原作沿いするか原作ブレイクするか、それぞれ話しがかなり異なる事になります
ご感想、お待ちしております
大都市ディレクタスのすぐ郊外にゆりかごの姿があった
ディレクタスに到着したゆりかごは、すぐさま物資の搬送と騎士たちがゆりかごに乗り込む作業に入る
慌しい姿の中オリアスだけが冷静な姿であった
オリアスはこれから戦闘に向かうゆりかごをディレクタスに止めたのは補給するためだけではなく、妻のマリーナや子のフライアを降ろすためでもある
今まで妻のマリーナとともにゆりかごに乗り、常に夫婦二人で戦場に立ってきた
今回は出産したばかりのマリーナを戦場に出すわけにも行かず、それにまだ生まれて間もない我が子を危険に晒すわけにも行かなかった
本来ディレクタスに来る事があるとしたら、それは娘のオリヴィエと会える時で一家団欒する時でもある
生憎今回は立ち寄っただけでオリアスはオリヴィエにフライアと会わせる事はできないのを残念と思いながら再びゆりかごに乗り込む
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大都市ディレクタスの中心部に一つの巨大な城があった
歴代聖王やその血縁者たちが住みかとする城
その名もハイリヒブルグ城
ハイリヒブルグ城の一室に一人の少女がいた
オリヴィエ・ゼーゲブレヒトである
少女オリヴィエは窓の外を眺めていた
何時間前にメイド長の女性がゆりかごが到着したと聞かされたオリヴィエは母やまだ見ぬ生まれて来た弟に会いたい気持ちでいっぱいであった
数日前母が無事に出産し、弟ができたと聞かされた時オリヴィエの喜び様は凄まじいもので
今まで城に閉じ込められ武術や魔法を鍛える日々が続き、暗い表情が目立ったオリヴィエと打って変わり太陽のような明るい表情となり鍛錬の時もいつもより気合が入り、その姿は正しく聖王のようであった
(戦乱でなければお父様やお母様と一緒に出来た。それにフライアとも会えのに)
(……いつかこの空が綺麗な青い色になって、皆が平和に暮らせる世が来るといいですね)
オリヴィエはその思いを胸にしながらゆりかごが飛び去った方向を眺めていた
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その頃フライアは馬車の中にいた
(ここはどこだ?先にいた場所とは違うみたいだけど)
「フライア様お目覚めのようですね」
突然目の前女性に声をかけられた。良く見たらこの人俺を運んだ待女だ
「マリーナ様は一歩先にお城に戻って休みをなられました。私たちももうすぐ付きます」
「あぅあぅ・・・」
しゃべろうにも上手くしゃべれなかった
「お腹が空いたのですね」
女性はそう言うと胸をさらけ出した
「あぅ!あぅ!」
俺は必死にやめるように伝えようとしたが、伝わるはずもなかった
いくら赤ちゃんになったとは言え前世で二十歳を超えた俺にはこれはきついものであった
必死の抵抗は虚しく女性は胸を俺の口に押し付けた
俺の意思とは裏腹に空腹になった俺はおっぱいに吸いついた
恥ずかしさを感じながら襲って来る睡魔に抵抗できず、俺は再び寝むってしまった
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馬車は護衛に守られながらディレクタスに入ろうとした矢先
突如光が飛来する
先頭の護衛が飛来した光に避ける間も無く、その生涯を終えた
「て、敵襲!!!!!!!」
一人の兵士が叫んだ
叫んだと同時に森の中から数多くの魔法が飛来しある者は即座防御シールドを展開したが、一般兵たちは次から次へと倒れていった
やがて森の中から黒いローブを着た男たちが現れ剣を抜くと護衛集団へと突撃していく
護衛の兵士や騎士たちも剣を抜き即座に反撃した
森の中はたちまち戦場と化し乱戦状態となった
ある者は切られ、ある者は魔法により殺されそれでも護衛の兵士たちは馬車近づかせまいと奮闘した
しかし、その奮闘も虚しく護衛の兵士はついに全滅してしまった
戦闘が終わり、ローブを着た男たちは馬車に近づくとその中には誰もいなかった
「探せ!まだ近くにいるはずだ!」
リーダー格の男がそう言うと部下のものたちは探し出した
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森の中の広い一箇所のところに二人の人影がいた
一人は傷を受けてるようだが、その手の中に赤ん坊を抱えてる女性でもう一人は満身創痍の騎士
騎士は木に寄り添って座り女性に声をかけた
「はぁはぁ……もう……俺は……永くない。しかし……フライア様には……どうにか生きて欲しい……」
「……俺の全魔力で……お前たちを転送する……」
「騎士様もそんな事言わず、一緒に逃げましょう!」
「俺には……もう……そんな魔力は残ってない……フライア様……さえ生き延びてくれれば……希望はある!急げ!」
騎士はそう言うと女性の足元に魔方陣を展開した
「いたぞ!こっちだ!」
森の中からそんな声が聞こえた
「……フライア様を頼んだぞ」
「はい!必ずお守りします!」
女性はそう返すとたちまち光に包まれ消えた
息が今にも絶えそうな騎士の前にローブを着た男が現れた。その背後から他のローブを着た男たちも次々と現れる
その中からリーダー格の男が騎士の目の前に立つ
「……赤子をどこに隠した?」
「ハァハァ…い…う……と…でも…」
「 ……そうか」
ローブの男は手に火の玉を魔法で出すと騎士にぶつけた
「ぐああああああああああああ」
騎士はたちまち火に包まれ、やがて息を絶えた
その場にいたローブの男たちは即座その場から離れ消えていった
あたりは静まり返った森と騎士の死骸だけが残された
作中で古代次元世界は質量兵器が当たり前のように使われてるようです
古代ベルカは兵器開発がかなり進んでると言われてますけど、そのわりにvividの回想シーンでは兵士たちはプレートアーマーを着て剣や槍で戦ってるなど、正直どうなってるのかよくわからない