東方傭兵譚 〜The Mercenary and the Sage Trail〜 作:文才の無い本の虫
九十九「作者がコジマ汚染喰らってハイになってたどうしよう」
エディ「・・・・・もう、放っておいたら?」
彼の隣に座り、付きを見上げてぽつりと言う。
「・・・・・月が綺麗ね」
「そうだな」
沈黙。
『黒い鳥』は何も言わず、私の隣に座っていてくれた。
心地よいぬるま湯の様な沈黙に当てられたのか、私は胸の中を吐き出していた。
「・・・・・ねぇ、『黒い鳥』。知ってる?人間ってね、物凄く、不味いの。そうね、まるで吐瀉物を処理した雑巾の様な気分がする程に」
嫌な記憶。
でも、
「私が、もっと強ければ、もっと人を食べてれば!!きっと幽々子が死ぬ必要は!!亡霊にだって成ることなんて無かったのよ!!・・・・・・・・・・・・・・・私は、どうすれば良かったの・・・・・?」
聞いてしまう、縋ってしまう。
彼は、言った。
「紫、俺はお前に掛ける都合の良い言葉は持ち合わせていない」
『黒い鳥』に抱き締められた。
いきなりのことだった。
「気が済むまで泣けば良い」
・・・・・不器用なヒト。
でも、優しい。
こんなの、
私の中に、大きな
あぁ、私を勘違いさせた責任は取ってもらうわよ?
――私、凄く重たい女だから。
でも、今は彼の胸に頭を押し付ける。
ポロポロと涙し、嗚咽を零す。
「・・・・・ぐすっ・・・・・ううぅぅぅ!!」
彼は私が泣き止むまで、優しく擦ってくれていた。
◇◇◇◇
あの後、俺は目を腫らした紫に茶を淹れた。
彼女が落ち着くまで待っていたのだが、泣き疲れたのか紫は俺に寄っかかって寝てしまった。
『抱いてしまえ主様よ』
寝ている奴を抱く趣味は無い。
『つまらん』
お前、俺を何だと思ってるんだ?
『
・・・・・。
そして俺は紫を布団に寝かせたのだが、彼女は俺の袖を離さなかった。(うえに下手に外せ無い強さ)
故に
膝枕なぞ初めてなのだが可怪しく無いか?
『クク、可笑しいな』
紫を起こす訳にも行かず、俺はそうして彼女の枕と化している。
「すぅ・・・・・」
「仕方無い・・・・・今はゆっくりと休むと良い」
俺はすやすやと寝ている紫の髪を撫で付け、そう呟いた。
・・・・・さて、久々にお前と戯れるか。
『嗚呼、私は性欲をもて余した主様に犯されてしまうのか!!』
普通に殴り合うだけだが?
『つまらん』
・・・・・お前、喧嘩売ってるのか?
俺は目を閉じ、内側に潜る。
内側で目を開ける。
上も下も見渡す限り満天の星空。
その中に俺はいた。
回り続けるこの"渦"の中で個を保っているのは二つ。
俺と、目の前に居る
「こうして顔を合わせるのは2日振りだな、主様よ」
「そうだな、『朱い月』」
俺は身体を解し、『朱い月』に向き合う。
何時もの様に奴は愉しそうに笑みを浮かべていた。
「さて、踊ろうか主様。いや、『黒い鳥』!!」
拳が打ち合わせられ、火花が散る。
お互いの位置を入れ替え、踊るように殴り合う。
俺達が暇潰しに始めたこの戦い。
その時に迷わずに決めた此処で戦う時のルールは一つ。
それは、『詰まらない戦いをしないこと』。
「愉しいな!!やはりお前に付いてきたのは正解だった!!」
「そうか・・・・・だが、愉しいというのは同意するよ」
交差し、衝突し、反発する。
「クククッ!!相変わらず人外じみているな!!」
「失礼な」
「私を調伏したのは貴様だろう?」
「勝手に付いてきたのは貴様だがな」
ころころと話題が変わる。
「ふむ、ではこういうのはどうだ?」
「一刀一扇・・・・・豊姫の真似か」
「正確にはそれの亜流といったところだな。貴様も偶には木刀と拳以外を使ってみたらどうだ?」
「む・・・・・そうだな。それもまた一興。大槌とかどうだ?」
「似合い過ぎだろう?!」
そうして時間は過ぎて行った。
「次から大槌は使用禁止だな」
「私でも流石に大槌で潰されるのは好かんよ」
「・・・・・仕置に使えるな」
◇◇◇◇
「・・・・・此処は?」
「ククク・・・・・ようこそ、妖怪の賢者。此処は『黒い鳥』の内側、奴の世界。"渦"にして星の海だ」
「『黒い鳥』の?・・・・・それなら貴女は何者?」
「私は『朱い月』。奴の従僕にして敗北者だ。招待した理由は興味と忠告といったところだな」
「条件は二つ」
「①もし貴様が■■だら私が■■■■に■■する」
「②貴様は私との契約の内容の
「ええ。契約成立よ『朱い月』・・・・・いえ、今は『八雲 緋月』と呼んだほうが良いかしら?」
「ああ。
「最後に忠告だ。主様とヤるのならさっさとしろよ?」
「ぶっ?!何を言ってるの緋月?!」
「・・・・・紫、貴様生娘だったのか」
「何か悪いかしら?!」
◆◆◆◆
過去に送った聖杯の反応が消失しただと?!
どういうことだ!!
私にもわかりかねる
あの時代地域に英雄は居ないはずだろう?
肯定
但し微小な特異点の反応
イレギュラーと推定
くっ、計画に支障が出ては行かぬ
調査せよ
賛成
了承
・・・・・あぁースランプ
▷Material
・八雲 緋月(Character)
『朱い月』。八雲紫と何らかの契約を交わした模様。
内容は『不明』
条件は『①もし八雲紫が■■だら八雲緋月が■■■■■に■■する』
『②八雲紫は八雲緋月との契約の内容の