ハイスクールD×D Devil's Hero   作:opa

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ひさぶ~!


8話 悪魔の契約

~数日後 オカルト研究部部室~

 

一誠「戻りましたー!」

 

リアス「あら、もう配り終えたのね。あんなにあったのに」

 

一誠「ふふふ ハーレムのためです!」

 

リアス「じゃあ、次のステップにいってもらおうかしら」

 

一誠「よっしゃあ!ついにチラシ配りの卒業だ!」

 

リアス「次は、悪魔としての仕事を本格的に始動してもらうわ」

 

一誠「次は契約取りですね!」

 

リアス「ええ、そうよ。もちろん、初めてだから、レベルの低い契約内容からだけど。小猫に予約契約が二件入ってしまったの。両方行くのは難しいから、イッセーには森沢さんの方を任せるわ。」

 

一誠「森沢さん?」

 

小猫「私の常連の契約者さんです。」

 

リアス「それじゃあ朱乃、お願いね」

 

朱乃「はい」

 

朱乃は魔方陣の中央に立ち、詠唱を唱えると魔方陣が青白く淡い光を発している。

 

一誠「あの~ 朱乃さんは何を・・・」

 

リアス「今、イッセーの刻印を魔方陣に読み込ませているところよ」

 

一誠「刻印?」

 

リアス「私の眷属の証と言えばわかりやすいかしらね。そして魔力を使うには全てこの魔方陣が基本になるのよ。イッセー、手のひらをこちらに出してちょうだい」

 

一誠 「はい」

 

一誠は左手の手のひらをリアスに向け、リアスは、一誠の手のひらに指先で何かをなぞった。その瞬間、手のひらが光りだす。

 

一誠「うおっ!?何じゃこりゃ!?魔方陣!?」

 

一誠の手のひらに魔方陣が書き込まれていた。

 

リアス「これは転移用の魔方陣を通って依頼者のもとへ瞬間移動するためのものよ。そして、契約が終わると部室へ戻してくれるわ」

 

一誠(転移か~ アイツの魔法を思い出すな~)

 

ドライグ『彼女は賢者(けんじゃ)と呼ばれる程の優秀な魔法使いだったからな』

 

リアス「朱乃、準備はいい?」

 

朱乃「はい、部長」

 

朱乃が魔方陣の中央から身を引く。

 

リアス「さあ、中央に立って」

 

一誠はリアスの指示に従い、魔方陣の中央に立ち、そして、いっそう強く魔方陣が青く光る。

 

一誠「おお!なんだか、力を感じます!」

 

リアス「魔方陣が依頼者に反応しているわ。これからその場所へ飛ぶの。到着後のマニュアルも大丈夫よね?」

 

一誠「はい!」

 

リアス「いい返事ね。じゃあ、行ってきなさい!」

 

パァァァ!

 

魔方陣がさらに光りだし、最大級の光が一誠の体を包み、眩しさで一誠は目をつむり、そして・・・

 

シュン!

 

一誠は依頼者のもとへ瞬間移動した。

 

 

~森沢の部屋~

 

バシュン!

 

一誠はアパートの一室に転移し、そこにはメガネをかけたオタク系の男性がいた。

 

一誠「あの~ あなたが森沢さんですか?」

 

森沢「そうだけど・・・キミ誰?小猫ちゃんは?」

 

一誠「小猫ちゃんは別の契約者さんのところへ行ってて・・・代わりに俺が来たんです」

 

森沢「チェンジで!」

 

一誠「え!?いきなりソレはないっスよ!」

 

森沢「僕は男じゃなくて可愛い女の子に来て欲しかったんだぞ!キミも男ならわかるだろ!?」

 

一誠「そりゃわかりますよ!俺だって男じゃなくて可愛い女の子がいいですよ!でも、仕方ないじゃないですか!小猫ちゃん、通ってる学園でも人気あるんですよ!」

 

森沢「む・・・むう・・・確かに彼女は人気があるだろうな」

 

一誠「というわけで俺も可愛い新人悪魔ってことで納得してください」

 

森沢「納得できるかぁ!聖水ぶっかけるぞ!」

 

一誠「冗談でもそんな事を言わんでください!」

 

森沢「本気だよ!」

 

一誠「やめろ!・・・って喧嘩してる場合じゃないな。ちなみに小猫ちゃんが来たらどんなことを要求してたんですか?」

 

森沢「ああ、彼女にコレを着てもらって写真撮影しようと」

 

森沢が取り出したのはどこかの女子高生の制服だった。

 

一誠「それって暑宮(あつみや)アキノシリーズの短門(たんもん)キュの制服ですよね?」

 

森沢「お!わかるんだね!」

 

一誠「ええ、昨今話題になってるアニメですからね。友人と一時期鑑賞しましたよ」

 

森沢「悪魔くん、キミは短門が好きかい?」

 

一誠「いや~、俺、夜水(よるみな)可子(かこ)派なんですよ。」

 

森沢「理由はなんだい?」

 

一誠「無論、おっぱいです!」

 

夜水可子とは『暑宮アキノ』シリーズのレギュラーキャラであり、グラマーな美少女である。

 

森沢「巨乳派かい?」

 

一誠「はい!おっぱいには夢が詰まっている!森沢さんもそう思うでしょう?」

 

森沢「確かにおっぱいには並々ならぬ熱意がありそうだ。なるほど、僕とは真逆の性癖のようだね。僕はね、貧乳キャラが好きなんだよ」

 

一誠「ああ~、俺の友人の元浜って奴も貧乳好きです。」

 

森沢「だからこそ僕は背が小さくて貧乳の小猫ちゃんに着て欲しかった。着て欲しかったんだよッッ!」

 

一誠「ソレ、小猫ちゃんの前で言わないで下さいね?言ったら間違いなくブチキレてボコボコにされますよ?」

 

森沢「き・・・気をつけよう・・・彼女は怪力が自慢だからな。あの小さな体で僕をお姫様抱っこしてくれたんだ。」

 

一誠「普通、逆ですよね!?男性のアンタが女性の小猫ちゃんをお姫様抱っこするならともかく!彼女に何やらせてんだ!?」

 

森沢「これも僕の性癖だ!」

 

一誠(この人、元浜以上の変態じゃないのか!?)

 

ドライグ『どっちもどっちだな。それよりも契約はいいのか?さっきから話が進んでないぞ』

 

一誠「やべ!森沢さん、契約の話をしたいんですが・・・」

 

森沢「そうだな~ 定番だけど、お金持ちはダメかな?」

 

一誠「わかりました。ちょっと調べてみます」

 

一誠は悪魔専用のタブレットに電源を入れて、操作する。事柄を記入したら、答えが表示された。

 

一誠「森沢さんの場合、それを願いにされると代価は命ですね」

 

森沢「命!?それって死ぬってこと!?」

 

一誠「はい、なんか、『人の価値は平等じゃない』が悪魔の格言らしいので、すみません。森沢さんの場合は金持ちの願いで死にます。」

 

森沢「ひ、酷く心をえぐられる物言いだけど、まあいいや。ちなみに願いを叶えたら、どこで死ぬの?」

 

一誠「えーとですね。大量の金が天から降ってきたところで死にます。手で触れることすらできないそうです。酷いなこりゃ」

 

森沢「札束でキミをビンタすることすら出来ないのか!?」

 

一誠「俺じゃなく他の奴にやってください!」

 

森沢「じゃ、じゃあ、ハーレムは?女の子いっぱいの酒池肉林が願いなら、どうなのさ!?」

 

一誠「おお!ハーレムですか!俺もハーレム王になるのが夢なんです!ハーレムは男の叶えたい夢のトップと言ってもいい!待ってください、また調べるんで」

 

一誠は再びタブレットを操作し、事柄を記入し、そして答えが出た。

 

一誠「出ました!」

 

森沢「それで結果は!?」

 

一誠「これまた酷いな・・・美女、美少女が森沢さんの視界に入った瞬間で森沢さんが死にます。」

 

森沢「何でだよ!?見ただけで死ぬの!?」

 

一誠「いや、視界に映るってことなんで美女か美少女かわからないですね。酷いな、これ。美女と町ですれ違ったほうが、全然マシですよ。」

 

森沢「そんなぁぁぁ!生まれて一度もモテたことがない僕が悪魔の力でもモテないなんてぇぇぇ!僕はそんなに価値のない人間なのかぁぁぁ!(泣)」

 

森沢はあまりのショックで号泣した。

 

ドライグ『おいおい、泣きだしたぞ』

 

一誠「森沢さんの気持ちわかりますよ!俺も女にモテたことなんて一度もないっスもん!むしろ女子に嫌われてるんスよ!ハーレム王の道は遠い!」

 

ドライグ『嫌われてるのはお前が覗きばかりしてるからだろうが』

 

一誠(うるへぇ!こればかりは止められないんだ!)

 

ドライグ(本当にもの凄い鈍感だな。異世界(むこう)の彼女達も苦労したわけだ。)

 

一誠は本棚に置いてある漫画を見る。

 

一誠「あれってドラグ・ソボールですよね」

 

森沢「ああ、僕の一番のお気に入りのバトル漫画!当然、全巻持ってるよ!」

 

一誠「俺も特装版を全巻初版で買いました!」

 

森沢「僕はドラグ・ソボール世代でね。アニメを毎週欠かさず録画したよ。主人公の空孫(そらまご) (さとる)の必殺技、ドラゴン波のポーズをよくやってたんだ。」

 

一誠「森沢さん・・・俺、ドラゴン波が撃てます。」

 

森沢「何!?撃てるのか!?ドラグ・ソボールファンの夢であるドラゴン波を!!嘘じゃないよね!!」

 

一誠「嘘じゃありません!ここでやるのは危険なんで場所を変えましょう」

 

一誠と森沢は誰もいない夜の河川敷へ移動した。

 

 

~河川敷~

 

一誠「よし、誰もいないな」

 

森沢「本当に出来るのかい?」

 

一誠「ええ、見てください!俺のドラゴン波を!」

 

一誠は両手首を合わせて手を開き、前方に構える。

 

一誠「ドラゴン・・・」

 

ギュオオオ!

 

森沢「あ、あれは!」

 

一誠の両手の間に赤い光の球体が出現し、一誠は両手を腰付近へ持っていく。

 

一誠「波ぁぁぁ!!」

 

ズドォォォン!!

 

そして一誠は空にドラゴン波を放った。

 

 

【挿絵表示】

 

 

森沢「ま・・・まさか本当にドラゴン波が出来るなんて・・・」

 

森沢は感激で涙を流していた。

 

一誠「あれは『魔力』ではなく『気』を使った技なんで修行をすれば森沢さんでも出来るようになります。時間はかかりますけど」

 

森沢「本当に!?よし、君と契約しよう!!その修行とやらを教えてくれ!!」

 

一誠(異世界で気のコントロールをする修行してよかった~)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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