…なんだ…?あのパンイチの変質者は…ってアレは…!!
「お前達、そのガキを摘み出せ!!」
緑谷 出久…!忘れもしない、あの時はトガ ヒミコが変身した姿だったが本気の私とも互角に戦える危険なヒーローの卵だ…!
「ふんッ!せいッ!とうッ!とりゃッ!はッ!えいッ!」
…非戦闘員も含めているとはいえ、数百という解放戦士をものの数秒で全員ボコボコにするとはなんと言う奴だ…!
「リ・デストロ!コンピュータが弾き出したデータによりますと…奴の正体は雄英高校の筋肉こと緑谷 出久です!」
そんなことは分かっているスケプティック…!役に立たん情報だ…!全くもって…腹が立つ!!奴相手に油断はできん…負荷増幅高圧機構『クレストロ』を使うッ!!
「その装置…自らの肉体へ負荷をかけることで自らを鍛える装置…!?何てストイックな人なんだ…!ナイスバルク!!」
この負荷増幅高圧機構『クレストロ』はそれだけでは無い!自らに負荷を掛けストレスを与えることにより私の異能による強化を強める働きを持つ!!つまりこれを用いれば私は強化され、さらにこれを外しても肉体へ負荷をかけていたことにより筋肉が鍛えられることにより強化されるどちらに転んでも私を強化するアイテムなのだ!しかしながら…見事なキレのラットスプレッドフロントだ…思わずストレスが引いてしまうかと思ったぞ。このクレストロをつけたままではモストマスキュラーをするにしても一苦労…これで私のストレスは高まり更に筋肉が強化された…!
「貴様もな!ナイスバルク!!」
よし…まずはこちらから仕掛け………む!?
「この筋肉の躍動は…!?」
「ナイス…バルクッ!!」
ギ、ギガントマキア!?なんと猛々しいダブルバイセップスなんだ…!!地下が…いや!建物ごと吹き飛んでしまったぞ!!
上鳴の活躍を奪う緑谷。
ダビダンスは筋肉のおかげで頓挫しました。
リデストロと緑谷が近くでナイスバルクしたため(?)ギガントマキアの目覚めが早まりました。
ところでもしかして割とガチバトルさせるよりほぼ全編ネタでギャグに走ってる方が皆さんのウケ良かったりします…?(ここから割とギャグ少なめになっていく)
VS解放戦線撃破キルスコア
1位 ギガントマキア(ダブルバイセップスの余波)
2位 緑谷(殴打)
3位タイ その他のみんな