1話 ドスケベなヒーローの帰還
ドゴオオン!ズガァァァン!
異世界に転移して三年後、
一誠「くっ・・・!なんだよ、このモンスターは!?」
ドライグ『いや、こいつは只のモンスターではないだろう。奴はあきらかに通常のモンスターよりもかなりの知力がある。』
一誠「ここで死んでたまるか!モテない俺にはハーレム王になるという夢があるんだ!」
ドライグ(本当に鈍感だな・・・この世界のかなりの美女達にモテていただろうが・・・)
すると黒い怪物は口からブレスを放とうとする。
ドライグ『来るぞ、相棒!』
一誠「これでも喰らえ!ドラゴンストォォム!」
ズドォォン!!
一誠は左手の甲から必殺技の『ドラゴンストーム』を黒い怪物に放つ!
黒い怪物「グオオオ!」
ゴォォォ!!
ズドォォォォン!!
一誠のドラゴンストームと黒い怪物のブレスがぶつかる!
ビシピシ・・・バリィン!!
すると空間が割れ、時空の裂け目が出現した!
一誠「な・・・何だぁ!?空間に裂け目が!」
ドライグ『おそらく、今の攻撃のぶつかり合いの衝撃で時空の裂け目が出来てしまったんだ!』
ギュォォォ!!
ドライグ『相棒!今すぐここから離れろ!あの裂け目に吸い込まれたらどうなるか分からんぞ!』
一誠「わ・・・わかってるけど吸引力が凄くて・・・」
一誠は全力で時空の裂け目から離れようとしたが時空の裂け目の吸引力でどんどん引き寄せられ、そして・・・
一誠「う・・・うわあああ!!」
ギュォォォ!!
一誠は時空の裂け目に吸い込まれてしまい、そして、黒い怪物もいつの間にか姿を消し、時空の裂け目も消えてしまった。そして数分後に数人の女性達が来た。
???「ここなんですか!?イッセー様が謎のモンスターと戦ってるって!」
???「水臭いわね~!どうして私達に声をかけてくれないのよ!」
???「ねぇ、イッセーは何処にもいないけど・・・」
???「イッセーさんは・・・?」
~???~
チュンチュン
一誠「ん・・・ここは?」
一誠は鳥の鳴き声で目が覚める。
ドライグ『相棒、ようやく起きたか。しかし、ここは一体何処なんだ?』
一誠は自分がいた場所を見て驚く。
一誠「ここって俺の部屋だ!」
ドライグ『何?俺達は元の世界へ戻って来たのか?』
一誠「あ、そうか!ドライグが目を覚ましたのは向こうの世界へ行ってからだったもんな」
ドライグ『なあ、相棒、両親はお前の事をかなり心配してるんじゃないか?この世界では三年も行方不明だったのだから』
一誠「そうだな・・・今は何年の何月かな?」
一誠は置いてあったスマホを取り、日付を見る。
一誠「え!?」
ドライグ『どうした?』
一誠「日付を見たんだけど、今は20XX年の7月21日・・・俺が異世界へ行った日なんだよ!」
ドライグ『向こうでは三年過ごしたのに、ここではほんの少しの時間しか経っていないって事か?』
一誠「ああ、だろうな・・・まあ、警察沙汰にならなかっただけでも良しとするか」
ドライグ『いや、まだ安心するのは早いぞ』
一誠「へ?」
ドライグ『相棒は向こうで三年も過ごしたんだ。成長期で身長も伸びてるし、体も逞しくなっているからな。両親にどう誤魔化すつもりだ?』
一誠「あ!そ、そうか・・・どうしよう・・・異世界の話しても信じてもらえるかどうか・・・」
ドライグ『方法は一つしかないな・・・相棒の両親の前で左手に
一誠「やっぱそうなるか・・・」
ガチャリ
三希「イッセー、朝御飯よ!夏休みだからってダラダラしちゃ駄目よ!」
ドアを開けたのは一誠の母である
一誠「げっ!か・・・母さん!?」
三希「・・・一誠、どうしたのよ?その格好」
一誠「こ・・・これは・・・」
一誠が着ている服は異世界で作られた服だった。
三希「ちょっと待って・・・アンタ、身長が伸びてない!?体も何だか逞しくなってるし!」
吾郎「どうした、母さん?」
更に一誠の父である
三希「あなた!一誠が変なのよ!」
吾郎「一誠が変なのはいつもの事だろ?」
一誠「失礼だな!」
吾郎も三希と同様に一誠を見て驚く。
吾郎「一誠、どうしたんだ!?格好も変だが何でデカくなってんだ!?」
一誠「え~と、成長期?」
三希「何を言ってるの!常識的にたった1日でそんなに身長が伸びるハズないでしょう!?あなた、すぐに病院へ!」
吾郎「わかった!保険証を取ってくる!」
一誠「ま・・・待ってくれ!ちゃんと説明するから!」
ドライグ『わかっていたが誤魔化すのは100%無理だな。』
~兵藤家 リビング~
三人は二階から一階のリビングへ移動した。
吾郎「本当に病気じゃないのか?」
一誠「ああ、病気じゃないから安心してくれ」
三希「それで?アンタがデカくなった理由って?」
一誠「ああ・・・信じてもらえないだろうけど俺は異世界に転移してその世界で三年の時を過ごしたんだ」
吾郎「・・・は?」
三希「一誠・・・アンタがエッチなのだけじゃなく漫画やアニメや特撮が好きなのは知ってるけど、影響受けすぎじゃない?」
一誠(や・・・やっぱ信じてもらえないか~!)
ドライグ『相棒、今が籠手を出現させる時だ』
一誠「二人共、これを見てくれ
ピカァァッ!
ガシャンッ
一誠は左手に
三希「な・・・何よソレ!?」
吾郎「手品か!?」
ドライグ『いや、手品ではない』
三希「籠手が喋った!?」
ドライグ『驚かせてすまない、兵藤一誠のご両親殿、あなた方の息子が言っている事は本当だ。』
吾郎「あ・・・あの、あなたは一体・・・」
ドライグ『自己紹介させて頂こう、我が名はドライグ、あなた方の息子に宿っているドラゴンの
三希「ちょっと待って!ドラゴンって実在するの!?」
ドライグ『ああ、実在する。ちなみにドラゴンだけではなく、この世界にはお二人が架空の存在だと思っている悪魔、天使、堕天使や妖怪などが実在する。』
吾郎「もしかして神様も・・・?」
ドライグ『ああ、神も実在する。』
吾郎「何て事だ・・・これからはちゃんと神様にお祈りしないと駄目だな」
三希「さっき言ってた
ドライグ『
吾郎「は~・・・まあ、そんなもん見せられたら異世界の話は信じるしかないな」
三希「え~と・・・つまり異世界でこっちの世界に戻る方法を見つけて、ようやく戻れたって事?」
一誠「いや、俺が異世界から地球に戻れたのは偶然で起きた事故なんだよ」
三希「事故?」
一誠「俺は異世界で地球に戻る方法を探す為に冒険者になってあちこち旅して色んな仲間ができたんだけど、中々地球に戻れる方法が見つからなくて・・・異世界に転移して三年の月日が経ったんだ。」
吾郎「それで?」
一誠「んで、ある日に謎のモンスターと戦って・・・その戦闘で時空の裂け目が出来て、その裂け目に吸い込まれて気がついたら地球に戻っていたんだ。しかも中3の夏休みの初日に・・・」
三希「だからアンタ、でかくなっちゃったのね」
吾郎「向こうの仲間とちゃんとお別れ出来なかったのか?」
ドライグ『突然の出来事だったからな・・・俺達が地球に戻れたのは奇跡だ。恐らくもう会えないだろう・・・異世界へ行ってしまった原因も謎だから向こうへ行く方法も無いしな。そうだ、お二人には異世界の事については秘密にしてほしい』
三希「どうして?」
ドライグ『異世界が実在するなんて事が知られたら大騒ぎになって面倒な事になるだろうからな』
吾郎「なるほど、了解した!」
三希「それはそうと・・・一誠、松田君や元浜君にはどう説明するの?」
一誠「う~ん、夏休み中に体を鍛えたら身長が伸びたって事にするか・・・できるだけアイツらに会わないようにするかな」
吾郎「勉強の方はどうするんだ?お前、三年間も勉強する暇なんて無かったんだろ?」
一誠「あ!や・・・やべぇ!」
三希「夏休みの宿題を全力で頑張ってやるしかないわね・・・高校受験もあるし」
一誠「げええ!!受験もあるんだった!!」
ドライグ『まあ、頑張れ』
一誠「やっと戻れたのに最悪だぁぁ!!」
ドラゴンストームはぶっちゃけグリッドマンのグリッドビームです。