ハイスクールD×D Devil's Hero   作:opa

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寒い!


6話 悪魔に転生 後編

放課後、一誠はオカルト研究部の部室に来た。

~オカルト研究部 部室~

 

リアスは赤いチェスの駒を取り出した。

 

リアス「イッセー、今からこの兵士(ポーン)の駒を使って貴方(あなた)を悪魔に転生させるわ。転生したらもう人間には戻れない・・・心の準備はいい?」

 

一誠「はい!」

 

リアス「じゃあ、私の前に立ってちょうだい。」

 

一誠はリアスの正面に立ち、リアスは転生させる言葉を口に出す。

 

リアス「(われ)、リアス・グレモリーの()において(めい)ず、(なんじ)兵藤(ひょうどう)一誠(いっせい)(われ)下僕(げぼく)となるため、悪魔(あくま)()れ」

 

兵士(ポーン)の駒が赤く発光し始めた。

 

リアス「(なんじ)()が『兵士(ポーン)』として(あら)たな(せい)歓喜(かんき)せよ!」

 

だが、一誠の体に変化はなかった。

 

一誠「あれ?リアス先輩・・・俺、転生したんですか?特に何も感じないんですけど・・・」

 

リアス「予想通り、イッセーを転生させるには駒一つじゃ足りないみたいね。」

 

一誠「駒が足りない?」

 

リアス「前にも説明したけど、悪魔に転生させるとき、『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』を用いるのだけれど、そのとき転生者の能力次第で駒を通常よりも多く消費しなくてはいけなくなるの」

 

一誠「消費・・・?」

 

リアス「チェスの世界にはこういう格言があるの。女王(クイーン)の価値は兵士(ポーン)九つ分、戦車(ルーク)の価値は兵士(ポーン)五つ分、騎士(ナイト)僧侶(ビショップ)兵士(ポーン)の三つ分、同様に転生させる者の価値によって駒の消費も異なるの。1人に複数の役を与える事はできないから使える駒は限られるし、消費した駒は戻らないから駒の使用は慎重に行うのよ」

 

一誠「って事は駒一つ以上の価値が俺にあるって事ですか?」

 

リアス「ええ、次は2つで試してみましょう」

 

駒2つ・・・変化なし。

 

リアス「次は3つ」

 

駒3つ・・・変化なし

 

リアス「4つ」

 

駒4つ・・・変化なし

 

リアス「5つ」

 

駒5つ・・・変化なし

 

リアス「6つ」

 

駒6つ・・・変化なし

 

リアス「7つ」

 

駒7つ・・・変化なし

 

朱乃「あらあら」

 

木場「すごいね」

 

小猫「意外・・・」

 

リアス「驚いたわ・・・兵士(ポーン)の駒8つを使う事になるなんて」

 

一誠「次で最後ですね」

 

リアス「ええ、これで転生できるはずよ」

 

駒8つ・・・変化なし

 

一誠「あれ?これでも駄目なのか・・・ってどうしたんです?」

 

4人「「「「・・・・」」」」

 

リアス、朱乃、木場、小猫の4人は固まっていた。

 

リアス「嘘でしょ!?」

 

朱乃「わ・・・私達、夢でも見てるのかしら・・・」

 

木場「あ・・・朱乃さん、気持ちはわかりますが現実です・・・」

 

小猫「兵藤先輩って一体・・・」

 

一誠「あの~、これって凄い事なんですか?」

 

リアス「当然よ!赤龍帝の籠手(ブースデッド・ギア)を所有しているとはいえ、人間相手に兵士(ポーン)の駒8つを使っても転生させる事が出来ないなんて恐らく前代未聞だわ!」

 

一誠(皆がかなり驚いてるなんて・・・よっぽどの事なんだな・・・)

 

ドライグ『異世界で相棒は強くなったからな。相棒の価値が上がるのも無理はない。』

 

リアス「『変異の駒(ミューテーション・ピース)』があれば転生させる事が可能なんでしょうけど・・・残念ながら兵士(ポーン)の駒は全部、通常の物だわ・・・」

 

一誠「変異の駒(ミューテーション・ピース)?」

 

リアス「ええ、通常の『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』とは違い、明らかに駒を複数使うであろう転生体(てんせいたい)が一つで済んだりする特異な駒よ」

 

朱乃「大体、上位の悪魔の十人に一人は一つ程、所有しているのです。」

 

木場「『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』のシステムを作り出したときに生まれたイレギュラーバグの類いらしいんだけど、それも一興として残したらしいんだ。」

 

すると一誠の左手の甲に緑色の宝玉が出現した。

 

ドライグ『リアス・グレモリー、少しいいか?』

 

小猫「この声って・・・」

 

リアス「あなたは・・・『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』のドライグね・・・あなたと会話をする日が来るなんてね・・・」

 

ドライグ『転生させる相手が主より実力が上の場合、転生させる事は不可能なのか?』

 

リアス「少しの差なら問題ないのだけれど、転生が不可能だって事はイッセーは私よりかなり実力が上って事になるわね。」

 

ドライグ『成る程な。相棒、八つの駒に譲渡すればいいんじゃないか?』

 

一誠「あ!その手があったか!」

 

小猫「譲渡?」

 

一誠「ああ、赤龍帝の籠手(ブースデッド・ギア)の能力の一つで人や物の力を倍加させることが出来るんだ。」

 

ドライグ『これは単なる思いつきだがな。もしかしたら危険な事かもしれん』

 

一誠「でも、やってみる価値はあるぜ!赤龍帝の籠手(ブースデッド・ギア)!」

 

ガシャン!

 

一誠は左手に赤龍帝の籠手(ブースデッド・ギア)を出現させた。

 

一誠「赤龍帝からの贈り物(ブースデッド・ギアギフト)!」

 

赤龍帝の籠手(ブースデット・ギア)Transfer(トランスファー)!』

 

 

パァァァ!

 

一誠は八つの兵士(ポーン)の駒に譲渡した。

 

一誠「リアス先輩!」

 

リアス「ええ!」

 

八つの駒は赤く光り、一誠の体の中へ入った。

 

リアス「どうにかイッセーを悪魔に転生出来たみたいね。どう?体の不調とかはない?」

 

一誠「特に気になるところはないですね。体調は問題ないです。」

 

リアス「そう・・・何かあったら遠慮なく相談してね。」

 

一誠「はい!リアス先輩!」

 

リアス「違うわ 私のことは『部長』と呼ぶこと」

 

一誠「部長ですか・・・お姉さまじゃダメですか?」

 

リアス「う~ん・・・それも素敵だけど私はこの学園を領土してるから部長の方がしっくりくるわ。オカルト研究部だからその呼び名で皆も呼んでくれているしね」

 

一誠「わかりました 部長!」

 

リアス「いい返事ね また悪魔について色々教えましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




助けて~!
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