ハイスクールD×D Devil's Hero   作:opa

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今回はアーシアが登場します。


10話 金髪シスターとの出会い

翌朝、一誠は学園に登校した。

 

一誠「あ~ 睡眠時間が足りね。悪魔の仕事ってハードだな。」

 

???「はわう!」

 

バタン!

 

一誠「ん?」

 

一誠が声がした方へ向くと金髪のシスターが顔面から路面に突っ伏しており、パンツが丸出しになっていた。

 

???「あう~ どうして何もないところで転んでしまったんでしょう・・・」

 

一誠「おお!白だ!・・・ってんなこと言ってる場合じゃないな。大丈夫ですか?」

 

???「あ、ありがとうございます。」

 

一誠は金髪のシスターの手を引いて、起き上がらせた。

 

ふわっ

 

風でシスターのヴェールが飛んでいき、ヴェールの中で束ねていた金髪の長髪が露になり、一誠の視線はシスターの素顔へ移動し、一誠は一瞬心を奪われた。

 

一誠(す・・・すげぇ可愛い!!)

 

???「あ、あの・・・どうかしましたか?」

 

一誠「い、いや!何でもない!」

 

ドライグ『相棒、鼻の下が伸びそうになったな?』

 

一誠(仕方ないだろ!この子、俺の理想の女の子像(金髪美少女版)そのままなんだから!)

 

ドライグ『相棒のどストライクというわけか。』

 

???「よかった・・・言葉が通じる人に会えて・・・私、日本語が話せませんから」

 

一誠(え?俺には全部日本語に聞こえるけど・・・あ!そうか!これが悪魔の力か!彼女には俺が母国語を話してるように聞こえるんだ!)

 

???「それで・・・道を教えて頂きたいのですが・・・」

 

一誠「ああ、日本に旅行しに来たの?」

 

???「いえ、違うんです。実はこの駒王町の教会に赴任することになりまして・・・」

 

一誠「シスターにも人事異動ってあるんだな。よかったら案内するよ。ここから近いし」

 

???「あ、ありがとうございますぅぅ!これも主のお導きのおかげですね!」

 

一誠と金髪の女性は教会へ行くため、公園の前を横切る。

 

バタン!

 

男の子「うわぁぁん」

 

そのとき、子供の泣き声が聞こえた。

 

母親「大丈夫?よしくん」

 

一誠の後ろにいた金髪の女性は座り込んで泣いている子供へ近寄った。

 

???「大丈夫?男の子ならこのぐらいのケガで泣いては駄目ですよ」

 

女性は子供の頭を優しくなで、彼女の指に指輪が出現し、自身の手のひらを子供がケガを負った膝へ当てる。

 

パァァッ

 

彼女の手のひらから淡い緑色の光が発せられ、子供の膝を照らしている。

 

一誠(あれって神器(セイグリッド・ギア)!?)

 

ドライグ『ああ、回復系の神噐(セイグリッド・ギア)だな。』

 

子供の傷は塞がり、ケガのあとなど一切残っていなかった。

 

一誠(あら・・・子供のお母さん、きょとんとしてるな。信じがたい現象が目の前で起きたらそうなるか)

 

???「はい、傷はなくなりましたよ。もう大丈夫」

 

シスターは子供の頭をひとなですると、一誠のほうへ顔を向ける。

 

???「すみません。つい」

 

きょとんとしていた母親は頭を下げ、子供を連れてその場を去る。

 

男の子「ありがとう!お姉ちゃん!」

 

???「あの・・・何て言ったんでしょう?」

 

一誠「ありがとう、お姉ちゃん。だって言ったんだよ」

 

一誠が通訳すると、シスターは嬉しそうに微笑んだ。

 

一誠「ねぇ、その力って・・・」

 

???「はい、治癒の力です。神様から頂いた素敵なものなんですよ」

 

一誠(笑っているけど、どこか寂しげだな・・・何かあったのか?)

 

ドライグ『神噐(セイグリッド・ギア)の所有者はトラブルに巻き込まれる者が多いからな。このシスターもその一人だろう』

 

一誠(なるほどな・・・深く追及しないほうがいいな。誰だって触れてほしくない過去があるし)

 

会話はそこで一旦途切れ、教会の方へ足を向け、その公園から数分進んだ先に古ぼけた教会が存在していた。

 

一誠「ほら、アレだよ」

 

???「あ、ここです!良かったぁ」

 

ぞくり。ぞくぞく。

 

一誠(な、何だ!?教会に近づいたら体中に嫌な汗と悪寒が!?)

 

ドライグ『今の相棒は人間ではなく悪魔だからな。神や天使に関係する教会は敵地だ。本能的に危険を察知しているのさ。』

 

一誠(あ!部長にも神社や教会に近づいたらダメだって言われたことすっかり忘れてたな!・・・ってそろそろ学園へ行かなきゃ!)

 

 

一誠「じゃあ、俺はこれで」

 

???「待ってください!」

 

一誠「何?」

 

別れを告げて、その場を去ろうとした一誠をシスターが呼び止める。

 

???「私をここまで連れてきてもらったお礼を教会で・・・」

 

一誠「いや、気持ちだけでいいよ」

 

???「・・・でも、それでは」

 

一誠「俺は兵藤一誠。周りからはイッセーって呼ばれてるから、イッセーでいいよ。キミの名前は?」

 

アーシア「私はアーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んで下さい!」

 

一誠「じゃあ、シスター・アーシア。また会えたらいいね」

 

アーシア「はい!イッセーさん、必ずまたお会いしましょう!」

 

アーシアはペコリと頭を下げ、一誠も手を振り、別れを告げる。

 

一誠「急いで学園へ行かないと・・・あれ?ちょっと待てよ」

 

ドライグ『どうした?』

 

一誠「あの教会って随分前に廃墟になったハズなんだけど・・・最近復興したのかな?」

 

ドライグ『・・・念のためにリアス・グレモリーに報告した方がいいかもな』

 

 

 

~オカルト研究部 部室~

 

リアス「二度と教会に近づいちゃダメよ」

 

放課後、一誠はリアスに強く念を押されていた。リアスの表情はいつになく険しい。

 

リアス「教会は私達悪魔にとって敵地。踏み込めばそれだけで神側と悪魔側で問題になるわ。今回はあちらもシスターを送ってあげたあなたの厚意を素直に受け止めてくれたみたいだけれど、天使達はいつも監視してるわ。いつ、光の槍が飛んでくるかわからなかったのよ?」

 

一誠「マジですか?そんな大事だとは・・・」

 

リアス「教会の関係者にも関わってはダメよ。とくに『悪魔祓い(エクソシスト)』は我々の仇敵。神の祝福を受けた彼等の力私達を滅ぼせるほどよ。神器(セイグリッド・ギア)所有者が悪魔祓いなら尚更。もう、それは死と隣合わせるのと同じよ。」

 

一誠「は、はい」

 

リアス「人間としての死は悪魔への転生で免れるかもしれない。けれど、悪魔祓いを受けた悪魔は完全に消滅する。無に帰すの。何もなく、何も感じず、何も出来ない。それがどれだけのことかあなたにはわかる?」

 

一誠「・・・いえ、わからないです。」

 

リアス「ごめんなさい。熱くなりすぎたわね。とにかく、今後は気を付けてちょうだい。」

 

一誠「あ!部長、俺、気になることがあるんです」

 

リアス「気になること?」

 

一誠「そのシスターの赴任先の教会なんですけど、あの教会って随分前に廃墟になってて誰もいないはずなんです。」

 

リアス「え?本当なの?」

 

一誠「はい、幼い頃にあの教会で遊んだことがあるんで間違いないかと」

 

リアス「イッセーは昨日も堕天使に襲われたのよね・・・この短期間で三度もなんて・・・冥界の牢獄にいるドーナシークに問い詰める必要があるわね。」

 

朱乃「すぐに冥界に報告しておきます。」

 

一誠(ドーナシーク(アイツ)、冥界の牢獄にいるのか・・・絶対に恐ろしいところだろうな)

 

朱乃「それと部長、先程、討伐の依頼が大公から届きました。」

 

リアス「わかったわ」

 

一誠「討伐?何を?」

 

リアス「はぐれ悪魔よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




9月に入院します。
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