物語の続きを   作:みぞれ梨

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物語の始まり~2話

「起きてください、学校に遅刻しますよレティス」

「んっ…おはようございますメルトさん」

「はい、おはようございます、顔を洗って来てください、朝食を用意していますので」

「わかりました」

 

俺の朝はメルトさんの優しい声で始まる。

メルトさんは昔、母の実家に使用人として勤めていたらしい、母がマーベリック家に嫁ぐと同時にやめたそうだ。現49歳、それにしては若く見える笑窪が素敵な人だ。

顔を洗ってタオルで軽く汗を拭く、井戸から汲み上げた水は夏場でも冷たく、とても美味しい、どうやら森で濾過された水が地下にできた空洞に溜まったもので、空気中の不純物も含まれてないし、森の力というのだろうか?そういったものが多く含まれているらしい、これはゲームでの知識だ、この世界の人はそれがあたりまえだからな、疑問に思わないんだろう。

 

水を汲んだ桶の中に俺の姿が映る、肩まで伸びた青白い髪、紫がかった青目、真っ白な肌、長年慣れ親しんだ俺の姿はない。

なぜ女なのだろうと思ったのだが、きっとあの夢のランダムが原因だろう、別に不満な訳じゃない、貴重な体験だと思う、だけど、この世界があのゲームなら、俺はなぜ黒髪黒目じゃないのだろう?

そう、疑問に思ったのは最近の事だ、でもひとつだけ心当たりがある、『シークレットストーリー魔王の娘』これは何処からか広まった噂で、ランダム制作を選んで1000分の1の確率で出ると言う、主人公じゃないキャラでのストーリー、俺も挑戦したのだが、1000回やっても出なかった、後で制作会社から、ガセネタだと公表され何処の空へと消えた話だ、ということは、俺は魔王の娘だと言うことか、そう仮定すると、あのゲームで出てくる魔王は息子で、父親の前魔王と違い、良心的なところがある、そしてその前魔王の息子であるカイルと打ち解け合うことで、男なら親友、女なら恋人となって終わる、そのカイルと、腹違いの兄妹と言うことになる、だが考えすぎかも知れない、母親は人間なのだ、魔王がただの人間と子供を作るとは思えない、ガセネタと公表され話だ、考えすぎなのだろうと。

 

「レティス、いつまでも顔を洗っているのですか?早く朝食を食べましょう」

「ごめんなさいメルトさんまだ眠気が収まらなくて、ボーッとしてました、今いきます」

 

そう、考えすぎなのだ。

 

 

 

森学は少し都市部の方に近く、色んな村や町からやって来る、だけど公立じゃないからか、余り多くは集まらない、大抵が都市にある大きな学校に通っているらしい、都市のほうが人気が高いのは比較的安全だからという理由もあるだろう、森学では自然で学ぼうという方針がある、実際に森に入り、魔物の恐ろしさ知ること、直に経験しないと得られないものもあるだろう、だけど、だからといって自分の子供を危険な所へ連れていくのは良いものではない、できるなら、魔物と会わない方がいい、そんなもの冒険者に任せれば良いのだ、そんなことより雑学のほうが重要だ、都市で働けたらそれで良いのだと。

お金がある家ならば大丈夫だろう、しかし、農民はそんなお金はないし、森の直ぐ近くなのだ、壁があって入ってこられないとしても、突破もしくは侵入なんてよくあることだったりする。

もしもの時は、自分で自分を守らなくてはいけないからだ。

 

とまぁ、なぜこんな話をしたかというと別段意味はない、強いて言えば今は森での実習授業だからだろう、1年と3年の合同だ、合わせて30人程度、先生が2人ついているが、3年生が1年生に手本を見せるといったい形で授業が進む、1年生は見学、3年生は新学期明け怠けて力が落ちてないかや、失敗すると1年生に笑われるぞと、脅しをかけてやっている、時たま先生から脇が開いてるなど注意が入る、同級生は笑われているが、1年生は誰も笑っていない、自分が強くなって初めてわかるものがある、1年生にはどれもちゃんと出来ている様にしか見えないのだ。

 

だが、俺は少し余裕があった、小さい頃(今も小さいが)から本を読みながら独学でやっていたからか、他の1年生よりは飛び抜けているだろう、前世の意識もあり、元々ゲームでのこの世界の情報は頭に入っている、12年もやっていたからな、だから集中して体ずくりに勤しめる。

まぁなんというか、前世の記憶があるだけで十分チートだな、効率がいい、というのもあれだが、一つ俺にはチートがある、それは一度ゲームをクリアすると、次ゲームを始めるとき初期よりレベルが高いのだ、それを俺は144回ほどしている、そう俺はレベル1+144という、5歳児にあるまじきレベルとなっている、3年生の動きなんぞ止まって見えるはwwwwwwwww

それにスキルも受け継がれる、これは全部まるごとだ、だけどレベルが足りないと使えないスキルは使えない、でも今レベル145なんだぜ、使えないスキルなんて絶対零度とか神スキルばっかりだ、あっ、ちなみにこの世界、レベルは無限に増えていく、前は俺、レベル400だった、まぁ200を越えるとスキルはもう増えない、てかコンプリートだ。

 

ゲームは主人公が15歳、高等部に進学するところから始まる、初期から10レベある、実戦のほうが断然いいのか、主人公そこから飛躍的に伸びる感じだ、まぁ5歳でこのレベルチートすぎるな、頭が麻痺してるぞ…だから、この世界が本当ゲームと同じ世界なら、俺が14歳の時に本格的に物語が始まる、今はそのウォーミングアップだ。

 

 

 

 

みなさん、そろそろ思ってきたんじゃないですか?あれ?レティス、友達いないんじゃね?

はい、そうなんです、いつも一人で(´;ω;`)…というのもわけでもない、きちんと友達はいます、今日はその子の家にやっても来ました、でもぶっちゃけ、家に入りたくありません、その子の家はこの辺では珍しくレンガで作られていて、一回り大きいです、あっちなみに俺の住んでいる所は都市からかけ離れていて、メルトさんと俺しか住んでいない森の奥です、メルトさん使用人になる前は冒険者をやっていたらしく、とっても強いんです、強いんです……戦ってる時の表情が怖かった、とまぁどうでもいいことは置いといて、その子とは入学式の時に話しかけられてから仲良くしている、でもたまにその子が、とっても怖い顔をするんです、獲物を狩るような、そんな目をするんです。

 

「いらっしゃいレティス、さぁ入って」

 

彼女はアルといいます、多分レズです……




レティスがフラグを立てましたwww

次回、性的な内容を含みます

ありがとうございました
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