それはヒトの望んだ最果ての理想郷、エメトピア。

 全ての事象はシステム化され、平穏と安寧が漂う世界でただ一つ、人類を脅かすウイルスがあった。

 その名は「SAYA」――致死率百パーセント。ニ十歳未満の少女のみが発症する病理に、人々は踊らされていた。

 そんな世界で生きる女子高生、倉橋真那(くらはしまな)は刃を握るセーラー服の少女と遭遇する。

 彼女は「音無小夜」の名を持ち、そして死の間際に真那へと「血」を託す。

 それは禁じられた、楽園の崩壊の始まり。

 真那は「小夜」として覚醒し、この世界を支配する「翼手人類」との終わりのない闘争の宵闇へと立ち向かっていく。

 ――私の血が、理想郷(せかい)を壊す。

――――

第二部 あらすじ

「SAYA」収束がエメトピア中央庁より宣言されて二年。中央庁は貴重な市民権の発布を全セクションに適応する施策を取るが、それは翼手潜伏の温床を作っていた。

 更衣キリエ(きさらぎキリエ)は、中央庁の意に沿って翼手を討伐する特殊作戦部隊「コープスコーズ」C班の隊長として前線で戦う。

 しかし、キリエには二年前より以前の記憶がなかった。

 己を知り、そして翼手を根絶するために彼女は血濡れの道を征く。その先に待つのは……。

 ――私の血が、楽園(セカイ)を裁く。

※基にしたのは「BLOOD」シリーズであり、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」、「BLOOD+」、「BLOOD‐C」の要素を混ぜたオリジナル色の強い作品となっております。
※アドバイス、批評、何でもお待ちしております。
※2024年12月14日付で第一部が完結しました。2025年1月4日より第二部を開始しています。
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