ハイスクールD×D Devil's Hero   作:opa

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久々の投稿です!


12話 金髪シスターとの再会、異常な神父

~オカルト研究部 部室~

バイザーを討伐した翌日の夜、一誠は転移魔方陣の中心に立ち、依頼者のところへ転移しようとしていた。

 

一誠「じゃあ部長、いってきます。」

 

リアス「ええ、いってらっしゃい」

 

バシュンッ!

 

~依頼者の家~

 

一誠は一軒家に転移した。だが、依頼者がいなかった。

 

一誠「誰もいない・・・・・・留守か?」

 

ドライグ「留守なら転移できないだろう?」

 

一誠「だよな・・・気配は感じる・・・依頼者を探すか」

 

一誠は依頼者を探すためリビングへ移動した。

 

一誠「・・・これは!?」

 

ドライグ『趣味が悪いな』

 

一誠が見たのはリビングの壁に上下逆さまに貼り付けにされていた血まみれの男性だった。

 

男性「た・・・たすけ・・・」

 

一誠「まだ生きてる!大丈夫ですか!?どういう神経でこんなことができんだ!?」

 

男性を貼り付けているのは釘で、両の手の平、足に打ち付けられていた。一誠は男性を壁から剥がし、床に寝かせる。

 

一誠「一体何があったんです!?」

 

男性「み・・・妙な白髪の男に・・・」

 

一誠「白髪の男?」

 

???「俺だよ~ん」

 

一誠「何だ、お前?」

 

一誠の前に現れたのは若い白髪の外国人で神父の格好をした男性だった。

 

???「んーんー。これはこれは、悪魔くんではあーりませんか!」

 

一誠「お前がこの人にこんな酷いことをしたのか?」

 

???「そうだよ~ん。止めを刺そうと思った時に小腹が空いちゃってさ。冷蔵庫の中を漁ってた時にキミが現れちゃって」

 

一誠(こんなことしておいて飯を食べようとするなんて異常だぞコイツ!ホラー映画に出てくる殺人鬼か!?)

 

ドライグ『向こうの世界の盗賊よりイカれてるかもな』

 

???「俺は神父♪少年神父~♪デビルな輩をぶった斬り~、ニヒルな俺が嘲笑う~♪おまえら、悪魔の首はねて~、俺はおまんま貰うのさ~♪」

 

一誠(ご機嫌に歌ってやがる・・・やっぱりイカれてやがる)

 

フリード「俺のお名前はフリード・セルゼン。とある悪魔祓い組織に所属してる末端でございますですよ。あ、別に俺が名乗ったからってお前さんは名乗らなくていいよ。俺の脳容量にお前の名前なんざメモリしたくないから、止めてちょ。大丈夫、すぐに死ねるから。俺がそうしてあげる。最初は痛いかもしれないけど、すぐに泣けるほど快感になるから。新たな扉を開こうZE!」

 

一誠「この人を殺そうとしたのか?」

 

フリード「イエスイエス。俺が殺ろうとしました。だってー、悪魔を呼び出す常習犯だったみたいだしぃ、殺すしかないっしょ」

 

一誠「神父がそんな理由で人間を殺すのかよ・・・」

 

フリード「いやー、悪魔と取り引きするなんて人間として最低レベル、クズ街道まっしぐらっスよ。その辺ご理解できませんかねぇ?」

 

一誠「できるわけねぇだろ!!」

 

ドライグ『こいつは完全に壊れてるぞ』

 

一誠「お前ら悪魔祓いが殺すのは悪魔だけのハズだろ?」

 

フリード「悪魔の分際で俺に説教?ハハハ、笑える。お笑い賞取れますですよ、それは。いいか、よく聞けクソ悪魔。悪魔だって、人間の欲を糧に生きてるじゃねぇか。悪魔に頼るってことは人間として終わった証拠なんですよ。俺、悪魔と悪魔に魅入られた人間をぶっ殺して生活してるんで、お仕事でござんすよ」

 

ドライグ『相棒、こいつに何を言っても無駄だ。今すぐここで潰したほうがいい』

 

一誠(だな。ここで放置したら森沢さんまで襲われるかもしれないし。まあ、ミルたんなら返り討ち出来るだろうけど・・・)

 

フリードは懐から刀身の無い剣の柄を取り出した。

 

ブォン

 

剣のない柄から光の刀身が出現した。

 

一誠「なんだありゃ?スターウォーズのライトセイバーか?」

 

ドライグ『あれは光の剣だ。光は悪魔にとっては猛毒だ。当たったらかなりのダメージを受ける。』

 

フリード「んじゃあ、サイナラ!」

 

ビュンビュン!

 

フリードは一誠に光の剣で斬ろうとするが、一誠は全て回避する。

 

フリード「おっと避けちゃいますか!」

 

一誠「これでも修羅場を潜ってきたからな!」

 

フリード「こいつは避けれますかねぇ!?」

 

ジャキィッ!

 

一誠「拳銃!?」

 

フリード「死ね!」

 

ズドォンッ!

 

一誠「おっと!」

 

ヒュンッ!

 

フリード「この距離で弾丸を避けただと!?」

 

フリードは至近距離で一誠に撃ったが、一誠は余裕で回避した。

 

一誠「それも対悪魔用の武器か?」

 

フリード「その通り!弾丸はエクソシスト特製の祓魔弾(ふつまだん)だ!光の弾ですからねぃ。」

 

スパァン!

 

フリード「んがっ!?」

 

一誠はフリードの鼻に軽く拳を当てた。そしてフリードの鼻から鼻血が出た。

 

一誠「お前は戦いの最中に喋りすぎだ。だから隙ができるんだよ。」

 

フリード「てめぇ・・・!今ここで死ぬお前に説明してやったんだろうが!」

 

スパァン!

 

フリード「んががぁっ!?」

 

一誠は再びフリードの鼻に拳を当てた。

 

一誠「学習能力がない奴だな。喋りすぎだって」

 

フリード「ぐぁ・・・ぶっ殺してやる!・・・ってアラ?」

 

フリードは一誠に銃で撃とうとしたが左手に持っていた銃がなかった。

 

一誠「探し物はこれか?」

 

フリード「んな!?いつの間に!?」

 

一誠はフリードを殴った隙に銃を奪った。そして・・…

 

一誠「こんな物騒なもんはこうだ!」

 

バキィッ!

 

一誠は銃を握り潰した。

 

フリード「銃を握り潰すなんてどういう握力してんだ!?」

 

一誠「修羅場を潜ってきたって言っただろ」

 

フリード「斬り殺す!」

 

フリードは光の剣で一誠に攻撃しようとした。

 

???「やめてください!」

 

そこへ、一人のシスターが現れ、フリードは動きを止め、一誠とフリードは視線を声のしたほうへ向ける。

 

一誠「アーシア!?」

 

現れたのはアーシアだった。

 

フリード「おんや、助手のアーシアちゃんじゃあーりませんか。どうしたの?結界は張り終わったのかな?ちょっと待っててね。こいつも芸術品にするところだから」

 

アーシア「芸術品?」

 

フリード「ソレだよソレ」

 

アーシアはフリードが指をさした方向を見る。

 

一誠「見るな!アーシア!」

 

アーシアはフリードに殺されかけた血まみれになった男性を見てしまった。

 

アーシア「!い、いやああああ!」

 

フリード「可愛い悲鳴ありがとうございます!そっか、アーシアちゃんはこういうのは初めてですかねぇ。ならなら、とくと御覧なさいな。悪魔くんに魅入られたダメ人間さんは死んでもらうのですよぉ」

 

アーシア「そ・・・そんな・・・」

 

一誠「このクソ野郎・・・!」

 

ドライグ『相棒、俺もこいつをぶっ潰したくなってきたぞ』

 

アーシア「・・・フリード神父・・・その人は・・・」

 

フリード「人?違う違う。こいつはクソの悪魔くんだよ。ハハハ、何を勘違いしているのかな」

 

アーシア「っ!イッセーさんが・・・悪魔・・・?」

 

その事実がショックだったのか、アーシアは言葉を詰まらせた。

 

フリード「なになに?キミら知り合い?わーお。これは驚き大革命。悪魔とシスターの許されざる恋とかそういうの?マジ?マジ?」

 

一誠「アーシア、すまない・・・そいつの言う通り俺は悪魔だ。」

 

アーシア「イッセーさん・・・」

 

一誠「確かに俺は悪魔だけど、アーシアは大事な友達だと思ってる。それだけは信じてくれ。」

 

フリード「アハハ!悪魔と人間は相容れません!特に教会関係者と悪魔ってのは天敵さ!それに俺らは神に見放された異端の集まりですぜ?俺もアーシアたんも堕天使さまから加護がないと生きていけないハンパものですぞぉ?」

 

一誠(神に見放された?フリード(コイツ)はともかく、アーシアが?)

 

アーシアは一誠の前に立ち、庇うように両手を広げた。それを見たフリードの表情が険しくなる。

 

フリード「・・・おいおい。マジですかー。アーシアたん、キミ、自分が何をしてるのかわかってるのでしょうかぁ?」

 

アーシア「・・・はい、フリード神父、お願いです。この方を許してください。見逃してください。」

 

フリード「あん?」

 

アーシア「もう嫌です・・・。悪魔に魅入られたからといって、人間を刺したり、悪魔を殺したりなんて、そんなの間違ってます!」

 

フリード「はぁぁぁぁぁぁぁっ!?バカこいてんじゃねぇよ!クソアマが!悪魔はクソだって、教会で習っただろうが!お前、マジで頭にウジでも湧いてんじゃねぇのか!?」

 

アーシア「悪魔にだっていい人はいます!」

 

フリード「いねぇよ、バァァァカ!」

 

アーシア「わ、私もこの前までそう思ってました・・・。でも、イッセーさんはいい人です。悪魔だってわかってもそれは変わりません!人を殺すなんて許されません!こんなの!こんなの主が許すわけがありません!」

 

一誠(すげぇな、アーシア)

 

ドライグ『ああ、神はなぜ彼女を見放したんだろうな』

 

フリード「堕天使の姉さんはキミを殺さないように念を押されているけどねぇ。ちょっとムカつきマックスざんすよ。殺さなきゃいいみたいなんで、ちょっとレイプまがいなことまでしていいですかねぇ?それくらいしないと俺の傷心は癒えそうにないでやんすよ。」

 

ブオッ!

 

アーシア「ひっ!」

 

フリードはアーシアを殴ろうとした。

 

ガシィ!

 

フリード「あ?」

 

一誠「いい加減にしろよ、てめぇ・・・!アーシアまで傷つけようとして・・・!」

 

ミシミシ・・・!

 

一誠はフリードの左腕を掴み、力を入れる。

 

フリード「ぐああっ!?は・・・放せ!」

 

一誠「お前には知ってる事を吐かせようと思ったが気が変わった。」

 

フリード「放せって言ってんだろうがよ!」

 

ブオッ!

 

バシィッ!

 

フリード「んなっ!?」

 

フリードは光の剣を一誠の顔に突き刺そうとしたが、一誠は光の剣を右手の人差し指と中指の間に挟んで止めた。

 

フリード「指で白刃取りだと!?つーか、悪魔なのに何で光の剣に触れんだ!?光は悪魔にとって毒だろ!!」

 

一誠「てめぇはもう喋んな!!」

 

ドガァァッ!!

 

フリード「ぎゃばぁっ!?」

 

ズボォッ!!

 

一誠はフリードの顎に強烈なアッパーを喰らわせ、上にぶっ飛んだフリードは頭が天井に突き刺さり、フリードはそのまま気絶した。

 

ドライグ『相棒、右手は大丈夫か?』

 

一誠(ああ、ちゃんと気を纏わせたから問題ない。それよりもさっきフリードが『堕天使の姉さん』って言ってたな)

 

ドライグ『ああ、おそらく・・・いや、間違いなくあのレイナーレという女堕天使だろう。奴はアーシア・アルジェントを使って何か企んでるんだろうな』

 

男性「うう・・・」

 

一誠「とにかくこの人を助けないと!アーシア、この人の怪我を治せるか!?」

 

アーシア「は、はい!でも、まずはこの釘を抜かないと・・・」

 

キィィィン!

 

魔方陣が出現し、魔方陣からリアス、朱乃、小猫、木場が出現した。

 

木場「兵藤君、助けに来たよ・・・ってもう終わってるね」

 

小猫「部長、依頼者さんが」

 

リアス「・・・っ!これは酷いわね」

 

朱乃「悪趣味ですわ」

 

一誠「丁度よかった!刺さってる釘は俺が抜く!木場と小猫ちゃんはこの人が暴れないようにしっかり押さえてくれ!アーシアは抜いた後に回復を頼む!」

 

アーシア「はい!」

 

小猫「わかりました」

 

木場「舌を噛まないようにハンカチを口に入れるよ!」

 

契約者の男性の口にハンカチを入れ、木場と小猫は男性を押さえる。

 

木場「兵藤君、準備できたよ!」

 

小猫「一気に抜いてください」

 

一誠「いくぞ!」

 

ズボォッ!

 

男性「んぐぅ!」

 

パァァァッ

 

一誠は男性の両手、両足に刺さっていた釘を抜き、アーシアは男性を回復させ、男性の傷は全て無くなったが男性は気を失った。

 

リアス「大したものね。あれだけの傷が全て無くなったわ」

 

アーシア「でも、私の回復の力は体力までは回復できないんです・・・」

 

朱乃「いえ、傷を治せるだけでも十分凄いですわよ」

 

リアス「依頼者は私の知人の病院へ連れて行くわ。小猫、お願いね。」

 

小猫「はい、部長」

 

小猫は男性を抱え、外に出て病院へ連れて行った。

 

木場「天井にぶらさがってるこの神父は『はぐれ悪魔祓い(エクソシスト)』だね」

 

一誠「はぐれ悪魔祓い(エクソシスト)?」

 

朱乃「悪魔狩りに快楽を求め過ぎ追放された悪魔祓いです」

 

一誠「確かに追放されて当然ですね。人間まで平気で殺そうとする奴でしたし」

 

リアス「ごめんなさいイッセー、依頼主のもとへ悪魔祓いが来るとは計算外だったわ」

 

一誠「いえ、おかげで依頼主を助けることができたんで気にしてません」

 

朱乃「部長!堕天使らしきものが複数近づいてますわ!このままでは不利に!」

 

リアス「朱乃!イッセーを連れて飛ぶわよ!転移の用意を!」

 

朱乃「はい!」

 

一誠「部長!アーシアも一緒に!」

 

リアス「残念だけど無理よ。この魔方陣は私の眷属悪魔しか飛べないの。」

 

一誠「だから小猫ちゃんは魔方陣を使わなかったのか・・・だったら俺がここに残って堕天使達を倒します」

 

 

リアス「確かにあなたの実力なら堕天使達を倒せるだろうけど、イッセー、その子は敵なの。それに今ここで堕天使と悪魔の戦いを始めたら近所の人達まで巻き込んでしまうわ」

 

一誠「友達を見捨てるなんてできませんよ!」

 

リアス「大丈夫、その子は殺されないわよ。堕天使にとってその子を殺す意味はないわ。」

 

一誠「くっ・・・!」

 

アーシア「イッセーさん、私は大丈夫です。」

 

一誠「アーシア・・・」

 

朱乃「部長!準備できましたわ!」

 

アーシア「イッセーさん・・・また会いましょう」

 

一誠「待ってろアーシア・・・必ず助けるからな!」

 

一誠達はアーシアを残し、そのままオカルト研究部の部室へ転移した。

 




明けましておめでとう!
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