BLOOD/EMETH   作:オンドゥル大使

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第五十八話 spiral

 

 血の臭いが濃くなってきた。

 

「この夜において、先んじて離脱した小夜だけではないな。なるほど、別の小夜か。私相手に、向かってきていたが、別の道を辿ったな。今の小夜に、私とやり合えるほどの実力がないとの判断か。それとも……ネイサン。少し気にかかる」

 

「あら、何かしら? 久しぶりの夜だもの。小夜相手に昂っているんでしょう?」

 

 当たり前のように影を凝結させてネイサンは背後に立ち現れる。

 

 彼にしてみれば、この夜のどこに現れるも自由自在であろう。

 

「それは、その通りだな……。まったく、因果と言うのはこれだから困る。私がディーヴァの血の臭いを見間違うはずがない、お前もその見解だな?」

 

「それはもちろん。アンシェル、あなたは誰よりもディーヴァの血を分かっているでしょう?」

 

「そう、だからこそ……私は一時撤退する。警戒されていれば、ディーヴァに辿り着く前に罠を張られるだろう。この夜はもうすぐ明ける。その時に、“赤い盾”の残りカスの連中とやり合うのは旨味がない。ネイサン、お前にはもう一方の……ディーヴァと対になる血へと向かえ。ともすれば、その個体の小夜が繋がっている可能性が高い」

 

「あの時と同じように、双子、か。凶兆ね。けれど、アタシが向かったところでもし、その小夜が死んでいたら?」

 

「その時は死体を処理しろ。どうにも……奇妙な感覚が纏いつく」

 

 アンシェルはその手を開いたり閉じたりして、先ほどの戦闘を思い返す。

 

 小夜が増殖し、その結果、血が薄まった――そう断ずるのにはあまりにも奇異な事が多い。

 

「あなたほどのシュヴァリエが、奇妙と言うのだからそうなのでしょうねぇ。けれど、いいの? 千載一遇のチャンスじゃない? 今のサヤを飼っている機関とやらも、あなたには勘付いていない」

 

「確かにな。だが、一時の好機にのみ、意義を見出すのは三流だよ。必ず、我々にとって更なる好機が訪れる。その時に、私は万全にしておきたい。一人として、気にかかる小夜が居なかったとは言え、今、私の血を辿って向かってきていた小夜の気配もある。ともすれば、最も強い小夜はその個体かもしれない。ネイサン、私は損耗している。この状態で複数の小夜と戦闘を行うのは単に勝率が低いと見るべきだろう」

 

「アタシはほとんど戦っていないって言うのォ? ま、その通りなんだけれどね。28号翼手の管理に時間がかかり過ぎちゃったわねぇ。デルタ67翼手に比べると自我が濃くって難しいのよ」

 

「時代は変わった……という事か。ディーヴァの対になる小夜を確保しろ。死んでいなければそのまま我らのものに」

 

「抵抗すれば?」

 

「死なない程度に搔き乱してやれ」

 

 こちらの返答にネイサンは口角を吊り上げる。

 

「了ぉ解ぃ~。じゃあ、アンシェル。あなたは撤退したほうがいいわね。シュヴァリエ二人となれば穏やかじゃないでしょうし」

 

「ああ。それにしても……小夜。こんなにも弱くなったか」

 

「感慨を噛み締めるのも大概にしなさいよォ。じゃあね」

 

 手を振ってビルから飛び降りたネイサンが夜の闇に掻き消えていく。

 

 アンシェルは先刻の戦いで貫かれた心臓を意識していた。

 

「……小夜の血も薄らいだ……とは言え、ネイサンには見抜かれているな……我々ディーヴァの血に頼るシュヴァリエの宿業を……」

 

 直後、雷霆を宿らせたその爪で心臓を引き抜き、入り混じった猛毒である血を抜き取る。

 

「……如何に弱くなったとは言え、やはり小夜か……。我らにとっての毒には違いない。しかして、絶望してもいるとも。怨敵が歯牙にかけるほどでもなくなったと言うのは、長く生きていればいるほどに、な」

 

 白亜の建築物が入り混じり、ネオンの光を灯らせている宵闇を見据え、アンシェルは失笑して身を翻していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何が起こったのかはまるで分からない。

 

 分からないままなのに、この肉体が生存本能に突き動かされているのだけは明瞭だ。

 

「あ……あたし……」

 

 意識が何度目か閉じ、そして何度目か分からない覚醒を繰り返す。

 

 衝動のままにしゅるしゅると失ったはずの血潮が繋がっていくのが感覚される。

 

 それは尋常ならざる出血と、そして再生と円環を繰り返す。

 

「……あたし、死んだの……?」

 

 そう思ったほうが精神の安定には相応に思えたが、前後の記憶が真紅の煙となって脳髄に染み渡ってくる。

 

 ――殺戮の記憶。暴力の怨嗟。

 

「……あたしが……殺した……?」

 

 歯の根が合わずガタガタと震え出す。

 

 未だ明けない夜の帳を見渡し、ノノはその手を彷徨わせる。

 

「刀……ない……」

 

 刀の場所を探ろうとして、ノノは滴り落ちた唾液が視界の中で広がっていくのを目にしていた。

 

 視線を上げると、こちらを睥睨する28号翼手が獲物を見定めている。

 

「い、いや……っ! いやぁ……っ!」

 

 飛び退れるような身体能力はほとんど消え失せている。

 

 全能感は消滅し、その代わりに身を重くしているのは恐怖であった。

 

 迷わず他者を切り裂き、惨殺した己への恐怖。

 

 そして、悪夢のように堂々巡りなこの夜そのものへの畏怖。

 

 狂気で今にも絞り落ちそうな脳髄を抱え、汗が噴き出すのを感じ取る。

 

 鉛のように身が痺れ、膠着しきった肉体は自分のものではないかのよう。

 

 翼手が吼え立て、こちらへと爪を軋らせる。

 

 ――ああ、死の足音が近づく。

 

 その今際の際に、思い返したのは妹の事であった。

 

 思えば、想定外だ。

 

 妹はもう三年も前から、孤児院に幽閉されていた。

 

 姉妹で預かられたと言うのに、妹は朝も夜も知らず、世界の美しさも知らずにこうして死んでいくのだろう、と。

 

 自分は残酷にも、それを受け入れてしまっていたのだ。

 

 だから逢いに行きもしなかった。

 

 だから声を聞かせる事もなかった。

 

 だから――時折聴こえてくる“歌声”だけが彼女の証であった。

 

 孤児院の仲間達は時折、それを揶揄していたものだ。

 

 思えば酷い姉であったと思う。

 

 思えば酷い境遇であったと思う。

 

 それでも――あの子の歌声だけは。

 

「……綺麗なんだって……あたし……」

 

 死の淵に立って、妹の歌声が脳裏を掠めるのは懺悔でもしたいのか。

 

 贖罪一つで、“SAYA”に蝕まれた妹の罪過まで帳消しになるわけでもない。

 

 自分の無関心もなかった事になるわけではない。

 

 それでも、今だけは許して欲しい。

 

 許してあげたい。

 

 元々、“SAYA”などに関わらなければ。

 

 あの雨の夜、雨宮小夜が降り立たなければ起きなかった悲劇。

 

 それを呪うわけでもない。

 

 ましてや恨むわけでも。

 

 ただ――知らないほうが幸福な事も世の中にはあるのだ。

 

 翼手の牙と爪が迫る。

 

 臓腑を引き裂き、頸動脈へと噛み砕いて、この身はただの餌となる――そう確証しきった刹那であった。

 

 銃声が劈く。

 

 肉薄していた翼手の表皮へと命中したのは弾丸であった。

 

「……サヤ未満を殺すのは……デヴィッドとしての矜持に関わる」

 

 特殊拳銃を構え、アダムが翼手へと照準する。

 

 翼手が姿勢を沈めさせ、その身を疾駆させる。

 

 あまりにも人間の反応速度では手遅れだ。

 

 ノノは叫ぼうとして、その言葉が自分でもあまりにも愚鈍である事に気づく。

 

「逃げて――!」

 

「逃げてだって? それは僕がデヴィッドになる以上、絶対にあり得ない選択肢だ」

 

 弾丸を装填し、裏通りを立体的に移動する敵へと銃撃を見舞う。

 

 掠めた箇所から腐敗が始まる特殊な弾丸は、なるほど、ただの怪物相手ならば有効策であっただろう。

 

 しかし、相手は下級でも翼手なのだ。

 

 腐食はすぐに再生され、アダムは次手を講じる前に薙ぎ払われた一撃で吹き飛ばされる。

 

「アダム……っ!」

 

 駆け寄ろうとして、彼は制していた。

 

「……サヤ未満で、僕を舐めないでもらいたい。……デヴィッドの候補生がそう簡単に死ぬものか……」

 

 だが声は弱々しく、肩を荒立たせたアダムは満身創痍に映った。

 

 特殊拳銃を再び向けようとして、翼手の爪がアダムの右手首から先を引き裂く。

 

 彼の絶叫と、翼手の雄叫びが相乗し、この世の地獄に染め上げる。

 

 翼手が大きく腕を振りかぶり、トドメの一撃を放とうとしたのを、アダムは舌打ち交じりに声を絞る。

 

「……僕では……やはり勝てない、か……。けれど、サヤ未満。君ならば勝てるだろう……。受け取れ……!」

 

 アダムがこちらへと投げたのは短刀であった。

 

 刃渡りもさほどない、鋭敏な輝きを誇る刃である。

 

 この時、ノノはアダムが言わんとしている事の最適解を、驚くほど自分でも残虐に繋ぎ合わせていた。

 

 継ぎ接ぎだらけの信頼関係であったとしても、それでも彼の意地だ。

 

 彼が繋げた希望だ。

 

 なら――応じるのがサヤの宿業。

 

 真紅の血煙が脊髄から拡散し、その衝動に塗り固められたままノノの肉体は疾走していた。

 

 赤い血文字の残火が克明に閃光を刻み、一撃が翼手の心臓部を射抜く。

 

 途端、翼手の肉体が脱力し、左胸を中心にして結晶化が始まる。

 

「……やった、な……」

 

 その一声だけを絞り出し、アダムは倒れ伏す。

 

「アダム? ……やだ……やだ、やだぁ……! あんたが死んじゃったら、あたしはどうすればいいの? あたしのデヴィッドになってくれるんじゃ……なかったの……」

 

 アダムは答えない。

 

 否、答えるような機能も失われているのだろうか。

 

 命の灯火が消え、彼の存在証明がこんな血なまぐさい夜に打ち消されてしまうなど。

 

「……いや……どうすれば……」

 

「――お困りのようねぇ、あなた」

 

 不意打ち気味の声に振り向くと、そこには金髪の男性が佇んでいる。

 

 黒スーツに、癖っ毛の金髪を巻き、男はこちらを興味深そうに観察していた。

 

「……誰……」

 

 気配すら感じさせず、自分の背後を取るという事はただの人間ではないのだろう。

 

 短刀に血を吸わせる自分に、相手はふふんと余裕ありげに返答する。

 

「誰って……そうねぇ……。――マハラル。それが正しいかもしれないわね。このエメトピアじゃ」

 

「……マハラル……? あなたも……翼手……」

 

「そう勘繰らないで? 今のあなた、酷い顔色よ? きっと裏切りや、大変な目に遭ったんでしょうね。同情するついでに、一つだけ教えてあげる。その彼、助けてあげたいでしょ?」

 

 これは悪魔の誘因だ、と直感的に悟る。

 

 唐突に現れた気配の読めない男の甘言に踊らされて、自分は取り返しのつかない事をしてしまうのだと。

 

 だが、瀕死のアダムを救う術が一つでもあるというのならば、それに縋ろうとするのが今の自分であった。

 

「……助ける方法が、あるの……?」

 

「うぅん、一つだけね? けれど……絶対じゃないわ。この方法にはあなたとその彼の愛の結びつきが必要なの」

 

「愛の……」

 

「――あなたの血。それを彼に口移しで渡しなさい。そうすれば、彼は蘇る」

 

 想定外、というわけでもなかった。

 

 実際、自分は死にかけたのをアマミヤの血分けによって救われている。

 

 その方法は、全く頭に浮かばなかったわけでもないのだが――。

 

「……けれどそれじゃ、彼も“SAYA”のキャリアーに……」

 

「あらぁ、大丈夫よぉ。“SAYA”になるのは女の子だけだし、それに彼を助けるんでしょう? なら手段を選んではいられないわよね?」

 

 ああ、まるで悪魔の囁き。

 

 アダムを救えるのは自分だけ。

 

 アダムを人間の箍から外せるのも自分だけ。

 

 彼はこうして、デヴィッドとしての職務を全うするためにここまで来てくれた――勇気を絞り出して、自分を救おうとしてくれた。

 

 ならば、報いるべきだ。

 

 ならば、応じるべきだ。

 

 彼の信念に。そして、自分の中に芽生えた名状出来ない感情へと。

 

 ノノは短刀で掌の内側を切り、そこから血を滴らせる。

 

 翼手を殺してみせる、忌避すべき血。だが今だけは、アダムを救う事のできる唯一の術であった。

 

 血を口中に含むと鉄の味と、独特の生苦さが滞留する。

 

 そのままアダムの整った顔立ちへと、ノノはそっと口づけを施す。

 

 彼の唇から溢れた血が滴り落ちた瞬間、アダムはゆったりと目を見開いていた。

 

 途端、アダムの肉体が痙攣する。

 

 瞳孔が開き、胸元を掻き毟るアダムの口から呪詛のような絶叫が漏れる。

 

「アダム! あたしよ! ノノよ! ……分からないの……?」

 

「落ち着くまで時間がかかるわ。シュヴァリエになるのにはね」

 

「……シュヴァリエ……?」

 

 その言葉の意味を問い質そうとした時には、マハラルは飛び退り、ネオンの看板に降り立っていた。

 

「せいぜい、頑張ってね。アタシ、努力する子は好きよ? けれどね、同時にこうも思うの。世界の残酷さを思い知ったその時、果たしてその子は耐えられるのかって。そういう点じゃ、絶好のモデルケースよね? 小夜のシュヴァリエが生まれる――久しぶりで昂っちゃいそうだわ」

 

 そうして夜の闇へと溶けていくマハラルを追撃する前に、一際大きく跳ねたアダムが喉の奥から怨嗟の声を発する。

 

「ころし、て……殺して、くれぇ……っ!」

 

「アダム! アダム! ……あたしよ、ノノ! お願い、分かって! あなたには死んで欲しくないの……!」

 

 しかし、沈黙が訪れるのにはさほど時間はかからなかった。

 

 大きく目を見開いたアダムが、直後には昏倒したように眠りこける。

 

 こわごわと左胸に耳を当てると、脈動を感じられた。

 

「……生きて、生きてる……。あたし、成功したんだ――!」

 

「――何をやっている」

 

 冷たい、切り詰めたような詰問の声に、ノノは振り返っていた。

 

 麗しいかんばせを持つ、短髪の少女が無数の血飛沫を浴びて佇んでいる。

 

 その立ち振る舞い、そして血を吸った刃から機関の“サヤ”である事が察知されていた。

 

「……あんたは……」

 

「音無小夜。デヴィッド達より命令を受け、サヤ候補生を救い出せとの事だったが……お前がそうか」

 

 血を滴らせながらも、浴びた返り血は一滴とて彼女自身の血ではないのは嗅覚が証明している。

 

 ――この小夜は、自分を救うために数多の28号翼手を葬ってきた実力者。

 

 その事実にノノは自ずと手が震え始めるのを感じていた。

 

「……な、んで……怖いって言うの……?」

 

 手にしているのは短刀のみ。

 

 これで屈指の能力を誇るサヤ相手に、善戦も困難であろう。

 

 かといって、自分の行ったのは明確な背信行為。

 

 血分けがどのような影響をもたらすのかは、アマミヤの帰結を考えればすぐに分かる事であったのに。

 

 自分は決断してしまった。

 

 自分は覚悟を決めてしまっていた。

 

 アダムを死なせない、死なせてなるものかという意地で、ともすれば生涯の間違いを犯したのかもしれない。

 

 そそのかした蛇そのものであるマハラルはもう居ない。

 

 弁明も立たない、と想起した瞬間、音無小夜の切っ先が迫り、頬を掻っ切る。

 

 つぅ、と滴った血とそしてまるで反応出来なかった自身の弱さを痛感する。

 

「答えろ。何故、血分けを行った? 意味が分かっているのか?」

 

「い、意味って……。血分けは、確か“SAYA”の生命力を分け与える行為で、上手く行けば、蘇生だって――」

 

「違う。そんな生易しいことじゃない。……聞いているな、David。サヤ候補生がデヴィッドの候補生へと血分けを実行した」

 

 音無小夜は首筋の通信機器に指を当てて交信する。

 

『……それは正確な情報か? だとすれば……機関を揺るがす事実になるぞ……』

 

 音無小夜は心底侮蔑するようにこちらを一瞥した後に、その刃を添える。

 

「ここで死んで、責任の所在をうやむやにするか。あるいは、生きて裁かれるか。好きなほうを選べ」

 

 何故なのだろう。

 

 それが彼女にとっての優しさの一部なのだと、直感的に理解出来てしまったのは。

 

 死んだほうがマシなのだろうか。

 

 だが、アダムを生かす、それは自分の心が選んだ選択肢だ。

 

 ノノは首筋に突き付けられた切っ先を掴み、真紅の眼光を灯らせる。

 

「……裁きが待っているのなら……それに抗う」

 

「そうか」

 

 音無小夜はその一言でまるで興味など失ってしまったかのように身を翻す。

 

「間もなく、生き延びたサヤ候補生は回収され、試練は終わりを告げる。だが……この状況下でお前はどれほどの罪を背負うのか、それをこれから先、痛いほど理解する事になるだろう。David、帰投する。このサヤ候補生もだ」

 

「……ノノ」

 

「何だって?」

 

「……ノノって言うのが、あたしの名前……ただのサヤ候補生じゃ……ない!」

 

 別段、アマミヤから血分けされたからだけではない。

 

 ただ、ここで退いてしまえば、自分は一生、この音無小夜に勝てない気がしたのは本当だ。

 

「……そうか。だが、生き延びたのならば機関はお前に新たな名前を授ける。小夜としての名前を。それが呪いとなるか、それとも宿業となるかはお前次第だ」

 

 戦術ヘリの投光器の光が闇に慣れた眼へと染み入ってくる。

 

 僅かに明るくなってきた東の空とは正反対に、血の夜はしかし、これから先も続いていくように思われていた。

 

 

 

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