しかし…
私は最後の生徒を地上に送り届け、プレナパテスと共に地上へ落下していた
これでキヴォトスの破滅を避けられた
そう思った私は薄れゆく意識の中、いつも肌身離さず持っていた物達を抱えながら落ちた…
ーーーーー
先生「はっ!」
目が覚めた
私はとてつもなく長い長い夢を見ていた
先生「ただの社畜が先生ねぇ…」
これまでの夢を振り返る
たとえ夢だとしても私は最善を尽くしたと思う
先生「そういえば今日仕事休みだったよな?」
確認するため起き上がろうとした
すると、手に固いものが触れるのを感じた
先生「なんだこれ…って!」
そこにあったのは、シッテムの箱、大人のカード(私のとプレナパテス)があった
先生「おい!アロナ!」
そう呼びかけシッテムの箱を起動する
アロナ「先生!なんであんな事したんですか!」
そこには涙でぐしゃぐしゃになったアロナがいた
先生「ごめんね、あの子だって私の生徒だからね」
先生「あとはプレナパテスに頼まれたからね」
アロナ「先゛生゛〜」
20分くらい慰めてあげた
先生「そういえば、今どこにいるかわかってる?」
アロナ「あれ!そういえばここどこですか?」
先生「何言ってるか分かんないと思うけど聞いてね」
そこで私は経緯を説明した…
先生「って事でね、アロナを見つけるまで夢だと思っていたんだ」
アロナ「そういう事だったんですね…」
先生「ごめんね、アロナ」
先生「大事な事隠してて」
アロナ「大丈夫ですよ、先生!優しいアロナちゃんが許してあげます」
先生「ありがとう、アロナ」
アロナ「これからどうするんですか?」
先生「今日は休みだから何しようかなぁ」
ふと大人のカードが視界に入る
先生「こっちでも使えるかな…」
先生「ユウカー助けてくれー…なんてな」
もう会えないと思うと少し悲しくなってくる
先生「はは…」
涙が出かけたその時、カードが砕けた
そして部屋中に明るい光に包まれた
ユウカ「うん?ここは?」
先生「ユウカ…?ユウカなのか…?」
ユウカ「先生!」
先生「どういうことだ?」
ユウカも困惑と歓喜の表情でこちらを見てくる
ユウカ「先生、ここはどこです?」
先生「あー、なんて言うか、その」
先生「簡単に言えば先生が前暮らしてた世界って言えばいいかな」
ユウカ「先生ってキヴォトスの外から来たと言っていましたが、まさか違う世界だったとは…」
先生「そういえば、私が居なくなってからどうなったの?」
ユウカ「いなくなった?私達は地上で先生の帰還を待ってましたよ」
先生「えっ、こっちの世界で起きてから1時間くらい経ってると思ってたんだけどなぁ」
少し考える
先生「もしかしたら"私"という存在が時間に影響してるかもしれない」
先生「考えてたってわかんないしいいや」
先生「それよりユウカ、体は問題ない?」
そう言い、身体を見てみる
先生「あ」
先生「ヘイローが無い…」
ユウカ「えっ!鏡ないですか?」
先生「洗面台はあっちだよ」
バタバタと洗面台へと向かう
ユウカ「本当に無い…」
先生「こっちの世界に来た代償とかかもしれないね」
先生「まぁ、こっちの世界にはヘイロー持った人なんていないから怪しまれずには済むね」
ユウカ「あっ、そうですよね」
先生「とりあえず、今日は仕事休みだしユウカが帰れるかも分からないから日用品とか買いに行こう!」
ユウカ「一応聞きますけど、こっちの世界でお金あるんですか?」
先生「そういえば言ってなかったね」
先生「先生はそこそこ大きい会社の課長だから」
先生「貯金とか給料面では心配しなくてもいいよ」
ユウカ「浪費の多い先生が貯金…?」
先生「今はそこそこ大きいアパートだけど、いつかはマンションとか一軒家を買いたかったから貯めてたんだ」
ユウカ「そうなんですね」
先生「とりあえず、朝ご飯でも食べる?」
ユウカ「いただきます」
先生「わかった、食べたらデパートとかにでも行こうか」
ーーーーー
ユウカ「先生って料理以外に出来るんですね」
先生「以外にってなんだ以外にって」
先生「一人暮らしなんだし自炊できないと貯金とかできないじゃん」
ユウカ「確かにそうですね」
料理とは言ってもジ○リ飯みたいにパントベーコンと目玉焼きではあるが
先生「どうぞ召し上がれ」
ユウカ「いただきます、先生」
ユウカ「ご馳走様でした」
先生「お粗末様でした」
先生「じゃあ、行こっか」
ユウカ「はい!」
ーーーーー
皆大好きイトー○ーカドー
先生「まずは服とかかな」
ユウカ「いいんですか先生?」
先生「いいよいいよ、ユウカは可愛いし可愛い子にはいい服を着せてあげないとね」
ユウカ(可愛い!?可愛いって言った!)
先生「顔赤いけどどうした?」
ユウカ「なっ!なんでもありません!」
そうこうしてると、衣服売り場に着いた
先生「先生はファッションセンス皆無だから自由に見ていいよ」
先生「あとは下着類とか男の人が入っちゃダメそうだから1人で見てきてくれる?」
ユウカ「わかりました」
ーーーーー
近くのベンチに座って待っていると、ユウカが帰ってきた
ユウカ「買えましたよ先生」
先生「よし、ちょうどいい時間だしどっかご飯でも食べようか」
先生「なんか食べたい?」
ユウカ「でしたら…こっちにしか無さそうな物が食べたいです」
先生「無理難題過ぎない?」
ユウカ「ふふっ、嘘ですよ」
ユウカ「一緒に食べれるならどこでもいいですよ」
先生「じゃあラーメンでいい?」
ユウカ「いいですよ」
そうして美味しくラーメンを食べた
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先生「あとは…歯ブラシとか日用品と夜ご飯か」
先生「夜は何食べる?」
ユウカ「先生の作った物が食べたいです…//」
先生「それでいいの?」
ユウカ「はい」
先生「わかった」
先生(可愛いな)
ーーーーー
帰ってきた後、夜ご飯を済ませた
先生「お風呂先に入っていいよ」
ユウカ「先生が先でいいですよ」
先生「いやいや、お先どうぞ」
ユウカ「そこまで言うなら…」
ーーーーー
入浴中ユウカは考えていた
ユウカ「先生は私のことをどう思ってるんだろう…」
ユウカ「あと他の子もいるのにどうして私だったんだろう…」
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ユウカ「お風呂上がりました」
そこで私は絶句してしまった
先生(これですっぴん?可愛すぎね???)
先生(理性が持たんぞ)
ユウカ「あの…黙ってどうしたんですか?」
先生「あぁ…あまりの可愛さにフリーズしてた」
ユウカ「もう!そうやって色んな生徒を誑かして来たんですよね!」
先生「そんな訳ないじゃないか!ユウカにしか言えないよ!」
ユウカ「それ本当ですか…?」
先生「嘘はつかないさ!」
先生「先生が言うと色々と危ないけど…」
先生「こっちではただの会社員だしいいよね」
先生「私はユウカの事が好きだ」
ユウカ「えっ…?」
先生「最初にシャーレの奪還の時からずっと思ってた」
先生「そしていつも世話を焼いてくれるし」
先生「そういう所が好きだ」
ユウカ「それは…告白として捉えていいんですよね…?」
先生「あぁ、男に二言は無い」
ユウカ「よろしく…お願いします…」
そう言うと、ユウカは泣き始めてしまった
先生「あっ、ごめんね突然で」
ユウカ「いいんです、嬉しかったんです」
ユウカ「私より可愛い生徒がたくさんいるから」
ユウカ「私の事なんて先生のお眼鏡にかなう人では無いと思っていました…」
ユウカ「本当に私でいいんですか…?」
先生「あぁそうだ」
先生「大人のカードを見つけた時、呼べるなら誰を呼ぼうか考えたんだ」
先生「それで1番最初に思いついたのがユウカだったんだ」
先生「そこで気づいたんだ」
先生「ユウカの事が好きだって事に」
先生「もう二度と会えないかと思ってた」
先生「でもまたこうして会えている」
先生「ならこの想いを伝えるしかないと思ったんだ」
先生「もう一度しっかりと言おう」
先生「私と付き合ってくれませんか?」
ユウカ「よろしくお願いします!」
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こっちへ帰ってきてとても憂鬱だった
また代わり映えのない日常を送るんだと思っていた
でもこれからは…
大切な人のために頑張ろう
そう心に誓った